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鏡龍樹「【スウィート・レッスン】僕と三人の教育実習生」

鏡龍樹「【スウィート・レッスン】僕と三人の教育実習生」(フランス書院文庫、2007年4月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

慶太が通う高校へ卒業生に当たるさゆり、杏奈、希美佳の3人が教育実習生としてやって来た。慶太がさゆりに一目惚れしたのを見て何か思う節のある3人の様子に違和感を抱きつつ、杏奈や希美佳の2人に相次いで誘惑される。

【登場人物】

藤川慶太
17歳。図書委員を務める高校2年生で、クラスの悪友たちとつるむ事が多い。両親が離婚し、義母となった女性とは折り合いが悪い。

小嶺さゆり
21歳。国語担当の教育実習生。歴代の卒業生の中でも際立った秀才で読書好きで、黒髪が似合う清楚な女性。在学時に杏奈や希美佳と同じ少年を好きになり取り合いになった事もあるが、基本的には他の2人と仲が良い。

本城杏奈
21歳。英語担当の教育実習生。日仏のハーフで、茶色くウェーブの掛かった髪に蒼眼で色白な美女。学業の傍らモデルをしており、気さくな性格で生徒から人気がある。性に奔放に見えるが、慶太の意を汲んでセックスは自重する優しい一面も有る。

瀬尾希美佳
21歳。美術担当の教育実習生。在学中にコンクールで賞を獲る等絵のセンスが高く、セルフレームのメガネと短い髪型が知性を窺わせる。見た目に反して性に対してはかなりの発展家で、杏奈と吊るんで複数プレイに興じた事も。

【展開】

さゆりを連れて図書室へ案内する事になった慶太はそこで涙を浮かべる彼女の姿や、いつの間にか待ち受けていた杏奈や希美佳とのやりとりに疑問を抱きます。

悪友たちに唆され杏奈の着替えを覗く事になった慶太は彼女に見付かるも、口止めの代償に彼氏の浮気を突き止める為一緒に尾行して欲しいとホテルへ連れ込まれます。
シャワーを浴びバスタオルを巻いた自らの肢体に慶太が欲情したのに気付いた杏奈は誘惑するも、慶太の思わぬ抵抗に合うと本当は慶太を誘惑するのが目的だったと素直に打ち明けセックスはせずに素股で射精します。

慶太の目を盗み交合した様子を撮影した杏奈は希美佳に写真を送り付け先に慶太を奪ったと勝ち誇りますが、一方の希美佳も美術のデッサンを口実に呼び出して言葉巧みに誘惑し、慶太が未経験だと知ると騎乗位で童貞を奪います。

2人との関係を知ったさゆりから冷たくされ落ち込んだ慶太は希美佳から彼女の住みかを聞き出そうとすると、さゆりが付き合っていた少年が慶太に似ていて3人で取り合いになったのだと過去のいきさつを聞かされます。
さゆりの部屋を尋ね謝罪した慶太に対し、さゆりは自分が亡くなった恋人に慶太を重ねていて巻き込んだのが悪かったと謝り彼の告白を受け入れ、時間をかけて濃密なセックスに至ります。

体育祭を目前にしたある日更衣室で慶太を待ち構えるチア姿の杏奈は、女医姿に扮した希美佳と共にさゆりとのいきさつを意地悪く聞き出しながら劣情を煽り、前回は挿入出来なかった杏奈や更に新しい事を教えると言う希美佳に翻弄され前後の穴で交わります。

口止めと引き換えに杏奈や希美佳との関係を継続させられた慶太は、さゆりに対してもアナルで交わりたいと求め腸内で精を放ちます。実習期間を終えた後、翌春から3人共赴任する予定と聞かされた慶太はヒヤヒヤしつつも新しい日々を心待ちにします。

【レビュー】

本作では3人共教育実習生という設定で、同級生だからこその共通する過去の出来事や確執も盛り込まれています。

亡くなった恋人に似ているという理由でさゆりが主人公に惹かれてしまうのはありがちな話で納得出来ますが、杏奈や希美佳の行動の理由付けとしては単にさゆりに対抗する為だと些か無理が有るのかなという気がします。

同じように性に奔放なヒロインである杏奈と希美佳に関しては、主人公の「初めては愛し合った人と」という意志を尊重するか否かで区別していますので、個人的には始めは素股に留めた杏奈の方がより好ましく感じます。

さゆりに関しては清楚で性体験が少ないように見えますが、亡くなった少年と初体験を済ませた上、大学時代には不倫を経験しており、意外な設定だったのかなと思いますし、折角教育実習生にしたなら彼女は処女でも良かったかなという気がします。

鏡龍樹さんは過去の作品でもやや倒錯めいた少年狩りの作品が有りましたが、本作も何となくそういった趣を感じましたね。
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僕と三人の教育実習生-スウィート・レッスン(著:鏡龍樹、フランス書院文庫)

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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