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芳川葵「ママと姉は僕を眠らせてくれない」

芳川葵「ママと姉は僕を眠らせてくれない」(フランス書院文庫、2012年3月、表紙イラスト:立澤凖一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

大学受験を控える俊介は、義母の麻巳子に毎晩本番寸前の性戯をしてもらっていた。それで我慢出来なくなった彼は遂に義母と結ばれるが、それに気付いた別居中の姉・智美や隣人の未亡人・芙希恵からも誘惑されてしまう。

【登場人物】

岡島俊介
17歳。高校3年生。義母の麻巳子と恋人同然の甘い日々を過ごしている。

岡島麻巳子
34歳。俊介の父と結婚したが、4年前に死別した。薬剤師で黒いセミロングの髪に和風の顔立ちに対し、外人のようなグラマラスな肢体の持ち主でトップ96cmのHカップ。

岡島智美
22歳。俊介の実姉。大学を出て警察官の養成学校に入っている。俊介が嘘を吐く時の癖を把握するほど弟想い。引き締まった身体だがトップ88cmのFカップ。

吉崎芙希恵
38歳。岡島家の隣人で2年前に夫を亡くしている。母を亡くした智美と俊介の母親代わりとして可愛がっている。

【展開】

受験勉強がはかどるようにと麻巳子に本番を除く性戯を毎日してもらう俊介ですが、性欲を押さえ切れなくなり遂に彼女に筆下ろししてもらいます。
そんな中帰省した智美はただならぬ母子の様子に俊介を問い詰めて関係を知り、手や口で慰めるつもりが俊介の熱意に負けて結局身体を許し、
前後して俊介と関係した芙希恵から麻巳子以外の女性の身体も教えておくべきと智美を誘い、成り行きで3Pとなります。
智美が養成学校を卒業しそのお祝いをした晩に彼女は俊介と関係した事を麻巳子に打ち明け、一晩限りと称して共に俊介を愛してあげます。

【レビュー】

芳川葵さんの長編14作品目となる本作では、出だしから既に義母の麻巳子と本番寸前までの仲で有る事を示しています。
個人的にはヒロインとの関係が築かれていく経緯を示しているかに重きをおきますが、逆にワンパターンにもなりがちで、
本作は後に経緯が説明されている為情交場面が比較的早いこういう出だしも新鮮で良いと思います。

甘々義母の麻巳子をメインに置きつつ、たまに帰省するしっかり者の実姉の智美の存在がスパイスになっており、単に甘ったるい話にならないように出来ています。

智美に関しては近親者だからこそ見抜ける嘘を吐く時の癖と本人の職業的特徴を上手く絡めており、キャリアウーマンの呼び名が相応しいやや特殊な職業設定は作者の御得意パターンの1つです。

反面隣人の芙希恵に付いては智美との絡みは有るけれど、普段目にする機会が多い筈の麻巳子とは何故かあまり接点が有りません。
攻略するヒロインを増やさずに母姉だけでも実は良かったのかなと感じる所で、
それだと芳川作品の基本パターンと一緒だと言われれば否定出来ませんが、芙希恵の分を智美に割いてもらえれば良かったです。

【トラックバック】

本作に付いてのDSKさんのレビューはこちらです。トラックバックさせて頂きます。

DSKの官能レビュー整理箱 ママと姉は僕を眠らせてくれない(著:芳川葵、フランス書院文庫)
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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