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芳川葵「交換日記【女教師と僕】」

芳川葵「交換日記【女教師と僕】」(フランス書院文庫、2012年10月、表紙イラスト:川島健太郎、白表紙版:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

躾の厳しい両親の影響で性に疎い真人は憧れの女教師の香奈枝に補習ノートを使って質問する。
未亡人の彼女は羞じらいを感じつつも間接的に手解きしてあげるが、ある出来事をきっかけに筆下ろしをする事になり、更に2人の女教師にも知られてしまう。

【登場人物】

川俣真人
高校2年生。キャリア官僚の父と教育熱心な母による躾の影響で、同年齢の少年に比べ性に関する知識が著しく疎い。

早乙女香奈枝
38歳。古文担当の教師。丸みを帯びた瓜実顔に少し目尻の下がった優しい瞳をした母性的な雰囲気の女性。3年前に夫を病気で亡くしている。

三島麻希子
32歳。日本史担当の教師。顎先がシャープな瓜実顔に気が強そうなやや吊り目の瞳をした顔立ちで、きつめの性格に見える女王様タイプ。
結婚してから8年目で4歳の息子がいるが、セックスレスになって久しい。

高窪美雪
23歳。英語担当の新人教師。卵形の品の有る顔立ちに黒髪のロングヘアーで育ちの良いお嬢様タイプの女性。
バストはよく育っており、Fカップと男子生徒から注目を浴びている。

【展開】

補習ノートに性の悩みを打ち明ける真人の相談に乗った香奈枝は、彼のペニスを見て思わず射精に導いてしまいます。
彼女から貰ったハンカチが母親に見付かり口論の末家出した真人は、香奈枝のマンションに押し掛け筆下ろしをしてもらいます。
ある日偶然真人の補習ノートを見付け何とはなしに中を見た麻希子は2人の関係を知り、それを餌に真人を呼び出しセックスする事になります。
更に別の日に真人と麻希子の情交を目の当たりにした美雪は、雰囲気に押されパイズリしますが、後日真人を呼び出した彼女は性を知る為にと処女を奪って欲しいと捧げます。
これ以上関係が露呈しないようにと麻希子の発案により3人で真人の性欲管理をする事になり美雪の部屋で饗宴となります。

【レビュー】

補習ノートでのやり取りを「交換日記」と見立て、亘と香奈枝がかなり際どいやり取りを繰り返すのは良い発想だと思います。
うっかりノートを落として麻希子に露呈し、更に彼女との交わりを美雪に見られて…の展開も悪くは有りません。

亘の本命は香奈枝で情交に至るまでのプロセスは丁寧に描かれているのに、他の2人とは少々都合が良すぎる展開に急いだのかなと若干気になりました。
特に美雪に付いては場の雰囲気に流されてパイズリ、彼になら処女を捧げても…のくだりは彼女の設定が良かっただけにもう少し丁寧に流れに導いて欲しかったし、
旗振り役の麻希子も含めただ身体だけが目的の印象が拭えずちょっと勿体無い気がします。

【トラックバック】

DSKさんのレビューはこちらです。

DSKの官能レビュー整理箱 交換日記-女教師と僕(芳川葵、フランス書院文庫)
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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