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宮園貴志「相姦マンション【ふとももハーレム】」

宮園貴志「相姦マンション【ふとももハーレム】」(フランス書院文庫、2010年12月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

実姉に対する憧れを抱きつつ、双子の実妹たちにまとわり付かれる生活に嫌気が差し独り暮らしを始めた智彦。しかし妹たちがそれを許す筈もなく、半ば押し掛けでワンルームの彼の部屋へ引っ越して来る。更に妹たちの出奔を知った姉も嫉妬心から弟を尋ねるが…。

【登場人物】

小森智彦
17歳。高校2年生。童貞。姉の涼子に対し畏敬のような憧れを抱きつつ、下着に悪戯している。一方で
理沙や亜美の双子妹たちにまとわり付かれ、安寧を求めて両親の許可を得て独り暮らしを始めた。かなりの下戸で妹たちにそれを利用される事も。

小森涼子
21歳。智彦たちの実姉。智彦の一途な想いを知りつつふんぎりが付かず、妹たちに先を越されたと知り彼の部屋を尋ねるが…。

小森理沙
16歳。智彦の妹で亜美とは双子に当たる。処女。兄と同じ学校に通い、チアリーディング部に所属している。亜美より巨乳で鍛えられた美脚の持ち主。

小森亜美
16歳。智彦の妹で理沙とは双子に当たる。処女。兄や理沙と同じ学校で図書委員を務める。感情表現が乏しく、理沙よりバストが小さいのを気にしており、密かにバストアップブラを着用している。

【展開】

独り暮らしを始めてほっとする智彦ですが、そこに双子の妹2人が半ば押し掛け同然にやって来て3人暮らしを余儀無くされます。
早速初日の晩に智彦を誘惑しフェラチオに成功した理沙は、翌日登校時に嫉妬する亜美から電車内で兄への痴漢プレイを見せ付けられ邪魔が入るも、放課後に急遽部活が中止になったのを利用して兄を誘いチアコス姿で処女を捧げます。
翌日自習中の兄を図書室に呼び出し、蔵書の整理を口実にスカートの奥を見せ付け誘惑する亜美は、次の日に理沙が部活で帰りが遅いのを知り、兄と自宅で何度も体位を変えて交わります。
妹たちの行動に疑問を感じ智彦の部屋を訪れた涼子はそこに漂う匂いで彼等が関係していると知り、理沙のチアコスを着て布団を頭から被って太股が丸出しの状態で妹に扮して帰宅した弟の真意を聞き出します。
本当は姉とセックスしたいという智彦の本音を引き出した涼子は正体を明かし彼のしたいようにアナルまで捧げますが、直後に帰宅した妹たちは姉を邪魔者扱いし近くの銭湯で汗を流すように促します。
涼子の不在の間にアルコール入りのジュースを飲まされ昏倒した智彦が目を覚ますと両手を姉と交わった罰だと両手を縛られたまま2人のアナルを舐めさせられ、亜美が先にアナルを許した姉に嫉妬しつつも後ろで交わるとそこへ涼子が帰宅します。
亜美の肛姦を見て一旦は戸惑う涼子ですが、妹たちに言われるままに剃毛した秘所を見せながら智彦と一緒に暮らしたいと告白し、妹たちに加勢し3人で智彦の精を搾り取ります。

【レビュー】

高校2年生の主人公に1つ下の双子の妹2人、4つ上の姉、近親者ならではと言えるうるさ過ぎる会話のやり取りは、恐らく美少女文庫へ既に進出していた巽飛呂彦さんの作風を強く意識したものだと思われます。
現に美少女文庫で本作をそのまま出しても違和感は無く美麗なイラスト付きで読んでみたかった気もするし、実現していたなら違う方向性も有ったかもしれませんね…。

直情的な言動と巨乳でスタイルの良い理沙と感情を表に出さず大人しい亜美との対比的な性格は良く出来ているなと思いますが、先に述べたように兄の迷惑も考えない妹たちにただ煩さと愛情の押し付けによる重さしか感じず馴染めませんでした。

姉の涼子はどうしても出遅れ感が有り、だからこそのチアコスで主人公の本音を引き出そうとしたりしてなかなか笑える要素は有りますが、初めて結ばれた達成感の余韻も無く姉の身体を味わい尽くすかの如くアナルに移るのは良くなかったです。
この「何が何でも」アナル描写を入れなければいけないのは本作に限らず黒本ではすっかりお馴染みですが却って没個性化にしか思えず、どれを読んでも無難に終わってしまいがちですね…。

最後は妹たちに「巻き込まれる」形で涼子も参戦しますが、終始一貫した主人公の「待ち」の姿勢も金太郎飴のような紋切り型の作風に見せている一因に思えますが…。
各章1人ずつの展開は、本作で言えば始めに主人公と交わった理沙の場合は次の出番が終章まで無く、そろそろ他のヒロインに絡めるなど見せ方を見直す必要を感じたのですが…。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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