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巽飛呂彦「隣りの果実 熟未亡人と娘姉妹」

巽飛呂彦「隣りの果実 熟未亡人と娘姉妹」
(フランス書院文庫、2005年11月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年7月2日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

隣室に住む佐久間家の母娘3人、とりわけ母のみどりに想いを寄せる勉だったが、香須美に誘われて筆下ろしを受け、更に彼女の手解きで彼女の妹の日菜佳やみどりとも関係を結ぶ事に。

【登場人物】

安達勉
16歳。高校1年生。佐久間家の隣人で両親と3人で暮らしている。初オナニーの時にみどりを思い浮かべて以来関心を寄せているが、その一方でクラスメイトの日菜佳から好かれているとは微塵も感じてはいない。童貞

佐久間香須美
20歳。大学生でグラビアアイドル「白石香須美」として売り出し中。ブラウンのストレートロングの髪にグラマラスな肢体を持った女性。友人と大学近くでルームシェアしていたが、仕事の都合で自宅に戻って来た。スリーサイズ86-58-85のメリハリボディ。

佐久間日菜佳
16歳。高校1年生で勉と幼馴染みのクラス委員。眼鏡を掛け髪を束ねた優等生タイプで、あからさまに勉に好意を持っているが素直になれずにいる。スリーサイズ80-56-80とまだ未発達な青い身体付きで処女

佐久間みどり
38歳。日菜佳と加須美の母親で15年前に夫を事故で失っている。かつては勤めに出ていたが、現在は翻訳の仕事だけで生計を立てられるほどに。清楚で少女のように若々しく、スリーサイズ90-60-88cmのFカップのグラマラスな熟女。

【展開】

悪友から香須美のグラビア雑誌の話を聞いて勉も帰りに書店に寄って購入するが、そこに日菜佳が現れ変態扱いされているところにみどりが香須美を連れてやって来る。香須美は自分に興味を持ってくれてありがとうと勉にお礼を言いながら、三人に漂う微妙な空気を察知し一計を案じることに。

翌日の放課後に香須美は学校のグラウンドに車で乗り付け、勉を連れてファッションホテルにやって来ると、好きなようにしてと誘惑する。しかし当の学は緊張の余りにペニスは萎えたままで、香須美が力付けにと口唇奉仕し始めると呆気なく口内に精を放出し、情けなくなりホテルから逃げ出してしまう。その翌日香須美の来訪を受けて部屋に招くと騎乗位で童貞を喪失し、それからというものの毎日のようにホテルで密会を続ける。

しかしそんな逢瀬も長くは続かず、ある日ホテルから車で出て来たところを日菜佳に待ち伏せされ、口汚く罵られてしまう。勉は本心が分からないと怒るものの、香須美から妹を悪く言わないでと一喝され、自分に考えがあるからと一任を求められる。そして迎えた週末にシティホテルのスイートルームに呼ばれると、ここで日菜佳を抱くように求められ、香須美の巧みな話術により彼女の見守る前で正常位で破瓜に導くのであった。

今度は日菜佳に夢中になり互いの部屋や校内で人目を忍んで性交を始めるが、ある日彼女の部屋で全裸になって交わっていたところをみどりに見られてしまいギクシャクする。又も香須美の提案で同じシティホテルの部屋に集まり、下戸のみどりを酔わせて本心を晒け出してもらおうと試みる。効果はてきめんで気を許したみどりと結ばれたものの、目を覚まして素面に戻ると彼女は犯した罪の深さに愕然とし、レストルームにこもって嗚咽してしまう。

対応に困った勉は香須美や日菜佳に相談すると、今度は勉から迫ってみてとアドバイスを受け、次の日に佐久間家を訪ねるとあっさりと許しを得られて安心する。しかし今度はみどりにだけ溺れるようになり、日菜佳が不満を見せていたにも関わらず、下校してからの慌ただしい時間に浴室で交わってしまう。そして互いに聖水を浴びてアナル性交を始めた瞬間、帰宅した日菜佳に見付かり修羅場に陥る。

再び勉は香須美に相談すると自分も構って欲しかったのよと返され、車内で口唇奉仕や背面騎乗位で交わるが、その翌日にシティホテルのスイートルームに全員が集合し仲直りの儀式を始める。独占欲の強い日菜佳がみどりと競い合っていると、香須美の鶴の一声により勉の命令通りに従うと約束させる。日菜佳、香須美、みどりの順に中出しをした勉は、全員幸せにすると心に誓うのだった。

【レビュー】

2000年代に入りデビュー以来の凌辱路線からの転換を図ろうと刊行ペースを落とし、時には別名義でのトライアルを続けていた作者の「自分の型」が定まったのは、ほぼこの作品からだと言って良いと思われる。但し本作の前に刊行された「二人の熟夫人 狂った寝室」までと本作以降での誘惑路線では明らかな違いが見られるので、何かしら参考にした作品があったのだろうと推察する。

この2005年という年はターニングポイントとなる年でもあり、同じ誘惑路線でもベテラン(第一世代)、中堅(第二世代)、新鋭(第三世代)に分かれて層の分厚くなる時期に繋がっていく。

編集部発(フランス書院文庫公式ホームページ)

第一世代:高竜也氏、牧村僚氏、西門京氏など
第二世代:鏡龍樹氏、巽飛呂彦氏、新堂麗太氏など
(ここまでが2005年当時の第一線組)
第三世代:弓月誠氏(2004年)、神瀬知巳氏(2005年)、秋月耕太氏(2006年)など


「巽イズム」(と勝手に名付けたが)の特徴である「可愛らしい母親とツンデレ娘による母娘丼」、「年齢の下限に攻め込む複数ヒロインもの」の原点らしく、母親みどりは貞淑で可憐、姉香須美は心優しい肉親系、妹日菜佳はツンデレとキャラクターの色分けが明確となっている。その後の作品では設定の華やかさ(奇抜さ)が目に付くこともあるが、本作はまだ原点でもある。基本に忠実な母娘丼と言える。後は視点が基本的に主人公目線で徹していて、一昔前の翻訳の誘惑路線を思い起こさせるものがあって特徴的ではなかろうか。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
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隣りの果実-熟未亡人と娘姉妹(著:巽飛呂彦、フランス書院文庫)

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隣りの果実-熟未亡人と娘姉妹(著:巽飛呂彦、フランス書院文庫)

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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