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我妻馨「罪深き刻印 兄嫁が、姉が堕ちる蟻地獄」

我妻馨「罪深き刻印 兄嫁が、姉が堕ちる蟻地獄」
(フランス書院文庫、2010年6月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年8月21日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

兄嫁でかつて恋人だった静江に請われ久しぶりに鷹宮家を訪れた亮は、甲斐甲斐しく奉仕するメイドの真央と関係を結んでしまう。彼女の思惑通り相次いで静江や娘の結衣にも手を掛けた亮は、寝たきりの兄の前で静江を抱き積年の恨みを晴らそうとする。

【登場人物】

桑名亮
33歳。腹違いの兄で鷹宮家の当主に恋人だった静江を奪われると共に、妾の子だとして認知されずに追放された。15年が経ち静江に請われ、義兄が寝たきりになり没落著しい鷹宮家の再建を任される事になる。

鷹宮静江
32歳。結衣と翔太は先妻の子の為血の繋がりが無い。かつて亮と付き合っていたが、没落しかけた彼女の実家への援助を名目に、自分のものにせんとする亮の義兄に奪われてしまう。現在は茶道を教える傍ら、寝たきりになった夫の介護に勤しんでいる。Eカップ。

小磯真央
18歳。鷹宮家で住み込みで働いて2年になり、身寄りが無く没落著しいなか唯一残ったメイド。同い年の結衣とまるで「姉妹のように」よく似ているが、かつて亮の兄が働いていたメイドに手を付け、彼との間に子とは認知されずに苦労してきた。Dカップの処女。

鷹宮結衣
18歳。高校3年生。亮の兄と先妻との間に産まれ、亡き先妻の面影を残す童顔ながらも日本人形を思わせる美少女で、家計の助けになればとアルバイトに精を出している。2年前に高校の先輩と1度だけ肉体関係を持っていた。

鷹宮翔太
17歳。高校2年生。亮の兄と先妻の間に産まれ、亮に取っては甥に当たる。過保護に育てられたせいか他人と接するのが苦手らしく引きこもりに陥っているが、義母の静江に強い想いを抱いている。童貞

柏木彩香
29歳。亮の兄の先妻の妹で、結衣や翔太の叔母に当たる。大手銀行でトレーダーの経験を生かし鷹宮家の資産管理をしていたが、ことごとく失敗して責任を感じ、海外赴任中の夫と離れ日本に残っている。


【展開】

叔父である亮が鷹宮家にやって来た当日、静かな生活を乱されて苛立つ翔太は屋敷の離れの部屋に籠ってしまうが、後を追って来た彩香は甥に求められるままヌードデッサンのモデルを務めることになる。そして三日が経ちサービスたっぷりにヌードになってポーズを決めるが、翔太が知らぬ間に鼻血を流しながら股間を膨らませているのを見て可愛いと感じてしまう。騎乗位で彼を男にしてあげたものの、大人顔負けの逸物に人妻であることも忘れて溺れていく。

一方鷹宮家を立て直そうと奔走していた亮が風呂に入っていると、スクール水着に着替えた真央が背中を流しますと入って来たのを見て拒む間もなく背中だけでなく股間までくまなく洗われるが寸止めで終わる。亮は焦らされたまま深夜まで執務を行っていると真央がやって来て、食欲が無いなら処女蜜を飲ませてあげると誘われては流石に応じぬ訳にはいかず、形だけの抵抗を見せる真央の純潔を正常位で奪い中出ししてしまう。

真央との蜜戯も数日に渡って繰り広げられていくが、ある晩に二人の関係に気付いた静枝が部屋にやって来ると、嫉妬を剥き出しにしてふしだらなことは止めるように言われてしまう。真央の身代わりになるとまで口にした元恋人の反応を見て、亮はメイドと二人で牝犬にしてあげると快楽を与え続け、更に全裸に首輪を着けさせて屋敷の地下にある調教室へ移動する。
元よりハードな調教の心得などない亮は、真央に差し出された筆を使って秘唇にブランデーを塗り込むと、ロープで縛り上げて胡瓜や山芋を挿入させて一層感じさせる。そして彼女の拘束を解いて屈曲位にすると、恋人同士のように身体を密着させながら中出し情交に及ぶのだった。

週末を迎えて真央は次に結衣を亮と結び付けようと決意し、静枝から譲り受けたドレスで着飾らせて彼の執務室へ連れていく。そして結衣が亮に恋心を抱いているとばらすと姪なのにと躊躇する亮を巧みに唆し、彼女の乳房や秘芯に愛撫しながら相姦を結ばせてしまう。

更に数日後真央は彩香に毎夜静枝が亮の部屋を訪ねては関係を結んでいると報告すると、その話を叔母から聞いた翔太はその晩に廊下で亮の部屋を見張ることに。そこに現れたのは何と姉の結衣で戸惑うなか、背後から真央に声を掛けられて部屋に入る。目隠しをして亮の愛撫を受けていた姉の姿に翔太が欲情し、真央に唆されるままに正常位で交わり始めたのを見て、亮はやっと真央の望むことを理解し兄との対峙を決意する。

亮は兄の部屋に入ると、かつての精悍さの欠片もなく寝たきりの兄の目の前で静枝をバックにして貫き、激しい腰遣いで攻め立てる。そして静枝も快感を隠し切れず、夫が悶え苦しむ前で亮の肉嫁になることを誓わされるが、行為を終えて大広間へ向かうと翔太が彩香と結衣から奉仕を受けているのを目の当たりにする。相姦を冒す決意を固めた静枝に対して翔太に嫉妬を抱く亮は真央からもう我慢できないと求められ、彼女の望む本当の家族になるべくいずれ彩香も抱かねばと思いながら真央を抱くのであった。


【レビュー】

デビュー作品は直球の誘惑作品だった作者の2作品目はダークな雰囲気を内包した「凌色的な誘惑作品」となっており、確かに公式ホームページの紹介ページでは凌辱とはうたっていないものの、あたかも翔太が主人公で女性たち全員を僕のモノにするかのようなあらすじは違うように思える。

義弟に嵌められ、夫のいる寝室で犯される恥辱、屈辱!
抗う心とは裏腹に、空閨に啼く静江32歳の美肉は、
理性と欲望の狭間で魔性の淫血に溺れつつあった。 
兄嫁、姉、叔母、下女(メイド)まで……
一つ屋根の下、四人の人生は17歳の狂犬に襲われて一変した。
最も近い男に冒涜される、女たちの危険な主従姦係!



本作は前半の翔太と彩香あるいは亮と真央による和姦の流れに対し、後半では静江への調教や夫の目の前で静江を抱き復讐を果たす「寝盗り」要素が混在しており、そもそも二竿にしている時点で挑戦的な作風だけに読み手によっては好みが分かれると思われる。

鷹宮家の立て直しにやって来た亮を上手く利用して「本当の家族」を目指そうとする真央が実質的なヒロインで、初心な筈の彼女がスクール水着姿で亮を寸止めさせて焦らしたり、際どいメイド服になったりと現代的な要素もはらみつつ、静江を挑発して牝犬宣言させたり、あるいは結衣の処女喪失シーンでは百合要素を交え積極的に絡んでいたりとあらゆる場面に出て来て大活躍である。

静江や結衣は亮への想いを抱きつつ真央の介入で関係を結ばされるまでのプロセスはそれぞれの立場からの心理が描かれていてそこは良かったのだが、翔太と結ばれる場面はやや唐突で特に結衣に関しては更に血縁の濃い実弟との交わりだけにもっと丁寧な描写が欲しかったと思う。

翔太の視点からだと序盤に叔母の彩香と結ばれるまでの流れは近親相姦を犯す緊張感は描かれているが、そこから中盤まで亮の物語で進行したのに唐突に実姉や義母と結ばれたのは蛇足に思える。軸足を彩香に置くなら多少の説明は必要であろうが、既に肉体関係を持っていた事にして終盤に2人と結ばれるまでの描写に行を割いてくれた方が良かったかもしれない。

中盤にかつての恋人である静枝と結ばれるまでに一つの山場を迎えており、ここまで広げた風呂敷を最後は慌てて回収するかの如くとっ散らかった内容になったのは残念なところ。情交描写は良かっただけに、イケイケな真央による禁断の姦係への雪崩れ込みと、重厚な設定とのアンバランスぶりは勿体なかったと思う。


DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2010/6/23 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。義弟に嵌められ、夫のいる寝室で犯される恥辱、屈辱!抗う心とは裏腹に、空閨に啼く静江32歳の美肉は、理性と欲望の狭間で魔性の淫血に溺れつつあった。兄嫁、姉、叔母、下女(メイド)まで……一つ屋根の下、四人の人生は17歳の狂犬に襲われて一変した。最も近い男に冒涜される、女たちの危険な主従姦係!★★★☆☆ 斜陽の一族が向かう淫靡な破滅, 2010/8/1...
罪深き刻印-兄嫁が、姉が堕ちる蟻地獄(著:我妻馨、フランス書院文庫)








本作を取り上げたのは、今月(2016年8月)にデビューする川俣龍司さんの作品にて退廃的な設定やメイドヒロインが登場する点などで、もしかしたら雰囲気が似ているのかなと感じたからです。


「禁鎖(くさり)に繋がれたママと女教師とメイド」




作品紹介(公式ホームページ)

8/15に紹介ページが更新され、「第16回フランス書院文庫官能大賞新人賞」受賞作品とアナウンスされています。丹野忍さんによる表紙イラストは、おなじみの巨乳熟女(ママ)だけでなく、メイドも描かれていますよね。いかにも黒本らしい淫靡さを感じさせます。

で立ち読みコーナーから伺える点としては、どうやら主人公の実母は一家の主である祖父に弄ばれる存在ということでしょうか、実の子に裸体を晒されて嫉妬に駆られ…なんていう展開が見えて来そうです。その前には女教師がまるで主人公の人形のような扱いを受ける流れもありそうです(目次より)。そこにメイドがどう絡むのか。我妻馨作品のように陰で一家を操るような存在なのかもしれません。楽しみにしたいと思います。
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tag : 社会人主人公 高校生主人公 童貞 母子相姦 姉弟相姦 二竿

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罪深き刻印-兄嫁が、姉が堕ちる蟻地獄(著:我妻馨、フランス書院文庫)

2010/6/23 発売 → Amazonはコチラから。 → ハイブリッド書店【honto】はコチラ。 義弟に嵌められ、夫のいる寝室で犯される恥辱、屈辱! 抗う心とは裏腹に、空閨に啼く静江32歳の美肉は、 理性と欲望の狭間で魔性の淫血に溺れつつあった。 兄嫁、姉、叔母、下女(メイド)まで……一つ屋根の下、 四人の人生は17歳の狂犬に襲われて一変した。 最も近い男に冒涜される...

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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