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山口陽「妻の母・三十九歳」

山口陽「妻の母・三十九歳」(フランス書院文庫、2013年1月)

【あらすじ】

身重の妻が入院しひとり暮らしとなった娘婿の蓮治の為、身の回りの世話を焼く事になった和代。2人はふとした事から関係を持つが、更に妻の担当の産婦人科医とも結ばれてしまう。

【登場人物】

竹之内蓮治
今春大学を卒業したばかりの新社会人。千佳の夫。大人しい印象が強い青年。

三谷和代
39歳。千佳の母親。お淑やかで母性的な印象が強く、柔和な空気を醸し出しており、セミロングの黒髪で豊満なバストが特徴的な女性。初老を迎えた夫は仕事の虫でセックスレスが続いている。

松山輝美
40歳。産婦人科の医院を開業している。和代の高校時代の先輩で昔から男癖が悪い。長い髪をアップにまとめてメガネを掛け、過剰な色気を漂わせる。

竹之内千佳
蓮治の妻で年齢は20歳代前半?切迫早産の疑いが有り、輝美の勧めで入院中。愛らしい雰囲気を持ち、喜怒哀楽が激しい小柄な女性。

【展開】

蓮治の性欲処理の痕跡を目にして自慰に浸る和代。そこへ帰宅した彼が欲望のままに暴走し、久々のセックスの快感に目覚めた和代は蓮治の性欲処理と言い訳しつつも関係を続けます。
週末の病室で蓮治は千佳に欲情した様子を目にした輝美に誘われ躊躇するも、分娩室でアナルセックスに至ります。
輝美は和代が足繁く蓮治の元を訪れているのを掴むと彼女を呼び出し、当て付けるように医院の屋上で蓮治と交わり自分との関係を黙認させます。
千佳が出産を迎え、実家で同居生活を始めた蓮治は2人との三角関係を清算出来なくなります。

【レビュー】

展開ではあまり触れませんでしたが、蓮治は千佳の病室で彼女にキスしたり搾乳プレイをする描写が有ります。若い千佳を妊婦設定にしたのはその為と思われます。

和代は年の離れた夫に欲求不満を抱えており、ふとしたきっかけからずるずると関係を続けるのは納得出来る所で、情交場面は良かったです。
ただ39歳で身重の娘が居る和代の設定は随分と無理をしたなという印象で、30歳前後の妻の姉でも充分納得のいく展開だったのかなと思います。

輝美は40歳女性で産婦人科医という立場を考えればもう少し恥や外聞も有って良い筈で、自分の医院の屋上で白昼堂々とセックスする必要性を感じません。
寧ろ和代が蓮治と交わっている現場に踏み込み、有無を言わせず自分も仲間に加えてもらう展開でも良かったと思います。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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