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巽飛呂彦「僕と年上三姉妹 甘い同居生活」

巽飛呂彦「僕と年上三姉妹 甘い同居生活」
(フランス書院文庫、2007年9月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

父親の再婚で隣の幼馴染み三姉妹と義理の姉弟関係となった広海。同居から2年経ったある日、次姉の真琴に誘われ童貞を卒業し、長姉のあずさや末姉の伊織とも相次いで結ばれる。


【登場人物】

真藤広海
16歳。高校1年生。母親が他界し父親と2人暮らしだったが、2年前に父親が隣人だった三姉妹の母親と結婚した為、彼女たちが義理の姉になった。背が低く小さいときには伊織と真逆に少女のように見られており、それがコンプレックスにもなっている。童貞

真藤真琴
20歳。読者モデルも務める大学生で、170cmの長身にスタイル抜群なCカップの美女。男勝りな性格で広海のことを実の弟のように感じ、好意を抱いている。遊び慣れているように見えるが、男性経験は広海を含めて2人。

真藤あずさ
24歳。OL。おっとりした性格でバスト91cmのFカップ。過去にストーカーに付きまとわれた事から男性恐怖症に陥った時期もあったが、広海が好きだと分かって他の男に興味を抱かないことに気付く。処女

美浦伊織
16歳。広海と同級生だが数ヵ月早く生まれた為かお姉さんぶっており、照れ隠しから広海にきつく当たることも。校内では母の旧姓を名乗っている。水泳部のエースの割には筋肉質でなく、未成熟でスレンダーな体付きのAカップ。成績優秀でクラス委員長も務めている。処女


【展開】

父親の海外転勤に義母が付いていくことになり、三姉妹に囲まれる生活を余儀なくされた広海は、ある日自分の洗濯物だけでも洗おうと脱衣所にやって来る。姉たちの下着の華やかさに目を奪われ臭いまで堪能した広海は、誰も帰ってこないだろうとオナニーを始めるが、休講になり早く帰宅していた真琴に見付かってしまう。叱られた挙げ句に家を追い出されると覚悟し真琴の部屋に連れて来られるが、義姉は男の子の生理現象だからと受け止めてくれただけでなく、唇を奪われながら手扱きで射精させてもらうのだった。

一週間後広海は下校途中で真琴に誘われバイクに跨がってファッションホテルにやって来ると、これから起こることは夢の中のことだと言い聞かせるかのような雰囲気の真琴と初体験を迎える。少しだけ大人になった気がしてつい伊織に余裕をかました態度を見せてしまい、それがクラスメイトの疑惑を招くことになるとは気付く訳もなく、真琴と頻繁に身体を重ねていく。意外にも初心な真琴の一面を知って、更に深みにはまってしまう。

二週間後広海は真琴から男性不信に陥って彼氏ができないある人物と逢って欲しいと頼まれシティホテルへ来ると、部屋にいたのは何と長女のあずさだった。真琴に一杯食わされたと苦笑いするものの、広海はあずさのことを考えたら逃げるわけにもいかないとセックスしたいと求め了承を得る。真琴に教えてもらったように女体を蕩けさせるほどに愛撫をするが、肝心の逸物は萎えて焦るものの、あずさから口唇奉仕を受けると復活し破瓜へ導くのだった。

今度はあずさとだけ頻繁に密会を重ねていく広海だったが、真琴から誘われなくなったり伊織から避けられたりされてもその原因には気付かない。そんなある日あずさから真琴の本心を聞かされて納得するが、伊織のことは遠回しにいずれ分かることだからとはぐらかされる。
そしてインターハイを二日後に控え所用で夕方まで残った広海は伊織に声を掛けようと屋外プールへやって来るが、当の本人からは覇気のない返事ばかりでその内に倒れてしまい保健室におぶって連れていく。ひとまず姉たちにメール連絡した後で高熱にうなされる伊織を介抱しようと水着を脱がせると、思い掛けず綺麗な裸体に目を奪われる。ところが伊織が目覚めると初めは甘えてきたのに、意識がハッキリしてきたのか突然広海を罵倒し始め、駆け付けた姉たちにも大嫌いだと告げてしまう。

インターハイは棄権せざるを得ず失意に陥った伊織は熱が下がってもまる二週間部屋に引きこもり、そこであずさは既に自分たちの関係には気付いているはずだからと夜中に伊織が部屋を抜け出すころを見計らい、睦み合う姿を見せてショック療法を与えようと提案する。入浴を済ませた伊織はあずさと広海が絡み合うのを見て思わず秘所に指を這わせていると、真琴に現場を確保され服を脱がされて広海に処女を奪われてしまう。中出しされても表面上はツンツンしたままで抵抗をみせるものの、伊織はやっと吹っ切れた様子で復学する。

放課後に保健室の合鍵を使って広海にセックスを迫る伊織は、姉たちに負けないと同じ回数だけ抱くように求めるようになるが、ある休日にあずさの提案でシティホテルに連れて来られると未成熟な身体を見せるのは嫌だと拒んでしまう。するとあずさと真琴は無毛になった姿を披露し妹のコンプレックスを拭うと、あとは広海に選んでもらおうと告げる。年の順に一回ずつ中出しをした広海は、三人揃ってベッドに四つん這いになったのを見ると初めに伊織を抱き、夢のようだと歓喜するのだった。


【レビュー】

巽飛呂彦作品の黄金パターンである幼馴染みと義理の肉親要素を混ぜた本作は、良くも悪くも前作に似ており実は本作以降の作品でもよく見られる流れである。

主人公自身が内気で大人しめな性格というのもあって、幼馴染み三姉妹との同居生活に戸惑いを見せつつも本質はやはり男である。彼女たちの身体に興味を抱き、洗濯物の匂いに興奮していたところを次姉の真琴に知られてしまうのがきっかけとなる。彼女自身もまた姉のあずさも妹の伊織も実は主人公に対して単なる弟としては見ていないのは同じ立場だけに理解し、エッチなお姉さん役を振る舞いながら二人とも関係を結ばせる役割である。

主人公と8つ離れた長姉のあずさはおっとり天然型で、ストーカーに付きまとわれて傷付いた過去を持つけれども、主人公を想うと他の男なんて興味ない。それを真琴に見抜かれて純潔を捧げると、あとはいちばん年長らしい熟れた身体で誘惑を繰り返すのである。そして末姉の伊織は典型的なツンデレヒロインで、巽飛呂彦作品では「おっとりお母さんとツンデレ娘」としてよく使われるようになるタイプである。姉たちにコンプレックスを抱き、主人公も彼女たちに興味を持つだけになかなか素直に話は進まないものの、彼女のターンに入るとツンデレらしい変化を見せている。全体的に読みやすく、明るく楽しい官能作品と言えるだろう。



DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
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僕と年上三姉妹-甘い同居生活(著:巽飛呂彦、フランス書院文庫)


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僕と年上三姉妹-甘い同居生活(著:巽飛呂彦、フランス書院文庫)

にゃらさんのブログでも本作が紹介されています。 巽飛呂彦「僕と年上三姉妹 甘い同居生活」 - 誘惑官能小説レビュー フランス書院文庫 巽飛呂彦

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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