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犬飼龍司「【誘惑三重奏】私立高校生徒会」

犬飼龍司「【誘惑三重奏】私立高校生徒会」
(フランス書院文庫、2012年8月、表紙イラスト:山本重也)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

少し頼りない生徒会副会長の良介は、見合い結婚して恋愛経験のない女教師の智子や、完璧に見えて実は劣等感を抱いている美少女生徒会長の春菜、恋心を抱きながらも引っ込み思案な書記の七海と深い仲になっていく。

【登場人物】

後藤良介
17歳。高校3年生。上流家庭出身の子息が多い進学校の生徒会副会長。平凡で冴えないが真面目で優しい少年。童貞。

坂崎智子
27歳。良介が通う高校の英語教師で生徒会の顧問を務め、良介と春菜のクラス担任。
父の会社の出世頭で5歳年上の男性と結婚している。知的で優しく、艶のある長い髪で純和風の清純な容姿の女性。Fカップ。

川原春菜
17歳。高校3年生で良介のクラスメイト。県内でも指折りの素封家の娘。生徒会長を務め、成績優秀で気が強く几帳面な性格。
ツインテールの黒髪で凛々しい美貌のスタイル抜群な少女。Gカップの処女。

北沢七海
16歳。高校2年生で生徒会書記を務める。良介は中学時代の吹奏楽部の先輩で、ある事件で庇ってくれた彼に想いを寄せる。
優しく穏やかで内気な性格で、肩まである黒髪で柔和な童顔で小柄な肢体。Eカップの処女。

【展開】

生徒会室で狸寝入りした智子の体に悪戯を仕掛ける良介の反応に好ましさを感じた彼女は、手や口でしてあげると後日に筆下ろしをしてあげます。
その翌日から冷たい態度になった彼女に戸惑った良介は春菜に相談すると、罵倒されつつも自分も普通の女の子として見て欲しいと彼を誘惑します。
夏休みが終わり文化祭の準備に励む良介と春菜は生徒会室で結ばれますが、買い出しから戻って来た智子や七海に目撃されます。
父親の転勤に伴い転校する日が近付いた七海は勇気を出して良介に告白しますが、一方で彼と春菜の関係も続いています。
学園祭の後良介を呼び出した智子はもう一度と誘惑し関係が復活すると、転校を控えたある日に生徒会室で春菜や七海を交えて4Pへと至ります。

【レビュー】

生徒会を舞台とした学園もので、人妻教師、ツンデレ生徒会長、甘えん坊な後輩と舞台や人物設定にバランスの良さを感じます。

智子は童貞の主人公の筆下ろし役て有り、お嬢様で有るが故の男性経験の少なさによる戸惑いや夫の有る身での背徳感がよく出ていました。

春菜は描かれている割合の大きさからもメインの扱いで有り、品行方正を求められる立場と普通の女の子と見られたいという感情の揺れが見えて可愛らしかったです。

七海は必然的に割合が少なくなるのは致し方ないですが、春菜に負けじと想いを伝え必死に奉仕する姿に意地らしさを感じます。

犬飼作品はどちらかと言うと若年ヒロインの描写に重きを置いている感も有り、黒本という事でどうしても熟女を出す必要も有るでしょうけど、春菜と七海の競演でも良かったと思います。

本作がなかなか難産だったのかなと窺えるのは、春菜の初体験は秋に入ってから生徒会室だったのに、ある部分では夏休みの間に図書館でとなっていたり、夏休みに校内の至る所で交わったと食い違いが見られましたし、その他にも気になる矛盾が有ります。その辺はもう少し整合性が必要だったと思います。

【参考記事】

DSKさんによる本作の紹介記事はこちらです。
【誘惑三重奏】私立高校生徒会 (フランス書院文庫)(2012/08/27)犬飼 龍司商品詳細を見る★★★★☆ 内容としてはほぼ完璧と言えるのだが……, 2012/8/26前半ツンで後半からツンデレとなる勝気な生徒会長&おっとりさんな書記がヒロインで主人公は副会長。舞台は当然ながら高校(主に生徒会室)。ほとんどライトノベルな設定であり、官能要素があるからほとんどジュブナイルポルノと言える作風だが、これに女教師が加わることで学園官能小...
誘惑三重奏-私立高校生徒会(著:犬飼龍司、フランス書院文庫)

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tag : 童貞 高校生主人公 処女

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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