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鏡龍樹「溺れる 若兄嫁と熟兄嫁と未亡人兄嫁と」

鏡龍樹「溺れる 若兄嫁と熟兄嫁と未亡人兄嫁と」
(フランス書院文庫、2017年3月、表紙イラスト:松原健治)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

航空機事故で三人の兄たちを失った真彦。同時に未亡人となった詩織、リサ、佳菜子の兄嫁たちは真彦以上に悲痛な想いであったはず。しかし真彦は兄たちの葬儀の折りに体調を崩した詩織を控室に連れていくと、欲望のままに性交を迫ってしまう。三年前に一度に迫ったあの夜より成長したのだと見せ付けるかのように…。


【登場人物】

東条真彦
19歳?大学へ進学したばかり。父親はインテリア大手の会社の社長だが三人の兄たちとは母親が違い、特に長兄からは口うるさく出来損ないなどと言われてきた。兄たちが航空機事故で急逝し、いきなり後継者として帝王教育を受ける羽目になるが、元来の末っ子気質でのんびりしたところがある。女性経験はある様子で、以前から詩織に対してほのかな想いを抱く。

東条詩織
38歳。東条家の長男の妻として嫁いだが、ワンマンな夫の性癖で縛られて性交を強いられるなど被虐的な一面を持ち合わせている。子供はいない。真彦の境遇に同情し夫との緩衝材的な立場で優しく接しており、彼に恋愛感情を抱かせる遠因にもなっている。

東条リサ
30歳。アメリカ人を祖父に持つクォーターで、モデルとして華やかな世界に身を置いていたが、東条家の次男に口説かれてモデルを引退している。夫を亡くしてからは東条家に同居するようになり、義父に気に入られて秘書として登用されるように。真彦の詩織に対する感情を察知し、言葉巧みに誘惑して自分の支配下に置こうとする。

東条佳菜子
24歳。東条家の三男の妻でおっとりとした性格とEカップはありそうな肉感的な身体付きの美女。真彦が夫と容姿が似ていることもあり、2ヵ月振りに再会すると、彼のペースに引き込まれて関係を持つようになる。


【展開】

事故で三人の兄を一度に失った真彦は葬儀に参列し気丈に振る舞う詩織の喪服姿に欲情を覚えながらも、三年前に一度だけあった性的な夜のことを思い出してしまう。兄の浮気を知り寝室で泣いていた詩織を見て慰めてあげると迫るが、性欲のままに生乳を露わにさせたところで彼女を泣かせた兄と同じではないかと気付き、それからはギクシャクとしながらも想いを寄せ続けて来た。そんな時に詩織がバランスを崩したのを見るとリサと二人で控室へ運び、二人きりになったのを好機と捉えもう兄はいないのだからと関係を迫ると、真彦は夫婦の営みを覗き見していたことを明かし実は詩織がMなんだろうと告げる。口では嫌がりながらも抵抗を見せない詩織を見て喪服の裾をたくし上げ、秘所が濡れていると辱しめを与えながら立ちバックにして剛直を挿入し中出しまでするのであった。

それから三週間両親の目を盗みながらも真彦は詩織の寝室を訪ねては欲望を吐き出していたが、ある日真彦の帝王教育の合間の30分間で慌ただしく性交を求めると、それまでは頑なな態度を見せていた詩織も真彦の焦らしに翻弄されてしまい、遂には自ら抱いて欲しいとまでおねだりするように。しかしその日はリサが父親と話があると東条家にやって来ており、部屋の前を通り掛かり声を聞いてしまい関係が露呈してしまう。
数日後真彦はリサの呼び出しで次兄夫婦の住むマンションの一室を訪ねたが、自分の言う通りにしなければ洗いざらい父親にバラすと切り出され、父のことだから自分を放逐しかねないと悟り彼女の要求を受け入れる。女王様然としたリサから愛撫をするときに指を使わずに舌だけで満足させてみなさいと命令され、真彦は彼女には到底敵わぬと奴隷になると誓い、更には詩織には手出ししないと約束させられ騎乗位でフィニッシュを迎える。

その翌週からリサが東条家に同居することが決まり、詩織は真彦が一切情交を求めてこないことに安堵するのとともに、一抹の寂しさを覚え自ら真彦の部屋を訪ねる。真彦は詩織を跪かせて口唇奉仕をさせると、リサが部屋に入って来て示し合わせた通りに詩織をベルトで後ろ手に縛りイラマチオ同然にして腰を遣い始める。リサは詩織がライバルとなっては敵わないことを理解しており、真彦を支配することで不安をかき消そうと考えて目の前で詩織を抱くように命じ、彼女が絶頂したのを見るや自分の中に出しなさいと催促し中出しを求めるのであった。

東条家の後継者としか二人の兄嫁は見てくれていないと真彦は不安を抱き、リサの掌で転がされていると苛立ちを感じ佳菜子に連絡を取ってマンションの部屋を訪ねることに。彼女をモノにすれば何かが変わるかもしれないと真彦は初めから強気に迫り、寝室に向かい亡き兄の服を着てみせるとあまりにも似ていたせいか呆然とする佳菜子の唇を奪う。ところがタイミングの悪いことに詩織と会う約束があったらしく佳菜子がリビングに向かったのを見るや、真彦は詩織も誘い寝室で3Pに雪崩れ込む。二人からの口唇奉仕を受け入れた後佳菜子をベッドに横たえると、自らもプレイに興じる詩織の積極さにたじろぎながらも末兄嫁と交わるのだった。

兄たちが亡くなってから3ヵ月が経ったある日リサの31回目の誕生日を祝おうと真彦は佳菜子を自宅に呼び寄せるが、ただ集まるだけな訳もなく佳菜子を使ってリサの嫉妬を誘い、自分が主として主導権を奪おうという腹積もりでいた。そして夜も更けて真彦が佳菜子を客間に案内するが、企みを見抜いていたのかリサが廊下で誘う仕草を見せたので、プランの変更を余儀なくされる。廊下での奉仕に乱れたリサから客間に戻り佳菜子が寝た振りをしていないか試してみようと誘われ、描いていたもう一つの計画の通りにことが進んだのを見るや、真彦はリサをバックで貫いている間に佳菜子から差し出された麻縄を使ってリサを後ろ手に拘束してしまう。
示し合わせたかのように佳菜子は起き上がり、更に聞き耳を立てていたのか詩織までも寝室にやって来たのを見ると、真彦はリサの嫉妬を誘おうとこれから佳菜子を抱くから見ていてと挑発する。詩織に抱き寄せられ愛撫を受けたリサも満更ではないようで、試してみなさいとばかりに強気な目線で返してくる。兄嫁たちがこぞって自分を求めてくるその倒錯した状況に真彦の頭のなかではリサを支配することなどどうでも良くなり、始めに佳菜子を貫いて絶頂へ導くと、次はリサとレズり合っていた詩織を立ちバックにして交わり、最後にリサへと求めていく。ずっとリサに支配されていると劣等感を抱いていたが、彼女口から私たちのご主人様だと聞かされると、真彦は三人を幸せにするんだと決意を固めリサを貫くのであった。


【レビュー】

フランス書院文庫では「僕の通学路には四人のお姉さんがいる」(2009年9月刊行)以来7年半振りの刊行となるベテラン作家による、兄嫁たち三人と主人公真彦が織り成す近親同士の禁忌を題材とした官能作品である。航空機事故により一度に三人の兄たちを亡くした真彦だったが、それ以上に悲しみを抱く詩織、リサ、佳菜子と次々に関係を持ってしまい、最後は三人から求められるという倒錯した状況に、皆を幸せにするのだと決意するまでの主人公の心理的な成長も交えて描かれた作品である。

・長男の嫁・詩織
父親の女好きもあって三人の兄たちとは違う母親から産まれており、その母親も後妻という立場を守ることに執着してか実の息子への関心が薄い状況で、後継者に当たる歳の離れた長兄から口喧しく小言を言われていた主人公である。父母、長男夫妻と暮らしていた彼に取っては唯一の拠り所が詩織であり、彼女も義弟以上の愛情を注いで来たが、三年前に夫の不義を知って涙を流していた折りに主人公に知られ青い情欲をぶつけられてしまう。その時は未遂で終わったが、夫の葬儀の時に体調を崩してしまい、主人公に力強くで犯されてしまうが…。

・次男の嫁・リサ
名前の通り米国人を祖父に持つクォーターで持ち前のスタイルの良さもあってモデルの経験もあり、常に自信を持ち夫亡き後の身の振り方にも野心を隠そうとせずに夫の実家に接近して来る兄嫁である。義弟に当たる主人公に対しても自信満々であり、詩織に対する興味もあってか二人の禁断の関係を知るや、女王様のように振る舞い主人公を翻弄していく。更に詩織をも手中に入れ羞恥を与えていくが…。

・三男の嫁・佳菜子
主人公に取っては一番歳の近い兄嫁夫妻なだけに関係はまずまず良好だったが、佳菜子自身が引っ込み思案な所もあってか夫が亡くなってからはあまり連絡を取っていなかった。リサに支配され詩織からは嫉妬交じりに見られる状況を打破しようと主人公が彼女の部屋を訪ねたものの、そこに詩織が現れて三人でという状況へ雪崩れ込む。

本作のメイン格は詩織で主人公に迫られてリサに辱しめを与えられていくなかで次第に淫らな自分に目覚めていくし、佳菜子の時には二人に変えられた自分のように変わって欲しいと挑発する有り様だし、しかも終盤ではいつもされてばかりではと言ってリサとの百合プレイや主人公の後ろの穴まで弄るなど積極的になっている。鏡龍樹作品ではお馴染みの「嫉妬の応酬から淫らに変わっていくヒロイン」像をそのまま投影したかのようである。リサは快楽主義者的な一面が強く、佳菜子は詩織とは違った可憐さが先行している。
性欲で流されてばかりの主人公は基本的には荒ぶるタイプに見えるが、終盤になるにつれて兄嫁たちに主導権を奪われていくようで、それでも誘惑官能作品とするならば悪くないとは思う。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。

2017/3/25 発売溺れる-若兄嫁と熟兄嫁と未亡人兄嫁と著:鏡龍樹、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「兄さんの代わりに僕がそばにいてあげるから」押し込まれた義弟の肉茎に艶っぽい吐息を漏らす38歳。喪服姿で貫いたあの日から始まった兄嫁との姦係。快楽に蕩け女の色気を漂わせはじめた詩織の様子に、リサと佳菜子――兄嫁ふたりも秘めた淫性を刺激され……禁忌と背徳に満ちた、最高の...
溺れる-若兄嫁と熟兄嫁と未亡人兄嫁と(著:鏡龍樹、フランス書院文庫)

tag : 大学生主人公

青橋由高「六人のおいしい艶熟女」

青橋由高「六人のおいしい艶熟女」
(フランス書院文庫、2017年3月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

2011年から2016年までに『特選小説』誌で掲載された短編四話と書き下ろし二話を加え、家政婦、和服美女、マンションの住人などといった淫らな熟女たちと繰り広げていく六つの物語。


【内訳】

第一話:『熟女家政婦と坊ちゃま ご奉仕されて甘やかされて』
(書き下ろし)

住み込み家政婦の倫枝は大学受験を控えた慶太に密かに想いを寄せており、ある日夜遅くにひとり遊びに興じていたところを当の慶太に見付かってしまい…。憧れの倫枝と遂に結ばれた慶太は落ち着いて勉強に励むようになり、自信を抱いたまま受験に望むことに。

第二話:『和服美女の「つまみぐい」 かわいい熟女の啼かせ方』
(原題「美しきパトロンのためのパヴァーヌ」)

売れないプロピアニストの京平は生活のためにホテルのホールで今晩もピアノを弾いていると、和服の似合う熟女に向けて最後の一曲を捧げる。そしてバーで飲んでいると翠子と名乗る和服美女から声を掛けられ、ピアニストらしい太く武骨な指に見とれたかのように熱い視線を投げ掛けられる。

第三話:『美熟マンションへようこそ 「艶住人」を独り占め
(原題「熟女マンション」)

大学に進学したばかりの翔平は親族が管理するマンションの一室にタダ同然で住まわせてもらう代わりに、管理人同然の雑用を頼まれる。そこの住人である涼子から夜中に不審者が出没するので見回りして欲しいと言われ、敷地の一角にある小さな公園に向かうとコート姿の人影を見付けるが…。

第四話:『シェアハウスで3P体験!? 甘く危険な熟女の花園』
(原題「シェア」)

光則は大学院を卒業したものの再就職先が思うように見付からず、キャリアウーマンで従姉の純子から週に数回自分の部屋を片付けて欲しいと頼まれ出入りするように。ある晩彼女の同居人で光則とも旧知の仲である久美の愚痴に付き合わされているが、ひょんなことから妖しい流れとなり…。

第五話:『田舎の淫らな「しきたり」 喪服未亡人姉妹と』
(原題「押しかけ未亡人姉妹」)

吾郎も大学院を卒業したが行く当てがなく、遠縁に当たる山奥の村長から就職先を紹介すると言われて現地に向かうと、何と清美と真純の二人の未亡人と暫く一緒に暮らすことに。偶々二人の亡き夫のいずれとも親戚であった吾郎は村のしきたりにより、どちらかを嫁にしなくてはならなくなり…。

第六話:『ダブルスコア~文(36)と倫太郎(18) 時を忘れて貪りあって』
(書き下ろし)

妹たちから手紙をもらった文は一人の男をシェアすることになったと知って、喜びと共にちょっとした空しさも感じてしまう。文は倫太郎の家で住み込み家政婦として働いており、自分と青年との年の差に似た境遇で結ばれた彼の両親のアツアツ振りを見てやっかみを抱いていたが、ある日休みを取って帰省を申し出ていたところを倫太郎に見られてしまい…。


【レビュー】

『七人のおいしい人妻』(2014年)、『年の差のある七つの姦係』(2016年)に続き、『特選小説』に掲載された2011年から2016年までの作者の短編四話を加筆修正した上で、前後に書き下ろし作品を加えて一つの流れとして再構成した短編集である。

美少女文庫を中心に活躍する青橋由高氏の作品の特徴の一つである作品間リンクは健在で、第一話の主人公と第二話の熟女ヒロインは親戚同士、第二話のヒロインは資産家で彼女の所有するマンションの一つで管理人の手伝いをする大学生が第三話の主人公…といった具合である。因みに第四話と第五話の主人公は大学院卒の就職浪人仲間で繋がり、第五話で主人公を誘惑する未亡人姉妹の姉が第六話に出てくる「文」(36歳)でしかも書き下ろしの第一話の舞台と密接な関係性があるのだが、こちらは読んで確かめていただきたいところである。

読む前には官能面において短編であるが故に頁数の制限もあり些か物足りないかなと危惧してはいたのだが、誘惑官能作品なだけにヒロインから主人公を主導しようとするものの、長大な一物で奥の奥まで侵入されて呂律が回らなくなるほどの快楽に浸る淫猥さが良かったと思う。そして書き下ろし二話で顕著に見られるが、優しい主人公とちょっと拗らせ系な熟女との会話の掛け合いもこの作者らしく、微笑ましさを感じさせるので個人的なお勧めとしたい。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2017/3/25 発売六人のおいしい艶熟女著:青橋由高、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。悩殺ボディの家政婦に真夜中もお世話を施され……フェロモン全開の和服美女と一夜の危険な火遊びを……美人だらけのマンションで日替わり姦淫を満喫し……三十路のとろける蜜壺で女の悦ばせ方を教えこまれ……未亡人姉妹に迫られて待っていたのは美肉くらべ!?……こんな熟女を味わいたい、六つのおいしいパラ...
六人のおいしい艶熟女(著:青橋由高、フランス書院文庫)

tag : 短編集

2017年3月刊情報

暦こそは立春を過ぎたとはいえ、まだまだ寒い日々が続きます。今月は2016年度末でもあり、振り返ってみると反省点が多く個人的に情けない思いばかりなのですが…。これを踏まえて方針を決めて、来年度に繋げたいものですね。

※今月より確定している新刊情報を先行させ、翌月以降の情報は別記事といたします。

●フランス書院文庫2017年3月刊情報


「これから出る本」(公式ホームページ)


3月のトピックスとしては、鏡龍樹さんの復活に尽きるのではないでしょうか。久々のこの名義での刊行に未だに「本当に?」という思いはありますが、情報が更新され書影が出て、実際に手に取ったら納得なのかなとは感じています。






鏡龍樹『溺れる 若兄嫁と熟兄嫁と未亡人兄嫁と』




「兄さんの代わりに僕がそばにいてあげるから」押し込まれた義弟の肉茎に艶っぽい吐息を漏らす38歳。
喪服姿で貫いたあの日から始まった兄嫁との姦係。快楽に蕩け女の色気を漂わせはじめた詩織の様子に、
リサと佳菜子――兄嫁ふたりも秘めた淫性を刺激され……禁忌と背徳に満ちた、最高の「溺れ夜」がついに!



鏡龍樹名義としてはフランス書院文庫で2009年以来、マドンナメイト文庫では2013年以来となる刊行となります。あらすじにはリサとありますので、ハーフの兄嫁も登場しそうですね。

【参考作品】

作品レビュー:鏡龍樹「僕の通学路には四人のお姉さんがいる」




作品レビュー:鏡龍樹「熟れごろ保母さん 夜のご奉仕」





あくまでも私見ではありますが鏡龍樹さんの文体の癖から類推して、恐らく力ずくな変名サッカー選手にまつわる変名などをお持ちだと思っています。そう考えると決してブランクなどあるはずもなく、しかし何故今になって“鏡龍樹”なのか、詳細が分かればある程度理由が掴めるのかもしれません…。






小鳥遊葵『混浴風呂 妻の母、妻の姉、隣の人妻と…』




「ああ、健一さん、熱くてたくましいわ……」柔らかい乳房で左右から男根を挟み込む妻の熟母。
潤んだ上目遣いで反応をうかがい、赤い舌を伸ばす。同居する義母から受ける最高の「混浴接待」。
泡まみれの手しごき、深い吸茎、湯船の肉交……浴室からもれるあえぎ声は二階や隣家まで響き……



小鳥遊葵さんのブログ記事を拝見いたしまして、主人公は高校教師で教え子と結婚したばかりで、今日から妻の実家で同居し始めたという切り出しのようです。従って妻の母が44歳となるのも当然で、最近の誘惑路線の官能小説ではアラフォーヒロインが一つのトレンドとなっているようですし、ちょっと楽しみではあります。






冬木弦堂『制服無惨【全員奴隷】』




「だめですっ。他のお客様に聞こえます……」VIPシートで接客中、制服姿で襲われる28歳。
ストッキングをむしられ、抉り込まれる剛直。買収された名門航空会社のCAを襲う恥辱勤務。
高度一万メートル、終わらない奴隷フライト。女医、ナース、秘書、弓道部員……制服狩りの宴!



2015年12月のデビュー(新人賞)から早くも四作品目の刊行となりますが、これだけスムーズに出ていると本当に新人さん?というのはありますね…。本作では「制服」とありますがJKではなく、ヒロインはCA・女医・秘書・ナースだそうです。(公式ホームページでは弓道部員に触れていませんから、察してくださいということでしょう。)






御前零士『訪問調教【部下の新妻】』




美冬の幸せな新婚生活はその日から一転した!出勤した夫の不在を狙ってやって来る悪魔上司。
「もう許して」「奥さん、尻の穴も開発してやるよ」白昼のバスルームで、夫婦の寝室で、夫の職場で、
歪んだ欲望に弄ばれ、性地獄に堕とされる23歳。容赦なく訪れるアクメは新妻から理性を奪い……



こちらもデビューから四作品目となりますが、本作では単独ヒロインのようです。余談ですがリアルドリーム文庫の公式ホームページにて、正式に御前零士さんと小鳥遊葵さんの作品の取扱いの終了が発表されています。

リアルドリーム文庫取扱い終了作品(公式ホームページ)






青橋由高『六人のおいしい艶熟女』




悩殺ボディの家政婦に真夜中もお世話を施され……フェロモン全開の和服美女と一夜の危険な火遊びを……
美人だらけのマンションで日替わり姦淫を満喫し……三十路のとろける蜜壺で女の悦ばせ方を教えこまれ……
未亡人姉妹に迫られて待っていたのは美肉くらべ!?……こんな熟女を味わいたい、六つのおいしいパラダイス!



美少女文庫のベテランとしてコンスタントに作品を刊行なさっていますが、並行して『特選小説』誌では短編を書かれてもいます。明らかに美少女文庫とは読者層の違うジャンルで長く活躍し続けていることは、とても大変なことだと思います。今作も可愛らしくも艶っぽい熟女たちを中心とした短編集となりそうです。

【現在発売中の美少女文庫の新刊】




【参考作品】

作品レビュー:青橋由高「七人のおいしい人妻」

七人のおいしい人妻
青橋 由高
フランス書院
2015-04-30



作品レビュー:青橋由高「年の差のある七つの姦係」

年の差のある七つの姦係
青橋 由高
フランス書院
2016-12-23








多久間太『令嬢四姉妹【屈服旅行】』




「お願い、妹たちだけは助けてください、あんっ」極太の肉棒を埋め込まれ涙まじりで懇願する長女・志帆。
抽送されるごとにこぼれる嗚咽はやがて恍惚の喘ぎに……楽しい家族旅行が一転、悪魔たちに支配される調教旅行に!
暴虐集団のさらなる毒牙は三女・颯子、四女・凪沙へ。遅れて合流した次女・真里奈にも「服従の姦獄」が!



昨年10月にデビューなさった新人さんの二作品目となりますが、主人公と幼馴染みの四姉妹というテイストだと甘い雰囲気もあるのかなと期待しています。しかしあらすじをよく見ると、「悪魔たちに支配される」とありますから、凌辱者は一人ではなさそうですね。

作品レビュー:多久間太「絶対独占 未亡人、新妻、令嬢女子大生、美母娘」





あらすじ・書影は「版元ドットコム」さんより引用しています。





●美少女文庫2017年3月刊情報


こちらは既に近刊情報がアップされています。


上原りょう/40原(イラスト)『嫌な顔をされながら子づくりさせてもらいたい』




「ゴミクズ、さっさと出しなさいよねっ!」「今日こそ、私を受精させるのよっ!」嫌な顔をしながら――騎乗位でまたがってくる亜由美様! 夏希様! 真帆様!
「もぉ、なに、勝手に動いているのっ!」謎のウィルスから人類を救えるのは、自分だけだから――女王様になっていただき、パンツを見せてもらい、さらになんと、孕んでもいただける!
罵り声も甘い嬌声に変わって、自ら腰を振ってくる三姉妹へドMな欲望はとまらない!「きっ、きちゃう! 変態の精液、お腹いっぱい、出されちゃう!」
三人の中に注ぎこみ、息をつく彰人へ――「あなたのマゾ心を満足させてあげられるのは私たちだけってわかってるでしょうね?」絶対零度の視線で囁いてくる女王様!



1月に40原さんの同人誌イベントにて予告のありましたように、上原りょうさんによるノベライズ化です。






わかつきひかる/つかこ(イラスト)『亡国の剣姫と忘国の魔王』

亡国の剣姫と忘国の魔王 (美少女文庫)
わかつき ひかる
フランス書院
2017-03-21




「……俺は国を棄てた最低のクズだよ」「違うわ、サタナスは立派な王様よ」
〈賢者の石〉に封じられた死者たちの魂が、夜空に昇り、還っていく。魔法使いの国、アベール国を繁栄に導いた〈賢者の石〉に秘められた魔王の過去を知り、ティファニーはサタナスを抱きしめた。
「私があなたの味方になってあげる。性奴隷にもお嫁さんにも、なんでもなってあげる」
ストリップをさせられたときは腹がたった。処女を奪われたときは殺してやると思った。そして、何度も絶頂させられたとき、自分の気持ちがわからなくなった。
今は、この優しくダメな魔王の赤ちゃんを生んであげたい。私は、優しすぎて国を棄てたこのひとの、家族になってあげたい。



青橋由高さんと並ぶ美少女文庫のもう一人のベテラン作家であるわかつきひかるさんの新作ですが、本作はTLを意識した表紙というか、レインボーカラーの題名やヒロインと男性との立ち位置に工夫が見られます。






アナルカン/MtU(イラスト)『思った以上に透視能力 美少女を征服して世界最強!』





「やめて! 処女は好きな人にあげたいの!お尻にオモチャを入れたのだって、処女を失いたくなかったからなの!お尻でやらせてあげるから、処女だけは許して!」
首を激しく横に振り、悲痛な叫びを上げて許しを乞う朝比奈。
「大丈夫だよ朝比奈。まだ先っぽだから」とぼけたことを言いながら朝比奈の××にムリムリと亀頭を捻じこんだ。
「お、お願い。中にだけは、中にだけは出さないで。お願いします。お願いします……」処女を喪失したことに諦めがついたのか、今度は中出しだけはしないでと懇願してくる。
「中で出す訳がないだろ? そもそも先っぽしか入っていないんだから」「ああ、あああ、酷い、酷いよ……」
その言葉を聞き、絶望した声を漏らす朝比奈。とぼける俺に、願いを聞き入れてはもらえないと悟ったのだろう。



美少女文庫の最近の方針として、Web投稿サイトで上位人気の作家さんを一本釣りしていることが見られるようです。勿論美少女文庫自体も「美少女文庫新人王」という原稿募集自体はなさっていますが、長い目で自社で育てるのも今後の方向性からすれば大事なのかなとは思います。とは言え、このツイートも気にはなります。








DSKさんのブログでも3月発売の「気になる」官能作品を取り上げています。
2017年3月発売予定の官能書籍から気になる作品をDSKが独断と偏見でピックアップ!▼フランス書院文庫2017/3/23 発売令嬢四姉妹-屈服旅行(著:多久間太)→ → 順調な2作目のようですね。2017/3/23 発売六人のおいしい艶熟女(著:青橋由高)→ → 柳の下の3匹目のドジョウ(?)かもしれない短編集のようですが、であれば嬉しい3匹目ですw2017/3/23 発売訪問調教-部下の新妻(著:御前零士)→ → きっと速筆な先生なのでしょ...
2017年3月の気になる官能書籍

テーマ : 二次元総合 漫画・エロゲー・小説・エロアニメなど
ジャンル : アダルト

桜井真琴「淫情ホテル」

桜井真琴「淫情ホテル」
(二見文庫、2017年2月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

淫情ホテル (二見文庫)
桜井 真琴
二見書房
2017-02-27




【あらすじ】

大手商社をリストラされた雄一は不動産業を営む叔父の勧めもあり、債務先で北陸にある「天寿ホテル」の支配人として再建を任されることに。自殺願望の客が訪ねるといういわくつきのホテルにやって来た訳ありな女性客を催眠術を使って夢見心地にさせた雄一の活躍もあり、次第にホテルの経営は上向いていくが、ある日乗っ取り屋で知られる不動産屋の社長夫人が現れて立ち退きを迫られることに。


【登場人物】

船戸雄一
42歳の中年男性で勤めていた大手商社からリストラに遭い、妻とも別れている。不動産業を営む叔父に半ば担がれる形で、彼の融資先で北陸にある「天寿ホテル」の支配人にさせられてしまう。無職になった時に暇潰しに催眠術のセミナーを受けたことがあり、筋が良いと誉められてはいるが、本人も半信半疑の様子。

相本美久
28歳。かつて雄一の出向先で部下として働いていたOL。地味ながらも整った美貌で、E~Fカップはありそうな巨乳の持ち主。好きになった男性には妻がおり、尽くすあまりに逃げられてしまう運の無さを嘆き噂を聞いてホテルへ泊まりにやって来た。男性経験はほどほどにある。

中原栞
43歳。90年代にアイドルグループに所属していた歌手で、担当マネージャーである現在の夫に手出しされて以来事務所を独立せざるを得なくなり、長らく不遇に置かれたまま地方を回りながら生計を立てている。同世代の女性に比べるとアンチエイジングにも気を遣ってはいるだけに美貌は衰えていないが、人前で歌うことに自信を失い始めている。

岡田瑞希
21歳。「天寿ホテル」の仲居だが普段はパッチリメイクに巻き髪風のウィッグを被りギャル系そのものの風貌だが、実際は年相応に純粋な性格でショートヘアの似合う女子。かつて付き合っていた男に無理やり処女を奪われてしまい、表面的には意気がってはいるが男性不信で経験が少ないのを隠そうとしている。

藤間冴子
46歳。乗っ取り屋として悪名高い不動産業の「フジマ開発」の社長夫人で、専務の座に就くやり手の熟女。子供はいない。年上の夫との性の営みは少なく、度々東京にあるハプニングバーに出掛けては若い男を漁るのが趣味で、Sな女王様として振る舞うのが好きな様子だが…。

柏木志乃
40代?四年前に夫を亡くして以来「天寿ホテル」の女将として切り盛りしていたが、経営の才覚は無いに等しく次第に傾きつつある。夫は元々教師だったが両親からホテルの経営を引き継ぎ、人柄の良さ(優柔不断さ)もあってか、元教え子など訳ありな従業員たちが寄り付くようになったらしい。おっとりとした天然系の美女だが、打たれ弱くハプニングがあるとすぐに倒れてしまう。


【展開】

リストラされた雄一は叔父の勧められるがままに「天寿ホテル」にたどり着くがどうも評判が良くなさそうで、しかも従業員たちは何か訳ありな雰囲気を漂わせていて経営の立て直しを求められても気乗りできずにいた。その晩亡き主人が使っていた書斎で眠ることになったが、雄一は寝付けずに部屋を出ると女将の志乃の部屋から艶かしげな声が聞こえてきて、ドア越しに聞き耳を立ててしまう。その時フロントの男が女性客が夜中に外へ出ていってしまったと雄一を呼びにやって来て大騒ぎとなるが、当の本人は寒さの為かホテルに引き返してきたようで、雄一の顔を見ると課長と呟きながら倒れ込んでしまう。
翌朝女性客の部屋を訪ねた雄一は彼女がかつての部下だった美久だと知り、かつては地味なだけだったのに美しくなっていることに驚きを隠せない。そしてお互いの境遇を話しているうちに美久がやって来た理由を聞き出そうと考え、雄一が催眠術を掛けてみようと提案すると、彼女はあっさりと暗示に掛かり好きでしたと本音を打ち明けてくる。どうやら美久は男運がないようでそれを嘆いているが、さりとて雄一も今の境遇を考えると素直に応える訳にもいかず、ならば目眩く快楽を与えてあげようと帯を使って後ろ手に縛り付ける。M性で感じやすい体質なのか美久は指だけで達し、命じられるままに苦労しながら四つん這いになると雄一の剛直を受け入れてしまう。

ガイド誌の編集者として再就職した美久の勧めもあってホテルへの客足は次第に上向いて来てはいたが、ある日雄一は女将とともに経理の男から状況は思わしくないと聞かされて思わず大丈夫だからと根拠のない強がりを言ってしまう。気まずいなか二人が去った後瑞希が現れ、二階の貴賓室の客は無銭宿泊じゃないかと報告にやって来たので雄一が部屋を訪ねると、応対したのはかつてアイドルとして活躍していた栞だった。思わずファンの立場で栞と話しオナペットだったとまで言ってしまうが、彼女は申し訳なさそうにもう歌えないかもしれないと悩みを打ち明ける。催眠術で何とかできないかと雄一が提案するとどうやら上手くいったようで、栞はファンのいやらしい視線で濡れてしまうと告白し、人妻だから抱かれる訳にはいかないけど口でならと奉仕を申し出る。そこへ瑞希も様子を窺いに部屋にやって来るが、情事の邪魔をされたくないと二人は奥の間に逃げ込みシックスナインに浸ると、瑞希に見付かっても行為を止めようとはせずに果てるまで続けてしまう。
その晩日付も変わった頃栞は夫から興行をドタキャンされて赤字になったしこれからホテルを出ようと言われ、情けなさも感じながらも身支度を整えて部屋を出る。しかしその先にはカラオケバーがあり、運の悪いことに従業員たちの酒宴の真っ最中で栞だとバレてしまい、カラオケで歌わせられる羽目になる。暗示が効いたのか一曲歌えたことを喜ぶ栞は、雄一にお礼が言いたいと居場所を聞くと夫を置いて浴場に駆け込む。雄一にお礼を言う間もなく口付けを交わすと自ら「する?」と誘うが、そこへ夫が後を追って来たので岩陰に隠れると、夫と話をしながらも雄一に貫かれ性悦を味わうのであった。

タレントとして復活を遂げた栞の宣伝もありホテルの月間収支が黒字に転じたのを喜ぶ志乃を見て、雄一は思わず催眠術を使ってみたいと提案し愛の告白をするが、どうやら不発に終わったらしく志乃は怒って部屋を出ていってしまう。ある日団体客を受け入れたもののどうも瑞希の様子がおかしいと従業員たちから報告を受け、雄一はその晩に彼女の部屋を訪ねると、かねてからモーションを掛けていた瑞希からエッチしてと求められる。すかさず催眠術を掛けるとどうやら団体客の中に瑞希の元彼がいて、力ずくでモノにされた嫌な記憶がある様子。セックスに不馴れなのが分かると雄一は優しく全身を愛撫してから瑞希の秘所が濡れているのを確認し、初めてだという口唇奉仕を受けた後に身体を重ね快楽を教えていく。

数日後突然冴子が「天寿ホテル」へ乗り込み、今日から「フジマ開発」の所有物件になったと聞かされた雄一は叔父に連絡すると、資金繰りに困りやむなく債権を譲渡したと知る。冴子は3月末までに立ち退くよう一方的に告げて帰るが、従業員たちは当然納得する訳が無く、元ホストの板長から彼女がハプニングバーの常連だと聞いて弱味を握ってやろうと潜入することに。そこで雄一は冴子が若い男にアナル舐め手扱きをして周りの客を挑発し、馬乗りになってセックスしているのを見てしまい、自分も冴子に誘われたものの勢いに圧倒され腰がひけてしまう。そこで雄一は美久に連絡を取ると奇遇なことに冴子と共にゴルフをする機会があると聞かされ直接対峙する機会を得るが、冴子はバーでの一夜を覚えていただけでなく優位に立っていることを誇示するかのように木陰に誘い私を濡らしてみてと挑発される。雄一の愛撫では秘所が潤うことも無く、頼みの催眠術も全く効く気配が無い。それを嘲笑うかのように冴子に主導権を奪われるとペニスを露わにされ、足扱きで焦らされた後まるで犯されるように交わりを求められてしまう。

冴子に敗北してから二週間が経ち万策が尽きた中で、まだ立ち退き期限まで一日あるにも関わらず、「フジマ開発」の手先のヤクザ連中がホテルに踏み込み力ずくで追い出しに掛かろうとする。ものものしい雰囲気の中で雄一はまだ1日あるから待てと威圧すると「フジマ開発」へ出向き、冴子が現れるまで待ち伏せしてもう一度話をさせて欲しいと告げると、翌晩にパーティーがあるからと高級ホテルの一室に来るように誘われる。端からヤる気の満々の冴子に対して、雄一は今晩だけ自分の好きなようにさせて欲しいと言うと、着物の帯を使って彼女の手足の自由を奪いタオルで目隠しをしてしまう。縛られたままのエッチで激しく感じてしまった冴子から雄一たちが引き続き経営して良いと約束を取り付け、雄一がホテルに戻り祝杯をあげた翌日に温泉に入っていると、女将の志乃が背中を流しますとばかりにやって来る。彼女の態度を見て自分から攻めるべきだと悟った雄一は身体を抱き寄せ唇を奪うと、他人に見られるかもしれない場所で情交に及ぶ。催眠術に掛かったのかしらと呟く志乃に対し、雄一はきっと最初からだと微笑むのであった。


【レビュー】

あらすじの通り本作の主人公は40代になってリストラの憂き目に遭い妻とも別れた中年男性であり、不動産業を営む叔父に勧められるがままに支配人として北陸の寂れたホテルの建て直しを任されることになる。「官能エンターテインメント」と銘打っているだけあって主人公が暇潰しに教わった催眠術の知識を使い、訳ありな女性客たちを癒していくなかでエッチな展開になっていくのはお約束とも言えるだろう。

序盤はあらぬ風評によって訳ありな客しか泊まらなくなったホテルの客として主人公の元部下で男運の無さを嘆くOLや、人前に立って歌うのが不安になった人妻の元アイドルが訪ねて来る。ここは主人公が優位な展開で女性たちに癒しを与える流れであり、彼女たちが再起を誓って帰っていきその口コミもあってホテルの評判も上向きとなっていく。訳ありなのはホテルの従業員たちも負けておらず、天然で打たれ弱い未亡人女将や風貌の良くないフロントの男やギャル系丸出しの仲居(彼女とのエッチな展開もある)、元ホストの板前など個々のキャラクターが立っていて時折挟まれる彼らの話も面白いと思う。

中盤からはエンターテイメント性が強くなり、経済的に苦境に陥った叔父がホテルの債権を乗っ取りの悪評のある大手業者に売ってしまったことから、主人公が社長夫人とエッチな展開含みで対峙していく流れとなっていく。この頃には主人公の催眠術自体決して万能なものではなく、優位に立ってばかりということは無くなるのである。追い詰められた主人公の逆転劇はこの手の作品ではお約束のようなもので、Sな社長夫人が主人公によって性悦を味わせられる展開には溜飲が下がることであろう。その後の「ご褒美」もあって官能面とのバランスも良いと思う。

作者は女性向け官能小説を中心に活躍しているが本作は男性向けというのもあって、心理描写は主人公寄りなものが多くなっている。ヒロイン側の気持ちも描かれていても良かったのかなとは思うが、350頁に渡るボリュームなだけに十分な読み応えであり個人的には大満足な作品であったので高評価としたい。

tag : 社会人主人公

宮坂景斗「三姉妹が完全征服された刻」

宮坂景斗「三姉妹が完全征服された刻」
(フランス書院文庫、2017年2月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

兄嫁となった梨夏に並々ならぬ欲望を抱く綾人。夫が1年間海外へ赴任することとなり、梨夏は悪魔義弟の手出しを恐れて実家での同居を思い付くが、妹の汐璃が綾人に恋心を抱いていたのを知るはずもなく彼の術中に落ちてしまう。更に姉の琴美まで誑し込んでいたと知る由もなく、ある日梨夏は自宅に監禁され、綾人に犯されていく。そのうちに梨夏の心中にある変化が…。


【登場人物】

都築綾人
高校に通う容姿の整った美少年で、大学進学で推薦を得られるほど頭が良く複数の体育会系の部活を掛け持ちしていて引き締まった体格の持ち主。ローティーンの時から既にセックスを体験しており、自慢の巨根と旺盛な精力を武器に次々と女性たちを抱いている。本命は同居する兄嫁の梨夏で、彼女を堕とすために汐璃や琴美を攻略していくが…。

藤宮汐璃
19歳。藤宮家の三女で高校時代に二つ下の後輩だった綾人が気になっていたものの、元来引っ込み思案なこともあって告白できずにいた。大学進学とともに姉の梨夏のアドバイスで外見は華やかになったことで自信がつき綾人に告白するが、彼に良いように利用されてしまう。Eカップの処女。

藤宮琴美
28歳。藤宮家の長女で夫を亡くしてからは実家に戻って来ている。子供はいない。スタイルが良く安産型の大きな美臀の持ち主だが、本人は逆にコンプレックスとしている。綾人と汐璃が繰り返し情交を重ねているのを羨ましいと思いながらも自らもひとり遊びしていたが、それを綾人に見抜かれ骨抜きにされてしまう。

都築梨夏
24歳。藤宮家の次女で綾人の実兄と結婚したものの、早々に夫が海外へ長期出張となってしまう。弟を可愛がる夫の意向で同居を始めたがすぐに綾人の本性を見抜き、敢えて実家での生活を選ぶことにするが…。Fカップのクールビューティー。


【展開】

高校時代に文芸部に入部した綾人に対して想いを寄せていた汐璃は梨夏のおかげで同居できることに喜び、夏休みを迎えたばかりのある日綾人を自分の部屋に招きロマンティックな映画を見てデートを盛り上げようとする。しかし綾人は言葉巧みに唇を奪い初心な汐璃を口説き落とすと、ストリングショーツだけ脱がせてパンストを穿かせたままで秘所へ快感を与えると、シームを引き裂いて処女を奪う。正常位で中出しを決めた後綾人は、好きだけど自分は浮気症だから恋人にしたいなんて高望みはしないとまるで汐璃を試すかのように告げるが、うぶな彼女はその言葉を受け入れ少年の巨根によって与えられる法悦に理性を呑み込まれていってしまう。

数日後綾人は琴美と二人きりとなった日を好機と捉え、以前から彼女が自分と汐璃との情交を覗き見ているのを承知の上で、琴美がそのことに触れるタイミングを待ち受けていた。案の定琴美がダイニングキッチンであの声がと言った瞬間に抱き付くと、熟臀を撫で回しながら琴美は身体だけの愛人にしたいと誑かし、パンスト越しに指や舌を駆使しながら愛撫して連続絶頂を与える。しかし避妊具が無いと知って綾人は太ももの間に剛直を挟み込んで射精し、生でも良いからして欲しいと琴美が口にするように仕向けると、立ちバックで熟臀をスパンキングしながら犯していく。こうして立て続けに中出しをキメられた琴美も、一回り以上離れた綾人にのめり込んでいくのだった。

秋が過ぎ師走を迎えたある日綾人は学校から帰宅するなり自室で即尺を求める琴美をスケベだと蔑みながらも、足指で秘所を弄りつつイラマチオ同然にして口内射精すると、クローゼットに潜ませていた汐璃が姿を見せ姉妹対面を演出する。予想したより琴美が愕然とした表情を浮かべたことには詫びつつも、綾人は目の前で汐璃を抱くと、琴美も待ち切れないとばかりに少年にキスを求めて来る。いつの間にかその指から結婚指輪が抜かれていたことを目にすると、綾人はここぞとばかりに亡き夫と比べて自分が牡としていかに優位にあるかを喧伝し琴美を陥落させると、性欲のまま十数回にも渡り姉妹を犯し続けるとスマホで汚された被虐美を写真に収める。しかし綾人は隠し撮りしていた梨夏の画像に切り替えると、いよいよ犯す時が来たと呟きほくそ笑む。

その週末に汐璃の口から綾人と付き合うことを聞かされ、梨夏は複数のセフレがいるような軽薄な少年となんて駄目だと口喧嘩した挙げ句都筑家にやって来るが、それこそ綾人が待ち望んでいた筋書き通りの流れであった。少年から渡された琴美の手作り弁当には薬が盛られており意識を取り戻すと、梨夏は仰向けで両手をベッドに縛られているのを知り綾人を散々貶すものの、汐璃と琴美が現れ一度犯されてみればきっと虜になるはずだからと言われてしまう。二人が立ち去った後に正常位で嵌められ生中出しだけは避けられたものの、馬乗りで射精したばかりの剛直を突っ込まれて口腔まで犯されて飲精させられる。
それからひと月にも渡り綾人の愛人の女医による嘘の診断書により休務させられた梨夏は、都筑家での監禁生活を余儀無くされ少年が汐璃や琴美を抱く時には口付けや中出しをするのに、何故か自分の時にはそれが無いことに焦燥感を抱くようになる。綾人の術中に嵌まりつつあった梨夏は、単に凌辱したいだけにしてはあまりにも用意周到だと気付くのも時間の問題で、タイミングを見計らって求愛した義弟を素直に受け入れ中出しを求めるのであった。

そしてある日避妊薬で三姉妹の排卵周期が同じようになるように調整した綾人は、華やかな下着に身を包んだ彼女たちを孕ませようと興奮を抑えられずにいた。あれだけ自分を毛嫌いしていたはずの兄嫁・梨夏も、何だかんだ言いながらすっかり虜となっているのを可笑しく感じながら受精儀式を始めていく…。


【レビュー】

前作「禁忌交姦 僕の母は友人のもの、友人の姉は僕のもの」から約2年半振りの新作であり、これまでの作品群にあったローティーンな少年主人公による「ごっこ」的な要素は薄くはなっている。本作での主人公・綾人は成績優秀で容姿も良く巨根でタフネスといういかにも「チート」な要素を持ち合わせており、兄嫁の実家に同居を始めたばかりで、彼女の姉や妹を籠絡していき最後は兄嫁自身も虜にする流れである。綾人自身は言動が軽薄で成績優秀とは思えないチャラさが逆に読んでいて気になるくらいだったが、もしかすると彼のような凌辱者はレディースもの(ロマンス系)と想定すると、意外にも女性読者向けを意識したのかな?とも思えてくる。

対するヒロインたちは主人公を毛嫌いする兄嫁で三姉妹の次女である梨夏がラスボス的な扱いではあるものの、一度犯されてからいきなりひと月後に話が飛んでおり、気高いヒロインが堕ちるという醍醐味としてはやや不足気味である。また汐璃や琴美に至ってはほぼ和姦と言える流れで、タフネスな主人公に翻弄されて淫らにこそなるが、こちらも割と控え目である。女性器や女体の美しさに関する描写よりも、主人公の巨根ぶりやボクサーブリーフに包まれた臭いに関する部分が多いのも特徴的である。どちらかと言えば女性読者を意識した作りと言われると納得もいくところで、そうした読み方であれば主人公のチャラさも含めて受け入れられるのかもしれない。

但し気になるのが孕ませようとする最終章の流れはやや性急で、取って付けた感が否めなかったので、何か一工夫があっても良かったとは思う。孕ませもの全般に言えるのだが孕ませてどうしたいのか、読み手にその理由を委ねたいという理屈も分かるものの、こうも似たまとめ方だと「またか」ともなってくる。一時期に比べると孕ませハーレム的な誘惑作品は減っては来たものの、個人的には納得できる理由さえあればまぁ多くても良いのかなとは感じる次第である。

tag : 高校生主人公 処女 姉妹丼

森一太朗「兄嫁奴隷・姪奴隷・女教師奴隷」

森一太朗「兄嫁奴隷・姪奴隷・女教師奴隷」
(フランス書院文庫、2017年2月、表紙イラスト:赤尾真代)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

高校3年生の時に英語教師の優子を襲おうとしたとして推薦を取り消されただけでなく、受験にも失敗してしまった晃弘。今日も腹違いの兄の憂さ晴らしに散々説教を受ける羽目となるが、兄嫁の美那子が夫婦の営みに満足していないのを知り、真夜中のリビングで彼女を押し倒すが…。


【登場人物】

山口晃弘
19歳の浪人生。亡き父親と愛人との間に産まれ20歳離れた義兄の元で暮らしているが、義兄は成人するまで面倒を見れば法定分より多く相続出来ることから仕方なくという態度で接し、妾の子として疎まれ日頃口汚く罵られることが多い。元々は成績優秀だったが高校3年生の時に優子へ凌辱未遂事件を起こしたのを機に推薦を取り消され、卑屈で暗い性格になったようである。在学中は陸上部に所属し長身で優しい性格。童貞。

森本美那子
35歳。晃弘の義兄の妻で親同士の政略結婚もあって高校を卒業した年に結婚し、翌年に麻友を出産している。晃弘の境遇に同情しており、夫の罵詈雑言から守ってあげていることが多い。後継者となった夫が40近いこともあり、Gカップの熟れた身体を持て余しひとり遊びに興じることも。

森本麻友
16歳。美那子の長女で今春から晃弘の母校へ進学しており、叔父に当たる彼をお兄ちゃんと呼んで慕っている。幼い時から祖父の愛読書を読み耽っていたせいもあり、ヒロインが監禁されて痛い目に遭わされて主人公に救われるシチュエーションを現実のものにしたいと夢見ている。陸上部に所属しており、80cmのCカップと瑞々しい身体付き。

小野優子
29歳。麻友が課内クラブで所属する英文学部の顧問で、英語を教える二年目の美人教師。世間知らずで他人を疑うことを知らないせいか、大学の先輩である同僚の男性教師に処女を奪われた上に、彼の教え子に推薦枠を取らせるために晃弘を罠に嵌める手助けまでさせられてしまい自責の念に捕らわれていた。89cmFカップ。


【展開】

高校3年の時に凌辱未遂事件を起こして推薦を取り消され浪人した晃弘は、酔った腹違いの兄に一方的に詰られた挙げ句にまるで見せ付けるかのように、これから妻の美那子を抱くと告げられる。あれだけ威勢の良いことを言っていたのに一度の放出であっさりと済まされた美那子は身を持て余しランジェリー姿で寝室を出ると、リビングでチューハイを口にした後酔った勢いでオナニーを始めてしまう。そして絶頂の余韻に浸っているといつの間にかダイニングに灯りが点されており晃弘が姿を見せるが、美那子の願いも空しく全てを見ていたと告げられ有無を言わさずにソファーに押し倒されるが、股間が女体に触れただけで呆気なく暴発してしまい不発に終わる。

それから一週間ほど美那子は自分を避けようとする晃弘の態度が気掛かりではあったものの、麻友が部活の遠征で不在にして二人きりとなった日に明るく振る舞い彼へ話し掛けると、突然晃弘の態度が豹変して手錠を持ち出し後ろ手に拘束されてしまう。晃弘は自分のうわべしか見ていないようだし凌辱魔らしく振る舞うと開き直り、美那子の乳房や口腔を立て続けに白濁で汚すと、椅子に大股開きにさせてクンニ絶頂へ導く。そして美那子が目を覚ますとダイニングテーブルに寝かせ、今から挿入すると宣言し連続して三度も中出しする。それでも彼は全く衰える素振りも見せず、汗を流したら寝室で続きを始めると告げる。それは一週間に渡る兄嫁調教の始まりであった…。

寝室に舞台を移してから十数回も膣内へ精液を注がれ意識を失うほどの絶頂の果てに美那子が翌朝目覚めると、リビングで自分に似たAV女優が犯されるのを見させられながら同じような目に遭わされ、料理を作るときは裸エプロンでバックから貫かれ、夜も過激なAV観賞の果てに眠るまで犯される。そんなルーティンも五日目を迎え晃弘は美那子をトイレに連れていき、浣腸液を使い粗相する姿を見届けると、後ろの穴は未経験だと知ってバスルームに向かいアナルアクメするまで肛門性交を繰り返す。そして六日目には浴室での泡姫プレイを教え込んだ上に、麻縄で椅子に縛らったまま玩具責めに遭わせる。快楽地獄の果てにもう美那子はマトモな判断は出来なくなっており、次のお仕置きは何かと期待してしまうほどであった。

その頃麻友は母校の思わぬ敗退により予定より早く帰宅したが、家にいるはずの美那子や晃弘の姿がないのを不審に感じ二階へ上がると、祖父の書斎で叔父が母を縛って犯している姿を覗き見てしまう。ひとまず行為を見届けた後で何も無かったかのように誤魔化したが、麻友は祖父の愛読書から得た被虐的な行為をしてくれるのは晃弘しかいないと決意を固め、美那子に九州に長期出張中の父に内緒で訪ねてみたらと話を持ち掛けて二人きりになるチャンスを作る。そして母を見送った後で晃弘の部屋を訪ねて想いを打ち明けるといともあっさりと了承され、乱暴された末に麻縄で縛られうつ伏せで尻を突き上げた姿で処女を奪われ満足する。翌日両親に何かあったらしく母の九州滞在が一週間に延びたことで麻友はこれ幸いとばかりに喜び、母に負けないと意気込み様々なプレイに興じていく。

そして帰宅した美那子から父の浮気により離婚することと、家を売却して晃弘とは離れて暮らすことを告げられた麻友は不満を漏らす。美那子は晃弘の言いなりで犯されていたことを娘に知られまいと別居を決断したのだが、当の麻友は二人の関係は知っていたと打ち明けて、ならば晃弘に決めてもらおうと提案する。母娘との3Pを終えた晃弘はそれならば父から譲ってもらったマンションがあるからそこで住めば良いと告げると、ならば何故今まで腹違いの兄に言われるまま同居していたのかと訝る二人をよそに、自分の物件は4部屋あるから残る1つを埋めるのに麻友に協力して欲しいと話すのだった。

数日後その心当たりのある1人の優子が森本家を訪ねて来るが、元恋人の言いなりで晃弘を騙す形になり罪の意識を抱えていただけに会うなり土下座して謝罪する。すると晃弘から教師として出来る範囲で良いからと穏やかに返答を受けたものの、いきなり自らの性体験を聞き出されては困惑を隠し切れず、更には牝奴隷になって欲しいとまで言われてしまう。翌日から昼休みの度に麻友から晃弘の牝奴隷になることはと散々話を聞かせられ、更には証拠を見せてあげると剃られた秘所と縄の痕まで見せ付けられ、更には三者面談の時には美那子まで奴隷となっていることを知る。興味を抱いた優子が森本家を訪ねると、美那子がアナルを犯されてながら抱かれており、麻友とはレズキスを交わしていく。どうやら晃弘は優子が自分の意思で仲間に加わって欲しいようで、優子も次の来訪の際に麻友に押し切られバニーコスを纏うと晃弘の決断に任せるわと志願すると、森本母娘とともに奉仕に加わるのであった。


【レビュー】

ヒロインの属性にわざわざ1回ずつ「奴隷」と念を押したかのような題名となってはいるが、これまでの森一太朗作品と同様に本作でもやや気弱な浪人生の主人公【晃弘】(19歳)がヒロインたちを恋人としてではなく、「牝奴隷」として側に置いておきたいと願いながらラブラブな調教を繰り広げている。メインヒロインの兄嫁への1週間に渡る調教が全体の6割強を占め、後は姪と女教師での描写となっており、最後はハーレム的なまとめ方なのも大して変わりは無いのである。

・兄嫁【美那子】(35歳)

同居する腹違いの兄から妾の子で「凌辱魔」だと罵詈雑言を受け続ける主人公がそれでも家を出ないのは、美那子がいたからというのは容易に察しの付くところで、初めてを捧げた夫が加齢と多忙に伴い熟れた身を持て余していたのを主人公に知られてしまう。優しい性格の彼は自ら凌辱魔と言いながらも悪ぶっているのは表面的で、義兄や姪が1週間不在にしているのをこれ幸いとばかりに連日連夜のように情交と調教を繰り返していく。

・姪【麻友】(16歳)

歳の近い主人公を叔父ではなく「お兄ちゃん」として慕う麻友は、祖父の愛読書の影響もあって被虐的な目に合うヒロイン像に強い憧れを抱いていたが、部活の遠征で自宅を不在にしていた間に主人公が母親を牝奴隷のように扱っていたのを覗き見てしまう。自ら奴隷を志願して主人公と結ばれると、母親が所用で不在としている間に被虐的なプレイに走っていく。

・女教師【優子】(29歳)

成績優秀な主人公が凌辱の冤罪を着せられたのは、彼女の恋人(教員)によるあまりにも身勝手な理由からで、それを知っても彼から離れられず「都合の良い女」扱いを受けていた流されやすいタイプのヒロイン。教え子の麻友をきっかけに、主人公を中心とした輪の中に引きずり込まれていく。

美那子のパートは、AVオタクな主人公の趣向に沿って調教されていく1週間をほぼ彼女の視点でのみ描かれている。性に淡白になった夫との性交にウンザリしかかっているのもあるし、元より主人公の優しさを知るだけに何だかんだ言いながらも、「調教されている」と思うことで自らのM性に気付いていく展開である。話が進んでいくと美那子が兄嫁である前提すら無くなっていくし、元々主人公ラブな麻友に至っては端から奴隷を志願しているくらいである。優子に関しては第3のヒロイン的な立ち位置であるが、母娘と結ばれてからの後日談と言えるのかもしれず、特に力ずくな印象は無い。

ここで気になるのは最早「凌辱作風」である必要性は何か?ということで、これだけ甘い雰囲気を残しているのならそれは誘惑作品の範疇にあるのかもしれないと思う。作者の拘りと言うのなら納得せざるを得ないが、そろそろ誘惑路線へ舵を切ってしまっても良いのかな?そんな読後感を抱いた次第である。

tag : 大学生主人公 童貞 母娘丼 処女

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

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