FC2ブログ

わかつきひかる「日ノ本の巫女」

わかつきひかる「日ノ本の巫女」(フランス書院美少女文庫、2013年11月、イラスト:みけおう)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

電車の中で知り合った沙希をお持ち帰りする事になった涼介は、彼女が国を護る巫女だと知る。世間知らずでプライドの高い沙希との同居生活を続ける内に関係を持ってしまう。

【登場人物】

木野涼介
21歳。就職活動で苦労する大学4年生。北海道出身。実は先祖が沙希の一族と意外な繋がりが有る。童貞。

立田沙希(たった さき)
17歳。「龍神島」出身で龍牙神社の宮司で日本の裏鬼門を護るとされる斎之媛巫女(いつきのひめみこ)の跡継ぎとして3歳の時に引き取られた。
中肉中背で清楚な容姿の少女で世間知らずだが、島から自由に出られなくなる前に想い出を作りたいと後先顧みずに都心へ出奔する。

【展開】

就職活動に苦しむ涼介と知り合い部屋に泊めてもらう事になった沙希は、彼に体を触れられ偶然秘所に掛かったシャワーで初めての快感を味わいます。
沙希の正体を知り境遇の理不尽さに同情した涼介の頼みで暫く同居する事となり、2人はエッチな事をする内に次第に惹かれ合い初体験へと至ります。
ある日沙希は祭祀の途中で倒れた先代の斎の代わりに儀式を行う為島に戻る事になり、同行した涼介は豪雨の中舞を踊る彼女に自分も前向きに生きようと決意します。

【レビュー】

ジュベナイルポルノの王道とも言える、1対1のボーイミーツガールの作風が多いわかつきひかるさんの新刊です。

今回は学歴が高いばかりに一流企業狙いの就職活動をして苦しむ涼介と、日本の裏鬼門を護るという巫女の跡継ぎの沙希による2人だけの物語です。

沙希は幼い頃に両親と死別し、巫女の斎の元で後継者となるべく教育されて来た少女で、その境遇から世間知らずでプライドが高い為誤解されやすいタイプと言えます。
知らないと安易に口に出せずツンツンしたりする所が可愛らしいのですが、涼介の求めるまま口や胸で愛撫したり、逆に彼に快感を掘り起こされたりもします。

涼介は沙希から自分は国を護る巫女で龍神に身を捧げる為、彼を愛する事は無いがエッチな事はして欲しいと告げられて困惑しつつ、やる事はしっかりやっています。
沙希を着物の帯で拘束したり、クリップをラビアに挟んだり、軽くスパンキングしたりとプチ調教プレイはわかつき作品でお馴染みと言えます。

ところで処女で無くなった沙希が巫女として無事儀式を執り行えたのは何故と疑問が出そうですが、
涼介の出自が作用していて沙希と一緒に島で過ごす為、彼は進路を選択し前向きになるという結末に繋がります。この辺の纏まりの良さはわかつきさんらしいです。

本作のイラスト担当は「みけおう」さんで、わかつき作品では「お嬢様がお買い上げ」以来となります。
美少女文庫で手掛けた他の作品とも共通する特徴として、子猫を思わせるような可愛らしい絵柄が特徴的で蕩けた時の表情がエロティックです。
関連記事

コメント

非公開コメント

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

〈リンク・トラックバック〉
基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR