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鏡龍樹「兄嫁姉妹」

鏡龍樹「兄嫁姉妹」(フランス書院文庫、2005年4月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

年末を控え2人の兄嫁の帰省を楽しみにしていた慎也は、ある晩美弥の入浴を覗き見していたのを彼女に知られ手で放出させてもらい関心を抱くようになるが、翌晩に一時帰宅した長兄がセックスしていたのが亜希と知り愕然とする。

【登場人物】

八重樫慎也
大学浪人中の19歳。高学歴でそれぞれ弁護士、官僚になった2人の兄に劣等感を抱きつつも、次兄と出逢ったばかりの頃から亜希に対し想いを寄せている。童貞。

八重樫美弥
26歳。慎也の長兄の妻で亜希の実姉。豊麗で大人の魅力溢れる女性。自信家で甲斐性の無い弁護士の夫が亜希に手を出したと知り、荒立てる事なく関係を解消させようと慎也を使ってある事を企むが…。

八重樫亜希
22歳。慎也の次兄の妻で美弥の実妹。姉や義兄を介して夫と知り合い結婚した。まだ少女のように可憐な魅力を振り撒いている。妖艶な姉に嫉妬したのがきっかけで義兄の誘いを断り切れず、不倫関係が続いているのを思い悩んでいる。

【展開】

夫に先駆けて帰省した兄嫁たちの買い物に付き合った慎也は美弥の不注意でズボンにコーヒーをこぼされ、やたらにハンカチ越しに股間を拭く彼女に関心を抱きその夜に入浴姿を覗きながらオナニーしますが、覗きに気付いた美弥は自分の裸を見たのだからと慎也にオナニーを見せるように求めます。

慎也は翌日の夕方に突然帰省した長兄に畏れを抱きつつ部屋から妖しい声を耳にした為ベランダから部屋を覗くと、拒みつつも長兄に愛撫され声を上げる亜希を見て劣情を抱きながらもぺニスをしごきます。
寝静まった頃を見計らって亜希の寝室に入った慎也は目覚めた彼女と目が合うと不倫の事は見逃せないと告げますが、亜希は口外しない代わりに何でもしてあげると告げ、慎也に求められるままに身体を開き関係を持ちます。

翌朝慎也と亜希の間によそよそしい雰囲気を感じた美弥は彼を連れ出し、自分を選んでくれればと告げながら車中でぺニスを口に含み射精に導くと、関心を持たせる事に成功します。
帰宅した2人の親密な様子に嫉妬した亜希は一時帰省した夫が疲れて床に就いたのを見計らい慎也の部屋に向かうと、2人がセックスをしているのを目撃し彼を奪い返そうと決意します。

翌日慎也をテニスへ誘い久々に汗を流した亜希は女子更衣室へ彼を連れ込むと積極的になり口で奉仕し後背位で交わりますが、帰宅するとマッサージしてあげると誘う美弥に奪われます。

嫉妬した亜希は部屋を覗こうとすると待ち構えていた姉に中へ引き込まれ彼女の挑発に乗り、自分も姉に負けない位積極的になりたいと告げると、美弥の手解きを受けて慎也に奉仕したり、逆に2人から愛撫されながら真の快感に目覚めます。

帰京する美弥は慎也に受験で上京する折には自宅に泊らせるから亜希と一緒に楽しもうと誘い、義兄との関係を解消した亜希からも姉より気持ち良くさせてあげるからと聞かされ、慎也は受験を心待ちにします。

【レビュー】

割とトリプルヒロインが多かった鏡龍樹さんの作品の中ではダブルヒロインとなった本作では、美弥と亜希は単に兄嫁同士なだけでなく実姉妹という設定にしています。

これで元々近い関係で互いに嫉妬し合う背景も成立させており、妖艶な姉に対抗して義兄と関係を結んだ亜希と、主人公が一途に想いを寄せているのを知り妹に先んじて誘惑しようとする美弥の取り合いが本作でのキーポイントになっています。

主人公が長兄と亜希の情交場面を目にして、罪悪感や羨望の想いを抱きながらオナニーしてしまうというのは当時の作風の特徴の一つですが、現在だと余計な竿は極力出したがらないだろうしそれがウケるのかなという気がします。

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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