FC2ブログ

高竜也「未亡人授業 兄嫁36歳の一週間」

高竜也「未亡人授業 兄嫁36歳の一週間」(フランス書院文庫、2009年7月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

初孫の顔を見に渡米した両親が不在の中沙絵子と二人きりになった祥吾。彼女が籍を抜いて実家に戻るまであと一週間、別れを惜しむかのように祥吾は彼女の身体で女を教えてもらう。

【登場人物】

鮎川祥吾
18歳。金沢の老舗和菓子店の跡継ぎで高校3年生。兄嫁で有った沙絵子に密かに憧れを抱いていたが、別れを前に本心を打ち明ける。童貞。

鮎川沙絵子
36歳。祥吾の兄の翔太の妻だが、夫を1年前に病気で亡くした。双方の家での話し合いの結果、まだ若い彼女の為に1週間後に籍を抜き横浜の実家に戻る事となった。
伝統としきたりに拘り、息詰まる婚家の中で間に入って取り持ってくれた祥吾に感謝の気持ちが有り、童貞の彼の為に進んで淫らになりセックスレッスンを施す。

【展開】

全部で7章立てとなっており、丁度1週間という流れです。
初日に泥酔して互いに裸になっていた祥吾は彼女の寝姿に興奮するも挿入未遂に終わってしまい、
彼の強い性欲を思い知った沙絵子は別れる迄の間セックスフレンドとして教えてあげると告げます。
2日目、3日目は浴室と寝室でフェラチオやオナニーの見せ合いで立て続けに祥吾の精を放出させ、
4日目は浴室でのフェラチオや寝室でのクンニリングスからパイズリで3度精を放出させ挿入に至るも、祥吾は10秒余りで終わってしまいます。
5日目は前日の反省を活かし沙絵子は散々祥吾を挑発して精を搾り取ってから馬乗りで挿入し、初めての絶頂を味わいます。
6日目からは2人で能登島へ出掛けると沙絵子は昼間から立て続けに祥吾の精を放出させてから夜は何度も交わり、最後の晩は彼にアナル処女を捧げます。

【レビュー】

「相姦の語り部」の異名を持ち、永らく黒本の中心を担って来た高竜也さんの最新刊です。
いつもですと250~280ページ程度に纏めている高竜也さんですが、本作は332ページの大ボリュームです。

物語は夫を亡くし間も無く実家に戻る沙絵子と義弟の祥吾との最後の一週間を濃密に描いており、
もう顔を会わせる機会の無い祥吾に良い想い出を残そうと懸命に奉仕する沙絵子の心境はいかばかりでしょうか。

過去の高作品でもよく有るように前半は沙絵子による手や口などの前戯で引っ張り、いざ合体までには210ページを要しています。
中盤以降は流石に1対1の作風だけにパイズリ、シックスナイン、互いにアナルを愛撫する等あらゆる情交描写を用いて飽きさせません。

とここまで述べた上で本編とは離れた所で1つ指摘しておかねばならないのは、章タイトルと内容が一致していない所が有る事です。
1章目にはフェラチオ、3章目にはパイズリを示唆するタイトルですが実際にはその描写は全く有りません。実は次の章の情交場面で出て来ます。
私はパイズリなどの乳戯描写が非常に好きなので、3章が終わった時には非常に肩透かしを食らった気分になりました。
恐らくシチュエーションとタイトルが先に決まっていて、ページ数の都合でカットしたか、編集し直したかして微妙にズレてしまったのかなと思いますが…。

月日が経ち本作を改めて読み直すと1冊にこれだけの情交要素を詰め込んだのは、恐らく作者本人にこれで一区切りだという決意が有った上ではと思う処です。
私が20代に慣れ親しんで来た誘惑作品の作家さんが相次いでラインナップから外れた時期で有り非常に残念ですが、こうした新陳代謝も必要だったのかなと今は思っています。
関連記事

コメント

非公開コメント

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

〈リンク・トラックバック〉
基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR