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高竜也「三人の若叔母」

高竜也「三人の若叔母」(フランス書院文庫、2000年8月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

母の死去に伴い、実家に引き取られた東吾。タイプの違う3人の叔母と同居生活を送る内に、相次いで関係を持ち素直に喜ぶが…。

【登場人物】

笹原東吾
16歳。高校1年生。幼い頃に父を、最近母を事故で失って身寄りが無く、福岡で人形問屋を営む祖父の元へ引き取られた。東吾の母と叔母3人は異母姉妹に当たる。童貞。

朝倉真樹子
31歳。天神に有るブティックの手伝いをしており、離婚歴が有る。性に奔放で、付き合った男を自らと同じようにパイパンにする癖が有る。

朝倉瑶子
27歳。女子中学校の英語教師。3姉妹の中では最も落ち着きが有るが、酔っぱらうと大胆になる面も。かつて大恋愛の末に失恋して以来男から遠ざかっている。処女。

朝倉絵里
21歳。大学生。小悪魔的な性格で普段から東吾を挑発する事が多いが、成績優秀でフランス文学を学ぶ為に留学を考える真面目な所も。

赤井香織
16歳。延岡に住んでいた時の東吾のクラスメイトで、父と兄が議員という名家で育っている。処女。

【展開】

延岡で香織との初体験に失敗した東吾は福岡の実家にやって来て女性3人の生活に戸惑い、浴室で自慰に浸る瑶子の姿を覗いた事が発覚し彼女と初体験に至ります。
その後絵里とは4人での食事会の後酔った彼女の介抱を口実に、真樹子とは秘密を共有したのをきっかけに相次いで関係を結びます。
真樹子と絵里には互いに関係が発覚するも瑶子との仲は誰にも気付かれる事なく逢瀬を重ねていきますが、
東吾の祖父が自宅療養で戻って来ると再婚話が進展した真樹子、女子寮に入った絵里とは段々関係が薄れていきます。
ある日東吾は処女を捧げたく再会した香織の願いに応えますが、瑶子の体調が思わしくないのが気掛かりで必死に腰を打ち続けるのでした。

【レビュー】

全8章立てで249ページの構成となっており、基本的にはお坊ちゃんの待遇を受ける東吾は受け身の姿勢です。

三姉妹の中で控え目な性格の瑶子は処女なのに意外に大胆に東吾を挑発しながらも、最後まで周囲に関係を気付かせないようなしたたかな面も有ります。

真樹子と絵里の2人はどちらも奔放な点ではさほどの違いも無く、立て続けに関係を結ぶ辺りではどうしても単調になり過ぎる気もしました。

高作品ではヒロインが3人出て来ても3Pに直結する事は殆ど有りませんし、瑶子の体調不良が示唆しスッキリしない終わり方は高校生には荷が重い気がします。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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