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鏡龍樹「熟れごろ保母さん 夜のご奉仕」

鏡龍樹「熟れごろ保母さん 夜のご奉仕」(マドンナメイト文庫、2013年4月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

娘の通う保育園に勤める美里を夕刻の混雑した電車内で見掛けた嘉山は、彼女の憂いを帯びた表情に加虐心をくすぐられて痴漢行為に及んでしまう。
次第に美里に溺れ遂に関係に至った嘉山だが、自分の求めにスンナリと応じる彼女の反応に次第に疑問を抱くようになる。

【登場人物】

嘉山義則
45歳の男性でIT関連企業に勤めている。サーバー管理業務に就いている事から、交替勤務で夜勤になる事も少なくない。共働きの妻との間に娘が1人居る。

嶋村美里
27歳。嘉山の娘が通う保育園の保育士。肩までの長さの黒髪で女子大生と言っても通用するような可憐さを持っている。大きめな桃位の乳房ともちっとした美脚の女性。2歳年上の銀行員の男性と夫婦生活を送っていた時期も有ったが…。

【展開】

夜勤の出勤で夕刻の混雑した電車で美里を見掛けた嘉山は彼女と雑談をする内にうっかり彼女の乳房を掴む格好になってしまい、強く拒まない様子に調子に乗り膨らんだ逸物を彼女のヒップに擦り付けながら絶頂してしまいます。

数日後美里の帰宅を駅のホームで待ち伏せた嘉山は再び電車内で美里に悪戯を仕掛け、途中下車した駅の身障者用トイレに連れ込むと、秘所が濡れていると言葉責めにして後背位で貫きますが、流石に自制し膣外に射精します。

逢いたい一心で数日後保育園の前で待ち伏せた嘉山を見た美里は一瞬戸惑った表情を見せつつもホテルへ誘い初めて膣内射精を受け入れると、週末には部屋に招き嘉山の求めるまま本能的にセックスをします。

思い通りに美里と恋人関係になったと満足する一方で、一度も美里から求めて来ない事に不審を抱いた嘉山はある日彼女の部屋の前で待ち伏せしていると、若い男と腕を組み自分に見せた事の無い笑顔を浮かべる美里を見掛け全てを悟ります。

美里に連絡し密会した嘉山は大人の態度を貫こうとしますが、美里に涙ながらにしがみ付かれもう一度抱く事になり、彼女のアナルを貫いた後けじめを付け膣外に放出し別れを告げます。

【レビュー】

約3年半振りの刊行となった鏡龍樹さんの久々の新刊ですが、この間にウェブログによる配信をするなどマイペースに創作活動をなさっていたようです。
このFC2ブログで活動なさっていましたが、何故か運営側から規約違反との事で現在は削除されてしまい残念です…。

本作は45歳の中年主人公と27歳の保母さんとの一時の不倫関係を描いた「大人向けの」官能小説となっており、個人的には一読した限りは地味だなという印象でした。

妻子有る主人公がいきなり電車内で痴漢したり、保育園で待ち伏せしたりとなかなか大胆な事をしつつ、一方では立場を考えこのまま続けるべきで無いと迷ったりとその気持ちの変化は分かるなという気もします。

一方の美里も前の夫とは自分の不妊が原因で一旦は離婚となり、ある意味自棄になった所から主人公の言いなりになりつつ、夫から復縁を切り出されてヨリを戻そうと考えたりとこちらも結構複雑な心境の変化を感じさせます。

個人的にはマドンナメイト文庫はマニアックな嗜好の印象が強いので、こうした作風なら一般官能と呼ばれる別のレーベルでも良かったのかなという気もしなくは無いですが、今後はよりディープな作風に転換する可能性も有るのでしょうか…?

しかしこの保母さんのイラストは90年代に一時期活躍した女優さんにソックリで、彼女を美里に置き換えると確かに可愛らしさの中に背徳感を煽られる感じはしなくも有りませんね。(私よりは年上の方ですけど…)

【トラックバック】

DSKさんのレビューブログ「DSKの官能レビュー整理箱」でも本作を取り上げています。

DSKの官能レビュー整理箱 熟れごろ保母さん-夜のご奉仕(著:鏡龍樹、マドンナメイト文庫)
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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