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犬飼龍司「罪深な献身 親友の妻は危険な美獣である」

犬飼龍司「罪深な献身 親友の妻は危険な美獣である」
(フランス書院文庫、2011年2月、表紙イラスト:TAKAI)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

転勤により上京した浩次は、元恋人の百合香と思いがけず再会し、3ヵ月前に結婚した事を知る。同じ会社に勤める彼女の姉の蘭子に慰められる内に関係を持ち、それを知った百合香とも徐々に深い仲になっていく。

【登場人物】

辻村浩次
25歳。幼馴染みの百合香と高校時代に付き合っていたが、遠距離恋愛になり自然消滅した。転勤により上京したのをきっかけに彼女と再会する。平凡だが素朴でひたむきな性格で、彼女の事を引き摺っているせいか童貞のまま。

橘百合香
25歳。浩次の幼馴染みで元彼女。清楚で大人しい性格で、肩のところで切り揃えられた黒髪の令嬢然とした容姿。Eカップ。3ヵ月前に浩次とも共通の幼馴染みと結婚したばかりで、偶然引っ越して来た浩次と同じマンションに暮らしている。

坂口蘭子
27歳。百合香の実姉で近所に住んでいる。浩次の勤務先の社長秘書。勝ち気で活発な性格で、緩やかに波打つ栗色の髪をした知的な女性。Gカップ。浩次の幼馴染みで実の姉のように慕っており、同じ会社に勤めているという事で連絡を取っていたが逢うのは7年ぶり。単身赴任中の優しい夫がいる。

【展開】

再会した百合香が人妻で夫が親友だと知り落胆した浩次は、翌晩に蘭子とも再会して話をする内にビールを飲むペースが上がって酔ってしまい、そのまま彼女の部屋へ誘われる。元より浩次に興味のあった蘭子は夫が長らく不在にしていたこともあり、自らリードして手コキで射精に導くと、騎乗位になり筆下ろししてしまう。

翌朝夫からのラブコールに蘭子は少しだけ罪悪感に陥るが、その二日後にはアフターファイブに会議室に誘いパイズリフェラや立ちバックでの情交に及び、次第に逢瀬を重ねていく。そんなある日百合香は姉の部屋を訪ねると二人のセックスを覗き見てしまい、浩次への未練があることを再確認する。そして彼の部屋を訪ねると告白してしまうが、流石に性交はダメだと言いながらも口唇奉仕で飲精までしてみせるのだった。

蘭子が海外出張ということもあり、浩次は営業の合間に百合香の部屋を訪ねてはオナニーの見せ合いや、シックスナインと際どい行為を重ねて遂には正常位で結ばれる。更にこれまでは拒まれていた寝室での交わりを求め騎乗位にさせるが、そこへ夫からの電話が入り嫉妬に駆られて下からの突き上げのピッチを上げて絶頂に導いてしまう。そして浩次との不倫関係を続けていた百合香はある日彼の部屋を訪ねると別れを切り出すが、最後のお願いだと裸エプロンを要求されて立ちバックで貫かれると、快感のあまり中出しを許してしまうのであった。

百合香と別れた浩次は出張から帰って来た蘭子に誘われ部屋を訪ねるが、百合香と関係したのねとあっさりと見抜かれてしまい、後ろはヴァージンだからとアナルセックスを求められ腸内に中出しする。そして次の週に百合香の夫からの誘いで部屋に来るが、蘭子の話に及ぶと百合香が嫉妬を交えた表情になり、酔って寝てしまった夫の側で抱いて欲しいと求められる。その豹変ぶりに一旦は躊躇うものの、浩次は対面座位で跨がられると激しく腰を突き上げながら中出しする。

こうして百合香との逢瀬も復活したものの、ある日部屋を訪ねて来た蘭子と鉢合わせになってしまい、ちょっとした修羅場に陥りそうになる。積極的な蘭子は浩次のズボンとパンツを脱がすとパイズリフェラで挑発し、百合香も触発されて参加して二人がかりの乳戯で射精に導く。次は姉妹で身体を重ね合わせて交互に挿入されるが、浩次は蘭子のアナルに目を付けて四つん這いにし腸内に中出しする。続いて百合香も後ろの処女を捧げたいと大股を広げ、姉に乳房を愛撫されながらアナルにペニスを受け入れるのであった。

【レビュー】

主人公の浩次からすれば、百合香やその夫、蘭子の3人ともに幼馴染みであり、近過ぎるからこその背徳感がよく出ていると思う。一旦別れを切り出したのに、姉との関係に嫉妬して夫の眠る脇で堂々と告白する百合香の行動は一見ちぐはぐだが、その近過ぎる関係であるが故の迷いがよく描かれている。一方の蘭子は浩次にとっては実の姉代わりという存在でも有り、手解きをしてあげながらも自分にも脈が有るかもとエッチなお姉さんを演じている雰囲気を感じられた。

全体的には情交場面がふんだんに盛り込まれており良い誘惑作品だが蘭子との初体験はもう少し丁寧に書いて欲しかったし、姉妹が競合する場面で百合香も負けじといきなり後ろの処女を捧げるのは、清楚な彼女にしてはあまりに唐突かつ性急な描写だと感じられたのが残念である。

DSKさんによる本作の紹介記事はこちらです。
2011/2/23 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「今夜だけ、あなたの彼氏に戻りたいの……」煽情的な下着姿で欲情に目を潤ませる「親友の妻」。こぼれ落ちそうな乳房、白く艶やかな太ももが悩ましい。高校時代の彼女が、こんなに良い身体をしていたなんて……。初めての口唇奉仕に耽る姿が、健気で淫靡な25歳。夫の知らない「女」を露わにする新妻と、最高の禁断体験!★★★★☆ 好対照な幼馴染み姉妹との過...
罪深な献身-親友の妻は危険な美獣である(著:犬飼龍司、フランス書院文庫)

愛好家Sさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
1772『罪深な献身 親友の妻は危険な美獣である』犬飼龍司、フランス書院/フランス書院文庫、2011/02 発売●あらすじ元恋人への想いを断ち切れずにいた青年が、元恋人と思いがけず再会して三カ月前に結婚した事を知って落ち込み、姉同然の幼馴染みに慰められて関係を持ち、同じく想いが残っていた元恋人とも深い仲になっていく。●登場人物【辻村浩次】25歳。童貞。F物産第二営業部の社員。百合香の幼馴染みで元恋人。蘭子の幼馴染...
1772『罪深な献身 親友の妻は危険な美獣である』





ある時期から作風を広げるために誘惑作品、凌辱作品両方書けるようにという風潮が見られるようで、ここ数年でみてもこれだけの例が挙げられます。




【高杉圭さん】デビュー作品は「誘惑」、次(2作品)は「凌辱」

年上三姉妹【癒し旅行】
高杉 圭
フランス書院
2014-06-10



彼女の母は僕の言いなり
高杉 圭
フランス書院
2014-06-24






【香坂燈也さん】デビュー作品は「誘惑」、次は「凌辱」、あと2作品は「誘惑」

隣りの独身美母
香坂 燈也
フランス書院
2015-09-04





※2016年7月発売のアンソロジーでは、「凌辱」を思わせる「念動責め」が題材です。




【桐島寿人さん】デビュー作品が「凌辱」、約4年振りの2作目が「誘惑」、続く3作目が「凌辱」

姉姦 (フランス書院文庫)
桐島 寿人
フランス書院
2012-08-17









【河里一伸さん】デビューしてしばらくは「誘惑」、ある時期から「凌辱」へ転向




女看護師寮【忍び込み】
河里 一伸
フランス書院
2016-03-31



※ホームフィールドの美少女文庫でも「言いなり」系の作風で定着しましたね。




ちょっと取って付けたようですが、昨年デビューした花邑薫さんもガラッと作風を変えて、「誘惑」に参戦なさっています。




未亡人四姉妹 (フランス書院文庫)
花邑 薫
フランス書院
2016-07-25



実は管理人が楽しみにしている作品の一つなので、買ったらすぐに読むつもりです。
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tag : 童貞 社会人主人公 姉妹丼

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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