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久藤貴緒「クラスメイトの美母は未亡人奴隷」

久藤貴緒「クラスメイトの美母は未亡人奴隷」
(フランス書院文庫、2014年1月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2017年5月24日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

クラスメイトの美母は未亡人奴隷
久藤 貴緒
フランス書院
2014-12-12




【あらすじ】

娘のクラスメイトで亡き息子に似た誠と関係を持ち始めた沙織は、ある日悪漢たちの脅しに屈した真の頼みで彼らに抱かれてしまう。彼女の乱れる姿に興奮し、周りの人間との関係を断ち切らんとする真の要求は次第にエスカレートする。


【登場人物】

高坂誠
高校2年生。母親を亡くし父親は仕事で不在がちで、教室では誰とも馴染もうとせず浮いた存在。沙織が経営するガラス工芸店にバイトで働いており、三ヵ月前に彼女に関係を迫り頻繁にセックスするようになった。

紫村沙織
37歳。市内で名の知れたガラス工芸家で、販売店を営み生計を立てている。5年前に交通事故で夫と長男を失なっており、真に亡き長男の成長した姿を重ねてみるようになっていて性的な関係を拒めずにいる。

紫村榛香
高校2年生。沙織の娘で真とは同じクラスで委員長を務めているが、孤立する彼の持つ雰囲気に馴染めずにおり特に関心が無い様子だが、母の態度の変化に亡き弟に似ている真が関わっていることには気付いている。生徒会長の佐伯に想いを寄せているが処女のまま。

阿久津
高校3年生。典型的な不良少年で真を始め多数の人間に脅迫して万引きや金品を要求したり、性的暴行を重ねて来ている。素行の悪さが原因で停学処分を受けて大学の推薦を取り消され、底意地の悪さに更に拍車が掛かっている。

田宮小太郎
真や榛香の担任で社会科の教師。50歳近くでボサボサでフケだらけの髪に、ガリガリに痩せた体躯でニヤ付いた表情からは不気味な印象を与える。女生徒の着替えなどの盗撮が趣味だが、阿久津にその弱味を握られ悪事に参加させられる。

佐伯貴志
高校3年生の生徒会長。榛香と付き合い出して間もないが、彼女を大事にしようと考えている。ミリタリーオタクでスタンガンや催涙スプレーなどを多数集めている。榛香とは清い関係のままでいようとしたが、

笹野健太郎
39歳。亡き夫の親友で地元の交番で働く警察官。大柄で筋肉質の体格で融通が効かない真っ直ぐな性格。沙織に想いを寄せていたが、親友だった柴村に気を遣い結婚を前提にした付き合いを言い出せずにいる。榛香からは母親の再婚相手に相応しいと思われている。


【展開】

閉店後の店内で沙織は誠からセックスを求められ身体を許してしまうが、阿久津からイジメにあっていて金が要るから助けてと懇願され彼の待つ公園の管理事務所へ向かう。そして有無を言わさず阿久津に口唇奉仕を強いられ休むことなくバックで犯されてしまうが、誠は抵抗出来ずに阿久津に犯されて乱れる様を見て激しく興奮しズボンの中で触れられることもなく射精してしまう。

阿久津の凌辱が済んで誠から男だったら誰にでも気を遣る淫乱だと詰問され、違うなら証明してみせてと沙織は娘の担任教諭の田宮に抱かれるように命じられる。そして夜になり学校の面談室で田宮を誘った沙織は口唇奉仕で飲精すると、自ら跨がって騎乗位で交わりを求めるが、イヤホンマイクから聞こえる誠の指令を必死に守り田宮を先に射精させることに。それを校舎の窓から見守っていた誠もぺニスをチャックから引き出すと手で扱き射精するが、それと共に阿久津に制裁を与えるべく田宮の淫行をカメラにしっかりと納めるのであった。

その後沙織は田宮にホテルへ連れ込まれて情交を強いられ朝になって誠の部屋に逃げ帰ったものの、田宮に抱かれた回数を聞いて興奮したのか少年が怒りを露わにしながらも汚れた秘所の匂いを嗅いだり、顔面騎乗してと命令されたりと恥辱を味わせられて一層少年に溺れていくのを否定できない。そして田宮を脅して阿久津を退学に追い込むからもう大丈夫だと言われ、娘だけにはばらさないでと懇願する。

そんな沙織を試すかのように誠は笹野が予約してくれたリサイタルに同伴し、笹野と別れると夜の公園で沙織が付けていたかんざしを引き抜くとそれをアナルに挿し込んで歩くように命じる。亡き夫から貰った品を玩具にするという罪悪感と、人目に触れる恐怖心にすっかり沙織の心は高ぶってしまい誠への忠誠を誓う。次の標的は生徒会長の佐伯で、閉店間際にノーブラノーパンでいるように命じると、田宮の時のようにイヤホンマイクを使って佐伯を誘惑するように指示を出す。店の裏側で娘の彼氏に口唇奉仕し、あまつさえ対面座位で童貞を奪う沙織にはマイクから聞こえる誠の命令だけが絶対で媚薬となっていた。しかし誠の目的は榛香で母と恋人の裏切りを目の当たりにして呆然としているのを見るや部屋に連れていき、否応が無しに彼女の唇と処女を奪い今まで馬鹿にされてきたことへの復讐を果たそうとする。

翌晩誠は横浜のホテルで沙織と落ち合い部屋に入るとバックにして、手製のガラスのディルドウを膣穴に挿入しながら尻穴に指を挿入していく。アナルセックスを求めた沙織に対して誠ははしたない女にはお仕置きだと告げ、今度は笹野を誘惑するように命令すると激しいピストンで膣中出しする。そして笹野の勤務する交番へ向かう直前榛香に詰問されるが、榛香が誠により犯されたことも知らず、沙織は恋する女性そのものの態度を見せてしまう。今回も誠がイヤホンマイクで指示を出し交番の二階で笹野を誘惑すると、口唇奉仕から騎乗位でアナル処女を捧げる羽目になり、何て淫乱な牝豚だと叫ぶ夫の友人に別れを告げながら早く誠に慰めて欲しいと期待する。

その頃誠は交番の向かいの街灯に身を潜め二人のやり取りを聞いていたが、榛香が佐伯から貰ったスタンガンを使って気絶させられ彼女の部屋へと連れていかれる。四肢を拘束されたまま美少女に何度も寸止めを強いられた真は、榛香としたいと言わされ逆凌辱さながらに騎乗位で犯されるが、射精する刹那に沙織が帰宅し浅ましい姿を見られてしまう。しかし榛香の願いと反して沙織は服を脱ぎ四つん這いになって尻穴を晒し笹野に抱かれた痕跡を見せ付けると、綺麗にしてとアニリングスを求めた上に肛姦を始める。榛香が母親の乱れる姿を見て折れるかとみたが、彼女の方も負けじと沙織が好きとキスを求め、誠と競い合うかのように乱れたセックスを繰り返すのであった。

数日後仕事帰りに田宮に声を掛けられた沙織は、阿久津により公園の管理事務所に拘束されている娘を目の当たりにする。誠の計略により退学処分を受けた阿久津は母娘を逆恨みし、拘束した榛香には誠から贈られたガラスのディルドウを使って辱しめを与えると、予想した通り沙織が代わりになると言い田宮にアナルを犯されながら阿久津にイラマチオ同然に犯される。その姿を誠にメールで送り付けたが、なかなかやって来る気配がない。やっと現れた誠は凌辱される沙織に目配せを送ると、スタンガンを使おうとして阿久津と田宮に見付かってしまう。万事休す…と思われた瞬間、佐伯が催涙スプレーとスタンガンを持って現れ大立ち回りの末に二人を気絶させると、自らは榛香を連れて誠には沙織を任せて人目に付かない裏山へ逃げそれぞれの想い人と情交に及ぶのだった。

佐伯の配慮で事件そのものは明るみに出ずに悪漢たちを逮捕させることに成功したが、数日後事件の捜査に関わっていた笹野が沙織の店にやって来る。笹野のプロポーズに対して沙織は…。


【レビュー】

「この新人はタダモノではない」と銘打たれた久藤貴緒さんのデビュー作品であり、公式ホームページで確認出来るあらすじや目次を見る限り個人的にはもう少し「竿」の人数が少ないものかなと思ったのだが、実際は主人公を入れて5人となっていて多い印象である。男女関わらず登場人物が多いと情交場面をオムニバス形式で繋いだだけの方向性になりそうだが、デビュー作にしてはよく纏まっていてテンポ良く読めたと思う。

素行の悪い不良に脅され目の前で沙織を犯されるのを見て劣情を感じると共に、自らも支配者になって彼女に淫らな要求を突き付ける満足感と、一方で彼女も主人公に命令される悦びに更に堕ちていく様はそれなりに良かった。榛香はどちらかというとオマケ要素が強く、事前に母娘丼的な展開を期待していた自分としてはやや物足りない内容だったが、やはり沙織の調教もの(絶対服従)という題材ならばそこは致し方無い所かもしれない。

終盤に母娘は悪漢2人に拉致されるが、主人公たちが逆襲に出るのは早過ぎると思う位意外に呆気ない幕切れで、榛香はディルドウ責め止まりで悪漢たちに貫かれるでもなく沙織も序盤に比べれば凌辱とまでは至らないので軟着陸路線と感じた。悪漢たちの設定がいかにも昔の黒本を彷彿させるだけに、主人公が救出に来るも捕らえられ犯される母娘を見て不本意にも触れる事なく射精するという展開を頭の中で描いていたので少し肩透かしの感じもしたが、これは管理人の勝手な妄想に過ぎないところである。




2014年デビューの作者は次の作品が刊行されてから随分と間が空きましたが、2017年5月に久しぶりに三作品目が発売となります。

『この夏、僕は隣人を調教の旅に連れ出した。』




これからの季節を窺わせるような、旅行を題材としたハーレム要素も内包した作品でしょうか。デビュー作品は何処か懐かしい作風でありますが、実はメインヒロインの沙織に複数の男を抱かせ、それでも自分をご主人様と慕うかどうかを試しているような印象ですね。「逆寝取られ」とでも言いましょうか、きっかけは不良に犯されているのを目の当たりにして得も知れない快感を感じた主人公が次々に男を宛がっていく。流石に夫の友人まで来るとまたかというのもありましたが、なかなか良かったですね。本作が刊行された時は懐かしいだけでしたけど、少しは管理人も趣向の幅が広がったのかはよくは分かりません…。
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tag : 高校生主人公 母娘丼 処女 デビュー作品

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
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