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高杉圭「おさな妻」

高杉圭「おさな妻」(フランス書院文庫、2014年2月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

高校時代の担任教師の京子の娘で教え子のすみれと結婚した亮輔は結婚の事実をひた隠しにするが、約束を破って密かに関係を結んでいたのを京子に知られ、娘の為と言いながら関係を持ってしまう。

【登場人物】

平岡亮輔
24歳。英語担当で陸上部顧問の高校教師。すみれとの関係を秘密にし、彼女が高校生で有る内はセックスを禁止だと京子から申し付けられているが、既に肉体関係を済ませている。すみれとの結婚を認める代わりに、京子の自宅に同居させられている。

二階堂すみれ
18歳。亮輔の妻で現役の高校生で教え子。黒髪のツインテールの童顔で可愛らしい印象を与える一方で、小柄な身体に不釣り合いな程豊かな乳房とお尻を持つ少女。夫が顧問を務める陸上部に所属している。京子からは在学中のセックスは禁じられているが、代わりに週2回ほど口で奉仕している。

二階堂京子
38歳。亮輔が高校生の時の担任で、現在は同じ3年生を受け持つ先輩教師。すみれの母親だが、父親で有る夫を8年前に亡くしている。漆黒のセミロングの髪形のクール美人でお堅いイメージを与える一方、密かに亮輔に好意を抱いている。

熊田花帆
16歳。すみれの後輩で陸上部に所属している。家同士の風習により彼女が16歳になったのを機に、醤油会社のひとり息子で亮輔の後輩に当たる男性と入籍しているが、数ヶ月間セックスを求められずに自分が下手なせいだと悩んでいる。

【展開】

京子に隠れてすみれにフェラチオしてもらっている亮輔は、ある晩に京子が泥酔したのを良い事にすみれから浴室で奉仕されアナルで交わります。
ある日亮輔は自宅に招いた花帆にエッチな奉仕の仕方を教える事になりすみれと花帆から2人がかりで口で奉仕されて精を放った後、すみれとアナルセックスをしそれに触発された花帆ともアナルでする羽目になります。

ある休日に陸上大会の帰りに部室ですみれから求められた亮輔は後ろで交わった後、校内を巡回していた京子に見付かりそうになり肝を冷やします。
ところがそれに気付いていた京子は娘が外泊し亮輔と2人きりになったのを機に泥酔した振りをして、教頭から女らしくないとからかわれたが自分に女を感じるのなら抱いて欲しいと誘惑し、亮輔もずっと憧れだったと返し関係を結びます。

数日後花帆から呼び出された亮輔は自分を慕う後輩である彼女の夫から子供が出来にくい体質の自分に代わって跡継ぎを孕ませて欲しいと頼まれ、ホテルで花帆の膣内に精を注ぎます。
人づてに亮輔が他の女とホテルから出て来たのを知った京子は、すみれとのセックスを禁じたから浮気に走ったのだと早合点し娘の代わりになるからと亮輔とセックスしますが、帰宅したすみれに見られ関係がばれてしまいます。

家を飛び出し職員室に逃げ込んだすみれは、後を追って来た京子に亮輔とのセックスを解禁すれば許すと条件を出し、京子と一緒に来た亮輔は彼女の目の前で交わりますが、ひょんな事から花帆との密会が発覚し母娘から平手打ちされます。

追い詰められた亮輔から呼び出され二階堂家を訪れた花帆は、これからは自分の居る所でセックスするなら許すとすみれに言われ、娘の命令で巻き添えとなった京子を含めた3人で交互に亮輔へ奉仕する事になります。

【レビュー】

幼な妻作品はこれまでに他の作家の作品でも刊行されていますが、本作では主人公と妻のすみれは母親の京子から在学中のセックスを禁じられる前に既に婚前交渉を済ませているのが大きな違いです。

〈参考作品〉

巽飛呂彦「【密会】妻の母、妻の姉と」

河里一伸「奥様は18歳」

高杉圭作品ではこれまでも主人公に代わって主導権を握る小悪魔系のサブヒロインが必ずと言って良いほど登場しますが、本作ではメインであるすみれがその立場です。
初めの内は健気な雰囲気も感じられた一方、唐突にアナルセックスを求めるのは少々違和感を感じましたが、終盤に至って母の京子や花帆を巻き込み、正妻としての寛大さを見せる当たりはなかなか良かったと思います。

京子は他の作者での「妻の母」作品で頻繁に見られるような方向性を感じさせつつ、主人公への想いと回りから堅く見られる事へのコンプレックスを上手く絡めていて、最後は娘に諭されて仲間に加わってしまうような可愛らしさが有ります。

花帆はすみれの後輩でいわば「妹」のような立場ですが、既に人妻でセックスレスに悩む部分が描かれています。
展開の補足として、主人公の後輩でもある彼女の夫は主人公に孕ませて欲しいと依頼した後ホテルに向かった後で立ち去っており流石に「二竿」で無いものの、この設定に対しては蛇足感を感じずにはいられませんでした。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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