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神瀬知巳「新しい母【三十四歳】」

神瀬知巳「新しい母【三十四歳】」(フランス書院文庫、2011年9月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

居合術宗家の後継者だった父の妾の子として冷遇されていた佑二だが、父の死により更に肩身の狭い思いをしていた。
ある日義母の花穂子と一緒に入浴した佑二は、祖父母の意向で花穂子が家を出ていかざるを得ないと知り、彼女の妹の彩香が咄嗟に花穂子が後継ぎの子を授かっていると嘘を吐いてしまい、既成事実を作る為佑二は花穂子と子作りをする事に。

【登場人物】

大澤佑二
16歳。高校1年生。1年前に実母を亡くし大澤家に引き取られた。妾の子として祖父母から使用人同然の扱いを受け離れに住まわせられているが、努力家で心優しく我慢強い少年。童貞。

大澤花穂子
34歳。大澤家の後継者で有った夫を1ヵ月前に失ったばかりだが、6年間の夫婦生活で子を授かる事は無かった。名家の出身で優雅な雰囲気が漂う和服が似合うが、亡き夫の趣味で緊縛されたり、エッチな奉仕をするのが当然と勘違いしているお嬢様育ち。

竹村彩香
26歳。花穂子の実妹で看護婦。1年前に大澤家に引き取られた佑二の家庭教師を務め、姉に想いを寄せているのを知ると共に、自らも真面目な彼に惹かれている。意志の強さと怜悧な雰囲気が漂う、明るく凛々しい女性。

【展開】

祖父母の不在の最中に母屋で入浴していた佑二はスキンシップを図ろうとする花穂子により股間まで手で洗われてしまい、困惑しつつも勃起してしまいます。そこへ家庭教師にやって来た彩香は姉の初心振りに呆れながらも、手コキをレクチャーします。
しかし帰宅した祖父母は母屋に居る佑二に激怒し庇おうとした彩香と口論になり、佑二に火の粉が降りかからないよう花穂子が後継ぎになる子を宿していると咄嗟に嘘を吐いてしまいます。

彩香は勃起したままの佑二のぺニスに悪戯しながらも、花穂子と一緒に居るには妊娠の既成事実を作るしかないと説得し、父親と同じ血液型の佑二の子を変わりに宿そうと試みます。
翌日検査と偽り佑二と共に花穂子を連れ出した彩香は途中で勤務が有るからとホテルで2人きりにすると電話をかけ佑二を守るにはこれしかないと説得し、それに従った花穂子は相姦を決意し一晩中佑二と交わり5回も種付けしてもらいます。

翌朝2人の寝込みを襲った彩香は花穂子の体温を計り妊娠しやすい時期だと佑二を諭し、彼女を後ろ手に手錠を掛け言葉巧みに彼の嫉妬を誘う質問をして四つん這いで花穂子と交わらせると、失神した彼女に代わり自らも佑二を誘い更に射精を促します。

2日後に花穂子の実家に寄った後に大澤家に戻った佑二は花穂子の部屋を訪ね一戦交えた後、彼女と2人で離れに戻ります。そこで待ち構えていた彩香の手解きで花穂子を麻縄で縛った佑二は、2人の女性を交互に貫きます。

数日後稽古の成果を祖父に認められた佑二は花穂子や彩香と3人で竹村家が経営するホテルのプールのサンルームで姉妹のアナルを交互に貫き、2人妻にした喜びを味わい幸せにするのだと決意します。

【レビュー】

あらすじや展開で述べているように主人公の初体験自体が「子作り」を目的にしたもので、個人的にはあまりにファンタジー過ぎるなと感じるし、実際はそれを意識したセックスはかなりのプレッシャーも有りますけれど…。

花穂子はお嬢様育ちで亡き夫から入浴したらぺニスを手で洗ったり、縄で女体を縛られてセックスするのが当たり前と躾けられた割には随分初心だし、お淑やかだけどテクニシャンだとかこういう作風だからこその踏み込んだ設定も有りかなと思いました。

彩香は花穂子とは異なり異性として主人公を意識しており、2日目の朝にちゃっかり自らも告白して関係を築きつつもやはりサポート役として姉と主人公をくっ付けさせようという優しい一面が伺えて良かったです。

【トラックバック】

愛好家Sさんのブログ「官能小説★綺羅光作品テイスト」にて、本作をご紹介されています。

1810『新しい母【三十四歳】』
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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