FC2ブログ

弓月誠「年上教室【人妻と女子大生】」

弓月誠「年上教室【人妻と女子大生】」(フランス書院文庫、2007年11月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】
保育園に弟を送り迎えする雅彦が出逢った魅力的な保母の響子。念願が叶って初体験を果たすが、そこに女子大生の亜紀からも告白される。

【登場人物】
北山雅彦
16歳の高校1年生。母は2年前に病死し、父や年の離れた3歳の弟の雅俊との3人暮らし。響子に一目惚れして以来、進んで雅俊の送り迎えをしている。童貞。

笹野響子
32歳。雅俊の通う保育園で1ヵ月前から保母の仕事をしている。夫との結婚生活は既に破綻しており、人妻という雰囲気は感じさせない。

栗山亜紀
22歳。上京して来た女子大生で雅俊の通う保育園でバイトをしている。実家は地元の名士で、亜紀が卒業すると許婚と結婚する予定。響子に負けず劣らずの巨乳の持ち主。処女。

【レビュー】
本作は350頁とこれまでで最大のテキスト量です。第1章と第2章で響子に手コキしてもらった雅彦が自宅で初体験を果たすまで、第3章では亜紀に処女を捧げられます。
第4章では雅彦に恋人が出来たと早合点した響子が別れを決意したエッチシーン、第5章は亜紀が真相を話し想い出づくりのエッチシーン、第6章では仲直りした響子とという流れです。

響子は既婚者で途中で4行触れただけですが雅彦には既婚者で有る事は伏せる一方で、キスマークを見付け恋人が出来たと早合点し別れを決意するなど、彼女の微妙な心理のブレを描くのに用いられています。

亜紀は弟を毎日送り迎えする雅彦の様子を見て好意を持ったのだと推察しますが、その辺を含めてもう少し丁寧な描写が有っても良かったのではと思います。
家の方針に逆らえないのならせめて処女を捧げるのは好きになった人に、という彼女の決意が切なさを感じさせます。

既婚者で有る事は伏せたまま、雅彦との年齢差を考えると何れは別離の時と考える響子よりは、真相を話し想い出づくりに抱いて欲しいと願う亜紀の方が魅力的です。

全体的に切なさも有り救いが無さそうな感想になってしまいましたが、雅彦と響子を仲直りさせるきっかけを作った雅彦の弟・雅俊の存在はほっとさせます。
関連記事

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

年上教室-人妻と女子大生(著:弓月誠、フランス書院文庫)

2007/10/23 発売 → Amazonはコチラから。 → Kindle版はコチラから。 → ハイブリッド書店【honto】はコチラ。 22歳と32歳----少年を悩ませ昂らせる二つの「年上教室」 指輪をはずした人妻は、憧れで膨らむ硬直を優しく撫で、 女子大生は瑞々しい女陰を、16歳の青い欲望に捧げてくれる。 「わかってるわ、おばさんの××が好きなんでしょ?」 「じっと...

コメント

非公開コメント

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

〈リンク・トラックバック〉
基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR