FC2ブログ

弓月誠「大人への階段 三人の個人教授」

弓月誠「大人への階段 三人の個人教授」
(フランス書院文庫、2007年2月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2017年7月レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

高校の卒業式の日に憧れの真理子先生に告白するが断られてしまった弘明は、彼女に相応しい人物になろうと決意する。教員を目指す中で出会った2人の女性が施す個人授業を経て、弘明は新米教師となり真理子の前に再び姿を見せる。


【登場人物】

沢木弘明
第一章の時点では17歳。憧れの真理子に一筋で卒業式の日に告白して断られてしまい、大学に進学してからは彼女に相応しい人物になろうと教師を目指す事に。

芦川真理子
第一章の時点では25歳。英語担当で弘明のクラスの担任。教師になって三年目で全校生徒の憧れの巨乳とやや派手めな美貌の持ち主。弘明の想いに気付いているが、教師という立場からなかなか受け入れられずにいる。

中嶋玲奈
32歳。大学生になり20歳の弘明が帰省した時に通っていた自動車教習所の教官。真理子同様に大きな乳房の持ち主だが、和風な顔立ちで母性愛を感じさせる性格。

高岡麻紀
30歳。母校で教育実習中の弘明の教育係。弘明が卒業してから配属になった為、高校時代の弘明と面識は無い。落ち着いた雰囲気を持つが実は童顔。元バイト先の上司と不倫関係にあった。


【展開】

朝の満員電車の中で辟易していた弘明だったが、途中駅で真理子が乗り込んで来て着ている服を押し上げる胸の膨らみに夢中になってしまい、電車が急停車した折りに胸に触れてしまう。獣欲のままに真理子の乳房を揉みズレたブラジャーから尖った乳首を探し当ててチカンさながらに悪戯をしていると、流石に真理子も黙っている訳にはいかず厳しく叱り付けられる。すっかり嫌われてしまったと落ち込み英語スピーチの練習をサボるが、ある日の放課後に真理子に呼び止められ再び練習を再開させることに。

やがて卒業式を迎え音楽室に呼び出された真理子は予想していた通り弘明から告白を受けるが、彼の理想通りの女ではないし何より年齢が違いすぎると茶化して受け流そうとする。しかし弘明の真摯な態度に気付かぬ訳もなく、最後の思い出にと乳房を露わにして好きなようにして良いと甘えさせるが、執拗なまでの愛撫に危うくアクメを迎えそうになりお返しにと乳間奉仕で射精へと導く。何故そこまでしてくれたのかとの教え子の問いに、三年間頑張ったご褒美だと言い自分の気持ちに区切りを付けようとするが、弘明から魅力的な男になってみせると告げられて曖昧な約束をせざるを得なくなる。

上京し大学3年生になった弘明は夏休みの帰省を利用して近くの自動車教習所に通い出すが、担当教官の玲奈の胸の大きさに気もそぞろで運転が疎かになってしまう。そして道端に停車を命じられもしかして童貞なの?と問われて真理子の話をすると、どうやら玲奈は弘明に興味を抱いていたらしく、ならば私が初めての相手になってあげるとマンションの自室に誘われる。入浴の途中だったのかバスタオルを身体に巻き付けた彼女に出迎えられ一緒に浴室に入ると、おっぱいを使って全身を洗ってくれただけでなく、背中に密着されての手扱きで射精させてくれる。更に風俗さながらに乳房で顔を洗われては弘明も手出しせずにはいられず、お返しとばかりにパイズリフェラで二度目の放精に導かれる。そしてベッドへ移動すると秘所を見せてくれて指挿入やなめなめさせてもらい、遂に正常位で童貞を卒業するのであった。

4年生になった弘明は母校で教育実習を受けるが、どうやら真理子は別の私立校に赴任したらしく麻紀の指導の元で一週間を過ごすことに。何とか実習も終わり勝手知ったる近道をして校内の駐車場を通り抜けようすると、麻紀が電話で恋人と喧嘩をしているところに出くわし、間の悪いことに彼女に知られてしまう。それでも麻紀から夕飯を作ってあげるからと自宅に誘われ、今夜は寂しいのとアプローチを受けると、洗ってもいないぺニスを口に含まれあまりの気持ちよさに射精する。麻紀の秘所にクンニしてすっかり乱れさせると騎乗位で交わり、呆気なく果ててしまうものの彼女を四つん這いにして二度目の性交に及びフィニッシュは馬乗りパイズリで果てる。

玲奈や麻紀と関係を持ったものの弘明は真理子に成長した姿を見て欲しいと私立校に赴任することを決めるが、なかなか告白できずに一学期もそろそろ終わりを迎える時期となる。すっかり真理子に嫌われていると思い雨の中を歩いて帰ろうとすると、真理子から傘を差し出され相合い傘で一緒に歩くことに。私の口から言わせるのとばかりに真理子から誘われ彼女の部屋に向かうと、すっかり臨戦態勢となっているぺニスをいなしながら真理子の入浴を待ち、ベッドでは女性上位のシックスナインで絶頂へと導く。遂に真理子と結ばれた弘明は長くは持たずに膣内射精するが、まだ萎えていないのを知った真理子が今度は上になって二度目の性交を始める。おっぱい大好きな弘明の為に真理子は交合を解き乳間にぺニスを挟むと射精に導くが、順番が逆になったけどと照れながらも付き合ってと告白し、乳頭でぺニスを刺激してすっかり硬くなったのを見ると再び乳戯を始めるのであった。


【レビュー】

初恋の人である担任教師を忘れられずにいた主人公が教習所教官や先輩教師との関係を経て、少しは大人になった姿で女教師と再会するが、なかなか思うようにはいかなくとも最後は結ばれるというドラマ性を内包した誘惑作品である。弓月誠氏の作品と言えば巨乳好きな主人公が多く、まだ初期の時代であるから必然性を伴っての乳戯描写も用いられている。

メインヒロインである担任教師は主人公の想いに気付いてはいたものの、歳の差を意識して素直に受け入れられず、彼が成人して再会しても自分からはなかなか告白を切り出せない。そんな葛藤を幾分の可愛らしさも含めて描写しているのが弓月誠作品らしく、「最後はひとり」という拘りから外れることもないのである。従ってサブ格に当たる教習所教官や先輩教師の登場とその別れも些か唐突な感じもしなくはないのだが、それぞれに主人公を可愛がり絶頂に導かれ恥じらってと、メインに決して負けていない可愛らしさを感じさせていると思う。


DSKさんのブログにて、本作をご紹介なさっています。
2007/1/24 発売大人への階段-三人の個人教授著:弓月誠、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。→ 【honto】の電子書籍はコチラ。→ ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉→ 総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。「弘明くん、気持ちよかったら、我慢しないでいいのよ」騎乗位で腰を揺らす30歳の女体に浮かぶ羞恥と恍惚。担任教師が締めつける膣襞はあまり...
大人への階段-三人の個人教授(著:弓月誠、フランス書院文庫)





2004年に「年上初体験【僕と未亡人】」でデビューなさった弓月誠氏も作品を重ね、最新刊「喪服の女に僕は耽溺れる」で大台の30作品目に到達しています。現役では80年代~90年代より活躍する綺羅光氏や巽飛呂彦氏に次ぐものですが、既に2017年も半ばを迎えた段階で弓月氏の次の作品の話が聞こえて来ません。これまでにも刊行の間隔が空いたことがあるので鋭気を養っていらっしゃるのかなとは思いますが、つい先月に気になる官能作品が刊行されました。

不知火竜「義母と女教師と引きこもりの青狼」




「暴虐小説の新星現る!!」との触れ込みでデビューした新人さん…でありますが、管理人が読んだ限りではひょっとしたら?と思わせる節が窺えました。イジメに遭い転校を余儀無くされ引きこもりになった主人公が、自分を守ってくれなかったと同じ学校の教師であった義母を理不尽なまでに凌辱し、また彼を守ろうとした元担任教師も巻き込み暴虐の限りを尽くすというのが本作の大まかな流れです。序盤から終盤までとにかく性的な描写が濃厚なのは間違いないのですが、ヒロインだけでなく、主人公にも感情移入できるストーリーが読みたいというのが管理人のスタンスですので、読了したものの本作のレビューは見送りとします。

「」を使った平仮名でのオノマトペを多用するのが弓月誠作品の特徴であり本作ではそれが見られませんが、ヒロインが犯されて表面的には嫌がってはいるものの内面では可愛らしさも交えながら恥じらうところはどことなく弓月作品を思わせるものがあります。若干こじつけになるかもしれませんが、義母の名前は美枝子と付けられており、これはデビュー作品の隣人ヒロインと同じ名前です。かつて弓月氏がインタビューでご自身の好きな女優さんのお名前を拝借したと聞いたことがあり、再出発のつもりでもしかすると?という風に感じました。今更ながらではありますが、これだけの引き出しもお持ちでいらっしゃるのだなと感服しているところです。(全くの見当違いでしたら、誠に申し訳ありません。)

これから不知火竜氏で著作を重ねていくのかもしれませんが、弓月誠氏名義の誘惑作品のファンの一人として新作を待ちたいと思います。
関連記事

tag : 童貞

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

大人への階段-三人の個人教授(著:弓月誠、フランス書院文庫)

2007/1/24 発売 → Amazonはコチラから。 → Kindle版はコチラから。 → ハイブリッド書店【honto】はコチラ。 → 【honto】の電子書籍はコチラ。 「弘明くん、気持ちよかったら、我慢しないでいいのよ」 騎乗位で腰を揺らす30歳の女体に浮かぶ羞恥と恍惚。 担任教師が締めつける膣襞はあまりに甘く刺激的すぎた。 玲奈と麻紀、二人の年上が施す夜の特別授...

コメント

非公開コメント

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

〈リンク・トラックバック〉
基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR