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絢瀬簾「マンツーマンレッスン 熟妻と青年家庭教師」

絢瀬簾「マンツーマンレッスン 熟妻と青年家庭教師」
(フランス書院文庫、2010年8月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。2015年12月6日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

最愛の夫がフランスに赴任し寂しさを感じている真理子に取っての楽しみは、毎週水曜日にやって来る若い家庭教師の慎一と過ごす時間だった。次第にエスカレートする彼女の誘惑に耐え切れずに慎一は関係を持ってしまうが…。

【登場人物】

響野真理子
35歳。5年前に夫と結婚したが、2年前にフランスへ赴任して以来寂しさを感じている。95cmのIカップとグラマラスな身体。夫が勤める会社のパーティーで慎一を見掛けて気に入り、フランス語の家庭教師を依頼する。

伊東慎一
28歳。真理子の夫が勤める会社と提携先の企業で働いており、始めは業務の一貫としてやって来たが次第に彼女に惹かれていく。名前は純和風だがフランスで生まれ育ったクオーターで、母国に恋人を置いて来ており欲求不満気味。無類の巨乳好きで真理子から乳戯されるのを夢想している。

【展開】

6度目のレッスンとなった水曜日、慎一を想いながらオナニーした後に出迎えた真理子の妖しい雰囲気をみた慎一はついいつもの通り妄想の中で彼女とのエッチな事を想像しながらも、何とか理性を保ちレッスン後の食事の誘いを断ってしまう。
翌週何とか食事だけでもと可愛らしく焦らして誘う真理子に期待した慎一は酒に付き合う内に彼女が狸寝入りしているとは思わずに欲情し自慰を始める。真理子は起きるきっかけを失い薄目を開けてその様子を眺め、彼が帰ると一人で激しく悶え初めて後ろの穴まで駆使してオナニーに浸るのであった。

次のレッスンで先を期待し露出の多い服装に着替えた真理子は映画を観ながら再び狸寝入りして慎一が手を出すのを待ち受けていると、彼に股の間を覗かれ匂いを嗅ぎながら下腹部に精を放たれて性感を高めていく。更に巨乳にぺニスを擦り付けながら2度目をしようとする慎一に対し真理子は我慢の限界を迎えて目を覚ましたまでは良かったが、踏ん切りが付かずに次こそはと約束しオナニーの見せ合いに留める。

翌週済ました顔でレッスンを続けようとする慎一に焦れた真理子は誘いつつも彼から手を出して欲しいと頼み寝た振りをして状況を再現しようとするが、やはり我慢出来ずに口唇奉仕を仕掛けて精を受け止める。四つん這いで情交をねだる真理子を見た慎一は、真理子が狸寝入りした罰として卑猥な言葉を用いて挿入願望を口にさせ遂に結ばれるが、巨乳を汚したいと願い膣中に出さずに射精した後3度目は乳間挿入で顔まで汚すのであった。

翌週真理子に肌が透けた服装で出迎えられた慎一はレッスンをそっちのけにして玄関でうつ伏せにして押し倒して交わり、繋がったままリビングに移動して射精する。更に慎一は休まずにソファーで馬乗りになりパイズリで射精した後、返礼とばかりに真理子を四つん這いにして意外と尻穴付近が毛深いと言葉なぶりにしながら指を挿入させると、彼女の口から慎一にならとアナル処女を捧げられ2度も中出しする。

しかし夫の帰国と入れ替わるように慎一が母国へ配置転換となり後ろの穴を捧げた交わりが最後となった真理子は、2年後のある日夫からフランス行きを提案されて消せずにいた慎一のメールアドレスを削除し想い出に留めておこうと決意するのであった。

【レビュー】

絢瀬簾名義でのデビュー作品は第8回(2009年募集分)フランス書院文庫官能大賞の最終選考作品の中の1つで、35歳の割には独白する場面では意外に生娘のような若々しい(というか可愛らしい)ヒロインや10代の少年のような主人公の言い回し、短文での改行や同じ言葉を多用するなど型に捕らわれない文体が特徴的である。

夫の長期海外赴任に伴い日本に残ったヒロインの真理子がパーティーで見掛けた慎一に興味を抱き、2人だけの世界の中で次第に距離が縮まっていくプロセスと唐突な別れまでを描いた作風は至ってシンプルな作りであり、かつての誘惑官能作品を思い起こさせる。
30日間で逢瀬は5回しかない中、前半の2回は互いの妄想に終始し3回目も自慰の見せ合いと我慢が続いたせいか4回目と5回目は官能描写の連続で一気に盛り上がるものの、アナル処女を捧げた辺りからあまりの拙速さに呆気ないなと感じさせたのは残念である。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2010/8/23 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「お願い、見て……ねえ、私の裸を見せてあげるわ」真理子が背中に手を回した刹那、ゆっくり落ちる黒下着。ミルク色の膨らみの中央で淡い桃色の乳首が震え勃つ。「たまらない、こんなにいやらしい身体をしてるなんて」単身赴任中の夫の眼を盗んでつづく〈大人の個人授業〉1vs1――35歳熟女と28歳青年が溺れた濃密な30日間。★★★★☆ 独創的な文体に好みが分...
マンツーマン レッスン-熟妻と青年家庭教師(著:絢瀬簾、フランス書院文庫)


【追記】

無類の巨乳好きな主人公の慎一、不相応な程の可愛らしい言動が目立つヒロインの真理子はもしかすると弓月誠作品から影響を受けたのであろうか。実は応募作品から構想を得て、弓月氏の別名義として刊行されたのかもしれないと再読した際に感じたことです。

そんな絢瀬簾名義での新作が今月(2015年12月)に5年3ヵ月振りに発売される事になりました。

「人妻温泉ホテル【ふたりきり】」

(あらすじ)※版元ドットコムの紹介記事より引用

浴衣の帯で手首を縛られ、はだけた裾のまま組み伏され、
荒々しく乳房を揉まれ肉裂に押しこまれてくる熱い剛直。
(許してあなた……今夜だけ私はこの人のものに……)
湯船での秘姦、ソフトSM、真夜中のアナル調教。
貞淑な心とは裏腹に反応してしまう30歳の敏感な女体。
結婚二年目の人妻が溺れ狂った、二人きりの獣夜!


「1vs.1」路線は健在であり、いかにもな6行あらすじ(書籍の裏側に記載されている文)から見ると誘惑にも凌辱にも受け取れるものの、あらすじで書かれているような調教路線ではないと思われます。

これは全くの余談でありますけど私の見立てが正しいならば、弓月氏の2015年は大活躍の一年間となるわけでして…。

【鮎川晃名義】

「働く綺麗なおばさん 美臀に魅せられて」(2015年1月)

【弓月誠名義】

「おいしい三姉妹【最高の隣人】」(2015年4月)

「僕のひとり暮らし 隣の未亡人vs.義母」(2015年8月)

「マダム女教師(仮)」(2016年1月発売予定)

【絢瀬簾名義】

「人妻温泉ホテル【ふたりきり】」(2015年12月発売予定)

刊行時期は他の作品との絡みもあって早くも遅くもなるという話は、作家さんのブログやTwitterなどで拝見した事があります。2ヵ月続けた刊行は偶然であり、実は一定のペースで書き下ろされているのならば、決して無理なスケジュールではないのかな…と思います。
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tag : 社会人主人公 デビュー作品

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マンツーマンレッスン-熟妻と青年家庭教師(著:絢瀬簾、フランス書院文庫)

2010/8/23 発売 マンツーマンレッスン-熟妻と青年家庭教師著:絢瀬簾、フランス書院文庫 → Amazonはコチラから。 → Kindle版はコチラから。 → ハイブリッド書店【honto】はコチラ。〈電子書籍〉 → ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉 → 総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。 「お願い、見て……ねえ、私の裸を見せてあげるわ」 真理子...

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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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