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河里一伸「秘密の扉 担任女教師と女医と看護婦」

河里一伸「秘密の扉 担任女教師と女医と看護婦」(フランス書院文庫、2012年4月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

担任の真沙美に憧れを抱く誠也は、骨折で入院する事になった彼女に毎日見舞いに来ると告げる。それを聞いた誠也の幼馴染みで看護婦の亜子の表情が変わったのを見た担当医の美津恵は彼に興味を持ち診療室に連れ込むが…。

【登場人物】

栗本誠也
18歳。進学校に通うが大学へ行かずに、調理師の資格を目指して専門学校に進学する予定。反対する誠也の両親に辛抱強く説得する真沙美にいつしか惚れるようになり、真沙美の負傷に間接的な責任が有ると感じ、毎日見舞いに来るようになった。童貞。

加納真沙美
26歳。誠也が通う学校で国語を教える教師。長く黒い髪。学校の階段から転落して右足と右腕を骨折し、伯父が理事長を務める総合病院に入院した。真面目過ぎる性格で恋愛を敢えて避けて来た節が有る。処女。

佐々木美津恵
31歳。真沙美の入院した病院に勤める整形外科医で、ショートボブに理知的な雰囲気を漂わせる女性。付き合っていた男性が居たが、すれ違いの生活が続く内に離婚へ至っている。

瀬川亜子
22歳。真沙美の入院した病院に勤める看護婦。セミロングの髪にスレンダーな体と、それに不釣り合いで豊かなバストを持つ女性。誠也と幼馴染みで一時期英語の家庭教師をしていた事があり、再会した彼に想いを抱くようになる。

【展開】

真沙美の容態を見守る誠也は、間接的に怪我を負わせた責任を感じつつ大っぴらに逢えると考え毎日見舞いに来る事を告げ、それを聞いて複雑な表情の亜子に気付いた美津恵はある日彼の相談を受け診察室に連れ込みます。
真沙美が好きだと告白出来るようにおまじないを掛けてあげると告げた美津恵は積極的に口で射精させ更に筆下ろししてあげますが、意外に逞しい彼のぺニスに翻弄され絶頂に至ります。

続けて休憩中に寮に引き込まれて亜子とも関係を持った誠也はある日美津恵から宿直室へ呼び出されると、説教を終えた亜子の心を鍛えるのを口実に美津恵に指示されながら指で絶頂させ、3Pへ発展し2人と交わります。

亜子の馴れ馴れしい態度に嫉妬する感情に気付いた真沙美は、ある日美津恵と亜子の差し金で夜中の病室へ入室した誠也の前で想いを告白させられ、2人の見守る中でシックスナインから破瓜を迎えます。
翌日から誠也の要求がエスカレートし真沙美はそれに応える内に自己嫌悪に陥りますが、美津恵に諭されて吹っ切れると再び病室で交わり、いつしか退院の日が決まると教師と生徒の立場では頻繁に逢えないと複雑な想いを抱くようになります。

退院祝いで美津恵に誘われ再び夜の病院を訪れた誠也は、検査台で開脚状態にされた真沙美を目にし、卒業試験と称して美津恵に指示されながら指で真沙美を絶頂させると、その後は美津恵、亜子、真沙美の順に相次いで交わります。

退院し卒業式にやって来た真沙美は、放課後の教室で互いに呼び捨てにしながら誠也と愛を確かめ合います。

【レビュー】

お得意の3人ヒロイン作品で、メインの真沙美を入院させ、医師の美津恵、看護婦の亜子を配して病院を舞台にした設定や、各章に「~授業」と付くように主人公が美津恵や亜子の指導を受けたり、教わった事を実践する流れは良かったと思います。

ヒロインと順番に関係を持つだけでなく、途中で美津恵と亜子、真沙美に他の2人というように複数プレイを交える工夫は見られますが、前戯に掛ける時間の割には交わってから絶頂するまでがあまりに早いので、この辺は工夫の余地が有りそうです。

ここまで作者の作品を続けて読みましたが、割とファンタジー要素を交えた美少女文庫のような作風と勝手が違う為なのか、あるいは突っ込んだ官能描写があまり得意で無いのか、あまりにあっさりし過ぎていて進歩していないように思います。

JPの分類に入る美少女文庫だからエッチでは無いという事は決して無いし、作者の美少女文庫作品の方が質が高いなと思う事も有ります。個人的には、フランス書院文庫というのが合わないのではと懸念しています。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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