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芳川葵「【お伊勢参り】ごくらく道中」

芳川葵「【お伊勢参り】ごくらく道中」
(フランス書院時代艶文庫、2011年11月、表紙イラスト:加藤美紀)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年8月8日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)




※電子書籍は公式ホームページからのみ購入できます。

【あらすじ】

子宝をなかなか授かれない義姉の千香の為、義母の小夜と3人で伊勢参りへ旅立つ事になった若侍の真之介。実はお姫様育ちの千香に男女の営みを教える事が旅の目的と知り、毎晩母姉に若竿を握ってもらう事になった。そんななか道中で知り合った芳乃の事情を知った一行は、仇討ちの手助けをする事になるが…。

【登場人物】

鷹碕真之介
18歳。直参旗本六千石、大目付を勤める鷹碕家の次男坊で剣の腕が立ち、義母や義姉の伊勢参りの護衛として一緒に旅に出る。養子の引き取り手が現れず居候の身で童貞。

鷹碕小夜
31歳。3年前に真之介の父の後妻に入っている。南町奉行所の与力の娘で街育ちの為か、ざっくばらんな性格で性に寛容。細面で目鼻立ちのはっきりした女性。旅の途中で睦言に疎い嫁の千香を教育しようとする。巨乳。

鷹碕千香
23歳。真之介の兄・実惟の妻。旗本の松宮家出身で凛とした美しさを誇るが、お姫様育ちで男女の営みに疎いところがある。真之介を実の弟のように思っており、旅に出ると呼び捨てにしている。3人の中では最も豊かな胸乳の持ち主。

篠崎芳乃
18歳。藩の勘定方を務めていた兄の敵を討つ為に、男武士の格好で旅を続けている。上総藩の侍に襲われた所を真之介に救われる。処女。

【展開】

伊勢参りの為江戸を出た一行は二日目に小田原宿に到着するが、真之助は千香が読んでいた書物に興味を抱き訊ねると、彼女は恥じらいながら読んでいた春画を差し出す。小夜がお家の為と助力を申し出たのは、未だ子を授からず奥手な千香に性教育の一貫として、彼に逸物を見せて欲しいとのことであった。乳房を晒した小夜を見ただけで固くなった真之助のものを千香は興味深そうに眺め、姑に勧められるままに握ると真之助も我慢の限界とばかりに精を放ち、兄嫁の美貌を汚してしまう。

翌日箱根山を登る道中、小夜は昨晩見た真之助の剛直を思い浮かべ、三十を過ぎてお褥御免となった女体の疼きを感じていた。山を越えて三島宿に着くと小夜が手本となり口取りをして見せるが、千香は唇を触れただけで怖じ気付き、今宵はこれまでとなり退去する。
半刻が過ぎて奥の間で床に就こうとしていた真之助は小夜の来訪を受けると、自らも火照りが収まらぬと告げられおなごを知るのも良いだろうと求められる。蔭所を見せてもらい舌で味わった真之助は、時雨茶臼(騎乗位)で繋がると小夜の腰遣いにより射精すると、まだ足りぬとばかりに続きを求めるのであった。

翌日一行は次の宿に向かう峠道で上総藩の一行に囲まれた芳乃を助け、旅籠に到着すると殺された兄の仇を取るために友人である男を追っていると事情を知って協力を約束する。その晩真之助は千香と同じ部屋に泊まるが、小夜が一緒にいて毎晩のように性教育を施しているのを意識してしまい、千香の乳房に触れながら口唇奉仕してもらい果ててしまう。

次の日に小夜や芳乃とは別行動を取った真之助と千香だったが、道中で雷雨に遭い古びたお堂で雨宿りしたものの、濡れた服を乾かそうと千香が襦袢姿になると一度きりと抱き付き身体を求める。お家のためと言ってはみたものの、二の句が告げない義弟を見て千香は自分の身体がどうなのかと口実を与え、蔭所を見せたり口唇で愛撫を受けた後で抱かれ中出しをされるのであった。

真之助たちは岡部宿に到着し義母たちと合流したものの、情交に及んだことを見抜かれただけでなく、芳乃を交えて性教育を再開する羽目に陥る。小夜の手解きで手で擦り快感を与えていくものの、芳乃は生娘なだけに逸物を口に含むのは躊躇してしまうと、趣向を変えようと乳擦りをしてみようと小夜が提案する。始めに彼女が見本を見せると次は千香が挟んでみせ、更に芳乃も加わって二人がかりで奉仕されると、真之助は辛抱堪らんとばかりに精を放ってしまう。

大井川の増水で足留めを食らった一行は岡崎の街で人探しをしていると、とうとう仇敵を発見し川縁で決闘に雪崩れ込む。そして真之助が剣豪とまみえる間を突いて無事芳乃の本懐は遂げられるが、騒ぎを聞き付けた与力たちにより二人は奉行所に連れていかれる。私闘とはいえ真之助が大目付の子息と知り丁重に扱われるが、その晩彼の寝室に芳乃が訪ねてきてお情けを与えて欲しいと告げられる。生娘でも蔭所を舐められて淫らな反応を見せる様子に、真之助は愛しさを感じながら無事破瓜に導くのであった。

月日が経ち伊勢に到着した一行であったが江戸に戻る前夜に、小夜は芳乃を真之助の嫁に迎えてはどうかと提案し、真之助と一夜の関係に陥ったと暴露する。更に春画を見せては茶臼と石清水(顔面騎乗)をさせようとする小夜に一同は驚くが、岡崎の一件以来禁欲に置かれていた真之助は素直な反応を見せると、彼女の口取りを受けてしまう。
小夜は嫉妬に駆られ服を脱いだ千香の変化を喜びながら茶臼で交わるように命じ、次に芳乃へは真之助の顔を跨ぐように告げる。それを見て真之助は淫らに腰を遣う義姉の膣内へ射精すると、次は芳乃を後ろから貫いていると、千香が義母の蔭所を口唇で慰めているのを見て興奮し二度目の絶頂を迎える。それを見た千香は早く小夜を抱くように急かし、その次は分かっているなと告げ、淫らなまぐわいは終わることが無さそうである。

【レビュー】

凌辱要素の強い時代物官能小説というコンセプトのフランス書院文庫の派生レーベル「時代艶文庫」とあって、一瞬は作者が方向転換を考えたのかと危惧したものの、本作は「いつもの甘々の芳川作品」である。考証を踏まえた舞台設定にしつつ、ともすれば説明だけで行を費やしかねない部分を簡潔に纏められているためもあって、比較的早くから官能描写が登場している。

普段何気なく読み進めている官能描写も、時代がかった口調になると妙にいやらしく思えるのだから不思議である。その中では個人的には性に奔放な義母と、気の強いお姉さん、生娘という取り合わせで乳擦り(パイズリ)してくれる場面は、この後本番は無いのに非常に興奮させられた描写の一つである。

惜しまれるのはその描写で盛り上がった後に突然仇討ちになり駆け足で終わると、一気に芳乃の処女喪失、終盤の4Pとなってしまい唐突な印象が否めなかった点である。生娘な芳乃の場面はやはり小夜の手解きがあった方がいやらしくもあり、ここは真之助が主導するまぐわいという意図があったにせよ、前後の落差を考えると重苦しい雰囲気を一掃する流れでも良かったのかもしれない。

時代官能ものという試みは本作の後で数作で終了?となっているが、電子書籍化はなかなか進んでいないなかでやっと本作も配信されることとなったので、現状は公式ホームページからしかないものの喜ばしいことである。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2011/12/9 発売→ Amazonはコチラから。十返舎一九が「東海道中膝栗毛」を出し、庶民に広 まったお伊勢参り。なかなか子宝を授かれない義姉 千香のため、義母・小夜とともに旅だった若侍・真 之介。旅の本当の目的が、お姫さま育ちの小夜に、 男女のまぐわいの仕方を教えることにあったと知っ て戸惑うが、これもお家のためと果敢に下帯を脱ぎ 捨て……女あり、剣あり、波瀾万丈の艶道中! ★★★★☆ 時代官能小説の誘惑作品もまた面白い...
お伊勢参り-ごくらく道中(著:芳川葵、時代艶文庫)

愛好家Sさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
8126『【お伊勢参り】ごくらく道中』芳川葵、フランス書院/時代艶文庫、2011/12 発売●あらすじ嫁いで六年経っても子が出来ない兄嫁の為に、義母と兄嫁と子宝祈願の旅に出た若侍が、男女の営みに疎い兄嫁の性教育に協力させられ、兄の仇を追って一人旅する美少女も同道する事になり、三人の美女と深い仲になる。●登場人物【鷹碕真之介】18歳。童貞。熙実の次男。小夜の義息。実惟の実弟。千香の義弟。部屋住みの身。【鷹碕小夜(さ...
8126『【お伊勢参り】ごくらく道中』

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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