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辻堂楓「ホテル ハレム 彼女の母と義母が獣になった夜」

辻堂楓「ホテル ハレム 彼女の母と義母が獣になった夜」
(フランス書院文庫、2014年3月、表紙イラスト:霞香織)

ネタバレ有り。御注意下さい。2014年10月9日一部再編集、追加しています。

【あらすじ】

母親の公認を得て女子高生の莉緒と付き合う彰人は初体験に失敗し、それに気付いた彼女の母親の悠子や義母の絢子に相次いで関係を知られ大人の愛し方を教わり、遂に莉緒とも結ばれる時がやって来る。

【登場人物】

桐山彰人
大学生。父親が絢子と再婚したばかりだが、あいにく海外出張中で不在。莉緒との付き合いは両家公認だが、母親たちは清い交際を求めている。童貞

桐山絢子
33歳。半年前に彰人の父親と結婚した。彰人が自分の身体に興味を抱き下着に悪戯しているのに気付いているが、現状は黙認している。Fカップと熟れた体つき。

白石悠子
41歳。桐山家の近所に住み、娘の莉緒の恋人として彰人を好ましく思っている。夫は健在の模様。40代に入ったが30代前半に見られる位若々しい。Eカップ。

白石莉緒
悠子の娘で女子高生。可憐な雰囲気と母親の血を受け継いで豊かなバストが魅力的な少女。彰人が初めての男性で、年相応にウブな面がある。処女

【展開】

デートの帰りに莉緒を連れてホテルに入った彰人は、彼女に勃起を握ってもらっただけで射精してしまい、2回戦にも挑めず自信を無くしたまま帰宅する。
翌日彰人は莉緒が不在の折りに悠子に呼び出され何か有ったのかと問い詰められてストレートに悠子に迫り、手や口で慰められるのだけでは我慢出来ずのし掛かりセックスするが、タイミング悪く早退した莉緒に知られてしまう。

一方絢子は帰宅した彰人の不審な態度に気付き問い質すと、莉緒との一件を知って好きなようにさせてあげると胸乳を触らせながら口唇奉仕してあげるが、
それでも彰人は我慢出来ずに数日後悠子を呼び出し、絢子が後を付けているとも気付かずにホテルに連れ込むと、スイートルームの浴室で激しい情交に及ぶのだった。

彰人が莉緒だけでなく悠子とも関係にあると知った絢子はある日彰人の帰宅が遅いのを心配して探し回ると、近くの公園に停めた車内でセックスしている姿を目撃する。
帰宅するなり彰人を問い質し素股で射精に導いてあげるものの本番をしたいと彰人に迫られた絢子は、数日後ホテルに連れて来られると彰人に玩具を使われた後、逸物に奥まで突かれ膣内射精を許してしまう。

2人の年上女性と相次いで体験し自信過剰になった彰人は、再会した莉緒と帰宅する途中に電車内で痴漢の如く身体をまさぐり、挙げ句には彼女の股の間にペニスを挟み射精する。
そして途中下車した駅の近くのホテルに連れ込み芝居掛かった態度でセックスさせてと頭を下げて懇願する彰人だが、流石に莉緒に呆れられて逃げられてしまう。

落ち込む彰人は絢子に事情を打ち明け慰めてもらうと、翌日悠子に呼び出されて再びセックスを迫り自信を取り戻すと、数日後の朝悪漢に絡まれた莉緒を助けよりを戻す。
その日の放課後に公園で莉緒と待ち合わせると再びホテルに向かい、紳士的な態度で処女を卒業させ莉緒もうっとりする中、2人を尾行していた絢子や悠子が部屋に乗り込んで来て約束が違うと詰られてしまう。
悠子との関係を知り自分こそはと母娘の前で彰人を誘惑する絢子は騎乗位で中出しさせた後、相姦に当てられた絢子と莉緒も次々に跨がり、立て続けに射精へ導く。

数日後母親たちの目を盗み家を抜け出した彰人と莉緒はホテルに向かうも尾行して来た絢子や悠子に見付かり、大人のお手本を見せるという彼女たちには敵わないと観念し4人でホテルに向かうのだった。

【レビュー】

久藤貴緒さんに続く2014年デビュー第二弾は辻堂楓さんで直球の誘惑作品となっており、名前からすると女性のようだが、例の如く詳細は非公表の為はっきり断定はしかねる。

年下で女子高生の莉緒と親公認の中で付き合い始めたという主人公には「清い交際」を求められており、しかしながら我慢出来なくなって初エッチを試みるも敢えなく自失してしまうのはお約束の始まり方と言える。

娘の純潔を守る目的から手コキで満足させるつもりが主人公の獣欲に流される悠子、悠子との関係を知り嫉妬に駆られ息子に体を開く絢子の暴走ぶりは興味の有る所だが、
2人とも基本的に情交場面では受け身の姿勢だし、身体的な特徴も含めてあまり差が感じられないので性格に違いを持たせれば良かったのではと思う。
莉緒は主人公の強欲ぶりに嫌気を感じる部分と仲直りして紳士的な扱いで破瓜を迎えた時の主人公への想いの差が出てはいるが、どちらかというとサブの扱いのせいか、個人的には少々物足りなかった。

主人公の彰人は甘えん坊でワガママな面が見え隠れしていて大学生というよりは高校生といった趣だし、これを少年らしいと微笑ましく感じるか、甲斐性が無いだけと受け取るかで印象が分かれる所だろう。

ストーリーとしては例えば他のヒロインとの逢瀬を覗き見て知ったのに、何故彰人にすぐ問い質さないのかという不自然さ(特に絢子や莉緒は立場的に立腹すべきだろう)や、
絢子は素股までしているのに本番は数日後にホテルでというのも、夫が帰宅間際だからとか、或いは危険日だからという説明も無く突然場面転換しており流石にスムーズさに欠けているように思う。

初体験に失敗したリベンジに同じホテルを使うというのは分かるのだが、若い2人のセックスの直後に母親2人がホテルに乗り込んで来たり、終盤に仲良く4人でホテルへというのも流石に現実味に欠けているような気もするが…。

甲斐性の無い主人公と寛容度の高いヒロインとのやり取りは、何処かで見た事のあるような雰囲気だし、次作品では是非辻堂さんらしさをアピールして欲しい。




(10/9追記)

早速「辻堂楓」としての2作品目がフランス書院文庫の10月刊のラインナップに載っています。

親戚の美しいおばさん(フランス書院文庫)

新刊に備えてレビューを見直しましたが、私はその当時「次作品では是非辻堂さんらしさをアピールして欲しい」と締めています。その上で本作を読み直した結果、ある作家との類似点を見付けました。

・常に甘え口調で調子に乗る「僕、こんなになっちゃったよ」タイプの男子主人公。

・女性目線での心理描写が得意で、「……くふぅん」「……あはぁん」など「…」を台詞の中に多様する。

・一定のパターンを持ち情交場面のバリエーションを一通り押さえているが、常に詰め込みすぎな感じの「幕の内弁当」型の作品。

この先は私の推測ですがネタバレなので、読まれるかどうかはお任せします。
作品を読み直す内に辻堂楓さんはあのベテラン女流作家ではないかと確信に至りました。
寧ろこれだけ類似した描写手法なのに、これで第3者が書いて応募しデビューに至ったとなっては果たして…と疑う位ですが、あくまでも推測の域を出ない話ですね。

一応改名した前提で話を進めると、同姓同名の役者さんが存在している事も含め(どちらが後先は別の話ですが、リスクには違いないですね)、既に15作品を出していてマンネリ化を避ける為の心機一転ではないかと見ています。

しかし折角名を変えたのなら、主人公からヒロインへのアプローチを変えてみるとか、せめて展開だけでも変化を付けてみるなど何処かで工夫が欲しかったし、
敢えて作風を変えないなら「○○改め辻堂楓再デビュー」の方がこの作家の既存のファンに配慮した戦略だったとは思いますね。
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tag : デビュー作品 大学生主人公 童貞 母子相姦 母娘丼 処女

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
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