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高竜也「最高の継母」

高竜也「最高の継母」(フランス書院文庫、2003年10月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

叔母で母親代わりの存在の律子の誘いで釧路にやって来た慎也は筆下ろしをしてもらい、
やがて籍を抜き離れる事となった継母の菜穂子に想いをぶつけ最後の夜を過ごす。

【登場人物】

森本慎也
17歳。高校3年生。幼い時に実母が病死し、母替わりとなった律子を慕っていた。童貞で有るが故に人並み外れた逸物を同級生にからかわれ悩んでいる。

中川律子
36歳。慎也の父の妹。水産加工業者を営む兄の会社を助ける為、20近く歳の離れた釧路の同業者の元に嫁ぐ。夫との関係は良好だが、夜の営みには不満を抱いている。

森本菜穂子
38歳。慎也の父と再婚し慎也との仲も良かったものの既に夫婦仲は破綻しており、慎也が札幌に戻って来て間もなく籍を抜き実家に帰る予定。

桑野沙矢
20歳。慎也が札幌へ戻る際に機内で知り合った女性。慎也の志望先の大学に通い、恋人と別れたばかりで傷心を抱いている。

【展開】

根室に招かれた夜に律子が夫から変態的な愛撫を受けているのを目の当たりにした慎也は、翌晩に律子に思春期の悩みを打ち明け彼女と結ばれます。
律子との連日の交わりで自信を付けた慎也は札幌へ戻る機内で知り合った沙矢を誘い、傷心の彼女を抱いて癒します。
間もなく菜穂子が森本家から籍を抜き実家に戻る事を知った慎也は離れがたい想いを最後の夜にぶつけます。
慎也は父の3度目の結婚式で再会した律子や大学進学で先輩となった沙矢と肌を重ねますが、月日は経ち女性経験の想い出の1つとなります。

【レビュー】

高竜也作品の定番でもある少年の性体験もので、タイトルでは「継母」と有りますが、どちらかと言えば叔母の律子に重きが置かれています。

律子は久々に再会する甥の成長ぶりを目の当たりにし、性に渇望する自分の気持ちに従ってなし崩しに関係を深めていきます。
彼女は慎也の母替わりでも有り人妻ですが、甘やかす点が主体でいずれの立場からも生じる背徳感はあまり感じられませんでした。

菜穂子や沙矢の情交場面は確かに慎也の精力の強さを裏付けるかのように何度も射精させる場面は有りますが、
少年で有るが故にいざ合体となるとそれ程深みが有る訳でも無くあっさりしていたように思います。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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