FC2ブログ

如月蓮「未亡人ざかり 甘く不埒なおもてなし」

如月蓮「未亡人ざかり 甘く不埒なおもてなし」(フランス書院文庫、2013年3月、表紙イラスト:野中昇)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

父の四十九日法要を終えた後、裕人は継母の美月に自慰の手伝いをしてもらい更には関係を持つ事に。それを知った叔母の真穂は、自分が美月の代わりになると告げるが…。

【登場人物】

沢井裕人
17歳。受験を控えた高校3年生。2年前に実母を、父を2ヵ月前に亡くしている。成績は中くらいの大人しく繊細な少年。

沢井美月
33歳。裕人の父と結婚して間も無く事故で失なっている。茶道教室を営んでおり、身長158cmの肉付きの良い和服美人。Fカップ。

伊東真穂
38歳。裕人の亡き母の妹で沢井家の隣に住む。7年前に夫を病気で亡くしている。身長155cmと小柄でくっきりした二重の瞳にツンとした鼻でコケティッシュな魅力を感じさせる。Gカップ。

【展開】

裕人が自分のパンティで自慰をしていたのを見付けた美月は彼の求めで手で放出させますが、別の日に体調を崩した彼の求めで裸になりオナニーを見せられます。
昂った美月は思わず浴室で指戯に浸りますがそれを裕人に見られ、1度きりの約束で交わり彼は童貞喪失します。
商店街で所在無さげに佇む裕人を見掛けた真穂は彼の口から事情を聞くと、自分が代わりにと告げ自宅やフィットネスクラブで慰めてあげます。
2人の関係を知った美月は真穂とは逢わない事を条件に秋の推薦受験まで彼に抱かれますが、合格すると我慢出来ずに真穂と関係を再開させます。
真穂との逢瀬に気付いた美月は彼女の家に乱入し見せ付けるようにセックスするも、裕人が真穂との関係を断ち切るまでに至らずに互いの目を盗んで往き来する生活が続きます。

【レビュー】

根強い人気で多数の作品をコンスタントに出し続ける如月蓮さんは黒本では希少な女流作家で、
既に14作品目となると「自分の型」を持っていて、久しぶりに作品を読みましたが極めて現実的で堅実な作りだなというのが個人的な印象です。
例えば主人公を取り上げるなら特別性豪だという訳では無く、1回の情交場面で射精は2~3回程度に纏めています。
誘惑作品を読んでいて一体何回目の射精だよと突っ込みを入れてしまう作品がたまに有りますから、2~3回は常識の範囲内でしょう。
後はヒロインが複数出て来ますが互いの「嫉妬」をしっかりと動機に盛り込み描写していますが、この辺りは女性らしい細やかな心配りだと思います。
地味な作りだけど、コスプレと言えば裸エプロン、台所なら食材を使った責めを盛り込んだりと、展開がベタなのも特徴的です。

美月は結婚して日も浅い内に敏感な年頃の裕人と2人きりにされ彼の対応に苦慮していて、1度きりと約束しつつ次第に手コキ、セックスとエスカレートし、
真穂との関係を知った後で踏ん切りを付けるまでの心理的な変化が良く描けています。

真穂は美月への嫉妬から自分が代わりにと言いつつ、初めから全て許す訳では無く段階を踏んでいる点が如月ヒロインらしい所で、
それでもフィットネスクラブで互いに汗まみれになった後の情交描写などお約束的な一工夫がなされています。
関連記事

コメント

非公開コメント

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

〈リンク・トラックバック〉
基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR