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新堂麗太「女体授業【二人の家庭教師】」

新堂麗太「女体授業【二人の家庭教師】」(フランス書院文庫、2004年2月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

数学の試験で満点を取った明夫は高嶺の華である兄の恋人で家庭教師の仁美に約束通りフェラチオして貰い有頂天になるが、 それを覗き見た義母の裕美子から誘われ関係を結ぶ事に。

【登場人物】

市川明夫
17歳。高校2年生。出張の多い父親は不在、兄は裕美子を嫌ってアメリカへ語学留学し、精力的な父親や兄に反感と羨望を抱き卑屈になっている。童貞。

野崎仁美
20歳。明夫の兄の恋人で、両親の頼みで週2回明夫の数学の家庭教師を頼まれている。精力的で自分本位な恋人に疑心暗鬼になり、明夫に関心を抱く。ショートカットにメガネが似合う理知的な女性で、一応男性経験も有る。

市川裕美子
31歳。1年前に明夫の父親と再婚したが、すれ違い気味の生活に不満を抱いている。茶色掛かった長い髪に妖艶な雰囲気で熟れた身体付きの女性。自分を毛嫌いし家を出た長男と違い、素直に甘えて来る明夫に何か出来ないかと思い悩んでいる。

【展開】

数学の試験で満点を取った明夫は以前から約束して通り仁美にフェラチオしてもらい顔面に向けて放出しますが、その場面を覗き見た裕美子は指で自らを慰めてしまい自分が明夫に出来る事は何かと考え付きます。

翌晩裕美子は肩が凝ったから揉んで欲しいと明夫に頼むと思惑通り勃起を隠すように部屋へ駆け込んだ為、後を追い掛けて仁美との関係を断ち切る代わりに何でもしてあげると告げると、明夫に身体を触らせた後に結ばれます。

週明けの授業で仁美は明夫を挑発しようと彼女なりに大胆な格好で誘いますが、裕美子との約束に拘る明夫に無視されます。しかし後悔した明夫が帰宅する際に追い掛けて来ると、夜の公園の木の陰で彼の求めるまま携帯カメラで秘所を撮影させ、立ちバックで交わります。

明夫の変貌に疑問を抱いた仁美は裕美子を罰しようとリモコンバイブを明夫に渡し、自分の居る前で裕美子に使わせた後夜の公園で再び彼と交わりますが、偶々裕美子が明夫の携帯を覗いた事で企みが発覚し、明夫は裕美子から仁美と関係を清算するように迫られます。

別れ話をしようと仁美のマンションへ向かった明夫は裸エプロン姿の仁美に出迎えられ、アナルセックスさえ受け入れられると逆に裕美子と関係を切るように迫られ、嘘を付きながら二股を続け有頂天になります。

ところが一時帰宅した夫に笑顔で話す裕美子や恋人からのエアメールに嬉しそうな表情を浮かべる仁美に、居場所が無く焦った明夫は仁美を力付くで押し倒そうとして裕美子に見付かり、もう終わりだと早合点してしまいます。

呆れた裕美子は仁美を呼び寄せ明夫の本意を聞こうと疑似レズプレイで誘うと、思惑通り嫉妬した明夫は2人共大好きだから仕方がないだろうと開き直り、それを聞いた裕美子と仁美は彼を許し3Pへ発展します。

【レビュー】

新堂麗太作品の6作目でこの頃になると得意パターンも確立されて来ており、ヒロイン同士の嫉妬の応酬と双方と何とか付き合おうという下心を持ち嘘を付く優柔不断な主人公のダメっぷりが目に付くようになります。

主人公と淫らな行為を約束してしまった仁美は責任感な強い故にフェラチオをする羽目になりますが元々好意が有ってのものですし、本来恋人である筈の主人公の兄が良く言えば意欲的、悪く言えば自己本位の逆補正を付けて主人公への恋慕を正当化しています。

裕美子の場合も仁美と同じような立場で、2人とも元は主人公に手を出したのは自分達なのに、何時しか主人公の不甲斐なさに腹を立てるのもどうなのかなと思いますが、主人公も相当卑屈になっているのも一因ですしね。

一応最後はハーレムが確立されはしますが肝心な描写は中途半端で、繰り返しになりますが頁数が明らかに少ないのが原因かもしれません。

本作で一旦区切りとなった新堂さんは次作までに2年間の休養に入る事となり、その間に弓月誠さんなどの誘惑作家がいつの間にかフランス書院からデビューする事になり、競合相手も増える事になります…。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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