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鏡龍樹「女教師三姉妹 黒い下着の贈りもの」

鏡龍樹「女教師三姉妹 黒い下着の贈りもの」(フランス書院文庫、2005年9月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

中学生の時の担任だった芙美が結婚して退職すると知った直之は告白するもあえなく撃沈させられつつ、想いを抱いたままピアノの練習を続ける。ある日ナンパした由衣が教育実習生で、音楽教師の麗奈の妹と知り驚くが、更に芙美が2人の姉だと聞かされ燻っていた想いが再燃する。

【登場人物】

杉崎直之
17歳。高校2年生で音大への推薦を得る為、ピアノコンクールに向け麗奈の指導の元で練習している。顔立ちの良さから女子の受けは良いが中学生の時の担任だった芙美を一途に想っていた為、女性経験は無い。

小早川芙美
31歳。直之が中学1年生の時の担任教師で結婚を機に一旦退職したが、2年前に夫を事故で失い主人公の住む街に戻って来た。妹の麗奈と2人暮らしで、現在は他の中学校で臨時教師を務めている。

前島麗奈
26歳。三姉妹の次女で、直之のピアノレッスンを担当している音楽教諭。普段はひっつめ髪に銀縁メガネを掛けている為か生徒たちには厳格な印象を与えている。男性経験は有る様子。

前島由衣
21歳。三姉妹の三女。直之の通う高校で英語担当の教育実習を行う為一時帰省した。社交的でサバサバした性格から男性によくモテるらしく、仲間と吊るんでナンパして来た直之を気に入りデートに誘う。

【展開】

悪友にせがまれ由衣をナンパした直之は彼女に気に入られ海辺でデートをしますが、彼女に積極的にキスをされ股間に触られる内に緊張のあまり逃げ出してしまいます。

数日後に由衣が教育実習でやって来たと知り、レッスンで麗奈を彼女の姉だと意識した直之は疲労でうたた寝する寝顔にキスをしようとして彼女に頬を叩かれレッスンをさぼるようになります。
姉から話を聞いた由衣は、帰宅しようとしていた直之を待ち構え、テニスで脚を挫いたのを口実に自転車の後ろに乗り自宅へ連れて来ると、デートの続きをしようと告げて童貞を奪います。

そこへ丁度帰宅して来た麗奈は、由衣が見せ付けるように直之にキスをするのを見て2人が関係に有るのではと疑い、芙美の夫の法要の日に由衣を問い詰めるとあっさりと認められ危機感を抱きます。
礼服のままで直之を呼び出し車に乗せた麗奈は海辺に連れて来ると、セックスは未体験という彼の言葉を信じ初体験させてあげると車内で跨がりますが、興奮した直之に体位を変えさせられバックで貫かれるとこれまでに無い愉悦を味わいます。

いつの間にか麗奈が直之と仲直りしているのを校内で見掛けた由衣は誕生会に誘い麗奈の隣に座る彼の股間を足で愛撫し挑発しますが、そこへ帰宅した芙美と再会し2人の姉で未亡人だと知った直之は麗奈や由衣はそっちのけで芙美と談笑します。
直之の想いに気付いた麗奈はバス停まで送ると言い外へ連れ出すと、自分に振り向かせようと酔いの勢いを借りて公園のベンチで彼を押し倒します。

麗奈が修学旅行の下見とピアノリサイタルの観賞を口実に直之を京都へ連れ出そうと知った由衣は芙美を巻き込み結局4人で旅行に行く事になり、直之は当てが外れつつも芙美も一緒に来てくれたと素直に喜びます。
ところが運転席の麗奈の死角の後部座席で由衣に散々焦らされ燻ったままの直之は、女湯だと失念して温泉に入り後から来た芙美の裸を見て興奮しますが、他の女客に見付かるまいと彼女の背中に隠れて長湯する内に湯あたりします。
目を覚ました直之は介抱した芙美の浴衣からのぞく黒い下着姿を見て綺麗だと誉めると、彼女は亡き夫を思い出し温もりが欲しいと抱き付きますが、妹たちが部屋にやって来た為深夜に出直すと、直之から告白され一夜を共にします。

数週間後コンクールで第1席を取った直之は麗奈や由衣から祝福され、その後ろで微笑む芙美から自宅で取り敢えず祝賀会を開こうと提案され喜びます。

【レビュー】

中学生の時の担任だった芙美に憧れを抱きつつ、ナンパした由衣や音楽教師の麗奈が彼女の妹だと知って、2人に教わった事を芙美にしてあげるというドラマはよく出来ているし、個々のヒロインのキャラクター性も魅力的です。

特に当初はお堅いと言われていた麗奈が由衣の挑発や主人公と芙美の過去を知るのに伴い、次第に人目も憚らずに淫らになってしまうギャップの度合いはなかなかなものでしたね。

ただ麗奈から見ると芙美が出て来た事で随分と割を食ってしまったかなという気がするし、結末では三姉妹とは関係が続いていると窺わせるものの、そこを読み手の空想で補うだけはやや足りない部分が有るのではと思います。

ここは中学生の時の憧れの女教師の役割を麗奈に担わせて、由衣の誘惑にやきもきさせつつも終盤に主人公を祝福するように3Pに導いても良かったのかな…と思います。
私自身ハーレム描写は無くても気になりませんが、ハーレム好きの読者の方からすると未消化に感じるかもしれませんね。
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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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