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上原稜「同級生の母娘【初体験の家】」

上原稜「同級生の母娘【初体験の家】」
(フランス書院文庫、2012年9月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

土砂振りの中公園の四阿に身を寄せる静子母娘を見掛けた高志は、彼女たちを保護する。トラウマから女性に対し斜に構えた態度に出る彼は、次第に母娘を手に掛けていくが…。

【登場人物】

月成高志
高校生。両親を相次いで亡くしている。総合病院を経営していた父の愛人に無理矢理慰み者にされた過去が有り、女と付き合う事に腰が引けている。整った容姿の少年。

鳴沢静子
30代後半?会社経営の夫を亡くし更に夫の親友に会社を乗っ取られ、行く当てが無くなった所を高志に助けられている。腰まで届く髪に母性を感じさせる優しさを持った女性。

鳴沢沙織
高校生。静子の長女で高志のクラスメイト。跳ねっ返りの強い性格で、斜に構えた高志に嫌悪感を持つ一方で優しさに惹かれ素直になれずにいる。処女

鳴沢美遥(みはる)
高校生。静子の次女で高志や沙織と同じ高校に通う。静子に似て優しげな印象だが、病弱な事も有り華奢で色白な少女。処女

【展開】

梅雨の土砂振りの中で公園の四阿で身を寄せる母娘3人を見付けた高志は、静子と沙織を自宅に保護し熱を出していた美遥を入院させます。
高志にお礼を言う為部屋を訪れた静子は反応してしまった彼に手解きし、生い立ちを聞かされると母のような慈愛を見せ彼の求めるままに関係を持ちます。
高校に入学した高志に憧れを持つ美遥は見舞いに来た彼に告白し、言いなりになる喜びを感じつつ処女を捧げます。
母や妹が高志と関係を持っているのを知り、彼が無理矢理迫っていると勘違いした沙織は、2人の身代わりになると申し出て処女を失います。
高志の事情を知りいつしか恋愛感情を抱いた沙織は母との情交場面に現れて想いを打ち明け、高志も退院した美遥も加え3人を家族として受け入れます。

【レビュー】

2012年の黒本の誘惑作品では、「やさぐれ」や「荒ぶる」主人公が出て来る機会が増えました。
本作の高志もかつて父の愛人に慰み者にされ両親を失っており、それが原因で人間不信となり斜に構えた態度が見え隠れします。
本文中では彼の逸物の逞しさや絶倫ぶりを表すかのように色々な修辞を用いてますが、そこに文を割かずにヒロインの描写に使って欲しかったです。

前半はヒロイン3人に横柄な態度を見せながら関係を迫る様子に好感を持つ余地は無いかなと思いましたが、
所々に静子に母性を求めて甘えたり、美遥にアナルを弄られて喘いだりする描写も有り少年らしい部分も感じられました。

因みに出だしの高志と母娘の出逢いの場面やその後の展開は、青橋由高さんの黒本デビュー作品「僕とメイド母娘 ご奉仕します」にインスパイアされた面も有ると思いますがどうでしょうか。

【参考記事】

DSKさんのブログDSKの官能レビュー整理箱より、「荒ぶる」主人公に関してご考察された記事を2点ご紹介します。

DSKの官能レビュー整理箱 恋人は友達の母と姉-ひと夏の秘密体験(著:芳川葵、リアルドリーム文庫)

DSKの官能レビュー整理箱 先輩の妻-タブー(著:秋月耕太、フランス書院文庫)
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tag : 母娘丼 姉妹丼 処女

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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