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山口陽「最高に危険で淫らな『ズル休み』 叔母、伯母、そして従妹と」

山口陽「最高に危険で淫らな『ズル休み』 叔母、伯母、そして従妹と」(フランス書院文庫、2014年4月、表紙イラスト:喜多啓介)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

学校をサボり同居している叔母の涼香の後を付けた冬也は、電車の中で衝動的に痴漢行為に及んだ後自宅で彼女と関係を結んでしまう。数日後再び学校をサボり涼香とセックスしている現場を訪ねて来た伯母の順子に目撃されるが…。

【登場人物】

御船冬也(とうや)
高校生。父親の転勤とそれに母親が付き添い不在になったのに伴い、母方の実家に預けられる事になった。彼女が居ない歴が年齢と同じ位のモテない少年。男子校に通い成績は学年トップクラス。童貞。

長谷川涼香(りょうか)
29歳。冬也の母方の叔母で、現在は冬也や愛美と共に実家で暮らしている。艶やかなロングストレートの黒髪にメリハリの付いた体つきの魅力的な女性。男性との付き合いが無くなってから久しい。

浦辺順子
38歳。冬也の母方の伯母で最近までは実家に暮らしていたが、夫の転勤に伴い愛美を妹の涼香に預け県外に転居している。夫とは一回り年が離れておりセックスレス気味だが、愛情を抱いている。黒いショートヘアに涼香より豊かなバストの美女。

浦辺愛美(あいみ)
冬也より1つ年下の高校生で順子の娘。親元を離れ冬也や涼香と同居している。陸上部に所属しており、スレンダーで筋肉質な体つきだが若々しい瑞々しさに溢れている。優等生で家事もこなす冬也に憧れを抱いている。処女。

【展開】

ある朝学校をサボって涼香を尾行し同じ電車に乗り合わせた冬也は出来心から彼女に痴漢行為を働き、遂には直に秘所に触れ絶頂に導きますが、彼女にばれて自宅に連れ戻されます。
自宅に戻るなり見ず知らずの痴漢に欲情していただろうと開き直った冬也に対し、図星を突かれた涼香は拒否する言葉と裏腹に後背位で貫かれると、いつの間にか絶頂を味わいながら中出しを許してしまいます。

愛美の居る手前涼香と揃ってズル休みした冬也は日中自宅で抱き合っていると、一家を驚かそうと合鍵を使って入室した順子に見られてしまい、一段落した冬也は部屋で泥酔していた彼女に脅される形で騎乗位で関係を結ばされます。

10日後の朝、冬也は家を出るなり自宅前で待ち伏せしていた順子の命で無断欠席させられ、素面の状態の彼女と関係を持っている内に学校からの連絡を受け慌てて自宅へ戻って来た涼香と鉢合わせになります。
順子に言葉巧みに挑発された涼香は情事を暴かれ最早自分が咎める立場に無いのを悟り、雰囲気に流され姉にアナルを弄られながら一緒に冬也の精を搾り取ります。

数日前から想い人の冬也の部屋から壁越しにエッチな声が聞こえオナニーしていた愛美はある晩に彼の部屋から出て来る涼香と鉢合わせになり、翌日2人が揃って休むと知ると一旦は登校しつつも早退し帰宅します。
想像していた通り自宅で2人がセックスする現場を見た愛美は若さなら負けないと涼香を挑発し冬也に跨がろうとして失敗した為、涼香の手解きを受けながら処女を失います。

3ヵ月後愛美は冬也が順子とも関係を持っているのを知り、頻繁に自宅を訪れ明け透けな態度を見せる母親に呆れながらも涼香も含めた3人で主導権を握り代わる代わる股がり冬也の精を搾り取ります。

【レビュー】

美少女文庫で活躍中の山口陽さんの10作品目のフランス書院文庫の作品です。近年美少女文庫との兼業で執筆ペースが上がっていて昨年は両レーベルで合計6冊出版しましたが、流石にこのペースが続くと質の低下やマンネリ化が気になる所です。

そんな中での本作はタイトル通り主人公が学校をズル休みしてヒロインたちと交わるという内容で、果たして叔母や伯母の立場の女性が少年を唆して学校を休ませる事の是非はともかく、着眼点は面白いと思います。

ヒロインは3人居て10代の生娘から30代の人妻まで揃えており、当初叔母の涼香には電車の中で痴漢行為をしたり強気に出て関係を結んだりはするものの、
後半になると場面は常に家の中だし主人公は一転してマグロ状態になり、これまでの山口陽作品お馴染みの展開だったので何か変化が欲しかったです。

読んでいて正直疑問に思ったのは、主人公の叔母や伯母、従妹という近い関係にした割には涼香しか近親相姦の意識が感じられず、別に順子と愛美は隣家の未亡人と下級生という他人の母娘でも良かったし、これなら場面転換もしやすいと思いましたが…。

後は山口陽作品の特徴であるフリーダム過ぎるヒロインの伯母の順子ですが、普段は38歳の人妻らしい貞淑さがセックスになると一転して獣になるのならギャップが感じられて面白いでしょうけど、いつも明け透けな言動だと苦笑する他にないです。

このようなヒロイン設定は美少女文庫では歴史人物になぞらえたり、学園ものの教師だったりとファンタジー要素のエロ作品とするのなら面白いのですが、
これを官能小説となると何処かで現実的な場面と擦り合わせようとすると、薄っぺらく底が浅い女性に見えてしまい致命的とも言えます。

これまでに10作品も出されているだけに黄金パターンの型を崩すのは難しいかもしれませんが、だからこそこの辺りで変化を付けた方が良いのかなと気になってしまった次第です。

【紹介記事】

愛好家Sさんの紹介記事はこちらです。

1997『最高に危険で淫らな「ズル休み」 叔母、伯母、そして従妹と』
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最高に危険で淫らな「ズル休み」-叔母、伯母、そして従妹と(著:山口陽、フランス書院文庫)

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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