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神瀬知巳「僕の義母・僕の先生・僕の妹」

神瀬知巳「僕の義母・僕の先生・僕の妹」
(フランス書院文庫、2009年12月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

2018年9月10日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

義母の千鶴に性的な欲望を抱くことに罪悪感を抱く優輝は、ある日彼女の魅力的な映像を見せられて興奮し相姦関係に陥る。しかしその翌日に自分を慕う後輩のかなえや教師の恭子とも相次いで深い仲になり、衝撃的な事実を知る事になる。


【登場人物】

仁科優輝
16歳。高校1年生ながらもバスケ部でレギュラーを務めており、義母の千鶴に淡い想いを抱いている。父親は政治家で妾の女性に産ませ後継者にしようとしたが、夫や祖父母の理不尽な仕打ちを見た千鶴が裁判の末離婚し、優輝を引き取っている。

仁科千鶴
35歳。地元の資産家の娘で実家の仁科家の名声や財力を当てにした優輝の父親と結婚したが、優輝への仕打ちや女癖の悪さが原因で離婚。現在は仁科家の別邸で二人で暮らしている。テレビの料理番組にも出演する和服の似合う淑やかな料理家だが、一方でバスト95cmのグラマラスなボディの持ち主。

川俣恭子
23歳。優輝の通う高校で数学を教える新人教師で、生物部の顧問を務める。怜悧な雰囲気でグラマラスな肢体を持った女性だが、優輝に対しては過剰と思えるほど厳しい態度で接している。妹のかなえと2人暮らしで生真面目な性格からか男性経験は無い。

川俣かなえ
15歳。中学3年生で優輝が通う学園の中等部に通っている。女子バスケ部に所属し、ポニーテールの似合うくりっとした瞳の美少女。姉の恭子が優輝に対し単なる教え子以上の関心を抱くのを知って興味を持ち、高等部へ逢いにやって来る。処女


【展開】

昼休みのバスケの自主練習を終えた優輝は、倉庫の中で先輩に絡まれているかなえを助けてあげるが、どうやらかなえは千鶴のファンらしくサインをねだられる。中等部の少女がわざわざ来ていたのはそんな理由かと思っていたところ、いきなりかなえの方から二度もくちびるを奪われて少女に興味を抱き始める。授業開始のチャイムが鳴り数学の恭子に遅刻を叱られると分かってはいたが、優輝はその余韻に浸るのであった。

学校では優等生でしかも1年生にしてバスケ部レギュラーの優輝も、家では義母の千鶴に甘える重度のマザコンだと自覚しており、かなえにキスされて抜け出すきっかけになるかと思い始める。とは言えかなえにサインをねだられどう切り出そうか迷い千鶴の部屋に向かうと、番組の収録で沖縄へ行った時の画像を見せられごめんねと義母から告げられる。千鶴がビキニ姿でしかも揺れる巨乳にフォーカスして撮られているのを見て、優輝は嫉妬しながらも性欲の高ぶりを抑えられずに、千鶴の手を取って股間の膨らみに押し付けてしまう。千鶴もかねてから優輝に迫られたら何でも許そうと思っていただけに、優輝をソファーに横たえるとキスをしながらの手扱きで射精へと導く。
近親での恋愛感情に悩み優輝がひと月以上も禁欲を強いていたと知り、千鶴は浴室で身体を綺麗にしてあげると告げると、マッサージローションを使って彼の乳首を弄りながら手でペニスを扱いていく。そしてしつこくバストサイズを訪ねてくる義息に観念したように教えると胸乳に若竿を挟んで射精に導き、見たいというリクエストに応えて秘所を露わにしただけでアクメを迎えてしまう。優輝はやり過ぎたねと謝りつつもなおもペニスは滾ったままで、千鶴を抱き抱えて浴槽に入ると互いの性器が向かい合う際どい格好にさせる。千鶴は優輝との会話を重ねていく内に貫かれたいという気持ちが高ぶり、義息に決断させることはしてはいけないと自らペニスを受け入れるが、禁欲していただけに連続中出しでも一向に萎えそうになく身を委ねてしまう。

荒淫の果てに寝坊した優輝は千鶴に学校まで車で送ってもらうが、昨夜の交わりを思い出して股間を膨らませているのを千鶴に知られ、後部座席に移動するとおしゃぶりで射精させてくれる。優輝も千鶴をイカせたいと秘所を舐めてアクメに導くが、脱がせたパンティは預かっておくからとカバンにしまい校舎へと入っていく。運の悪いことにその日は持ち物検査があり、よりによって恭子にカバンの中身を見られて頬を張られ、より一層心証が悪くなったなと思わずにはいられなかった。
昼休みに自主練習にかまけて優輝はまたも数学の授業に遅れそうだと諦めめ、千鶴が送られたメールには朝約束した通り無毛にされたノーパンの秘所の画像が付けられていたが、やり取りに夢中になっていてかなえが後ろから覗き見していることに気付くのが遅れてしまう。かなえは口封じとしてバスケのシュート勝負を挑むが、負けるつもりが勝ってしまい優輝にくちびるを奪われるが、そこへ理科の授業で他組の生徒たちがやって来る音に気付き体育館の二階に避難する。かなえをデッキに立たせると、優輝は負けた罰ゲームとばかりに彼女の引き締まった脚から次第に秘所へと舌を伸ばし、陰核までねぶり連続アクメに導いてしまう。
かなえは自ら優輝に迫り騎乗位で処女を捧げるが、ふと優輝が付き合っている女性は姉の恭子ではないかと問うも見当違いだと知り、訳を言いよどむかなえを見て優輝は下から容赦なく腰を突き上げて中出しする。更に背面騎乗位に変えさせるとかなえは観念したかのように、自らの生い立ちや恭子が以前から優輝に強い興味を示していたことを打ち明け、更に三度目の交合では尻穴まで弄られて激しく絶頂するのであった。

前夜と五時間目の性交に加え放課後の練習で疲れていた優輝は後片付けをしようと廊下を歩いていると、向こうから水槽を抱えてやって来た恭子と鉢合わせになりしたたかに水槽の水を浴びてしまう。取り敢えずシャワールームへと連れていかれたものの、左脚がこむら返りにあって尻餅を付いてしまうと、恭子が乗り込んで来て濡れ鼠になるのも構わず心配し始める。すっかり恭子のブラが透けてしまい股間のいきり立ちを見られるも、ウブな女教師はおろおろし始めた上に優輝の中学時代の怪我の話にまで触れて来ては、さすがに優輝もかなえとの話の食い違いに疑問をぶつけてしまう。
優輝にくちびるを奪われそれでも抗う恭子だったが、教え子が自分の授業をサボり妹のかなえと逢っていたと聞かされ、恋仲になってはいけないと呟くと自分の身体を捧げるからと告げる。バックで犯された恭子は優輝がかなえから聞いたという倒錯癖に高ぶりを抑えられずに本音を吐いてしまい、更に勘の良い優輝から「共通の秘密」を言い当てられ、絶望と快感がない交ぜとなった気持ちで絶頂を迎える。恭子はかなえの身代わりで抱かれたつもりだったのに、優輝への愛情を抑えられずに今度は正常位にされて中出しを受けると、安全日ではないと言いながらも三度目の交合を望んでしまうのであった。

その晩遅く優輝は自宅で千鶴を迎えると、疲れを癒してあげるとバスルームへ誘われ、労うかのようにマッサージを施してくれる。実は千鶴の帰りが遅くなったのは恭子と会っていたからで、優輝から話を聞かされる前に事情を知っていたが、馬乗りで交わると都合六発出したペニスをねぎらいながらもベリーダンスのようにいやらしく腰を遣ってしまう。既に恭子との情交の際にかなえと一緒に四人で暮らそうと解決案を出していただけに、優輝は千鶴が快く受け入れてくれたことに感謝しながらも、子どもの出来にくい千鶴から一番最初に孕ませてとねだられ、しかもお尻の処女まで捧げてくれると聞いて荒々しく腰を突き上げていく。

数日後仁科家に川俣姉妹が移り住み千鶴が経営する旅館の露天風呂に四人で入ることになったが、自分だけ事情を知らぬままだったとむくれるかなえに優輝は「お兄ちゃん」と呼ばせると、恭子の秘所を見て無毛なのを知り姉妹で剃り合いっこしたと聞いてペニスを滾らせる。10代~30代の美女を露天風呂で次々と交わった優輝は、翌朝は和服に着替えた三人を見てまずはかなえの口腔に一番搾りを放つと、相変わらず年上でプライドは高い恭子やお尻の準備を済ませている千鶴と代わる代わる犯すのであった。


【レビュー】

フランス書院文庫の誘惑系のもう一人の雄である神瀬知巳氏の人気作品の一つで、この時期の特徴として一作品でのページ数が増えていく傾向が強く、本作は16行で414ページとかなりのボリュームとなっている。情交場面自体は義母の千鶴、新人教師で主人公には何故か冷たい恭子、主人公を慕う後輩のかなえの三人の割にはほぼ一回ずつとシンプルな構成で、つまり一つ一つの情交場面がねちっこくて長いということである。千鶴が第一章と第二章の一節、第四章と合わせて約170ページ、恭子が約90ページ、かなえが約100ページという配分で、後日談としての第五章が35ページとなっている。

政治家である父親の妾の子として跡継ぎという目的だけで引き取られたものの、後妻である千鶴が見るに見かねて離婚を決意し、主人公を連れて実家に戻っているのが本作の前提であり、千鶴は主人公と血の繋がりが無いというのを隠そうとする。(主人公はとっくに知っているのもお約束の範囲かもしれない)とはいえ禁忌を乗り越えるまでの障害はそれほど高くはなく、禁欲を強いられていた主人公なだけに一晩で何度も千鶴をよがらせてしまう描写は濃厚と言える。神瀬作品特有の濃厚なキスシーンや唾液交換の描写は、かなえや恭子の場面でもややくどいかもと思われるほど使われている。

姉の恭子が主人公に対してただの教え子の一人ではないと気付き、妹のかなえが主人公にアプローチを掛けて来るが、それとともに千鶴の存在もやはり恭子から教わったものと後述されている。実は題名だけでほとんどネタバレしている気もしなくはないが、主人公と恭子・かなえ姉妹は実のきょうだいということになり、情交を重ねていく内にそのフラグを回収していく流れである。千鶴と交わるよりも更に血の濃い相姦ではあるが、その辺りを甘々な流れでサラッと書いてしまうのはやはり「誘惑第三世代」たる新世代なのかもしれない。


DSKさんと愛好家Sさんのブログでも本作をご紹介なさっています。

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僕の義母・僕の先生・僕の妹(著:神瀬知巳、フランス書院文庫)

1685『僕の義母・僕の先生・僕の妹』神瀬知巳、フランス書院/フランス書院文庫、2009/12 発売●あらすじ母は血の繋がりがない事を隠しているが、その事実をしっている義息が、異性として好きな継母と結ばれるも、バスケの練習をしていて出会った女子中学生や自分に厳しく接してくる女教師とも深い関係になってしまう。●登場人物【仁科優輝】16歳。童貞。高校一年。バスケットボール部所属。優蔵の息子。千鶴の義息。【仁科千鶴(ち...
1685『僕の義母・僕の先生・僕の妹』







相姦に至る戸惑いもあるにはあるけど重苦しくならずに描写してしまうのは「らしい」と思いますが、何かと配慮しなくてはならないこのご時世では難しいのかもと感じさせます。

本作以降の神瀬知巳作品はいかにブラッシュアップさせてより官能らしくするか、恐らくはご本人の好きな可愛いお姉さん路線をどう熟女路線に転換させていくかで悩まれたのではないか…と思います。刊行ペースが落ちてくるのはこの時期からでもあり、結果を求められる立場なのと「らしく」あるべきところとの両立もあったのかもしれません。

あとこれは触れて良いか迷うところですが、同じ時期に売れっ子だったある凌辱系の作家さんと言い回しがよく似ているよな…、いや似ているどころでは無いのですがというのもあります。あくまでも管理人の推測なので流していただいて構いませんが、濃厚なキスシーンや唾液交換の描写や、被虐性を求めるヒロインの心理描写はやはり似ているなでは無いように感じます。その方の刊行ペースと合わせて考えると、表裏一体とまではいかないものの、もしかして…を裏付けるものはあると思います。(年1作品、時に2年振りというところからすれば、どちらが表か分かるような気はしなくもないですね。)


ということで前作から9ヵ月振りとなる神瀬知巳さんの新刊が出ますが、タイトルからお分かりの通り短編集となります。

『五人のしたがり未亡人 女社長、兄嫁、女上司、女家庭教師、義母』

『五人のしたがり未亡人』で良いのに、サブタイトルに属性を並べるのはやたら長いというか、そこは読むまでのお楽しみではダメかな?と思いますが…。




(あなたを想うたびに、したくてたまらなくなるの……)
若くして夫に先立たれ、疼く情念に身悶える美咲。
股間から放たれる淫臭が教え子を禁断の蜜戯に誘う。
男の腰に跨がり、熟尻を揺らして狂態を晒す30歳。
「恥ずかしい」「もっとして」「中に出していいのよ」
悲哀を抱えるがゆえに艶めきを増す、汝の名は未亡人。



神瀬さんは『特選小説』誌でも短編を頻繁に描かれており、これまでの短編集もほとんどが同誌の短編作品の集合体となっています。「兄嫁」、「女上司」、「女家庭教師」は多分この3冊でしょうか?
余談になりますがいずれも表紙イラストをご担当なさっているのは、佐藤ヒロシさんです。(『特選小説』では挿絵もございます。)ならば黒本でも…と思いましたが、佐藤さんは弓月誠さんの新刊を手掛けていますね。

未亡人兄嫁は咥えたがり
神瀬知巳
綜合図書
2018-06-17



なぐさめ温泉未亡人
神瀬知巳
綜合図書
2017-08-29




僕を虜にした未亡人家庭教師
神瀬知巳
綜合図書
2018-01-05



残る2作品のうち1つは直近で描かれて電子書籍化されていないもの、もう1つは書き下ろしと見ましたが、いかがでしょうね。
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tag : 高校生主人公 童貞 処女 女教師 姉弟相姦(実) 近親相姦(義)

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僕の義母・僕の先生・僕の妹(著:神瀬知巳、フランス書院文庫)

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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が300冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
一部で関係者(作家さんや編集者さんなど)と思われているようですが、全くの見当違いです。
官能作品に関わる全ての方に感謝しつつ、読み続けていきたいと考えています。

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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