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鏡龍樹「僕と最高のお姉さん 六つの贈り物」

鏡龍樹「僕と最高のお姉さん 六つの贈り物」(フランス書院文庫、2004年9月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

姉の美夏に密かな想いを抱く修次は相次いで6人のお姉さんと付き合う内に本心に気付き、美夏と恋人関係を始める。

【登場人物】

藤井修次
16歳。高校生。姉の美夏と一緒に暮らしているが、弟を男と意識しない彼女の行動に対し悩ましく思っている。

水原優奈
25歳。優奈の友人でケーキ屋に務めるパティシエ。カメラマンの彼氏がフランスで仕事をしており、自らも後を追ってパティシエの修業を受ける予定。色白で母性溢れた優しい印象の女性。

森村瑞希
23歳。デパートの化粧品売場に務める女性で、清楚て上品な雰囲気を醸し出している。

槙野奈緒美
23歳。瑞希の同僚で健康的に日焼けしたギャル風の女性。見た目と同様に遊び人。

葉月沙菜
20歳。英文学を専攻する大学3年生で成績の下がった修次の家庭教師に就いた。ロングヘアを後ろに束ね生真面目な容姿から、いかにも文学少女といった趣で処女。

梨香子
22歳。沙菜が通う女子大のテニス部の部長。沙菜の頼みでテニスのコーチで大学にやって来た修次を見て一目で気に入り、お持ち帰りして関係を結ぶ。お嬢様育ちで上から命令する事に慣れた女王様タイプの女性。

杉山瑠璃
25歳。美夏の務める保険会社で受付嬢をしている女性。女子大出身で清楚に見えるが、妻子有る男性との付き合いで悩んでいる。酔った勢いで修次と関係を結ぶも、不倫男とよりが戻ってしまう。

藤井美夏
25歳。修次の実姉で保険会社に勤めている。美人でスタイルが良く修次に取っては自慢の姉。男性経験は無い。

【展開】

優奈が渡仏すると知り勢いで彼女の部屋を訪ねた修次は告白に失敗するも、彼女から想い出をあげると言われ童貞を卒業します。

優奈の想い出を引きずりつつ悪友に誘われ瑞希たちと合コンした修次は酔った奈緒美を介抱する為瑞希と3人でラブホテルに入りますが、奈緒美にのし掛かられて交わっている所を瑞希に目撃されます。

それを見て嫉妬した瑞希とも関係を結んだ修次は二股交際を始めますが、家庭教師に就いた沙菜に興味を抱き処女を奪う事に成功すると、図書館の一室で大胆にも彼女とセックスに及びます。

瑞希の頼みで女子大にテニスのコーチでやって来た修次は女子更衣室に興味を抱き、そこで鉢合わせになった梨香子に見初められ彼女のマンションの部屋で関係を結びますが、沙菜の知る所となり彼女は家庭教師を辞め関係を断たれてしまいます。

夏休みのある日美夏に頼まれ会社へ忘れ物を届けにやって来た修次は受付で瑠璃と出会い、姉と3人で昼食を共にしますが、数日後に彼女から電話で呼び出されると酔った勢いで彼女とセックスしてしまいます。

瑠璃から合鍵を貰い本気で付き合いを始めようと彼女の部屋を訪れた修次は、そこで彼女が不倫男とセックスしているのを見てショックを受け雨に打たれながら帰宅すると、後から帰宅した美夏に介抱され甘える内に欲情し、美夏も愛撫される内に漠然と性欲を覚え弟に初めてを捧げます。

【レビュー】

「六つの贈りもの」というタイトルに合わせ各章1人ずつで全6章の構成ですが、第2章は2人なので計7人のヒロインが登場するオムニバス形式の作品となっています。
実姉の美夏に淡い想いを抱いていた主人公がさまざまなきっかけでお姉さん達と関係を持って行く中で最後は美夏を意識し結ばれる流れで、少年主人公の女性遍歴ものという着眼点は良いと思います。

基本的にお姉さん主導の情交が多いだけに主人公が受け身になりがちなのは止むを得ないですが、ヒロインの差異があまり無いせいか章が変わってもまた同じ事の繰り返しになっているように感じました。
そんな中では第3章の沙菜が処女を失った後に、図書館でデートをしているのになし崩しにエッチに応じた当たりはなかなか大胆だなと思う節も有り面白かったですが、梨香子の登場でここまでの流れが台無しになってしまい勿体無い気がしました。

最後は姉弟相姦にするのなら、主人公が沙菜や瑠璃と付き合っているのを窺わせつつ美夏がやきもきする描写が有れば良かったのですが、それがあまり無かったので何だか唐突に情交場面に引きずり出されたなという印象です。
これまでの鏡龍樹作品を見る限りもう少しスムースな流れで描けた筈ですが、執筆する中で何か意に添わない事が有ったのか機械的にこなしている感じもしてやや引っ掛かる所を感じました。それでも以降の3人もので一旦は持ち直したのですが…。
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僕と最高のお姉さん-六つの贈り物(著:鏡龍樹、フランス書院文庫)

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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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