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新堂麗太「僕の継母 三十三歳の淫血」

新堂麗太「僕の継母 三十三歳の淫血」(フランス書院文庫、2002年12月、表紙イラスト:西村春海)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

再婚したばかりの美和子が際どい服装で熟れた身体を見せ付けられ劣情を覚える直樹は、階下の夫婦の寝室で彼女の喘ぎ声を聞きオナニーしてしまう。しかし美和子の誘惑は父親によって仕組まれていたものだった…。

【登場人物】

小野寺直樹
18歳。大学受験を控えた高校3年生。母親を亡くし父親は仕事人間で不在がちだったが、お見合いで再婚した美和子が来てからは母子として割と仲良く暮らしている。童貞。

小野寺美和子
33歳。かつて好き合った男と結婚していたが暴力に耐えかねて離婚し、両親の勧めで直樹の父親と再婚したばかり。
貞淑な印象を与える女性なのに、何故か直樹と共に居る時は際どい服装の事が多く彼を悩ませているが、実は性機能が衰えた父親が他の男と浮気する位ならと直樹を誘惑し彼女を結ばせようと仕組んだものである。

紺野由香理
18歳。直樹と中学生の時からの顔馴染みだが、高校に上がった頃から素行が悪くなり、複数の男子に口唇奉仕していると噂になっているがセックスはしていない。母親の再婚相手である義父と折り合いが悪く、与えられたマンションに独りで住んでいる。

【展開】

受験勉強の夜に真下の寝室で父親からバイブで愛撫されている美和子の嬌声を聞いて興奮した直樹は、彼女が乱れる姿を見てオナニーするも、日毎に過激になる美和子から関心を逸らそうと由香理を呼び出し理科準備室でフェラチオしてもらいますが、教師に見付かり停学になります。
事情を聞き激怒した美和子に対し自分を欲情させる服装をしておいてと逆ギレした直樹は彼女を抱こうとしますが、涙を流して抵抗されると理性を取り戻し部屋に逃げ込みます。

翌朝部屋を訪れた美和子に謝罪した直樹は元の母子に戻ろうとしますが、数日後直樹の悪戯でホースの水を浴びて服越しに透けてしまった彼女の身体を目にすると我慢出来ずに部屋に籠ってしまい、
真上の部屋からベッドの軋む音が聞こえた美和子は直樹がオナニーしていると想像し我慢出来なくなり彼の部屋に向かうと、フェラチオだけならと奉仕して精を口で受け止めます。
ところがその晩に夫から自分の代わりに直樹に抱かれてはどうかと浮気を勧められ、今後は自分からは一切愛撫しないと宣言された美和子は追い詰められた挙げ句数日後に直樹を求め関係を結びます。

毎日のように美和子を抱くようになった直樹は下校途中で義母と合流し帰宅するなり玄関から交わりながら寝室へ連れて行きますが、レコーダーを見付け会話を父親に盗聴されていると知ると激怒して由香理の家へ向かいます。

由香理から告白され処女を捧げられてから1週間後直樹の行方を掴んだ美和子は由香理の部屋を訪れ夜の公園へ向かうと、連れ戻したい一心で彼の言いなりになり服を脱ぎ放尿シーンをさらけ出すと、観念した直樹は東屋で交わり家に戻ると告げます。

以前とは違う意味で仲良くなった母子の関係を黙認しつつ渋い表情を浮かべる直樹の父親が出張の話をすると、美和子は直樹に今日は真っ直ぐ帰宅するようにと告げ仲の良さを見せ付けます。

【レビュー】

「(前略)父がいない夜、口唇愛撫からはじまった童貞狩り。性悦に溺れる直樹は、誘惑が秘めた企みをまだ知らない。」
(本作裏面のあらすじより引用)

フランス書院文庫(黒本)に限らず、多くの官能小説の表紙裏面にはあらすじ紹介が書かれていますが、内容を的確に抽出したものもあれば、逆に意図して的を外したのでは?と邪推したくなるものも有ります。勿論本作は前者のパターンです。

「継母」や「淫血」が指すようにタイトルからある程度内容が推測しやすく、本作のメインは美和子、対抗は由香理という配置だけれどもまだ両者は「公平」な扱いでないしハーレムや3Pにならないのは当時の方針によるものです。

仕組まれた相姦とは言え、いくら夫から許されても自分からは仕掛けられない美和子が結局性的飢餓に追い込まれ、関係を求めざるを得なくなるまでの葛藤が描かれていてなかなか良かったと思います。

一方の直樹はこの年頃特有の父親への反発も有り、美和子の本意で無いにせよ誘惑が仕組まれたものと知って家出するのでも良いですが、どうせなら据え膳というのを逆手に取って父親の女を寝盗る位開き直る展開だったらどうだったかなと思います。

まあ黒本で寝盗り(寝盗られ)が本格化するのはもう少し後の時代の事ですから、当時はそういう流れになりにくいというのも頷ける話ですね。
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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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