FC2ブログ

鏡龍樹「三人の女家庭教師【密室授業】」

鏡龍樹「三人の女家庭教師【密室授業】」(フランス書院文庫、2007年9月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

ガールフレンドが出来たという教え子の康太に関心を持ってもらおうと自らの身体を触らせる事にした恵は、部屋に招き2泊3日の女体合宿を行う事になる。彼女から得た知識を他の女性にも試したいと考えた康太は、隣人妻や叔母にも関心を向ける。

【登場人物】

山岸康太
17歳。高校2年生。育ちが良く成績優秀で顔立ちの良い少年。テニスが得意で、最近一つ年下のガールフレンドが出来たばかり。童貞。

桂木恵
21歳。大学生。康太に英語を教える家庭教師。自分の美貌に自信を持つと共に、なかなか興味を持たない康太に強い関心を抱き、ガールフレンドの出来た彼に手解きをするのを口実に誘惑する。Gカップ。

遠山沙織
28歳。康太の隣家に住む女性で、夫の仕事の都合でアメリカから日本へ帰国した。仕事人間の夫とは久しくセックスしていない。康太の母親の頼みで急遽英語の家庭教師に就いた。

美紀
38歳。康太の母方の叔母に当たり、資産家の夫と死別した後現在は遺された会社を経営している。康太の数学の成績が伸び悩んでいるのを見て家庭教師を引き受けた。

【展開】

ガールフレンドが出来たと告げる康太の為に女体を触らせ自分に興味を持たせる事に成功した恵は彼の頼みで初デートを見守るも、悪戯心から映画館でガールフレンドと反対側の隣に座り暗闇の中で手コキして射精に導きます。

そのお礼に秘所を舐めるように恵は康太に命令しますが、ガールフレンドとは先に進めずにいた為更に彼に自信を付ける為自らの部屋に招き、2泊3日で女体を駆使しキスや女性の愛し方を教え十数回も交わります。

家庭教師に加わった沙織の可憐さに興味を抱いた康太はその晩に窓越しに彼女の部屋を覗きますが、それに気付かれテレフォンセックスを要求しされた後部屋に招かれ、康太は恵に教わったテクニックで沙織の身体を求め絶頂へ導きます。

互いの家族が不在なのを良い事に康太を自宅に招いた沙織は呼び捨てにするように求めて疑似夫婦生活を楽しみ、裸エプロンになったり終いには受胎願望を口にする程3日間若い身体に溺れます。

久々に再会した美紀に初めてのキスの体験を思い出した康太は積極的にキスを求め告白し、その晩に部屋を尋ねて来た彼女と結ばれ、彼女も含めて週5回のプライベートレッスンを行うようになり、更に恵や沙織とはアナルでの交わりをさせてもらいます。

漸くガールフレンドを抱く決心を固めた康太は、歪んだ性知識を彼女に駆使しようとして逆に嫌われ傷心に浸ります。事情を聞き他の女の存在に不安を抱きつつ、美紀はポリネシアンセックスで康太と深く結び付いたまま今までに無い幸せを感じます。

【レビュー】

今までの鏡龍樹作品の「三人もの」とは異なり、恵、沙織、美紀とはそれぞれ独立した物語のような構成になっています。
プライドの高い恵が主人公を振り向かせようとする内に自分がのめり込んでしまい自宅に招いて連日ヤりたい放題になったり、可憐さが前面に出た沙織がいつしか受胎願望を口にするまでになる過程はなかなか面白いなと感じました。

叔母の美紀に対しては他の2人より更に大事な人扱いをしている為か叔母に甘える主人公という切り口でじわじわ迫って行きますが、中盤に脈絡も無く出て来たせいかややぎこちなく敢えてハーレムエンドを避けようとした為か、
ヒロイン同士は他の女の存在を気に掛けつつもそれ以上追及しないでいるのも都合が良すぎる気がするし、主人公も次々に女性たちに手を出す割にガールフレンドの存在を気に掛けたりと甲斐性の無さを感じました。

主人公の女体遍歴と成長物語を描いている作風で2000年代前半の誘惑作品によく有りがちなパターンですが、作者本人がここに回帰して来たというのは「三人もの」を続ける事に飽きてしまったのかなと感じさせる面も見られましたね。
関連記事

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

三人の女家庭教師-密室授業(著:鏡龍樹、フランス書院文庫)

三人の女家庭教師-密室授業(2007/9/25) → Amazonはコチラから。 → Kindle版はコチラから。 → ハイブリッド書店【honto】はコチラ。<電子書籍> (やっぱり大人だ。うますぎるよ、フェラ......) 「女」を教えてくれた女子大生には秘密にして、 隣家の人妻とつづける、密室の青いレッスン。 年上の家庭教師に本物の肉交を教わった少年が、 最後に...

コメント

非公開コメント

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

〈リンク・トラックバック〉
基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR