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新堂麗太「ふたりの人妻女教師【40日間レッスン】」

新堂麗太「ふたりの人妻女教師【40日間レッスン】」(フランス書院文庫、2009年3月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

ある日美術教師の京香からヌードモデルを申し出された慎次は嬉々としてデッサンをするが、少年のギラギラした視線に耐えかねた彼女は逃げ出してしまう。残された慎次は一人で性欲を発散させるが、その現場を担任の由希子に見られてしまう。

【登場人物】

瀬尾慎次
17歳。男子校に通う高校2年生で美術部に所属している。年頃の少年らしく性欲に悩まされる内に成績が下がり、由希子から気に掛けられている。童貞。

君島由希子
38歳。英語教師で慎次の担任。結婚しており小学生の2児の母親。真面目な性格で京香が赴任するまでは校内のマドンナ的な存在だった為か、奔放な性格の京香に対してライバル意識を持っている。

小金沢京香
34歳。美術教師で美術部の顧問を務める。美術商の夫は頻繁に日仏を往き来する為、不在にする事が多い。気さくで奔放な性格から生徒たちの人気を集めている。芸術家らしく常識とややずれた行動を取る事から、慎次は自分を誘惑していると思い込む。

【展開】

放課後に美術室でデッサンをしていた慎次は京香からヌードモデルになろうかと誘われ絵を描きますが、露骨な視線に耐えかねて京香が逃げ出すと慎次も我慢出来ずにオナニーします。

その姿を見た由希子は折角の家庭訪問が中止になったのを利用し、慎次の部屋で他の女の誘惑に乗らないように口で性欲処理してあげると提案し、自らの顔面に精を浴びせると、帰宅途中で募る性欲を抑えられずに駅のトイレでオナニーに浸ります。

数日後京香からモデルを依頼された慎次は美術室へ向かうと何故か勃起したぺニスが描きたいと告げられそれに応じ、逆に彼も女性の美しい場所をデッサンしたいと切り返します。迷いつつも開脚した京香は調子に乗った慎次から絵筆や舌で敏感な部分を愛撫され、一緒に絶頂へ向かいます。

英語の授業中相変わらず集中力を欠いたままの慎次が気になった由希子は彼の席へ向かうと熱心に京香の秘所を描く姿を目の当たりにし、放課後の教室で自分が最後までさせてあげるから京香の誘いに乗らないように告げ、彼の童貞を奪います。

しかし翌日から美術室に顔を出さなくなったのを不自然に感じた京香は何でもしてあげるからと慎次を週末自宅へ来るように誘うと、彼に求められるままに絵筆を下の口でくわえて絵を描き、そのご褒美とばかりにセックスへ発展します。

慎次が突然自分を求めなくなったのを不審に思った由希子は彼を問い質すと、リモコンローターを挿入したまま授業をするように切り返され、命令に従った彼女は焦らされて我慢出来ずに体調不良を口実に慎次に連れられ保健室に向かいます。
激しく求め合う2人は保健室に鍵を掛けるのを忘れた為様子に気付いた京香が乱入し、口論になった女教師たちは慎次が互いに自分だけと嘘を付いて羞恥プレイをさせたと気付くと、いたたまれなくなった慎次は逃げ出してしまいます。

次の日から2人と口をきいてもらえなくなり途方に暮れた慎次は、やけに親密な雰囲気を漂わせながら帰宅する女教師たちを見掛け後を追い京香の家に着くと、京香の寝室の窓から2人が睦み合い絶頂する姿を目にします。
衝動的に窓の外からどちらかを選べないし2人とも愛してると大声で叫んだ慎次に対し、由希子と京香は仕方ないという態度を見せつつも告白を受け入れ、可愛がってあげるからと寝室へ導きます。

【レビュー】

本作も典型的な新堂麗太作品で有り、主人公が高校生なのを考えれば致し方無いですが、その流されようにあまり同情の余地は無いような気もします。
主人公に見せ付けるかの如く展開されるレズシーンも元々ヒロインたちが主人公に惚れた弱味も有ってか、主人公との駆け引きに使うのには甘くどうしても毎回のお約束的なポジションに終始しています。

ヒロインは2人とも人妻で教師という設定でそれぞれに主人公と深い仲になるのをためらい迷う点は描かれていますし、主人公を想い駅のトイレでオナニーする由希子や絵筆を下の口でくわえ絵を描く京香の描写はなかなかエロかったのかなと思います。
それでも2人とも人妻としての必然性に乏しく、美術教師の京香は独身でも良かっただろうし、キャラクター付けとしてはその方が由希子との対比がしやすかったのではないでしょうか。

先に触れたレズシーンですが、恐らくは同時期に活躍した巽飛呂彦さんの作品を意識したものでしょうが、巽さんは主人公が命じてプレイさせるのに対し、新堂さんはヒロインたちが主人公と駆け引きする為にすすんで繰り広げており、対比するのも一興かもしれません。
それにしてもこの時期の新堂作品のレズシーンって毎回計ったかの如く大体20頁分描かれておりますが、これは果たして意図したものか気になります。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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