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芳川葵「ふたりの母 実母と義母の誘い」

芳川葵「ふたりの母 実母と義母の誘い」(リアルドリーム文庫、2014年3月、イラスト:岬ゆきひろ)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

久々に実母の小夜子と再会した宗介は彼女と1ヵ月間同居する事になり、始めての晩に彼女を女性と意識してしまい射精してしまう。一方宗介と離れがたい想いを抱く義母の映美里は小夜子との一件を知ると自分が筆下ろしをしてあげようと決意する。

【登場人物】

峰村宗介
16歳。高校1年生。義母の映美里に女として魅力を感じており、彼女の下着に悪戯をするのが日課になっているが、ある日再会した実母の小夜子にも心をときめかせる。

峰村小夜子(旧姓・鷹宮)
36歳。宗介の実母。茶道教室を開いており、身長160cm位で着物が似合う純和風の顔立ちの女性。
実家が茶道の宗家で主婦との両立が難しい為、協議の上12年前に宗介の父親と離婚したが、家業が一段落し宗介を手元に引き取りたいと考え同居を提案する。

峰村映美里
31歳。宗介の義母で8年前に勤務先の銀行の上司だった宗介の父親と結婚。彫りの深いエキゾチックなクールビューティーで、宗介に深い愛情を抱いている。優しくしっかり者だが、宗介に対しては甘い部分も。Eカップ。

【展開】

家族で食事に来ていた宗介は久々に小夜子と再会し、宗介を引き取る事を念頭に夏休みの間暫く自分の家で同居しないかとの申し出を受け、早速同居生活を始める事になります。

同居生活初日の晩に宗介は小夜子と一緒に布団で寝ますが、胸に顔を埋める内に彼女に女を感じてしまい乳首に吸い付きながら射精してしまうと、それに気付いた小夜子は後始末をすると再び勃起したペニスを手で慰め放出させます。

自宅を出る前に想い出の品にと下着をあげた映美里は、自宅へ一旦戻って来た宗介から始めての晩の出来事を聞かされると焦燥感に駆られ、筆下ろしをしてあげる事になり1度口で放出させた後正常位で交わります。
鷹宮家に戻って来てからの宗介の態度の異変に気付き浴室に来た小夜子は、映美里を想い彼女の下着でオナニーする宗介の喘ぎ声を耳にすると浴室に踏み込み、パイズリで精を放出させます。

夏休みを迎えた8月のある日小夜子と函館にやって来た宗介はその晩に彼女からセックスを求められ騎乗位で結ばれますが、帰京し土産を届けに自宅に来た際に映美里に見抜かれ対抗心を抱いた彼女とも交わってしまいます。

小夜子から茶道を学ぶ事になった宗介はカルチャースクールで映美里との関係を指摘され誘惑されますが、小夜子の仕事に興味を抱いた映美里がそこに現れ、2人の口で奉仕されます。

宗介は小夜子の元に残る事を決断しますが、彼女の計らいで週に1度プライベートレッスンと称し自宅に映美里を呼び寄せ宗介と逢う機会を設け、映美里との関係を認めます。
ある日小夜子と共に映美里の元を訪れた宗介は、透けたランジェリーで挑発する2人の母の前でお手前を披露した後、ご褒美に2人と立て続けに交わります。

【レビュー】

リアルドリーム文庫での出版が続き、すっかり常連作家の仲間入りを果たした芳川葵さんの通算22作目(RD文庫では10作目)となります。
前作は彼女とその母親を題材にした非相姦作品でしたが、本作は久々に再会した実母の小夜子と義母の映美里という相姦作品ど真ん中の設定で揺れ動く主人公が描かれています。

小夜子は主人公と再会し引き取りたいと考えて取り敢えずお試しとしての同居を提案し実現しましたが、まだ子供だと思っていた主人公が大人の男顔負けの獣欲を抱いている事と共に、男性を断って来た女体の疼きに気付かされます。
とは言え流石に近親同士の関係に踏み込む訳で無く、手コキ、パイズリと段階を踏んで仲を深めていく様はインモラルさも感じさせます。

映美里は小夜子の立場を考えて荒立てないように心慮を見せつつもやはり主人公と過ごした日々を思い出し、自分が先にという想いも有ってか筆下ろしをしてあげますが、その辺りの葛藤がよく描かれていますね。

作者の過去の作品では立場は微妙に違えど2人のヒロインが主人公を取り合う展開になりがちですが、本作ではその辺のドロドロしたものを感じさせない穏やかな作りとなっていて、どちらかと言うと主人公が2人の母親に甘えさせる感じでしょうか。

設定が複雑化したり、様々なシチュエーションで華やかになりつつ有る近年の官能小説の中で、こうしたシンプルな設定でじっくり読ませる作品は貴重な存在ですし、今後もこの作風で頑張って頂きたいと思います。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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