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新堂麗太「未亡人温泉 43歳と36歳と32歳」

新堂麗太「未亡人温泉 43歳と36歳と32歳」(フランス書院文庫、2011年12月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

実家が温泉旅館を営む駿介は義母の小百合と進路を巡って対立するが、何故か一緒に風呂に入る事になり彼女の裸体に反応してしまう。担任教師の春菜から近親相姦は悪い事だからと諭された駿介だが、今度は兄嫁のあずみからフェラチオされてしまう。

【登場人物】

幸田駿介
高校2年生。9年前に母親を、3年前に父親を亡くし、実家は精力増強など様々な効用を持つ露天風呂が自慢の仏蘭西館という温泉旅館を営んでいるが跡を継ぐ気も無く、絵を学ぶ為東京の大学に進学したいと考えている。

幸田小百合
43歳。5年前に駿介の父親と結婚したが、2年で夫と死別した。駿介が幼い頃から旅館の仲居の仕事をしており仲は悪くないが、彼に旅館を継いで欲しいとの気持ちは強く、上京には反対している。

幸田あずみ
32歳。駿介の兄嫁だが、1年前に夫を交通事故で亡くしている。ハーフのように目鼻立ちが整った顔で、モデル体型の割にFカップで非常にスタイルが良い。将来は駿介と結婚し、旅館を継ごうという野心を強く持っている。

里中春菜
36歳。駿介が通う高校で数学を教え、クラス担任を務める教師。夫を病気で亡くしている。以前は東京に住んでいたが、友人の勧めで転勤した。黒縁のメガネを掛け黒髪の知性的な顔立ち。

【展開】

進路に付いて義母や兄嫁と対立した駿介は露天風呂に入っているとそこへ小百合が現われ背中を流して貰いますが、親密になろうと悪戯っぽく手で彼女に背中や胸を洗われて勃起したのを恥ずかしがり慌てて退出します。

翌日駿介の様子が変だと気付いた春菜から近親相姦は悪い事だから次は強く断るべきだと諭されますが、駿介は帰宅して間もなくあずみからヌードデッサンのモデルになると言われ、裸体に反応し勃起したのを知られ咥えられると堪らずに兄嫁の顔面に精を放ちます。

翌日駿介から兄嫁との出来事を聞かされた春菜は早速彼の家を訪れて進路は本人の意思を尊重するように小百合を説得しようとしますが、何故か露天風呂に入れば温泉の良さが分かるからと言いくるめられ入浴する羽目になります。

温泉の湯の効用なのか、駿介を想うと顕著に体が反応し高ぶりオナニーする春菜。それを覗き彼女のパンティを持ち出して自慰に浸っていた駿介は不審に感じた小百合に部屋へ踏み込まれ、自分とだけなら近親相姦でも構わないと妙な理屈で説得された駿介は、小百合の熟れた身体で初体験を迎えます。

しかし翌日に上の空で授業を受ける駿介に気付いた春菜は、放課後の教室に彼を呼び出し義母とセックスしたと聞かされると積極的に駿介を受け入れ愛撫に身を委ねる内に失禁し、小百合に負けじとアナル処女を捧げます。

春菜の言い付けを守り、自分だけで無く小百合に対しても不自然に思えるほど避けようとする駿介に疑問を抱いたあずみは、夜中に駿介をドライブへ誘います。
あずみからバイブやリモコンローターを見せられ試してみたいかと挑発された駿介は車中であずみにバイブで悪戯した後、ローターを付けたまま買い物させ調子に乗り絶頂へ導くと、ビルの非常階段へ連れていき後背位で交わります。

ところが偶々職場の飲み会にやって来た春菜に気付かれあずみも反論する内に二股が発覚、更に小百合の知る処となり駿介は孤立します。しかし誰か一人に絞れないと露天風呂に呼び出し謝罪した駿介に、湯の相乗効果も有り許した3人はそのまま4Pへと雪崩れ込みます。

【レビュー】

新堂麗太作品の17作品目で本作より以前はヒロイン3人が登場する作品が多くなりますが、 作者なりの黄金パターンを踏襲しているのは相変わらずと言えます。

流石に百合展開を見せるばかりだと同じだと判断したのか本作では取り入れられませんでしたが、その代わりというのか「万能な」温泉の湯の効用を使って上手くバランスを取りつつ、
主人公が優柔不断な高校生で3人に対して関係を諌めつつも押し流される点や、八方美人で関係を引きずり一旦はヒロインたちから愛想を尽かされる作中の流れは相変わらずです。

ヒロインたちは近親相姦を躊躇する主人公に強引な理屈を捏ねて関係を結ぶ小百合や関心を持たせようとアナルを捧げる春菜、同様に玩具調教を受け入れるあずみとなかなか突っ込み所が多く、その辺も新堂作品らしさを感じます。

一方主人公の駿介の駄目っぷりも相変わらずと言うか、今回は温泉の湯の効用に頼ってしまった為かあまり誠実さを感じられずに単にわがままなだけに思えてなりませんでした。
まあやりたい盛りの高校生の少年らしいと言えばその通りだと思いますが、一旦は三下り半を突き付けたヒロインたちももう少し抵抗して猛省を促した方が深みが有った表現だったかもしれません…。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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