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如月蓮「三姉妹はいつも僕の心をかき乱す」

如月蓮「三姉妹はいつも僕の心をかき乱す」(フランス書院文庫、2012年11月、表紙イラスト:野中昇)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

父親の転勤に伴い沙奈子たちの住むマンションの隣室に越して来た修平は、沙奈子や妹で歯科衛生士の真優花や担任教師の理沙と相次いで結ばれる。

【登場人物】

丸山修平
17歳。高校3年生で父と二人暮らしで、転勤に伴い沙奈子の隣の部屋に引っ越して来た。童貞。

三浦沙奈子
36歳。10年前に夫を亡くしており、現在は妹の理沙と一緒に住んでいる。和風の顔立ちに肩ぐらいまで伸ばした穏やかな印象を与え、料理教室を開いているだけに料理が得意。Dカップの熟れた身体付き。

芝川真優花
33歳。沙奈子の妹で修平が通う近所の歯科医院で歯科衛生士の職に就いている。夫が1ヵ月間海外出張の為姉の部屋に押し掛けて来た。艶やかな長い髪にやや挑発的な顔立ちにEカップの体。

藤野理沙
27歳。修平の担任で英語を教える教師。姉の沙奈子と一緒に住んでいる。普段は深いブラウンの髪をハーフアップにしており、新体操部の顧問をしているが、Fカップと意外にグラマラスで、ロリータ気味の幼い声質とのギャップに生徒の人気は高い。

【展開】

大型スーパーで買い物していた沙奈子は修平を見掛け一緒に帰った電車の中で密着し、勃起を押し付けた修平を意識しつつも部屋に料理を持っていきます。部屋に連れ込まれ勃起を鎮めて欲しいと懇願されると沙奈子は拒めずに手で放出させ、おまけに口で掃除してあげます。
翌日洗濯物を一夜干しっぱなしだった修平の様子が気になった沙奈子が彼の部屋を訪れるとベランダに連れ込まれ、セックスを求める彼の無骨な愛撫にいつしか根負けし人目を気にしつつも交わります。

ある日学校帰りに歯の疼きを感じた修平は近所の歯科医院に向かうと色っぽい歯科衛生士の応対を受け、彼女が沙奈子の妹の真優花だと知り挑発されるも治療もあってその場はやり過ごされます。
数日後時間外に医院を訪れた修平は真優花を連れて自宅に帰ると彼女に主導されてセックスしますが、後日医院でも医者の診察の前に慌ただしくパイズリフェラから交わる事となります。

数日後自分の担当する英語の授業で集中していない様子の修平が気になった理沙は何でも相談してと元気付けると、早速放課後に体育館にやって来て自分の練習を見つめる彼の姿を見掛けます。
汗をかいた彼女のレオタード姿に欲情した修平は体育倉庫で後ろから抱き付き甘えた末、彼女も濡れていると確信し終いには股の間にぺニスを挟み射精すると、帰宅後に定期券を届けに来た理沙を自宅に引き込んでセックスを迫り結ばれます。

ある日料理教室に忘れ物を届けに来た修平は再び彼女に迫り材料の胡瓜や茄子を使って愛撫した後、携帯で撮影しながら後背位で交わります。更に修平は画像の消去を口実に自宅へやって来た彼女に裸エプロンで配達の受け取りをさせ、流しで抱いて有頂天になります。

しかし妹から成績が低下していると聞かされた沙奈子から突如関係の終わりを告げられた修平は、金曜日の夕方に体調が悪いのに治療に来たのを真優花に見咎められ、姉妹の部屋へ連れて来られます。

動揺する沙奈子に迫り再度交わったその晩、隣に理沙が眠っているにも関わらずキャミソール姿の真優花に欲情し関係を持った修平は、更に翌朝に理沙が寝た振りをしてオナニーしていたと弱味に付け込んで再びレオタード姿にしてセックスします。

修平に絶頂に導かれ陶酔していた理沙ですが、料理教室がキャンセルになり早く帰宅した沙奈子と鉢合わせになります。激昂しつつも彼女は自分の方が修平に多く愛してもらったと彼のぺニスにしがみ付き
激しく乱れますが、そこへ午前の診療を終えた真優花も帰宅します…。

3姉妹で修平と関係を持ったのが明るみになるも許された修平は、沙奈子のベランダに干されている下着で今夜は誰がOKとのサインをチェックするのが習慣になり、今日もふらつきながらも沙奈子と真優花からサインを受け取るのでした。

【レビュー】

本作はフランス書院文庫で数少ない女流作家の一人である如月蓮さんの13作品目で、本作に続く2013年に発売した2作品は偶々ヒロイン2人で続きましたが、ヒロイン3人の作品の方がこの作者の得意パターンです。

最初は主人公に翻弄されがちで受け身だったヒロインが最後には積極的になり、干している洗濯物で今晩は誰がOKかのサインを出すようになるのはいかにも女性のしたたかさを描いていて面白い発想だなと思いました。

作品を重ねている事も有りヒロインの官能描写はほぼ申し分無いですが、少年に迫られてヒロインが体を開くまでのプロセスが3人ともそれほど違いは無く、年齢の順に攻略し最後に突如合流する流れは短編を繋ぎ合わせたようにも見えます。

沙奈子は料理教師を営んでいるので胡瓜や茄子を使った愛撫や裸エプロン、歯科衛生士の真優花は診療室での白衣着用のコスプレ、担任教師の理沙は新体操部の顧問なのでレオタードとそれぞれの設定は魅力的です。

それに対し主人公は性の熟練者で有るかのようにねちっこい前戯に対しいざ交わってからは割と淡白な点がチグハグですし、個人的には自己本位で甘えた口調になりがちなのは少年らしさは感じるけれどワンパターン過ぎて工夫が欲しかったです。

例えば真優花に童貞狩りされ、沙奈子に仕込まれ、唯一理沙に対しては優位に出るという流れならスムーズだし、最後は一人ずつ合流していく流れも確かに現実的だけど何よりも4Pが尻切れになっており、残念な面が見られました。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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