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宮園貴志「少年日記 お姉さんの生下着」

宮園貴志「少年日記 お姉さんの生下着」
(フランス書院文庫、2006年5月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

実姉に執着する光秀はある日隣人の素性を知り、歪んだ方法で近付こうとするが…。念願が叶った瞬間突如姿を消した彼女に失望した光秀の前に憧れの実姉がやって来て、3週間の密着同居生活が始まることに。

【登場人物】

明智光秀
19歳?地球物理学と地質学を専攻する大学2年生。親の悪戯心で歴史上の人物と同名で名付けられたのを嫌がっている。進学に伴い地方の街で独り暮らしを始めている。姉の理絵に強い思慕を寄せており、下着などを盗み出して収集している。童貞

小倉翔子
22歳?社会人になりたてで金融関係の会社でテレフォンアポインターの仕事をしており、2ヵ月前から光秀の隣りの部屋に住んでいる。婚約者が居たが浮気を知って関係を清算し退社した為、忽然と光秀の前から姿を消した形で転居している。

明智理絵
21歳?光秀の実姉。大学4年生でファミレスチェーン店で次期店長候補として内定を貰っている。たまたま光秀の住む街の店舗で研修がある為、半ば押し掛け同然に弟の部屋へやって来る。昔から光秀の悪戯に気付いていたが、敢えて黙認していた。


【展開】

講義を終えて帰宅した光秀はエレベーターに乗り合わせた際に隣人の翔子の顔を初めてじっくりと見る機会に恵まれ、身近にこんな美人がいたとはと気付いて興味を持ち、ベランダ越しに部屋へ侵入してしまう。偶然にもサッシの鍵は掛かっておらず、しかも分かりやすい場所には合鍵もあるのでスペアキーを作ると、しばしば彼女の部屋に入っては下着を盗んでしまう。ところが彼女の洗濯物の数からしてどうやらオナニー癖があると推察し、更に引き出しを物色するとバイブを見付けてしまい、今度はそれを使う場面を見たいと考える。

ある日光秀は翔子が飲むワインに睡眠薬を仕込むとベッド下の隙間に身を潜め、寝るまでの間の生活を窃視し続ける。ワインの酔いもあって灯りが消されると、想像した以上に淫らなオナニーショーが繰り広げられるが、アクメに達すると薬の効果もあって眠ってしまう。寝込みを犯すつもりは無かったが、剥き出しの秘所の匂いを嗅いだり指で確かめたりする内に、興奮を抑え切れなくなり寝顔を見ながらオナニーしてしまう。

数日後機をみて翔子の部屋に侵入しようと考えていた矢先、当の本人から新しく担当することになった業務でPCを使うので教えて欲しいと頼まれ、堂々と部屋に入るきっかけを得られる。その内に翔子から教えてもらったお礼だとファミレスでご馳走になるが、わずか2杯で酔ってしまい部屋まで送る羽目になる。これまで性的な誘惑の兆しもなかった翔子が急に淫らになり、後日童貞を卒業させてくれると約束した上で、その晩は口唇奉仕やアナル性感を与えられ二回も射精に導いてくれるのだった。

次の日曜日は光秀の誕生日で翔子とともに遊園地デートをした後でラブホテルに向かうと、浴室での顔面騎乗や黄金聖水を浴びせられたりと彼女は倒錯性を露わにするが、初体験を終えた光秀も前に覗き見たアナルオナニーに替えてペニスを挿入して興奮に浸っていく。しかし転た寝から目覚めると一転して翔子の態度は冷たくなり、更にその晩には無かったことにして欲しいとメールで返される。ならばリベンジしてやろうと光秀は決意するが、大学の研究で不在にしていた間に彼女は行く先を告げずに転居してしまう。

それから約10日後失意のどん底にいた光秀の元を姉の理絵が訪ねて来て、勤め先の研修先が近いからとこれから3週間厄介になると告げられる。あまりにも身勝手だと怒るものの悪い気はしない光秀は、彼女が入浴した後で下着の匂いを嗅いでオナニーを繰り返す内に傷が癒えていくのを実感する。同棲中の恋人のようにイチャイチャするものの、性的なものは一度の手扱きだけという状況を何とかせねばと光秀は対策を講じるのだが…。

理絵がいつも会社の研修ビデオを見るのを逆手に取りその中に無修正AVを混ぜておき、頃合いを見て遅く帰宅した光秀は見たいビデオがあると言い、姉弟相姦を取り扱った映像を見せて気分を出そうとする。あまりの馬鹿馬鹿しさに理絵も笑うしかないが、それでも研修が終わるまでならと関係を許してもらう。

数日が経ち光秀が理絵の勤める店に迎えに行くのが習慣となるが、ある日理絵はトイレに行きたそうにモジモジし始め、部屋に着いた時にはもう遅く慌てて浴室に向かうと失禁する姉をよそに興奮を抑え切れない。やっと倒錯したお願いができると光秀は姉の聖水を顔面に浴びると、更にはお尻の穴を舐めて解してあげてアナルに挿入させてもらう。

こうして短い同棲生活も終わりを告げると光秀は再び翔子のことを思い出すが、そこへ当の本人からメールが届く。誕生日デートで冷たくしたことや突然引っ越ししたことを詫びる内容だったが、これから部屋を訪ねるからと電話で声を聞くと、現金なものでこれまでの悪癖を止めてリアルの女性と付き合おうと決意を固めるのだった。


【レビュー】

第5回(2005年募集分)フランス書院文庫官能大賞の編集長特別賞を受賞した本作で宮園貴志さんはデビューしており、当時の編集長のコメントが背面の帯に記載されている。その全文を引用したい。

「フランス書院文庫官能大賞へ送られてきた1,000通余の応募作品。あまりの異色作のため、受賞には至らなかったが、その面白さに編集部が騒然となったのが本作。のぞき趣味のある少年が、隣のOLと同居する美姉に抱く倒錯した欲望。投稿時とほぼ同じ内容で、読者のみなさんにお届けしたいと思う―フランス書院文庫編集長」



確かに出だしから第3章までの主人公の翔子に対する行動は下着泥棒に不法侵入、睡眠薬を使ったりとあまり褒められたものではないのだが、官能小説では下着を持ち出してのオナニーや覗き、眠らせての行為なんて割とよくある訳で…。(こうした行為を推奨する訳では無いので、念のため申し添えさせていただきたい。)

作者の書かんとする「倒錯」は何も主人公の下着趣味や聖水を浴びてみたり、後ろの穴への執着したりとそれだけを指してはいないと思われる。情交における翔子の倒錯した豹変ぶりや、何だかんだいってブラコンで甘い理絵の寛容も含まれているのではなかろうか。作品を重ねていく内に、こうした倒錯性はプレイの一貫として扱われるようになるが、ここはやはりデビュー作品なだけに作者の思いが最も強く出ているのではないかと思う。


DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
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