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朝比奈海「狂夜 二人の母と叔母」

朝比奈海「狂夜 二人の母と叔母」(フランス書院文庫、2009年6月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

実母の面影を求め年上の女性に興味を持つ崇は、ある日自分が悪戯したパンティの痕跡を繁々と眺める
加奈子の弱味に付け込み、セックスの約束を取り付けると、叔母の頼子や実母の由利恵と武者修行を終えて加奈子を抱く事に。

【登場人物】


19歳。スポーツ万能で爽やかな印象を与える大学生。加奈子を意識してか、普段はぶっきらぼうな態度に終始している。マザコン気味で年上の女性に並々ならぬ関心を抱いている。

加奈子
32歳。崇の継母に当たり、5年前に結婚した夫は仕事人間の為性的に充たされない想いを抱いている。崇と上手くいかないのを悩むと共に、奔放な妹と関係を持っているのではと心を砕いている。

頼子
36歳。崇の父親の妹で看護婦の仕事に就いており、兄が再婚するまでは崇の母親代わりを務めていた。由利恵が離婚してからも頻繁に会い、崇の成長度合いを報告していた。

佐伯由利恵
39歳。崇の産みの母親で彼が小学生の時に離婚した後に出逢った男性と再婚したが、3年前に死別している。現在は夫の遺したブティックのチェーンを経営している。

【展開】

崇と上手くいかず悩む加奈子はある日洗濯物を洗って欲しいと頼まれ喜ぶも、自分のパンティが無くなっているのを知り愕然とする。数日後加奈子は白濁で汚されたパンティが洗濯機に有るのを見付け、開き直った彼のペニスを手で扱き迸りを顔に受ける。

その晩崇はベランダ越しに加奈子とオナニーの見せ合いになった数日後に本番を求めるが、操だけはと訴える彼女の懇願を逆手に取りシックスナインに留めると、戻ったら加奈子とセックスさせてくれると約束を取り付け頼子の元へ旅立つ。

崇を駅で待ち受けていた頼子は自宅に連れて来るなり女を教えてあげると告げ、リビングや浴室、果てには祭りの晩には野姦に及ぶが、崇を呼び寄せた真の目的はマザコンの延長にある彼の熟女趣味を矯正する事だった。

ある日頼子から由利恵を呼び寄せたからと思わぬ母子再会を果たした崇は、彼女の筋書き通りに由利恵に甘えながらも自分を棄てただろうと巧みに関係を迫り交わると、我慢出来ず乱入して来た頼子も加わり3人で乱れた一夜を明かす。

頼子の元を辞した崇は自宅に戻ると約束通り加奈子と結ばれるが、一方で頼子や由利恵にも想いを馳せるのだった。

【レビュー】

2014年4月に「あじわい美母娘」で久々にフランス書院文庫で出版となった小鳥遊葵さんが以前使っていた「朝比奈海」名義のデビュー作品。

名義は違っても基本的には生母の面影を求め、30代以上の女性にしか興味が無い主人公の性の遍歴を描いているというのは共通しており、他の誘惑系作品とは一線を画した作風と言える。

主人公は女性の扱いには手慣れており作中にも既に経験済みと窺わせる節は有るけれど、前半に継母の加奈子とズルズルと前戯に留めた一方で叔母の頼子とは爛れた情交を繰り広げたり、実母の由利恵が出て来たりとバランスの悪さは気になった。

情交描写は濃厚だしそれぞれのヒロインの立場からの背徳感など情感たっぷりなのだが、漢字の使い方がやや文語的で固く個人的にはもう少し砕けた言葉使いの方が読みやすく理解しやすいのではと思う。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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