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芳川葵「ママと叔母は僕を甘やかしすぎる」

芳川葵「ママと叔母は僕を甘やかしすぎる」(フランス書院文庫、2013年4月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

人付き合いが苦手で不器用な史人は上京生活に戸惑いを感じていたが、知人に会う目的で押し掛けて来た義母の美紗子に心を許し、やがて結ばれる。
そこへ彼を息子のように可愛がり何かと面倒を見て来た叔母の沙希が2人の関係に気付き、自分の務め先で負けじと史人を誘惑する。

【登場人物】

坂上史人
大学1年生。亡くなった実母への深慮から、義母の美紗子とは必要以上に親しくする事を避けて来た。人付き合いが苦手で不器用な所が有り、上京生活に行き詰まりを感じている。

坂上美紗子
37歳。歳の離れた史人の父親と結婚。史人の独り暮らしを心配し、関係良化を図る為上京した。純和風の顔立ちで母性を感じさせる、トップ93cmのFカップのグラマーな女性。

町村沙希
32歳。史人の実母の妹(叔母)。姉に似て日本人離れした彫りの深い顔立ちでスレンダーながらも出る所は出たスタイルの良い女性。
子供が出来にくい体質で有る事から、史人の事を実の子のように可愛がっている。

【展開】

上京生活で不本意な日々を送り熱を出してしまった史人の部屋で上京して来た美紗子が出迎え、看病する彼女に体を拭いてもらう内に勃起したペニスを慰めてもらい、
翌日東京観光を終えた後自分の部屋で夕べの出来事の先を求める史人に対し、傷心の彼を癒そうと美紗子が体を許し筆下ろしします。
翌日実家に戻ろうとする彼女を引き留めようと史人が体を求めていた折に訪れた沙希は自分の会社でバイトするように勧め、
勤務先で彼をトイレに連れ込むと美紗子との関係を問い質され、歓心を買おうとアナルセックスにまで及びます。
酒に酔って帰宅した史人は無理矢理彼女の裏穴を狙い拒絶されて頬を張られますが、彼女が酔った男に絡まれた所を助けると態度を軟化させアナルでさせてもらいます。
後日再び史人の部屋を訪れた沙希は妙に自信たっぷりな態度の美紗子と対峙しますが、彼の気持ちを尊重し2人で愛する事になります。

【レビュー】

出だしで主人公が何かと失望を感じるくだりは暗すぎの感もしたのですが、義息との距離を縮めたく上京して来た美紗子が所用そっちのけで世話を焼くのは良いシチュエーションだと思います。
叔母の沙希と始めて対峙した時は義息との背徳の関係にオドオドした様子でしたが、終盤では自信に満ちた態度で彼女を圧倒する当たりは美紗子の母性愛の強さを感じました。

沙希は主人公に対し時に厳しい態度に臨みますが、基本的には優しい叔母さんです。美紗子との対抗意識は有るけれど、主人公の負担にならないように気を遣う所が窺えます。

芳川葵作品に共通する要素ですが、ヒロインは優しい人たちが多いですね。だからこその安心の読後感を得る事が多いのだと思います。

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DSKさんのレビューはこちらです。

DSKの官能レビュー整理箱 ママと叔母は僕を甘やかしすぎる(著:芳川葵、フランス書院文庫)
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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