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巽飛呂彦「隣人【二組の母娘】」

巽飛呂彦「隣人【二組の母娘】」
(フランス書院文庫、2011年1月、表紙イラスト:山本重也)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2017年6月18日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

幼馴染みの遥やクラスメイトの香菜と賑やかな毎日を過ごす侑斗は、香菜の自宅に泊まった晩に彼女たちの母親同士のレズプレイを目撃し、2人と関係を持ってしまう。かねてから娘たちの想いに気付いていた母親たちは、侑斗と結ばれるように手筈を整えるが…。


【登場人物】

神山侑斗
17歳で高校2年生。母親は侑斗を産んで間もなく亡くなっており、父親が仕事で不在がちの為、近所に住む御崎家に預けられる事が多かった。童貞

御崎遥
侑斗と同い年で幼なじみの少女。成績優秀で女子剣道部主将も務めており、ポニーテールの似合う快活なCカップの処女。侑斗に想いを寄せる香菜とくっ付けようとあれこれ口うるさい所がある。

御崎知夏
36歳。遥の母親で侑斗の乳母代わりの女性。夫は遥が産んで間もなく家に寄り付かずに離婚した。美菜子とは中学・高校と同級生だった。現在は個人トレーダーで生計を立てている。男勝りの性格と容姿でスレンダーながらもFカップと魅力的な肢体。

渡瀬香菜
侑斗や遥と同い年のクラスメイト。引っ込み思案で大人しくイジメの対象になりかけた所を2人に助けて貰っている。母親の美菜子同様、年齢にしてはEカップと巨乳。処女。

渡瀬美菜子
36歳。香菜の母親。知夏とは高校の時からの友人でレズカップルの関係にあった。夫は香菜が産まれて間もなく亡くなっている。おっとりとしてやや間延びした口調で話すが、海外の医学技術の専門書の翻訳をこなす才媛。Hカップ。


【展開】

放課後に遥や香菜と共に渡瀬家に向かった侑斗たちは美菜子や知夏の提案で泊まる事になり、その晩トイレへ行こうとすると浴室から母2人の艶かしい声が聞こえてきて、レズシーンを想像しながらオナニーして射精してしまう。ところがタイミング悪く知夏や美菜子に覗きを知られたものの、端から二人は悪いようにするつもりはないようで少年の勃起に興味を剥き出しにして口唇奉仕で射精に導くと、知夏から美菜子の順に跨がり逆凌辱さながらに童貞を奪ってしまう。

思わぬ初体験もあって侑斗は次の日にエッチなことばかりを考えてしまい、いつものように口うるさい遥や香菜のオドオドした様子に苛立ちを見せて二人を置いて帰宅すると、美菜子に相談していた香菜に待ち伏せされ渡瀬家へ連れていかれてしまう。昨夜の母たちの情事を覗き見てしまった香菜は自分も早く大人になりたいと告白し、美菜子のレクチャーを受けながら口唇奉仕で射精させると正常位で破瓜を迎えるのだった。

続けて美菜子とも騎乗位で交わった侑斗は次の日学校で遥の小言を軽くいなしたが、当の遥は香菜母娘が侑斗を連れ出すのを見ていただけに仲間外れにされたようだと腹を立て機嫌を悪くしてしまう。そんな娘の言動を見た知夏は美菜子に連絡し、既に香菜が経験済みだと確認すると侑斗に電話して力ずくで良いから娘を抱いて欲しいと頼む。彼女としては勿論彼がそんなことができない優しい男だと承知しての依頼だったが、ある放課後に侑斗が剣道場で遥を押し倒してセックスしたのを見届けると、渡瀬母娘も揃って現れて大人になった娘を祝福する。しかし遥は香菜とは違い母たちも侑斗としていたとは知らなかっただけに、知夏が侑斗と交わっているのを見て不潔だと罵倒し家を飛び出してしまう。

遥の身を案じていた侑斗は翌日に彼女が香菜の元に身を寄せていたと知って安心したものの、授業を終えると香菜の部屋で三人でエッチすると聞いて戸惑いを隠せるはずもない。どうやら娘たちが母たちに対抗しようとしているようだと知り、侑斗は遥に口唇奉仕の仕方を教えると香菜も加わってのダブルパイズリフェラで射精し、遥にクンニしてイカせると休むことなく二人を抱いて白濁を膣奥へ注ぎ込むのであった。数日後遥が知夏の元に帰ったもののギクシャクとするのは否めないと、侑斗は母娘でレズプレイをして仲直りするように命令する。次第に知夏が主導しての淫らなプレイに我慢できなくなった侑斗も参加し、母娘と次々に交わって中出ししてしまう。

一方香菜は以前美菜子から全員がライバルだと聞かされ、抜け駆けするつもりである日の放課後に図書委員の仕事を手伝ってと侑斗を誘う。図書室の書架に紛れての口唇奉仕から立ちバックでの交わりを済ませた香菜だったが隠し事はやはり良くないと決意し、それならばと母たちに頼みホテルの一室で四人揃って侑斗としようとセッティングしてもらう。四人によるオッパイを使った奉仕の末に乳房に挟まれて盛大に射精した侑斗は、二組の母娘の抱いて味比べをした末に美菜子や知夏の膣内へ白濁を注ぎ込み、更に休むことなく香菜とも交わって中出しする。ひとり置いてきぼりにされたと腹を立てる遥を軽くいなすと、正常位で抱き締め最後にしたかったんだと優しく囁き、意識を取り戻した香菜たちの見守る前でフィニッシュを決めるのだった。


【レビュー】

2011年の時点では既に美少女文庫でも執筆を始めていた作者だったが、この年は美少女文庫4冊に対してフランス書院文庫は本作を含めて3冊とかなりのハイペースな刊行となっている。ヒロイン四人体制の作品を多数刊行し続けていた時の集大成とも言えるのだが、「隣人」と言いながらも実は神山母娘や渡瀬母娘はいずれも主人公のご近所さんという関係である。亡くなった母親を通じてその友人だったという知夏と美菜子の二人は実はレズカップルでもあり、男勝りなタイプの前者がタチでおっとり型の後者がネコの関係なのは容易に察しのつくところだが、美菜子の方がどちらかと言えば要所を押さえている力関係である。

美菜子・香菜母娘の家に泊まることになった主人公は母たちの睦み合いを覗いたのをきっかけにして初体験を済ませるが、娘たちが主人公に寄せる好意に早くから気付いていたと思われるし、香菜・遥の娘たちも母たちの行動を知って比較的早い内から全員が主人公と関係を持つスピーディーな展開となっている。本作では母娘、母同士、娘同士の三つの二組での複数プレイが楽しめるようになっていて、これは美少女文庫での執筆経験も踏まえての見せる流れを意識したのではないかと思われる。

娘たちが母たちに対抗しようと主人公に奉仕する場面が中盤に組み込まれており、実は作者が書きたかったのはここではないかと思われる場面でもある。次の知夏・遥母娘の仲直りのレズプレイも思った以上にページが割かれていて、「牝奴隷」的な凌辱作風だとヒロイン同士が睦みあった末に主人公によるお仕置きが始まるのだがここは誘惑作品であり、この辺りから主人公がヒロインたちに翻弄され始めているようにも思われる。

始めに「集大成」と述べたように巽飛呂彦作品としての華やかなハーレム作風の総仕上げが本作の立ち位置であり、本作以降も決して刊行ペースは落ちてはいないものの相次ぐ発売続きもあってか、どこか衰えを隠せなくなってきたと感じられたのは後になってからの個人的な感想であるがいかがであろう。


DSKさんによる本作のレビュー紹介記事です。

2011/1/24 発売隣人-二組の母娘著:巽飛呂彦、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「あの娘より、もっとエッチなことをしてあげる」豊乳を背中にあて、股間へ手を這わせる同級生の母親。耳元にかかる吐息、ゆるゆると上下にさする指先。熟女の唇に吸われ、含まれ、舐められる午後の寝室。知夏おばさんは気づいている。僕が娘の遥だけでなく、他の美母娘とも秘密の関係を結んでいること...
隣人-二組の母娘(著:巽飛呂彦、フランス書院文庫)






2017年も半ばを迎えましたが、今年は久々の四人体制のハーレム作風で始動されるようです。




「太くて硬い……私の指、火傷しちゃいそう」
美熟女の手のひらにぴったりとおさまる熱い肉茎。
みのりが男根をしごきだすと、ヌルヌルした滴が。
両隣の家は、洋のメイド母娘と和の割烹着母娘。
いつでもごっくん、ナマで中出し、お尻の穴まで……
知らず知らず競い合い、ご奉仕はエスカレートし……



どことなく本作に似ている…のではなく、二組の母娘によるハーレムなのだから当然似た仕上がりになるだろうと推察します。巽飛呂彦作品で全員プレイとなると大概はシティホテルのスイートルームのキングサイズのベッドでとなりますが、普段と違った舞台だからこその贅沢さということでしょうか。作者の拘りを感じさせますが、何も毎回…というのも正直な感想です(苦笑)
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tag : 高校生主人公 童貞 母娘丼

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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