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宮園貴志「ふともも四重奏【義母・姉・妹・叔母】」

宮園貴志「ふともも四重奏【義母・姉・妹・叔母】」(フランス書院文庫、2010年5月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

亡き父が遺した温泉旅館の跡継ぎとして学業の傍ら接客の手伝いを始めた直樹。そんな彼に男を感じた義母や実姉、更に2人に負けじと実妹も誘惑する。加えて甥に亡くなった兄の姿を重ねる叔母まで参戦する事となる。

【登場人物】

桐野直樹
17歳。高校2年生。幼い頃に実母を亡くし、旅館の大将だった父親は鞠子と3年前に再婚したが、昨年交通事故で亡くしている。家業の温泉旅館を手伝う為、野球部を辞めている。童貞。

桐野鞠子
36歳。直樹たちの義理の母親で温泉旅館を切り盛りしており、家業を手伝うようになった直樹を頼もしく思っている。仕事柄和服でいる事が多い。

桐野綾香
23歳。直樹の実姉で父が亡くなってからは民間企業を辞め、鞠子に付いて旅館を手伝う。短大を出て民間企業に勤めている間に複数の男性と付き合っていたが、性的な経験は無い。処女。

桐野芽衣
16歳。高校1年生。直樹の実妹でツインテールの髪型に、私服はゴスロリチックな現代っ子。ある日おかっぱ頭にして自分も旅館を手伝うと言い出し、兄に付いてアルバイトを始める。処女。

小林夏代
29歳。直樹たちの父親と歳の離れた妹。結婚を機に実家を離れたが、高校生の時に叱られた彼女を慰めようとした兄と弾みで逸物を口で奉仕するなどややブラコン気味で、現在は忘れ形見の直樹に対する想いを強めている様子。
現在は行政書士の職に就いて実家の経営アドバイスや行政手続きの手伝いをしており、その報酬に離れの部屋に毎年泊まるのが恒例になっている。

【展開】

鞠子に家族の洗濯物を取り込むよう申し付けられた直樹は乾燥機に彼女の下着が有るのに面喰らいますが、そこへやって来た彼女は女性の下着を扱う機会が増えるから下着をあげるとさりげなく誘惑し、口で精を受け止めた後出したくなったら何時でも言って欲しいと告げます。

その晩に鞠子と初体験に至った直樹は翌日彼女の命で離れの宿の掃除をしますが、そこに現れた綾香は彼と共に入浴した後で処女を捧げようとするも、恥ずかしさの余り普段の接客時の丁寧語で話しながら奉仕します。

2人との親密過ぎる様子に決心した芽衣は髪を切り着物姿で兄に迫りますが直樹は一旦躊躇しつつ夜中のロビーでペッティングに至り、見回りに来た綾香に見付かりそうになると芽衣の部屋で結ばれます。

ある日夏代が恒例のお泊まりにやって来るのに伴い彼女の専属になるのを知り喜ぶ直樹ですが、その前に鞠子や綾香に1度ずつ搾り取られます。

そして旅館にやって来た夏代は3人が肉親で有る直樹にただならぬ眼差しを送っている事に気付き、いつの間にか自分も彼に亡き兄の姿を重ねているのを知って、彼の求めるままに屋外で排尿したり、自室でローション風呂にしてご奉仕します。

互いに直樹と結ばれたのを知った4人は直人を旅館の女湯や夏代の部屋の浴室に連れ込み、激しく乱れた一夜を過ごす事になります。

【レビュー】

本作は主人公に強い想いを抱いている義母、実姉、実妹、叔母と主人公がサブタイトルの順番通り結ばれるというベタな展開で、ここ数作に見られるようにエロ重視のラブコメディ志向路線を打ち出しています。

脈絡も無く離れの倉庫にスケベ椅子が有ったり、ローションを用意していたりとあまり深く考えずに読んだ方が良さそうですが、近作では近親者故の倒錯的なプレイが減っており、単に下着に対する拘りにしても黄金水描写にしても後で付け書き足したような無理が有るように見えます。

それに加えて割と分別を持っている主人公に一方的に想いを寄せる4人と各章1人ずつ、終章は全員だと同じ据え膳ばかりで単に短編の繋ぎ合わせになるし、例えば芽衣に関しては綾香の手解きを受けながらとか、夏代ならば母娘4Pを知り自分も引き摺り込まれるなど展開面で何か工夫が欲しかったです。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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