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河里一伸「牧場の四姉妹【甘い生活】」

河里一伸「牧場の四姉妹【甘い生活】」(フランス書院文庫、2011年12月、表紙イラスト:ISAmu)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

病弱な母の療養生活の為離れて暮らしていた貴昭は、義理の姉たちが経営する酪農牧場を手伝う為、8年振りに実家に戻って来た。相次いで姉たちと結ばれた貴昭だが、牧場の経営は思わしくなく、彼のアイディアに賭ける事になる。

【登場人物】

富坂貴昭
16歳。8年前に体調を崩し療養生活を送る実母と札幌で暮らしていたが、椿希から人手不足の為手伝って欲しいと頼まれ高校を中退し牧場に戻って来たばかり。貴昭は亡くなった母の恋人との間に産まれた為、四姉妹とは全く血の繋がりは無い。童貞。

白井椿希
28歳。富坂家の長女で3年前に結婚したが夫は半年後に事故死し、現在は実家に戻り牧場を営んでいる。天然が入ったおっとりした性格で、94cmのグラマラスな体付きの女性。何かにつけてすぐ貴昭に抱き付く癖がある。

富坂葵
25歳。富坂家の次女で、産みの母を喪い2年前に父親が亡くなってからは姉妹で牧場を営んでいる。短い髪型にボーイッシュでがさつな性格だが、長身で巨乳の分類に入るスタイルの良い女性。恋愛事に疎く男性経験は無い。

富坂紅音(あかね)
21歳の大学3年生。富坂家の三女で畜産経営学を専攻する才女。経理全般を担当し牧場を何とか持ちこたえさせているが、病弱で非力な為力仕事は向いていない。中学生を思わせる小柄で未成熟な体付きで、病気の影響からか感情の起伏に乏しい。処女。

富坂柊
17歳の高校2年生。富坂家の四女だが久々に再会した貴昭に対し他人以上に冷たい態度を見せるが、実は彼に対する照れから来るもので関係を持つと一転してベタ甘えするようになる。やや女らしさが見え始めた成長途上の体付き。処女。

【展開】

義姉たちと同居を始めて3週間後のある日、椿希の手伝いをしようと牛舎に向かった貴昭はそこで彼を思ってオナニーする彼女を目の当たりにし、我慢出来なくなった椿希から迫られ口や胸での奉仕で2度精を放つとバックで貫き初体験を迎えます。

椿希から再び体を求められ敷地内の温泉で交わった貴昭は数日後葵から誘われ、馬に一緒に跨がりながら敷地の外れの草原へやって来ます。椿希との交合を見たという葵は、自分に女の魅力が有るなら抱いて欲しいと頼み、願いを聞き入れた貴昭は彼女と交わります。

ある日追加融資で銀行を廻る紅音に付き合った貴昭は、芳しくない結果に失望する彼女の表情を見て母の療養生活の負担が経営難の一因だったのではと謝罪します。すると紅音も病弱な自分の看病で義母に心労を掛けたと切り返し、2人は和解します。
土砂降りで視界が悪く身動きの取れない中、路上駐車した車内で紅音から自分ともセックスして欲しいとせがまれ、貴昭は羞じらう彼女の反応を楽しみながら交わります。

相次いで3人と関係し柊とも関係改善を願う貴昭は過労で倒れた彼女の看病をする事になり、無理をせずに自分に頼って欲しいと告げます。特徴的な姉たちに負けじと手伝っていたのに、貴昭に仕事を奪われると意地になっていたと謝罪した柊も彼に抱いて欲しいと求め、2人は結ばれます。

貴昭のアイディアで牧場の立て直しに成功しひと息付いたある日、そのお礼にと姉たちから5Pを提案された彼は交互に彼女たちを貫き癒しを与えます。

【レビュー】

広大な北の牧場で繰り広げられる四姉妹との同居生活で温泉や草原、土砂降りの車中など舞台設定自体は面白く感じますし、処女ヒロイン3人の年齢から見てこれがエロシーン付きのラノベだと言われれば納得出来ます。

しかし官能小説として読むのなら、再三指摘しているようにセックスに至るまでの動機付けがオナニーを見られ我慢出来ずとか、姉のを見て自分も仲間に加えて欲しいのでは説得力に欠けますし、
いざ交合に至ってから処女・非処女に関わらず直ぐに主人公のモノが良いとか、中に出されて絶頂に至るという一点ばりの反応なら、別に四姉妹でなくてもヒロインの人数を減らして3Pに割くのでも良かったと思います。

黒本にも進出されて本作で5作目になりますが、敢えて目新しさを出そうとして単に説明過剰になっている面が否めず、進出当初の勢いを感じられず残念です。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
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