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如月蓮「艶と華 和服三姉妹」

如月蓮「艶と華 和服三姉妹」(フランス書院文庫、2012年5月、表紙イラスト:野中昇)

ネタバレ有り。御注意下さい。今回より少々言い回しを変えてみましたので、何卒ご了承願います。

【あらすじ】

夏休みを利用して老舗料亭に住み込みのアルバイトをする事になった亮は三姉妹の次女・優奈に誘われ関係を結ぶと、自分に想いを寄せる三女の小夏や女将で長女の彩華とも関係を築く事になる。

【登場人物】

水島亮
22歳。大学4年生。夏休みを利用して彩華が女将を務める老舗料亭でアルバイトをしているが、ある日終電に間に合わずに一泊させてもらったのを機に住み込みで働く事に。

鶴田彩華
35歳。老舗料亭を切り盛りする未亡人。父親を早くに亡くし母親は1年前に亡くした為、料亭を受け継いでいる。和服の似合うグラマラスな美女でEカップ。亮の事を頼もしく思う一方、優奈や小夏が関心を抱いている事に不安を感じている。

鶴田優奈
25歳。彩華の妹で小夏の姉。158cmの体に豊かなバストの持ち主。彩華と対照的に奔放的な性格だが、経理など基本的には裏方に回っているものの繁忙期には接客も務める。亮の事は弟のように可愛がっている。

鶴田小夏
高校3年生。155cmに満たない小柄な体だがスタイルが良く、ポニーテールの似合う美少女。Dカップ。男らしい亮に一目惚れし、積極的に勉強の面倒を見て貰ったりデートに誘う。処女。

【展開】

鶴田家に来た亮はある朝廊下拭きの手伝いをしていた小夏にうっかりバケツの水を掛けてしまい、水に濡れた彼女の姿態に勃起しその場はやり過ごすも優奈に見付かり、彼女が着替えを用意するのを口実に控えの部屋でフェラチオ奉仕される。

その晩に接客をして酔った優奈に誘われ小夏が傍で眠る中で寝室で交わった亮は翌日に彼女から勉強の面倒を見て欲しいとせがまれるが、小夏の無防備な服装に反応したのを知られぺニスを手でしごいて貰いながら彼女の秘所を愛撫し絶頂へ導く。

中庭で植え込みの陰に隠れて和服姿の優奈を抱いたりと関係を深めた亮は、その一方で小夏ともペッティングを重ねる内に彼女から処女を捧げられるも、彩華に小夏との関係を知られ自分が楽にしてあげると手解きを受けながら結ばれる。

1度で飽き足りず夕方にも自分を求めたのに、仕事中に優奈に誘われ離れの空き部屋でセックスしていたのを知った彩華は、翌日自分だけにして欲しいと釘を刺すもまぐわう姿を携帯の動画に撮られ、深夜に再び彼の部屋で密会する所を小夏に知られる。

花火大会の晩に配達に付いて来た小夏に誘われ屋外で交わった亮は翌日熱を出してしまい再び彩華から釘を刺されるも、懲りずに調子に乗って動画を消す代わりに最終日の夜に黒い着物でセックスするように約束させてしまう。

アルバイトの最終日の夜に小夏と夏祭りデートの後に人気の感じられる茂みに隠れて屋外でセックスした亮は帰宅すると彩華の訪問を受けるが、同じように勝負着物姿で着替え部屋にやって来た優奈や小夏に見付かり、4人で最後の夜を明かす事に。

【レビュー】

「僕、こんなになっちゃったよ」

誘惑官能小説ではお馴染みと言える主人公の甘えた口調だが、殊に如月蓮作品の主人公ではよく見られる。本作でもこれに似た甘えたセリフで3人に迫り、特に立場のある彩華は何だかんだ言いつつも許容してしまう。

本作で最年長である彼女に関してはまだしも、年下でもある小夏に対してもきっかけは甘え口調で、主人公はすぐ調子に乗って挿入したがる。今回はまたそれかと言いたくなるような展開が延々と続いてしまったのが気になった。

老舗料亭で三者三様の和服情交場面をふんだんに用いられていて誘惑官能小説の王道をしっかり満たしているし、夏休み中という季節柄から男女の汗の匂いやしっとりとした場面描写は女流作家らしい細やかさを感じさせる。

その一方で肝心の情交場面はあっさり気味だし、嫉妬の応酬はどちらかというと受け身がちな彩華と小夏が中心であり、奔放キャラである優奈をもっと弾けさせたり、情交場面を少なくする分もっと濃厚にしても良かったかもしれない。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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