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巽飛呂彦「故郷女教師【四人の先生】」

巽飛呂彦「故郷女教師【四人の先生】」(フランス書院文庫、2010年5月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

春休みを利用し故郷へ帰省した公一は宿泊先が憧れの女教師の家と知り、その晩に結ばれる。一方彼の居ない10年間彼に想いを寄せていた幼馴染みや年上女性たちからも告白され、親しい仲になる。

【登場人物】

槙南公一
20歳。理学部の大学2年生。春休みを利用し、学業研究を兼ねて小学4年生まで居た故郷へ帰省した。友人のつてで加世子の婚家の離れに宿泊する事に。童貞。

井上加世子
36歳。公一が小学生だった頃の担任教師。5年前に亡くなった夫との間にひとり娘が居る。セミロングの髪にメガネを掛けた清楚でグラマラスな女性。Hカップ。

戸松多恵子
20歳。公一の幼馴染みで教員を目指している大学生。地味ながらも快活で健気な印象の女性。Eカップの処女。

田村未央
28歳。父親同士が友人の縁で、一時期公一宅に出入りしていた。長い髪に整い過ぎた容姿で男子の告白をにべもなく断っていた為、「氷の美少女」と呼ばれていた。
現在は隣町で中学校の教師を務めている。過去に付き合った男性の影響か少々Mの被虐性を持っている。Bカップ。

豊口美智代
25歳。加世子と歳の離れた妹で隣町で高校教師を務める。知り合いから公一が帰省するのを聞き、宿泊先を世話している。長い髪にスラッとした長身の美女。Eカップ。

【展開】

帰省先に向かう列車で美智代と相席になった公一は親しげに話し掛けられても思い出せず、淡い想いを残したまま故郷に降り立ちます。
多恵子と再会した公一は宿泊先が加世子の元で、現在は未亡人である事を知ります。そして加世子との再会を喜ぶ間もなく彼女の娘に懐かれます。
その晩加世子たちと3人で眠る公一が目を覚ますと、彼の逸物を口に含む加世子を目にして彼女の想いを受け入れ結ばれます。
翌朝弁当をこさえて公一を迎えに来た多恵子は小川のほとりで彼に告白し処女を捧げ、翌日には帰郷を聞き付けた未央とも関係を持ちます。
懐かしさに母校を訪れた公一は偶々当番で出勤していた加世子からやんわりと2人との関係を問われ、それを誤魔化すように再び彼女と交わります。
そこへ乱入して来た美智代を見て件の女性の正体を知った公一は、姉の家で彼女から真相を聞かされた後自分もと告白し公一に抱かれます。
公一が東京に戻る日が近付いたある日、美智代に召集された加世子たちはホテルで自分たちの記憶を彼に刻み付けようと全員アナルを捧げ、5Pプレイに至ります。

【レビュー】

美智代を除いた3人のヒロインとは10年前にちょっとしたエッチな経験が有り、彼女たちと結ばれる前に公一の回想を盛り込んでいるのは、
「」の時と同じパターンですがこの回想シーンが無いとあまりに唐突に結ばれた感が否めず、解りにくかったとも言えます。

序盤で思わせ振りに登場し後半で正体が明かされる美智代に関しては頷ける部分も有るけれど、彼女だけ過去の回想が無かった分取って付けた気もします。

未央は回想シーンで主人公に半ば強制的に精通させたり、エッチシーンの前半で前立腺をまさぐったりとSの部分も見えますが、
実は以前付き合っていた男の影響でM趣向が有るとなった時のギャップが強すぎた感がしました。

多恵子は幼馴染み要員で初めは主人公に積極的にアプローチしつつ、関係を持った後は重荷にならないようにと退いたのがややちぐはぐに感じます。

加世子は彼女の娘のおませな言動も含めてなかなかいい味を出していますが、ヒロイン4人というのが微妙に多く工夫の余地が有ったのかなと感じなくもありません。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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