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巽飛呂彦「両隣りの年上は僕に甘い罠を仕掛ける」

巽飛呂彦「両隣りの年上は僕に甘い罠を仕掛ける」(フランス書院文庫、2009年8月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

母の親友で乳母同然の亜唯子に想いを寄せる祐樹は願いを叶え結ばれるが、隣にやって来た姉妹とも関係に陥り、更には幼馴染みのつぐみからも告白される。

【登場人物】

福山祐樹
16歳。高校1年生。両親が離婚し、引き取った母親は海外赴任の為不在。母の親友である亜唯子に面倒を見てもらっている。

木村亜唯子(あいこ)
35歳。つぐみが産まれて間も無く夫と死別している。祐樹の母親と仲が良く、隣同士になるように引っ越ししている。
祐樹の乳母でも有り、母親のような存在。年齢の割に若々しく95cmGカップの素晴らしい身体付き。やや間延びした口調で純真無垢な乙女を思わせる。

木村つぐみ
16歳。亜唯子の娘で祐樹と幼馴染み。ツーサイドアップにした長い髪に快活な性格の少女。祐樹を想っているが、素直に言動が伴わずにいる。Dカップの処女。

美作咲(みまさかさき)
24歳。祐樹の左隣りに妹の菜緒と越して来た。大手家電メーカーでコンパニオンを務める派遣社員。Fカップでスタイルの良い女性で一見遊び人風だが、性格は真面目な為意外に性体験は少ない。

美作菜緒
20歳。咲の妹で大学生。高校生の時には水泳部に所属し、Eカップと意外にグラマラスな身体付き。姉と対照的に引っ込み思案な性格で、男性との付き合いは無い。処女。

【展開】

プランターの植物を入れ替えようとした亜唯子とバランスを崩した彼女を助けようとした祐樹は土まみれになり、一緒に入浴する中で2人は関係を結んでしまいます。
ある日引っ越して来た咲に亜唯子との逢瀬を見られた祐樹は彼女に誘われるままに関係するも、亜唯子と別れるように言われて逆上し、そのドタバタをつぐみたちに知られ気まずくなります。
奔放な姉の代わりと祐樹に謝罪した菜緒ですが、そこに咲が乱入し彼女の手解きで祐樹に初めてを奪ってもらう事となります。
亜唯子が本命な筈なのに相次いで美作姉妹と関係しボヤく祐樹の元にベランダから乱入したつぐみは彼に告白し結ばれますが、更に亜唯子も訪れ母娘で和解します。
みんなと結ばれたいという祐樹の提案で自宅の和室に集結した4人は彼の命ずる通り奉仕させ、5Pに至ります。

【レビュー】

主人公の両隣りにタイプの違うヒロインがそれぞれ住んでいて取り合いになる誘惑作品は多数有りますが、母娘と姉妹という設定はあまり聞いた事が無かったので新鮮さを感じました。

恐らく本作のメイン格である亜唯子は年齢の割に間延びした口調で寧ろ幼さを感じる位ですが、何処かのマンガに出て来るような設定で彼女の言動が好みか否かで印象が変わりそうです。

つぐみは主人公と幼馴染みで素直になれないツンデレと典型的な身近過ぎるヒロイン像ですが、理知的なツンデレの咲、処女という点では菜緒と被ってしまい、やや割りを食ったのかなと残念です。

途中主人公の隣室に越して来る咲と菜緒の姉妹は、流れは姉の主導とは言え3Pプレイではコンパニオンの衣装と競泳水着というコスプレも有りました。
理知的で独特の価値観を持つ咲と彼女に導かれるまま関係を持つ菜緒とのやり取りは結構楽しめましたが、ここでは菜緒が割りを食うのは致し方無いのかもしれません。

【参考作品】

両隣りで母娘vs.姉妹という作品と言えばこんな作品も有りますね…。

芳川葵「両隣の慰め 未亡人母娘vs.美姉妹」

同じような題材でも、お母さん推しの巽飛呂彦さんと娘推しの芳川葵さんが描く作風の違いを読み比べてみるのも一興だと思います。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
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