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2016年9月刊情報&10月刊情報

時が流れるのも早く、もう9月を迎えようとしています。8月は台風の襲来が多かったり、暑いとはいえ例年ほどではなかったり(管理人個人の感想です)と夏らしさを実感できぬまま暦の上では秋になりつつあります。まだまだ暑さもぶり返すようなので、体調にはお気をつけください。






●フランス書院文庫2016年9月刊情報

9月は先月美少女文庫で新刊を出されたばかりの青橋由高さんを始め、6年半ぶりの復活となった黒沢淳さんなど様々な顔触れとなりました。管理人はほとんどの作品を購入するつもりでいます。

「これから出る本」(公式ホームページ)






青橋由高『年の差のある七つの姦係』




セーター越しの豊満ボディが悩ましすぎる美人妻と……
家庭教師先にいたシングルマザーに時間外授業を施し……
美熟フェロモン全開の叔母と暮らす「同棲生活」で……
美しい兄嫁が隠していた「淫らな秘密」を知ってしまい……
大人の女体に変わりつつある義理の娘に関係を迫られ……
年の差を越えて堕ちていく、七つのおいしい禁忌(タブー)!



2年前に刊行されロングランヒットした「七人のおいしい人妻」に続く短編集のようです。青橋由高さんはコンスタントに「特選小説」誌に短編を載せていらっしゃいますので、今回もその加筆と物語同士を繋ぐリンク作品に期待したいですね。






榊原澪央『全員服従 先生の奥さんと三姉妹』




「だめ! もうすぐあのひとが帰ってくるわ」
床に押し倒され、腰から引き毟られる下着。
夫の教え子を家に上げた幸乃に警戒感はなかった。
それが何日にも及ぶ自宅占拠の始まりだったとは!
白昼のリビング、昼夜を問わずつづく性調教。
暴走する青狼は娘たちまで支配下に置き……



ん?何処かでみたような設定…というか、あまり作品を拝見していないので偉そうなことは言えませんが、榊原さんと天海佑人さんの作風の違いが分かりません。この辺りは目新しさがあまり無いかなという…。






星悠輝『僕を奪い合う三人のママと新人先生』




お風呂もベッドもいつも一緒、過保護な華怜ママ。
柔らかいオッパイで微笑むモデル系の沙良ママン。
和服の下に熟れた肉体を隠し持つ美母・多江。
喉奥フェラ、巨乳パイズリ、手ほどき性交……
「今夜の相手は誰?」「淋しいわ」「慎也としたいの」
朝から晩まで僕を狂わせる淫らすぎるママたち!



「初体験四重奏 義母、義姉、新任女教師、隣人妻と」以来11ヵ月ぶりの新刊ですが、ママが三人いるのは何故?というのがまず疑問ですよね。

▼登場人物
かれん(32歳)義母 、さら(25歳)義母 、たえ(36歳)実母 、まゆ(23歳)女教師



という設定からすると主人公はある程度若く、主人公の父親も三度の結婚を経ているのかな?と推測します。更に新人先生も加えると多過ぎ?な気もしなくはありませんね。






小鳥遊葵『夜這い初体験 四人の淫らな美熟妻』




(圭太君、やっと来てくれたのね……)
期待に乳首が勃ち、股間をしとどに濡らす巴枝。
闇の中、柔肌をかすめる荒い息遣い、忍び寄る手。
隣家の息子に仕掛けた、夜這いを誘う自慰姿。
童貞君を教え導くはずが、逆に溺れてしまい……
38歳、37歳、36歳、34歳……淫らな美熟女たち。



こちらもヒロインは4人ですし、元々熟女推しな傾向が強い作者なだけに、どう新味を出すかに注目ですね。





香坂燈也『一家調教 未亡人と令嬢姉妹』




優等生の仮面をかぶった青年は、最低の悪魔だった! 
未亡人の肉孔をこじ開けるおぞましく膨らんだ亀頭。
女膣で灼熱を感じるたびに美弥子の唇からは悦楽の嗚咽が……
美女だらけの家で凌辱の限りをつくしていく将斗。
邪な視線は結婚を控えた長女・楓、さらには次女の菜々へ。
女に眠る欲望のすべてが暴かれる、ここは調教の家!



ここ2作品は誘惑テイストが強かった作者でしたが、アンソロジーでは凌辱に転じており、その流れを汲んでか今回は少年主人公もののようです。





黒沢淳『隣人狩り』

隣人狩り (フランス書院文庫)
黒沢 淳
フランス書院
2016-09-26



熟女らしい濃厚なフェロモンを振りまく雪乃(39)
哀しげな喪服姿が男心をくすぐる未亡人・亜矢子(31)
瑞々しさがあふれんばかりの若叔母・紗耶香(25)
いつも優しく微笑み挨拶してくれる隣家の美女たちの、
豊尻を晒し並べ、僕の肉茎で嬲りたい、冒したい!
豪介が抱く「隣人狩り」の欲望が、ついに弾ける瞬間が!



ちょうど6年半ぶりになる作者の5作品目は、主人公が「僕」なのでやはり少年主人公になりそうです。個人的には黒沢淳作品は「凌辱」とは言えど誘惑テイストも感じさせ、例えるなら楠木悠さんの補正下着フェチ要素を薄めた印象です。久々なだけに一番の楽しみでもあります。






DSKさんのブログの記事では、9月刊行の「気になる」官能作品をピックアップされています。
2016年9月発売予定の官能書籍から気になる作品をDSKが独断と偏見でピックアップ!▼フランス書院文庫 2016/9/26 発売年の差のある七つの姦係(著:青橋由高)→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。セーター越しの豊満ボディが悩ましすぎる美人妻と……家庭教師先にいたシングルマザーに時間外授業を施し……美熟フェロモン全開の叔母と暮らす「同棲生活」で……美しい兄嫁が隠していた「淫らな秘密」を知って...
2016年9月の気になる官能書籍




●フランス書院文庫2016年10月刊情報

【9/2更新】

弓月誠『喪服の女に僕は欲情する(仮)』

冬木弦堂『剣道部奴隷合宿(仮)』

梶怜紀『兄嫁は僕だけの服従メイド(仮)』

庵乃音人『三人の人妻(仮)』

但馬庸太『母親失格(仮)』

多久間太『近所の女(仮)』



10月発売予定情報を入手しました。
あからさまに誘惑路線と分かるのは弓月誠さんですが、庵乃音人さんは最近の傾向からすると一捻りしそうな気がします。
冬木弦堂さんは2015年12月デビューで、もう3冊目の刊行ですか。かなり筆の早い方のようですね。
梶怜紀さんは兄嫁がメイドになるということでしょうが、(仮)の段階だけにヒロイン1人だけとは考えにくいですよね。
年初にハイペースだった但馬庸太さんは一休みしての刊行となりますが、元から近親相姦を扱う作風だけに今回はどうなるか期待です。

追記:同人で活躍なさっている華フックさんの「母親失格」シリーズを原作としたノベライズ化の作品のようです。相姦&ショタは管理人の好みの一つですが、これはまた強烈なNTRのようでして(苦笑)……。

作品紹介ページ(まんが王倶楽部公式ホームページ)



最後に多久間太さんは初出の作家さんですが、最近の傾向からすると官能大賞の最終選考まで残った方なのかなと勝手に推察しましたが、いかがでしょうか。






●フランス書院文庫X2016年10月刊情報

麻実克人『【完全堕落版】熟臀義母』






御前零士『人妻 媚肉嬲り【織恵と美沙緒】』







麻実克人さんの作品はこちらの作品の加筆、改題で間違いないと思います。

熟臀義母 (フランス書院文庫)
麻実 克人
フランス書院
2012-08-17




公式ホームページの「編集部発」の記事にもありましたように、8月に2作目を出したばかりの御前零士さんが満を持してフランス書院文庫Xにも進出です。

媚肉嬲り 人妻は淫獄に堕つ (リアルドリーム文庫1)
御前零士
キルタイムコミュニケーション
2008-06-22



媚肉弄り 連鎖する肉欲 (リアルドリーム文庫48)
御前零士
キルタイムコミュニケーション
2010-10-22



サブタイトルから分かるように、どうやらこの2作品を統合して加筆、改題となるのかなと思われます。リアルドリーム文庫での電子書籍が終了したのは、この辺りを見据えてのことかもしれませんね。






ここまでお付き合いいただき、ありがとうございますm(__)m

青橋由高さんの作品「七人のおいしい人妻」の話で、ブログ開設1周年と挙げていましたが、そこから2年が経つのでつまりもう今年で3周年になっていました。引き続きマイペースで更新していきますので、ご愛顧のほど宜しくお願いします。

テーマ : 二次元総合 漫画・エロゲー・小説・エロアニメなど
ジャンル : アダルト

黒沢淳「隣人狩り」

黒沢淳「隣人狩り」
(フランス書院文庫、2016年9月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

隣人狩り (フランス書院文庫)
黒沢 淳
フランス書院
2016-09-26




【あらすじ】

進学のために上京した豪介は母方の叔母である雪乃たちの暮らす隣のコーポの部屋で暮らしていたが、ある日家庭教師を依頼された優理子夫人に誘われてあまりの淫乱さに失神させるほどの連続情交に及んでしまう。その晩に次叔母の亜矢子の痴態を覗き見た豪介は彼女との交わりをきっかけに、雪乃や末叔母の紗耶香とも関係を結んでしまう。


【登場人物】

松嶋豪介
19歳。6歳の時に母を病で亡くしており進学を機に上京し、母方である白鳥家の長男(豪介から見ると叔父)の妻である雪乃が所有するマンションの一室に暮らしている。女性経験はあるものの規格外の巨根のために上手くいかず、更に性欲過多で日に20回も射精しないと収まらない特異体質。

白鳥雪乃
39歳。資産家の両親より生前に邸宅一式を譲り受け白鳥家の長男と結婚したが、6年前に弟たちとともに事故に遭って急逝している。現在は著名なランジェリーデザイナーとして活躍する傍らで、直営店を出すに至っている。豪介の母親が義姉に当たり、白鳥家の血筋を絶やすまいとある計略を練るが…。

白鳥亜矢子
31歳。白鳥家の次男の嫁に当たり、夫が亡くなるまではCAとして働くなどプロポーションは抜群。特にメートル超えのダイナミックな爆乳が特徴で、亡き夫にも散々可愛がられたらしい。現在はアドバイザーの資格を取り、雪乃のサポートに付いている。

伊藤紗耶香
26歳。白鳥家の三男だった教授と教え子の関係から婚約にまで発展していた。彼が亡くなり現在は秘書として雪乃の仕事を補佐する立場で、二人の義姉とともに雪乃の邸宅に同居中。バストは90~95cmくらい。

野村優理子
33歳。雪乃の上客の一人で資産家の娘。小学校に通うひとり息子がいるが、夫は松嶋家の遠縁に当たるものの、既に亡くなっている。夫の趣味で牝奴隷としての嗜みを教わっており、彼と生き写しの豪介に一目惚れし家庭教師として自宅に招くが…。


【展開】

プライベートな休養を兼ねて神戸に泊まり掛けの出張に出た三人の叔母を見送る豪介だが、その日は優理子夫人と初顔合わせの日でもあり、何故か雪乃から気を付けてと念を押され疑問を抱きつつ邸宅に向かう。肝心な教え子は両親に連れられて不在と知り怪しむが、優理子が乳谷やデルタを露わにして誘っているのを見ると愚息が反応しあからさまにテントを張ってしまう。
それを見た夫人は勃起をお殿様と呼び恭しくかしづくと、喉奥までくわえ込み苦しそうにしながらも精を飲み干し、剛直が全く衰えを見せないことを喜びながら浴室に誘いマングリ返しにされて秘所をクンニされ潮を吹く。今まで巨根を根本まで挿入してのセックスが出来なかった豪介は優理子のマゾ性に感謝しながら完全交合すると正常位で射精し、更に体位を変えながら彼女が失神してもなお白濁を注ぎ込むのであった。

夕方近くになり自室に戻った豪介はたぎったままのペニスを鎮めようと、盗撮した紗耶香の画像をオカズにしながらハンドワークに勤しむが、そこへ白鳥家のベランダの床が抜けて大鉢が落下する音に気付き屋根を伝って隣家に向かう。四苦八苦しながらも鉢を戻したがふと二階の部屋を覗くと、居ない筈の亜矢子が喪服を身に纏い爆乳を露わにして乳首を舐めたり、更には裾を捲って尻を突き出し激しいオナニーをしていた。覗きに夢中になるあまりバランスを崩した豪介は、身体をガラス戸にぶつけ庭に転落してしまう。
亜矢子の介抱を受けた豪介だったが覗きを咎められた末に同じ目に遭わせると告げられ、彼女の部屋でオナニーを披露する羽目に。乳首が弱い豪介がその姿を見せると亜矢子に手伝ってもらいながら射精すると、まだ萎えない巨根を口元に近付けてお掃除フェラ、パイズリからの乳首刺激ですっかりその気になった亜矢子と結ばれる。抜かずの交合に没頭していたその頃、神戸での出張を終えてとんぼ返りした雪乃と紗耶香が白鳥家に到着し、亜矢子の部屋に来た紗耶香に見られてしまう。

雪乃は豪介に優理子夫人や亜矢子との顛末を洗いざらい白状させると、豪介を養子にして紗耶香と結婚させて跡継ぎにしたいとかねてから暖めていたプランを告げる。異常性欲を検査すると勃起を露わにして手扱き射精させる叔母の有無を言わさぬ態度に、豪介は逃げ腰になりながら提案を拒みケジメを付けてコーポを出ていくと告げるが、隙を突かれてベッドに押し倒されるとならば豪介の子を孕むまでと雪乃に跨がられる。
排卵日だからと精を搾り取ろうとする雪乃に狂気を感じた豪介だが、獣欲が沸き上がるのを感じながら腰を激しく突き上げて中出しすると、今度はアナルにも興味を抱きローションで馴染ませながら巨根を挿入する。亡き夫に自分を重ねドスケベな反応を見せる雪乃に苛立ちを感じつつも、豪介は連続中出しを終えると土砂降りのなかコーポの自室に戻ってくると、ベッドに紗耶香の姿を見付ける。

亡き婚約者に躾けられた紗耶香は自分の性癖を知ればきっと豪介が幻滅するのに違いないと結婚に消極的だったが、いざ目の前にすると我慢できずに抱き付き口づけを交わした途端、豪介が感極まってズボンの中で射精してしまう。それでも亡き婚約者に豪介を重ねて見てしまった紗耶香はイラマチオを強いられ、朦朧とするなかで彼に蹂躙されて遂には茶臼で繋がったまま失神を迎えるが、そこへ雪乃と亜矢子が部屋に乱入し豪介が出ていかぬように懇願されるのだった。

数日後白鳥本家で叔父たちの七回忌法要を終えた豪介は、亜矢子に口唇奉仕させながら雪乃には優理子夫人のアナル拡張をさせる。結局豪介は雪乃の懇願もあって養子を受け入れる代わりに、亜矢子と紗耶香で先に孕んだ方が正妻、もう片方は側妻で優理子は愛人という状況を容認されると、こんな日でも女たちを侍らせていた。三人を失神するほど攻め立てた豪介は叔父たちの墓前にやって来ると、お供え物を片付けていた紗耶香を抱き寄せ、叔父の記憶が無くなるまで犯し続けると告げて繋がるのであった。


【レビュー】

6年半ぶりの新作刊行となる作者の通算5作品目が本作であるが「隣人狩り」という題名やいかにもなあらすじとは逆で、寧ろ狩られているのは主人公でしょと突っ込みを入れたくなるほどの誘惑作品である。元よりこれまでの黒沢淳作品が精力旺盛で一物自慢の主人公が幅広い年齢のヒロインを攻略し、その男らしさにヒロインたちが屈服させられるような作風であり、6年半のブランクがあっても変わっていないことに一安心である。些か調教じみたものはあれど、そこまで暗い要素は入っていない。

主人公は進学のために上京し、母方の叔父の妻である雪乃の邸宅隣にあるコーポの一室に住まわせてもらっている。母方の叔父たちは三兄弟で同じ事故に遭って急逝し、その妻である亜矢子と紗耶香は雪乃と身を寄せあって暮らしている。何故か主人公は彼女たちとは同居していないのだが、実は跡継ぎに執着し紗耶香と結婚させようと計画していた雪乃は、亜矢子が関心を抱かぬよう、何より自分も溺れてしまわぬように配慮したためである。

そんなことは知らない主人公自身は紗耶香を想い人とし、そんななかで雪乃の上客である優理子から息子の家庭教師にと依頼を受けるが、初めて自宅を訪ねた時に積極的に迫られてしまい関係を持つに至る。第一章は彼女を「狩る」訳だが亡き夫に躾けられたらしく、一物を「お殿様」と呼ぶ始末で言動がいちいち仰々しいので、勿論官能小説だから淫猥には違いないが思わず笑ってしまうくらい「面白かった」場面である。

何連発も交わった彼は巨根で精力旺盛とらしいタイプだが、ここから一晩で亜矢子、雪乃、紗耶香と次々に狩っていく展開となり、射精回数も二桁に乗るくらいだから流石に「スゴイデスネ」と言う他にない。(悪い意味ではない)しかもヒロイン全てが積極的に迫る出だしであり、特に雪乃に関しては見た目の貞淑さとは大違いで、主人公に逃げられまいとするあまりに暴走しがちな行動を繰り返したのが印象に残った次第である。本命だった筈の紗耶香とは一応相思相愛な結末にはなるのだが、先に抱いた亜矢子にも情が移ってしまったせいか、やや取って付けたようだったのは些か残念だが…。

主人公が精力旺盛でやや調教めいた展開や、暴走しがちで時には笑えるような熟女たちの登場する作品は、ここ最近は刊行が途絶えている楠木悠氏の得意とする路線である。別の作家さんであることは十分承知した上で、この作風を続けていただけるのであれば個人的には嬉しい限りである。


DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2016/9/26 発売隣人狩り著:黒沢淳、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。熟女らしい濃厚なフェロモンを振りまく雪乃(39)哀しげな喪服姿が男心をくすぐる未亡人・亜矢子(31)瑞々しさがあふれんばかりの若叔母・紗耶香(25)いつも優しく微笑み挨拶してくれる隣家の美女たちの、豊尻を晒し並べ、僕の肉茎で嬲りたい、冒したい!豪介が抱く「隣人狩り」の欲望が、ついに弾ける瞬間が!★...
隣人狩り(著:黒沢淳、フランス書院文庫)

tag : 大学生主人公 熟女限定

小鳥遊葵「夜這い初体験 四人の淫らな美熟妻」

小鳥遊葵「夜這い初体験 四人の淫らな美熟妻」
(フランス書院文庫、2016年9月、表紙イラスト:丹野忍)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

両親が不在の間に隣人の巴枝の元で夕飯をご馳走になった圭太だったが、ひとり寝は恐いからと裏口を開けていると聞かされ寝室に侵入してしまう。童貞なのに夜這いという言葉を口走った圭太が可愛いと感じた巴枝は、自らリードして手ほどきをしてあげることに。巴枝をきっかけに担任教師や友人の母親など奔放な熟女たちに相次いで誘われるが、皆が口を揃えて言うのには圭太の母親が島で一番の人気だと聞かされて、始めて女として意識するように。


【登場人物】

橘圭太
19歳で大学受験に失敗し父は遠洋漁業に出ており、現在は母と二人で漁業を生業とする男たちが多い島で暮らしている。高校時代には野球で鍛えていたのもあり、青年らしい逞しい身体付きで一般の大人を凌駕するほどの巨根の持ち主。

柳井巴枝
37歳。橘家の隣人で圭太の母親とも熟女会で仲良くしており、不在の折に彼の面倒を見て欲しいと頼まれる。夫は本土にある水産会社に勤めており、現在はロシアに赴任していて一人で暮らしている。巨乳。子供の出来にくい身体で圭太を息子のように可愛がる。

真紀子
36歳。圭太の中学時代の担任教師で、教職の合間をみて彼の家庭教師も務めている。夫は本土の学校の教頭で離れて暮らしていて実質一人暮らし。グラマラスな体型で生徒からも性的な視線で見られがちだが、圭太も例外なく彼女に関心を抱いていた。

遠野沙織
38歳。圭太の中学時代の友人の母親でPTA会長を務めていた時期があって、当時は近寄りがたい印象を抱いていたらしい。息子が帰省したものの自宅に寄り付かずに学友たちと浜辺で遊んでいるのを心配し、圭太にアプローチを掛けてくる。夫は遠洋漁業に出ていて不在。

西城加奈子
34歳。島で2台しかないタクシーの運転手で、普段は露出過剰な服装で仕事をしており、好色な客の目を惹くことも少なくはないが身持ちは堅い様子。漁に出ていて数年間帰宅しない夫の帰りを待ち切れずにひとり遊びに興じることも。

【展開】

圭太の母親が漁から戻った夫が地元に着くのを待ち切れずに三崎港へ出掛けたため、圭太は隣人の巴枝を訪ねて夕飯をご馳走になる。巴枝も久し振りに招いた圭太に男を感じてオナニーに浸った後で眠りにつくが、人の気配に気付いて目を覚ますと寝室に圭太が侵入してきていた。ひとり寝は恐いからと裏口を開けているのを真に受け圭太がやって来ただけでなく、童貞なのに夜這いという言葉を口走ったことから巴枝がリードする形に。初めは口で終わらせるつもりがシックスナインになりすっかり高ぶった巴枝は、騎乗位で跨がり童貞を奪い翌朝になって圭太がこれから真紀子の自宅で勉強を教わると聞いて、嫉妬の感情が沸き上がりすっかり青年に夢中だと気付くことに。

その頃真紀子は圭太を迎える準備をしようと買い物に出ると、彼がいかにも朝帰りという風貌で巴枝宅から出たのを見て何かあったはずと複雑な感情に囚われる。教え子から巴枝と一夜を過ごしたことだけでなく、本当は先生に手ほどきをして欲しかったと言われ、真紀子は白昼にも関わらず布団に圭太を横たわらせると初めは口唇奉仕で、次は騎乗位で交わり体位を変えながら青年の迸りを膣奥で受け止めるのであった。

数日後圭太は友人の遠野が帰省すると聞いて自宅を訪ねるが、あいにく本人は学友たちと浜辺でキャンプをするからと泊まる気はないらしい。久し振りに圭太と再会した沙織は奔放な巴枝の元に預けられたと聞いて嫉妬に駆られ、息子を気に掛ける振りをして圭太に童貞かどうか尋ねる。際どい質問に勃起してしまった圭太は沙織に誘われ正常位で交わると、浴室に移動して二回戦はイラマチオ同然にして口腔のなかへ、三度目はバックにして交わり更に後ろの穴にも入れさせてもらい快感を得るのだった。

ひと夏で立て続けに三人の熟女たちと関係したせいか、男として色気が出てきた圭太を加奈子が見付けぬはずもなく、ドライバーの仕事を早く切り上げると普段は着ないフェミニンな格好で青年を出迎える。母親が帰宅している以上外泊していく訳にもいかず、それでもリビングで騎乗位で交わって一発、寝室に移動して交わり二発と加奈子をも夢中にさせていく。

圭太は明日から誰の元へ夜這いをしにいこうかと楽しみにしながら帰宅するが、帰り際に「あなたのお母さんもきっと夜は辛いと思う」と加奈子から聞かされ浴室を覗くと、母が身体を洗っているのを知って思わず見とれてしまう。当の母は圭太に気付くと、たまには背中を流して欲しいと大胆にも息子の手を引いて浴室へ誘う。母親だって女なんだと圭太は反駁すると、新たな予感に期待を抱くのであった。


【レビュー】

作者のここ最近の著作にて漁業で成り立つ島にまつわる風習をベースに置きつつ、義母と息子、あるいは叔母と甥というように近親間での交わりとその苦悩を描写していたように思うが、本作でもベースは変わらないものの「四人の淫らな美熟妻」と次々に関係していくシンプルな物語となっている。いや端的に申し上げるのなら物語らしい物語自体も無く、1章で1人の熟女と激しい交わりを遂げる短編集に近い趣と言えるだろう。

・浪人中の青年【圭太】19歳

働き手の大半は遠洋漁業に出ているか、あるいは島を出ているような島で受験勉強に勤しむ主人公である。体育系の部活経験もあることから体格は良く、大人を凌駕する一物の持ち主。母親は漁から戻る途中で寄港した夫を待ち切れず、本土の港町まで出掛けている最中。

・隣人人妻【巴枝】37歳

題名の「夜這い」が最も色濃く反映されているのが彼女の章であり、本土で働く夫が海外出張中である巴枝自身もそれを期待していた一面もあって彼女による筆下ろしが始まるが、主従が逆転し一晩中まぐわいを続けてしまう。

・中学時代の恩師【真紀子】36歳

受験勉強を続ける主人公の家庭教師役を引き受けたのは彼に対する好意があったからに他ならず、そんなある日巴枝の家から朝帰りする主人公を見掛けてしまう。本当は真紀子に筆下ろしして欲しかったというストレートな告白に、教師という立場を忘れて関係に至る。夫は同じ教師である。

・友人の母親【沙織】38歳

夏休みを利用して帰省したものの、何故か自宅に泊まらず浜辺にテントを張って学友たちと遊ぶという友人。彼の母親の沙織を訪ねた主人公だったが、息子を心配するあまり沙織から際どい問い掛けを受けて妖しい雰囲気となる。PTA会長だった時の印象とは違う彼女の淫らさに、主人公は違う場所での初体験も済ませるが…。

・タクシードライバー【加奈子】34歳

他の三人の熟女たちとも親しい彼女が久しく夫に抱かれていないのを自覚し、手ほどきを受けて色気が出てきた主人公を目にして自宅へ誘い関係を結ぶが、彼が帰る時にある一言を告げる。「あなたのお母さんもきっと夜は辛いと思う」と。

狭い島の中で歳の近い熟女たちはみな知り合いで、夫は漁に出て長期不在にする状況で人妻が若い男と立ち話をするだけで噂になってしまう。そんな中で熟女たちとめくるめく経験を重ねた主人公だったが、全員が口を揃えて言うのには実母が男たちに一番もてるということで、母を女として見るようになって新たな始まりを予感させるところで話は終わる。いずれ島を出ていく主人公としては四人も相手がいるが、全員と関係が続くことを示唆する記述がある。但しヒロイン同士が絡む展開は全くない。

作中で各ヒロインとの逢瀬の機会は一度しかないが、しかし交わりは一回だけで終わることがなく何度も求める熟女たちの淫猥さは高レベルだと言える。一度しかないからこそ服を脱がせてからの前戯、そして本番を迎えてから達するまでのプロセスに多くのページを割いていて非常に良かったと思う。ただ熟れた身を持て余すヒロインから求められて濃厚な情交を四人分繰り返すとなると、些かくどいのかなとも思えてしまう。四人にするなら一人くらいは主人公から強引に迫る展開にするなど、何か違う要素を盛り込んだ方が良かったのかもしれない。

tag : 童貞 熟女限定

星悠輝「僕を奪い合う三人のママと新人先生」

星悠輝「僕を奪い合う三人のママと新人先生」
(フランス書院文庫、2016年9月、表紙イラスト:松原健治)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

三人目の母親である沙良との生活を始めたばかりの慎也は、長らく一緒に暮らしていた前の義母の華怜と週末に逢うと、あり余る愛情を見せ付けられ童貞を奪われる。ほどなくして沙良とも結ばれると、対抗意識剥き出しの二人の板挟みに遭い…。


【登場人物】

慎也
男子校に通う少年。父親が海外を転々として活躍する仕事に就いており、次々に女を作っているだけに三人の母親がいるという複雑な環境である。童貞。

華怜(かれん)
32歳。慎也の二番目の母親であり、離婚してからは輸入販売の会社を経営している。日英のハーフで少し明るくカールさせた栗毛を肩まで伸ばし、彫りの深い顔立ちに垂れ目がちの大きな目が柔和な印象を与えるが、沙良とは犬猿の仲で自らを「ママ」と呼ぶように厳しく慎也を躾けている。

沙良
25歳。慎也の三番目の母親で、まだ結婚して1年も経っていない。日仏のハーフでショートヘアにした美人で、欧州各地を行き来するモデルとして活躍し、家を不在にすることが多い。フランス人らしく自国に誇りを持ち、慎也に「ママン」と呼ばせるとともに華怜に対してはあからさまな対抗意識を抱く。

多江
36歳。慎也の産みの母親だが性格の不一致で彼が幼い時に離婚し、実家に戻って女中と二人で暮らしている。再婚はしていない。和服の似合う清楚で長い黒髪の美女。

まゆ
23歳。慎也の通う男子校の担任教師。華怜が義母だった時に暮らしていた自宅の隣人で、今年から教師となったものの、生真面目でお堅い印象が先行している。男性経験はある模様。


【展開】

週に一度土日に慎也と逢う機会で華怜はうっかり「ママン」と口走ったのを聞き逃す訳もなく、次第に沙良の色に染まっていくのではと危惧し、一緒に入浴した時に勃起を見付けると身体を洗ってあげると提案する。まだ包皮が被ったままながらも大人顔負けの勃起を目にすると、乳谷に挟みながら亀頭を露わにして射精に導くが、身体の疼きを抑えられなくなり寝室に誘い騎乗位で童貞を奪ってしまう。

数日後沙良は慎也と食事した時に「ママ」と言ったのを耳にすると、呼び間違えた罰として一緒に入浴しようと命じるが、慎也は華怜と同じ流れになるのを察知する。既に華怜と何かあったはずと疑って掛かる沙良は、慎也の股間に鼻を近付けるとおざなりに皮を剥かずに洗ったと指摘し、ならばと口唇に含んで清拭すると迸りを口で受け止めてしまう。そして寝室に移り騎乗位で繋がる瞬間に挿入を焦らしては華怜との関係を白状させると、二度に渡って精を搾り取るのだった。

二人の間で板挟みになった慎也はある日まゆに進路指導室へ呼び出されると、行き過ぎた性教育を施されていると告白する。するとまゆは自ら乳房を露わにしてフェラチオをして励ましてくれて少しは気持ちが軽くなったはずだが、二人の争いは激しさを増し遂には華怜との面会日に手を出されぬよう沙良によって貞操帯を付けられる。華怜も負けじと後ろの快感を与えて射精に導くが、沙良が精液の臭いに気付かぬ訳もなく激しい愛情をぶつけられる。

まゆのアドバイスで実母の実家を訪ねた慎也は多江に華怜や沙良との関係を打ち明けるが、二人から愛されているのねと穏やかに微笑まれ一緒に入浴すると、華怜と同じように乳谷に挟まれての奉仕を受けて射精する。彼女の特異体質を知った慎也は寝室で乳房に甘えながら手扱きで二度目の射精をするが、ますますぺニスがたぎってしまい後ろの穴でならと多江に導かれて交合を果たすのであった。

翌日多江は華怜と沙良、まゆを呼び寄せると、問題解決を図るべく硬軟織り交ぜて話し合いをリードするが、頃合いを見計らってまゆが別室にいた慎也の元を訪ねる。彼女たちの結び付きが深まれば他人の自分が割って入る余地はない、そう決意したまゆはシックスナインで一度果てた後で、騎乗位で交わり膣内で精を受け止める。多江のお陰で華怜と沙良に隠し事をしなくて済んだ慎也は、仕事で海外に向かう前の二人とそれぞれ濃厚な交わりをする。

多江の元を訪ねてひと月が過ぎ慎也は沙良の誘いで華怜と三人でホテルにやって来ると、互いに濃厚なキスを交わしたりダブルフェラを受けたりして射精に導かれる。次に二人がレズり合うのを楽しむと沙良が上、華怜が下になって合わさった秘所に挿入して二度目、三度目は四つん這いにした沙良、最後は騎乗位で跨がった華怜の中に精を注ぐのだった。

誕生日を間近に控え慎也は海外に出掛ける二人から多江に託されるが、もう二度と逢うことはないと覚悟していた実母のあり余る愛情は暴走を見せ、アナルを弄られてのお目覚めフェラやトイレでの排泄を間近で見られてしまう。狭いトイレで母が致すのを目に焼き付けた慎也は、四つん這いにさせると慌ただしく後ろの穴で交わり、客人としてもてなされる一週間はあっという間に過ぎていく。息子の一日早い誕生日を祝った多江は相姦を冒す覚悟を決め、初めて慎也と呼び捨てにしてこれが始まりなのよと告げる。


【レビュー】

2000年代の懐古的なフランス書院文庫の流れを汲む作者による五作品目で、多情な父親の奔放さもあり主人公・慎也には三人の母親が存在する。

・ママと呼ぶイギリス人のハーフ美女・華怜32歳

慎也との同居生活が最も長い二番目の母で母性愛に富んだタイプだが沙良とは仲が悪く、彼を巻き込んでの誘惑合戦を繰り広げる。慎也の成長を見て危機感を抱き、筆下ろしをするが…。普段は慎ちゃんと呼んでいる。

・ママンと呼ぶフランス人ハーフ美女・沙良25歳

慎也とはまだ1年に満たないくらいの同居生活で、当の本人も母というよりは姉に近い印象。華怜との対抗意識が強く、慎也の行動を縛り付けることも厭わない様子。勿論その裏には目覚めたばかりの母性愛もあるのだが…。普段は坊やと呼ぶことが多い。

・お母さんと呼ぶ和風美女・多江36歳

慎也の産みの母親で資産家の育ちだが、彼の幼い時に離婚して以来は実家に戻っている。二人の母親の板挟みに遭った慎也を気遣い、仲介役を買って出ることに。

話の流れからいくと、筆下ろし役の華怜に二番目の沙良と互いに対抗意識を隠そうとすらしない二人だけに、読み手としては序盤から緊張感の漂う展開である。外国語が頻発する文章も古式ゆかしい誘惑官能小説そのものと言えるのだが、まだ10代の半ばではないかと思われる主人公なだけに成熟しきれておらず、随所に「アソコの皮を剥く」描写が用いられ何とも倒錯的な作品だなと感じた次第である。

本作の題名に出てくる「新人女教師」は、主人公のかつての隣人お姉さんだった【まゆ】23歳で、二人の母親の行き過ぎた性教育の果てに救いを求めた主人公の一時的な癒しの対象ではあるが、彼女自身も主人公に惹かれるものの母親たちとの結び付きの深さには敵わないと身を退くので出番はあまり無い。

そしてまゆの口から聞いた実母・多江の存在が捩れた関係の立て直しのきっかけとなり、華怜と沙良の和解に繋げていく。多江との場面では実母子なだけに初めては違う場所だし、やや倒錯的な交わりも描かれている。相姦離れが進んでいる現在において母子相姦に拘って描く数少ない作者なので、今後の作品にも期待したいところである。


DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2016/9/26 発売僕を奪い合う三人のママと新人先生著:星悠輝、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。お風呂もベッドもいつも一緒、過保護な華怜ママ。柔らかいオッパイで微笑むモデル系の沙良ママン。和服の下に熟れた肉体を隠し持つ美母・多江。喉奥フェラ、巨乳パイズリ、手ほどき性交……「今夜の相手は誰?」「淋しいわ」「慎也としたいの」朝から晩まで僕を狂わせる淫らすぎるママたち...
僕を奪い合う三人のママと新人先生(著:星悠輝、フランス書院文庫)

tag : 童貞 母子相姦

青橋由高「年の差のある七つの姦係」

青橋由高「年の差のある七つの姦係」
(フランス書院文庫、2016年8月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。
本作も短編集につき、いつもとは形式を変更します。

作品紹介(公式ホームページ)






【レビュー】

2014年に刊行された『七人のおいしい人妻』に続く短編集で、『特選小説』誌(綜合図書)で掲載された5話に大幅加筆を行った上で、書き下ろし2話を追加して再構成されている。因みに書き下ろしは第4話と第6話である。既に『特選小説』では20を超える作品を寄稿なさっているだけに、「美少女文庫の『メイドの人』」とはまた異なる一面を見せ、根強い人気を誇っている作者である。


「年の差」と言えば男性が年上で若いヒロインと結ばれる印象が強いが本作では第1話と第2話がそれに当たり、残りは青橋由高作品らしく普段は大人しく優しい青年(少年)が情交においては荒々しさを時折見せるというお馴染みの主人公像である。

本作も『七人の~』と同様に各作品同士でリンクさせる形だが、第1話→第2話→第3話…というように登場人物同士に何らかの繋がりを持たせたリレー形式となっており、リンクさせるために加筆した部分が何とも興味深いところである。個人的には書き下ろしで明らかに他話に比べて分量の多い第4話、それから美少女文庫の他作品に似たテイストの第6話が書き下ろしということもあって、『特選小説』の読者層を敢えて意識しないトライアル振りが良かったと思う。


【概略】


第一話 小悪魔な義娘←→父 世界でいちばん危ない禁忌
(『義理の娘 甘すぎる誘惑』より)

再婚相手の妻を亡くした会社員の清彦は、彼女の連れ子である風花から寄せられる好意をそれとなくかわしていたのだが、妻との結婚記念日の晩に風花に背中を流してあげると誘われ熟れた乳肉を密着させられて理性が崩壊し…。


第二話 女子大生の姪←→叔父 禁断ヌードモデル志願
(『義理の姪』より)

独身のまま40代を迎えたイラストレーターの誠司は通い妻同然に入り浸る姪の江麻の身を案じていたが、元より叔父一筋の彼女の方が一枚上手で甘え方を熟知するだけになし崩しに関係を結んでしまい…。


第三話 憧れの美叔母←→甥 帰郷、再会、そして…
(『憧れの美叔母』より)

大学進学で上京した伸二は初めて故郷へ帰省するが叔母の冬美に出迎えられて帰宅すると、何と両親が旅行に出掛けるという話に。憧れの美しい叔母とサシで酒を飲み交わす内に、伸二は想いを叶えようと冬美の弱いところを突いて告白すると…。


第四話 美しすぎる兄嫁←→弟 義姉さんは僕だけの「アイドル」
(書き下ろし)

大学院生の祐一は面倒見の良い義兄夫妻の元で同居生活をしていたが、友人から叔母の拓海が過去にグラビアの仕事をしていると知り、際どい格好をした彼女をオカズにしてオナニーをしてしまう。それを知った拓海は祐一に夫には過去を明かさない代わりに、自分を抱いて欲しいと誘う…。


第五話 バイト先の人妻←→大学生 セーターの下に眠る垂涎女体
(『人妻セーター』より)

スーパーでバイトする大学生の俊平はバイト先で働く百恵に惹かれており、手先の器用さを活かしてセーターを編んでいた時に意気投合し仲を深めていく。夫の浮気に気付いた百恵も俊平と親密になり、夫のいる前で俊平のためにセーターを編むように。


第六話 フェロモン未亡人←→僕 初体験ブティックへようこそ
(書き下ろし)

高校3年生になっても男らしくならない身体付きにがっかりしていた雅臣は文化祭の出し物で女装することになるが、クラスメイトの叔母の初音に引き合わせられ衣装合わせを始める。初音の胸の谷間をチラ見しつ勃起した雅臣に対し、女装少年に倒錯した感情を抱いた初音は高ぶりを鎮めてあげるからと手を差しのべると…。


第七話 シングルマザー←→家庭教師 おんなの素顔を暴かれて
(『シングルマザー』より)

妻子ある男性と不倫関係に陥りひとり娘を育てている志帆は、娘の家庭教師としてかつてお隣さんだった俊介に依頼する。彼のお陰で娘の成績が上がったものの、母親ふたりの生活でやっとというなかで俊介に報酬アップは望めそうにないが、当の俊介は憧れの志帆に逢えればそれで良いと減額を希望し…。


【作品間リンク】

第1話の風花と第2話の江麻が友人。共通の友人が振った相手が第3話の伸二(冬美が好きなのを明かさずにいて振られた)。
伸二は養子(長男なのに二が付くのは…?とは気にしていなかったらしい)で別れた兄が第4話の祐一。祐一が好きな拓海のパート仲間が第5話の百恵。
百恵が好きになった俊平の実弟が第6話の雅臣で、初音の店で働いているのが第7話の志帆。終盤で俊介に告白する志帆の娘が「魔法の薬」(精力剤)をもらってきた相手が第1話の風花という繋がりです。
第4話と第6話が書き下ろしで互いにリンクさせるための作品として、また各作品の終盤では次の話に繋げるために加筆した箇所が見られます。

※第2話の誠司の名字が「松永」、第3話の主人公が「伸二」、第4話の主人公が「祐一」なのはある業界繋がり?と考えたのは私だけでしょうか…(苦笑)


DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2016/9/26 発売年の差のある七つの姦係著:青橋由高、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。セーター越しの豊満ボディが悩ましすぎる美人妻と……家庭教師先にいたシングルマザーに時間外授業を施し……美熟フェロモン全開の叔母と暮らす「同棲生活」で……美しい兄嫁が隠していた「淫らな秘密」を知ってしまい……大人の女体に変わりつつある義理の娘に関係を迫られ……年の差を越えて堕ちていく、...
年の差のある七つの姦係(著:青橋由高、フランス書院文庫)

高竜也「熟れすぎた果実 兄嫁、そして実姉と…」

高竜也「熟れすぎた果実 兄嫁、そして実姉と…」
(フランス書院文庫、2007年2月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

病に倒れ不自由な義父の介護で疲れを抱えている由紀子は、ある日リビングでうたた寝していると義弟の亮次に悪戯されていることに気付く。夫の不在のなか性的飢餓を抱いた彼女は大人のやり方で亮次から手を出すように仕向け関係を深めるが、彼の実姉の理絵が気付き競い合うように。

【登場人物】

柏木亮次
17歳の高校2年生。証券業界の風雲児として著名な61歳の父親と兄嫁の由紀子、実姉の理絵の4人で都内郊外で暮らしている。父が1年前に脳梗塞で倒れて以来、兄嫁の由紀子の介護を受けているのを見ていたが…。童貞。

柏木由紀子
30歳。同い年の亮次の兄と結婚し、現在は61歳になる義父の介護をしながら海外赴任中の夫と離れて暮らしている。子供はいない。男性経験は亮次の兄だけの様子だが熟れた身体を持て余し、義父の介護を押し付けられているストレスを解消しようと、亮次との性交に溺れていく。

柏木理絵
28歳。亮次の実姉で大学を出てから、ワインの輸入代行販売の会社を立ち上げている。かつて年上男と不倫の末に男漁りに走っていたが、社会人になってからはキッパリと男を絶っている。亮次を溺愛し、かつては年上女に遊ばれていた彼を身を挺して取り返した過去がある。

【展開】

扶助を受けるのを口実に義父からセクハラ紛いのことをされていた由紀子は、ある日リビングでうたた寝していると人の気配を感じて目覚める。室内に漂う精液の匂いから亮次かもと疑うが、既に彼が部屋にこもっていて確証を持てない。そこで夕方に亮次からワインを飲むように勧められ、酔ったふりをして反応を試めそうと誘いに乗るが、思いの外酔ってしまい寝室に運ばれ着替えを手伝ってもらう。ぼんやりとした中で身体に触れられているのを感じた由紀子だったが、勃起を握らされて反対の手で迸りを受け止めさせられるまで身動き一つ取れずにいるのだった。

翌日義父との話の流れで宿泊旅行に誘われた由紀子は本屋でガイドブックを探していると、亮次が立ち読みしているのを見掛け亮次に声を掛けて旅行に同行して欲しいと頼む。その晩は義父の勧めでワインを飲まされ亮次が寝室に来るはずと狸寝入りしていると、何と義父が現れて太ももにまで手を這わされて寝返りを打ち追い払うが、それでも秘所が潤い始めてしまう。起きる間もなく今度は亮次がやって来てパンティ越しに秘所に触られては黙っている訳にもいかず注意すると、素直に部屋に帰ろうとする義弟が哀れに感じてオナニーの手伝いをと提案するが、亮次に秘所を見せる羽目になり淫核にタッチされながら共に絶頂してしまう。

四日後に熱海に三泊四日の旅行に出た由紀子は、義父が順調に回復に向かっているのを見て安心し、焼酎を口にして寝入ったのを確認してベッドに入る。予想した通り亮次がやって来て誘われると渋々という体を演じながらも、秘所を露わにさせられてクンニまでされて絶頂に達すると、由紀子も返礼とばかりに口唇奉仕で射精に導く。一度温泉で汗を流してから由紀子は缶ビールを飲み、酔った勢いで亮次の口からセックスしたいと言わせると、初めてだからと騎乗位で繋がるのだった。

翌晩も亮次が義父に睡眠薬を勧めたのを見た由紀子は亮次の誘いに乗るが、理絵から電話が入り先に温泉に向かう。そして亮次がやって来て理絵が帰国して同居生活を再開すると聞くと何処かでけじめを付けないといけないと諭すが、浴場でしたいのねと早合点しながらも岩に手を付いて後背位で受け入れて中出し性交をして快感へひた走る。

理絵との同居生活により頻繁に交わる機会が無くなった亮次がある日父と姉に睡眠薬を仕込み、由紀子は不安を抱きながらも寝室でセックスに応じるが、そんな亮次の悪事に理絵が気付かぬ訳もなく二人の密会が露呈してしまう。正面から衝突することなく自ら犠牲となる選択を取った理絵は、父の療養に由紀子が同行するように手回しをし、亮次には好きなサッカーチームの試合観戦を口実にホテルの部屋を予約する。酔って振ら付いたふりをして亮次から手を出すように仕向けると、遠回しに兄嫁との関係を断つように諭して弟に身を委ねるのだった。

こうして理絵の目論見は成功したかに見えたが、若い亮次に取っては抱ける女が二人になっただけに過ぎず、アナルセックスまで体験すると再び理絵に睡眠薬を仕込もうとする。二人の関係が切れていないことを知った理絵は由紀子に鉄槌を下そうと考え、父が由紀子に寄せる好意を利用して彼女にもその気があるみたいと唆し、亮次には家族には内緒でホテルに外泊しようと誘う。そして亮次に抱かれて深夜を迎えた理絵の元に、家政婦から父の急逝の知らせを受け…。

父の法要を済ませると由紀子は夫の仕事をサポートしようと海外へ移住することを選び、罪悪感に囚われたままの理絵も取引先のフランス人男性のプロポーズを受け入れて日本を離れる決意を固める。一人柏木家に残された亮次は、ある晩かつて乳母だった家政婦の部屋を訪ねて赤ん坊のように乳房に甘え、これから起こりそうな出来事に期待を抱くのだった。

【レビュー】

誘惑的な要素が多い作品だが、ヒロインである兄嫁の由紀子の義父が病に倒れたとはいえ回復傾向にあり、直接的な絡みは少ないものの背徳的な雰囲気づくりに一役買っている点が特徴である。終盤で一捻りした展開により急逝するのもまた高竜也作品らしく、天命と言ってしまえばまぁそうだなという印象である。

とは言え由紀子や主人公の実姉である理絵からすれば肉親なだけにそう簡単に割り切れるはずもなく、介護を口実に押し付けられた印象の前者に取ってはストレスからの一時しのぎとして、血の繋がりのある後者に取っては無意識のなかでの弟への溺愛ぶりから主人公と関係を持っているだけに良心の呵責に堪えかねて別離を選択する現実的な結末である。

tag : 高校生主人公 童貞

小鳥遊葵「あじわい美母娘」

小鳥遊葵「あじわい美母娘」
(フランス書院文庫、2014年4月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年9月20日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

あじわい美母娘
小鳥遊 葵
フランス書院
2015-01-01




【あらすじ】

美人オーナーシェフの美和子に雇われ住み込みで働くことになった大和は、ある晩に彼女の下着に悪戯したのが発覚し娘の詩織の貞操を守るという名目で美和子と関係を結ぶが、いつしか彼女の方がのめり込んでしまう事に。


【登場人物】

西条大和
20歳。半月前から美和子の経営するレストランに住み込みのコックとして働いている。かつて幸香と肉体関係に有ったが親族に発覚し、追われるように上京した。付き合って来た女性は母親に似た面影を持つ年上ばかりで、同世代には興味が無い様子。

篠原美和子
37歳。浅草にあるアットホームな雰囲気で評判のレストラン「アジュール」のオーナーシェフ。5年前に夫を交通事故で亡くして以来、女手1つで詩織を育てて来た。豊満な乳房が魅力的な美人。

篠原詩織
18歳。女子高に通う高校3年生。大和に対し恋愛感情を抱いているが妹扱いされており、何とか振り向いてもらおうと必死になっている。母親譲りでプロポーションの整った処女

保志幸香
36歳。大和の母親の妹。離婚を機に一旦は地元に帰省したが甥と関係した事を姉に強く詰られ、東京へ戻って来て半年になる。姉である大和の母親と瓜二つで、大和は強く惹かれている。婚約者と呼べる男性はいるが、性的には満たされていない。


【展開】

ある晩入浴中の大和は美和子と鉢合わせになり、彼女の裸体を見て反射的に勃起しその場はやり過ごすものの、脱衣所に残された彼女の下着を見ると思わず手に取り部屋に持ち帰る。自室に逃げ戻った美和子は一瞬覗き見た青年の勃起を夢想しながらバイブを使ってオナニーし、大和も盗んだ下着を使い何度も白濁で汚してしまう。その後詩織が部屋にやって来て、下着を隠す間もなく秘密を知られてしまい、デートに応じざるを得なくなる。

そのデートに半ば強引について来た美和子は、詩織が自分の目を盗んで大和とキスをしているのを目撃し、嫉妬を抱きつつ自分が娘の性の防波堤になろうと決意する。ある日店の昼休みの間に大和をリビングに呼び出すとパンティ泥棒の件を白状させ、目の前で再現してみせるように求めるが、青年の熱視線にほだされて自らも下着を脱ぎ秘所を見せてしまう。一度目はパンティの中に射精した大和は次に美和子の手扱きから口内に精を放ち、更には彼女を押し倒し男上位のシックスナインで秘所を愛撫し、セックスしたいと要求する。

その要求に応じた美和子は大和が童貞でないことにがっかりしつつも、自ら騎乗位で跨がり精を搾りとるものの彼の落ち着き過ぎた態度に何処か疑問を抱く。翌日大和がまるで何も無かったかのように振る舞い常連客からモーションを掛けられていたのを見ると、美和子は昼休みに入るや否や誘いを掛け厨房での口唇奉仕から立ちバックでの交わりに発展していく。そして汗を流そうと遠回しに浴室に誘うが、大和からイラマチオ同然にペニスを口腔に押し込まれ、更に後ろの穴での交合まで求められ新たな愉悦に浸るのであった。

美和子との行為の最中にふと幸香のことを思い出した大和は、休日に逢いたいと連絡を取ると意外と近くに住んでいることを知る。そして彼女の部屋を訪ねると婚約者の存在を知らされ、これっきりという条件でリビングでの正常位や浴室でのアナルセックスとめくるめく経験を済まし、これからもまた逢えると確約させて美和子の元に帰っていく。

その日まさか詩織に見られているとは知らずに美和子ともセックスした大和だったが、三日後の土曜日に美和子が所用で出掛けて詩織と二人で店を営業していた昼休みに、突然彼女から下着姿で誘われてしまう。かねてから幸香に若い娘とも一度は付き合うようにアドバイスを受けていただけに、これまでは避けて来た大和も素直に告白を受け入れ、美和子の若い頃を想像しながら詩織の処女を奪うのだった。

ところが美和子が帰宅するとあっさりと関係したことを見抜かれ、その晩には彼女が夜這い同然に部屋を訪ねて来て身体を重ねたことで大和は体調を崩してしまう。翌日母親をライバル視する詩織は学校を休んで店を手伝うと言い張り、大和と二人きりの時間を作るまいと抵抗する。前夜に二人が再び交わっているのを目撃し、あまつさえ大和が体調を崩してしまったのを知りつつも、詩織は今度こそ自分がと決意を固めていく。

次の日の夜に大和の部屋に向かった美和子だったが、先に詩織が来ていることに驚きつつも、まさか肉体関係にまで及んでいるとは知らずに部屋を覗く。自分たちの関係が知られているという最悪の事態に呆然としていると詩織に見付かってしまい、美和子は同じ女として娘に男を喜ばせる愛し方を教えようと決意を固める。母娘でのフェラチオから騎乗位での詩織とのセックス、バックにしての美和子との交わりと立て続けの快楽に大和は溺れていくのだった。


【レビュー】

フランス書院文庫での前作「美臀の隣人 熟母娘vs.女教師」から約2年半ぶりの出版だが、この間に寡作ながらもリアルドリーム文庫で刊行されている。2016年現在から見てみると本作以降は黒本に絞っての刊行を重ねていったことで、熟女専門の作家として一定のポジションを得るきっかけとなった作品と言えるのかもいれない。

始めはオーナーシェフである美和子との話で、美母娘と同居を始めた若い主人公なだけに、下着に興味を持って盗み出し欲望を発散させてしまう。それに母娘が気付かぬ訳もなく、元より主人公に対して憎からず想いを寄せているだけに割りとあっさりと話が進んでいく。他の母娘丼とやや趣が違うのは、主人公が熟女趣味で娘ヒロインの詩織からのモーションには困惑すら見せるくらい、ウエイトの置き方が違っている点である。やや蓮っ葉な面も見られるが、本質は一途な生娘なだけにもうちょっと優しくしてあげては…という印象もある。

美和子自身は娘が主人公に抱く好意に気付いており、単にまだ若いからという母親としての心配だけではない、嫉妬という一面も見え隠れする生々しいヒロインである。他の熟女好きな主人公の作品で見られがちな「年が離れているのに何故か同世代のヒロインに興味が無い」という不自然さに比べると、この生々しさが却ってきちんとした理由付けになっており、小鳥遊葵作品らしいと思わせる部分である。

本作では美和子・詩織母娘だけでなく主人公の叔母の幸香も登場するが一章のみであり、本編からの一休み的なポジションでもある。この描写以降に母娘間での主人公の奪い合いが激しさを増していくのに比べると、彼女を登場させずに母娘に特化させた方が自然な流れで、幸香はまた別の舞台で読んでみたかったのでやや勿体ない気がするのだが…。


DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2014/4/23 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。(美和子さんのアソコは娘より濃厚な味がする……)太ももを広げた美熟女の秘所に舌を這わせる大和。住み込み先の女主人から教わる美食と女の肉体。厨房のフェラ、寝室の69、浴室のアナル体験……熟女の躯に溺れる青年は嫉妬の視線に気づけず……37歳と18歳、美母娘の味くらべをする同居生活!★★★★☆ とろとろに蕩けて溺れていく熟女感, 2014/5/52012年2...
あじわい美母娘(著:小鳥遊葵、フランス書院文庫)








本作では上京した主人公という設定ですが、2016年9月に発売予定の新刊はここ最近の作品と同じように、東北地方にある架空の島の風習を題材とした作品のようです。




シンプルな4章4人ヒロインの流れから、各章撃破なのかなと思われます。

tag : 社会人主人公 母娘丼 処女

犬飼龍司「白昼衝動 兄嫁、義妹、そして継母を…」

犬飼龍司「白昼衝動 兄嫁、義妹、そして継母を…」
(フランス書院文庫、2014年6月、表紙イラスト:池田正輝)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年9月19日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

受験に失敗し兄夫婦と暮らしている修平は綾子の着替え姿を覗き見て以来、次第に強気になり彼女と関係を結んでしまう。その関係に気付いた義妹の千佳や義母の織江に対しても、修平は毒牙に掛ける事になるが…。


【登場人物】

島崎修平
18歳。大学受験に失敗し、現在は兄夫婦の元で下宿しながら予備校に通っている。気が弱く成績優秀な兄に説教される事が少なくなく、常に鬱屈した想いを抱いている。童貞

島崎綾子
30歳。2年前に同い年の修平の兄・浩司と職場結婚し、現在は専業主婦。背中まである黒いストレートロングの髪型に和風の顔立ちで、楚々とした雰囲気を持つ。夫との性交渉は月イチペースで物足りなさを感じている。Fカップ。

平野千佳
18歳。綾子の実妹に当たり成績優秀で理知的な少女で、学校では生徒会副会長を務めている。融通が利かず生真面目で浪人生の修平の事を見下している節が見られ、折り合いは良くない。

島崎織江
39歳。10年前に修平たちの父親と再婚しやや過保護にも思える愛情を注いでおり、受験勉強の為兄夫婦の元に同居する修平を心配して訪ねて来た。砲弾状の巨乳を持つグラマラスな女性。


【展開】

雨に濡れた綾子と一緒に帰宅した修平は着替えを覗いてバストトップまで見て劣情に駆られ、その三日後に一緒にお茶を共にした際に彼女の胸の谷間に不躾な視線を向けると、動揺したのかお茶を溢されてしまう。慌てて綾子はタオル越しにズボンを拭こうとするが、修平の股間の膨らみに気付き触られたから勃起したと口実を与えてしまい、一度きりの約束で彼のペニスを手で擦ることに。しかし射精が間近になると、床を汚すまいと咄嗟に口内で迸りを受け止める羽目になる。

その三日後に修平は綾子にまたして欲しいと迫り兄に相談していないと知ると強気に出たり、哀願したりと言葉巧みに彼女を追い込み、承諾を得た上で避妊具を着けずに正常位で交わり立て続けに膣内に射精する。数日後珍しく兄が早く帰宅するがいつもの様に一方的に説教された修平は、兄が酔い潰れたのを見てリビングで綾子にイラマチオさせた後、騎乗位にさせて自ら挿入せずにはいられないように仕向けて膣内射精する。

翌週学校が夏休みに入り姉を訪ねて来た千佳に関係を問い質された修平は、あくまでも上からの言動に終始する彼女の態度に腹を立て、唇を奪った後彼女の手を縛り四つん這いにさせると無理矢理ペニスを挿入し処女を奪う。そして翌日口封じに再び千佳を呼び出すとアナル舐めやイラマチオを強制された際の反応を見て被虐性があると見抜き、綾子の身代わりになるからと必死に繰り返す千佳に騎乗位を要求し膣内に射精する。

修平は駄目押しで綾子に千佳とのハメ録り写真を見せると予想通り妹の身代わりになると告げられ、キッチンで裸エプロンにさせて背後から抱き付くと尻扱きで射精し、いずれは奪うつもりでアニリンクズで羞恥を与え立ちバックで交わり膣内射精する。更に夫婦の寝室で四つん這いにして綾子を犯していると兄からの電話が入り、必死に取り繕うとする彼女を蔑みながら種付けを繰り返す。一方で修平は千佳に対して姉を犯さない約束を守っているのだからと嘘をつき、浴室に向かい彼女の秘所の毛を剃り落としオナニーを強要させる。十分に秘所が潤ったのを確かめると四つん這いにさせ、始めは膣穴を攻め立て次はアナル処女を奪い肛内へ精を放つのだった。

ある日義息二人の様子を見ようと織江は一本早い電車を使ってマンションに到着するが、部屋の鍵が空いているのを見て不審に思い中に入ると、修平が綾子と交わっている最中だった。義母に叱られると怯えた表情を浮かべた修平だったが、兄と比べるかのような言い方に逆ギレし、呆然として動けない綾子をよそに織江を押し倒し貞操を奪ってしまう。そして夏休みも終わりに近付いたある日修平は三人の女を集めると、自分に犯されて感じずにいられたなら解放してやると賭けを持ち掛ける。千佳、織江が屈服していくなかで綾子はアナル処女を奪われ、千佳に愛撫されながら絶頂に達してしまう。その頃妻の態度に不審を抱いていた修平の兄が帰宅して、部屋の外から痴態を眺めており…。


【レビュー】

前作「【誘惑三重奏】私立高校生徒会」から22ヵ月ぶりの復活となった本作は久々の凌辱作品で、元々凌辱作家としてデビューしただけに違和感を感じさせない。久し振りの凌辱回帰なだけに、至ってプレーンな青年主人公による「俺様」流の凌辱作風である。

主人公は特に取り柄も無く優秀な周囲の人間から見下されているとはいえ、あまり同情出来るだけの余地も無いだけにそんな人物の根拠の無い増長振りにはイマイチ説得力に欠けるものがある。公式での紹介では「理不尽」とのシチュエーション付けがされており、確かにその通りなのかもしれないが、主人公をとりまくヒロインたちの態度の違いには説明が欲しかったように思う。そのくらい衝動的で流してしまっているのが、良い設定なだけに勿体ない気がする。

メインである綾子はなかなか主人公に心を開かず金太郎飴的な反応に終始するのは、主人公が兄の女を寝盗ったという優越感に拘り、愛情のあるセックスをしない点に原因があると思われる。初めはそれで良くても、終盤まで同じパターンでひたすら羞恥を与えるばかりではつまらないし、夫婦の寝室で犯す時はひたすら愛撫のみで焦らしたり、オモチャを使ったりと彼女の方から何かを求めさせる展開が欲しかった。

綾子の妹の千佳に付いては単に処女を奪った、剃毛した、アナルを犯したと断片的で、終盤にそれなりの描写はあるが牝奴隷にしたなら 、主人公とタッグを組んで綾子を堕とすなどの発展的な展開を見たかった。織江に関しては取って付けた感じがする上に、これまでの流れをトレースしただけのようにも見える。例えば序盤は主人公に癒しを与える役割だったのが、終盤に彼女に誤解され裏切られたと毒牙に掛けるのでも良かったかなと思う。織江は居なくても姉妹丼で十分だったのに、ちょっと欲張り過ぎたのかもしれない。


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4013『白昼衝動 兄嫁、義妹、そして継母を…』犬飼龍司、フランス書院/フランス書院文庫、2014/06 発売●あらすじ予備校に通う為に兄夫婦の家に同居させてもらっている少年が、衝動に駆られて憧れの兄嫁に迫って関係を持ち、その関係を知って兄にばらそうとした兄嫁の妹を口封じに凌辱し、ついには継母までも毒牙にかける。●登場人物【島崎修平】18歳。童貞。予備校に通う浪人生。アルバイトをしている。織江の義息。浩司の実弟。童...
4013『白昼衝動 兄嫁、義妹、そして継母を…』








フランス書院文庫の戦略かどうかは分かりませんが、基本的にデビューした時の「誘惑」または「凌辱」路線から次に真逆に来るケースはあまり無いようです。それでも一部に例外がありまして、例えば高杉圭氏はデビュー作品が「誘惑」でヒット→二作品続けて「凌辱」に挑戦→以降は「誘惑」となっています。犬飼龍司氏もデビュー三作品まで「凌辱」→四作品続けて「誘惑」→以降は現在まで「凌辱」に戻って来ていています。本作が凌辱回帰とは言え、主人公をあえて悪ぶらせているかのような違和感が拭えず、まぁ回帰しての慣らし運転と言うと失礼かもしれませんが、そんな印象を持ちました。


そんな前置きの上で昨年2月デビューの香坂燈也氏の五作品目となる新作は、再び「凌辱」に回帰しての刊行となります。




作品紹介(公式ホームページ)

優等生の仮面をかぶった青年は、最低の悪魔だった!
未亡人の肉孔をこじ開けるおぞましく膨らんだ亀頭。
女膣で灼熱を感じるたびに美弥子の唇からは悦楽の嗚咽が……
美女だらけの家で凌辱の限りをつくしていく将斗。
邪な視線は結婚を控えた長女・楓、さらには次女の菜々へ。
女に眠る欲望のすべてが暴かれる、ここは調教の家!


※あらすじは公式ホームページから引用しています。


当初は主人公が長女の婚約者かなとも思いましたが、公式ホームページの紹介を見ると恐らく違うようです。香坂燈也氏はこれから誘惑と凌辱の二足のわらじを履きながら、作品を重ねていく方向でしょうか。それにしても1年半で五作品目ですから筆が早いというだけでなく、実績を挙げていることの裏付けでもありますよね。

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弓月誠「〈年上の隣人〉僕に最高の秘密を教えてくれた女」

弓月誠「〈年上の隣人〉僕に最高の秘密を教えてくれた女(ひと)」
(フランス書院文庫、2006年4月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年9月18日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

隣人の朝香に片想いしている達也だが、バイト先の店長の奈緒と関係してしまう。二人のデートの帰りを見掛けた朝香は嫉妬している自分の気持ちに気付き、達也を誘惑することに。


【登場人物】

高岡達也
17歳の高校2年生。朝香の隣家に住んでいる。性的好奇心が強く朝香に片想いを抱いているが言い出せず、亜沙美に相談する時は朝香を夢想している。実は朝香も達也本人が相談してきているとは当初は気付いていない。童貞。

相沢朝香
達也の隣家に住む31歳。夫と結婚して10年になるが、海外出張の為1人暮らし。肩口までの髪にやや派手目な顔立ちに対し、ハスキー声の落ち着いた女性。寂しさを紛らわせる為、テレホンカウンセラーを始めたのをきっかけに、達也の悩みを知る。カウンセラーとしては沢田亜沙美と名乗っている。

小野寺奈緒
33歳。達也のバイト先の海外チェーンのカフェの店長で、3年前に夫を事故で亡くしている。目鼻立ちのはっきりした活発なお姉さん系の女性。米国本社への研修の話があるが迷っており、あからさまに奈緒の身体に魅とれている達也に興味を持ち積極的に誘惑する。


【展開】

達也の楽しみはカウンセラーの亜沙美と電話で話すことで、今日も帰宅するなり彼女と話し憧れの朝香と姿を重ねてオナニーする始末。とはいえ実物の朝香を目にすると想いを口に出せずにいた。そんなある日バイトの忙しさも一息ついた頃に朝香に頼まれて倉庫に移動するが、脚立に乗った彼女を支えきれずに巨乳に顔面を押し付けられながら受け止める。勃起に気付いた朝香から好きになるのに理由なんていらないと告白され、憧れのおっぱいを見せてもらい乳肉に顔を埋めながら手扱きで射精へ導かれる。

そして数日後閉店まで手伝った達也は朝香とお互いに肩揉みをして労うが、乳谷を見せて誘惑する彼女に唇を奪われ更にブリーフを脱がせられ露わになったペニスに手扱きしてくれただけでなく、舌先で尿道口を刺激されてあえなく射精する。一度の放精で萎えることのない達也の逞しさを見て、朝香は跪いて乳間にペニスを挟み込んで奉仕し再び射精させるのだった。

数日後亜沙美と電話で悩み相談をしていた達也は調子に乗るあまりに、エロいことを言わせてみたいという衝動に駆られて付き合っている女性とエッチなことをしたと話すが、亜沙美の怒りを買ってしまう。ひと月が経って何とか彼女の赦しを得られて安心すると、週末に朝香にドライブに誘われ海に出掛け、車内で露骨なまでに誘惑されて遂に念願の童貞喪失を果たす。夜遅くまで何度も身体を重ねた末に帰宅するものの、そこに朝香も外出から帰って来たらしく鉢合わせしてしまい気まずい雰囲気に。

隣人の少年に女がいるという重苦しい気持ちを抱えたまま朝香は亜沙美として達也少年の電話相談に乗ってあげるが、話を聞く内に彼が隣人と同じ人物だと気付き悩みを深めていく。そんなある日気怠さを感じた朝香は夕立ちを知らせに来た達也に気付かず、無防備な姿を晒したままリビングで眠りこけてしまう。
その姿に挑発された達也は乳谷を見ようと息を荒らげながら、朝香の身体に近付きオナニーを始まる始末。違和感に気付いた朝香も流石に狸寝入りしていられなくなり目を開けると、自分が気持ち良くしてあげると告げて、オナニーの見せ合いや口唇奉仕で立て続けに精を搾り取るのであった。

一方朝香と鉢合わせになった時の達也の表情を見た奈緒は身を退くべきだと悟り、週末に彼を初めて部屋に招くと本社研修の話を切り出す。別離を意味していると言外に匂わせると、最後の逢瀬だからと玉舐めやアヌスにまで舌を伸ばして限界まで焦らし口唇奉仕で精を受け止めると、最後は正常位で交わり一緒に絶頂に達してしまう。
そして達也は亜沙美に朝香や奈緒との経緯を電話で話すと、さも自信たっぷりにバラの花束を用意して朝香に告白なさいとアドバイスされ、半信半疑ながらも朝香の家を訪ねる。電話を使って亜沙美の正体を明かした朝香は一途な告白を受け入れ寝室に招くと、乳房に甘える達也のペニスを仰向けで導き乳谷に挟んで射精へ導く。そして年上の矜持を見せ挿入をねだると、正常位で交わり中出しを受け入れるのであった。


【レビュー】

本命と対抗の年上ヒロインとの恋愛感情に悩む少年主人公が登場する弓月誠氏の誘惑作品だが、本作で五作品目となるだけにこの頃から「」を使って擬音を多様した愛撫の文章表現を多様するようになる。いかにいやらしく表現するかは作家によって違うもので、その工夫には感心する次第である。

本作でメイン格となる朝香は「亜沙美」としてテレホンカウンセラーの仕事をしているが、主人公本人とは気付かず同じ名前の少年の悩みを聞いてあげる内にその姿を重ねていく。一方の主人公も隣人の朝香と「亜沙美」を重ねるが、十代の少年なだけに性的対象にしてしまい、しまいには恥ずかしいことを言わせてみたいと考える始末である。そんなデリカシーの無さそうな主人公に、何故朝香が惹かれていくのかの背景は必要だったかなと思う。

一方対抗格のヒロインが主人公のバイト先の店長の奈緒で、奔放そうに見えて実は未亡人である。こちらも朝香と負けず劣らずの巨乳で乳戯の描写もあり、弓月誠作品としてのお約束とも言えるのだが、主人公との年の差や本人の気持ちを汲んで自ら身を退く覚悟を見せる優しさもある。例外に漏れず対抗ヒロインの方が良かったのにと思う弓月誠作品らしいところで、仕方がないのかもしれない。


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2006/4/24 発売年上の隣人-僕に最高の秘密を教えてくれた女〈ひと〉著:弓月誠、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。〈電子書籍〉→ ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉→ 総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。「フェラとは違うやり方で気持ちよくしてあげるわ」想像を超えた豊麗な美乳で硬直を癒してくれる未亡人。「信じて……エッチな私を見せるのは...
年上の隣人-僕に最高の秘密を教えてくれた女〈ひと〉(著:弓月誠、フランス書院文庫)

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巽飛呂彦「僕と年上三姉妹 甘い同居生活」

巽飛呂彦「僕と年上三姉妹 甘い同居生活」
(フランス書院文庫、2007年9月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

父親の再婚で隣の幼馴染み三姉妹と義理の姉弟関係となった広海。同居から2年経ったある日、次姉の真琴に誘われ童貞を卒業し、長姉のあずさや末姉の伊織とも相次いで結ばれる。


【登場人物】

真藤広海
16歳。高校1年生。母親が他界し父親と2人暮らしだったが、2年前に父親が隣人だった三姉妹の母親と結婚した為、彼女たちが義理の姉になった。背が低く小さいときには伊織と真逆に少女のように見られており、それがコンプレックスにもなっている。童貞

真藤真琴
20歳。読者モデルも務める大学生で、170cmの長身にスタイル抜群なCカップの美女。男勝りな性格で広海のことを実の弟のように感じ、好意を抱いている。遊び慣れているように見えるが、男性経験は広海を含めて2人。

真藤あずさ
24歳。OL。おっとりした性格でバスト91cmのFカップ。過去にストーカーに付きまとわれた事から男性恐怖症に陥った時期もあったが、広海が好きだと分かって他の男に興味を抱かないことに気付く。処女

美浦伊織
16歳。広海と同級生だが数ヵ月早く生まれた為かお姉さんぶっており、照れ隠しから広海にきつく当たることも。校内では母の旧姓を名乗っている。水泳部のエースの割には筋肉質でなく、未成熟でスレンダーな体付きのAカップ。成績優秀でクラス委員長も務めている。処女


【展開】

父親の海外転勤に義母が付いていくことになり、三姉妹に囲まれる生活を余儀なくされた広海は、ある日自分の洗濯物だけでも洗おうと脱衣所にやって来る。姉たちの下着の華やかさに目を奪われ臭いまで堪能した広海は、誰も帰ってこないだろうとオナニーを始めるが、休講になり早く帰宅していた真琴に見付かってしまう。叱られた挙げ句に家を追い出されると覚悟し真琴の部屋に連れて来られるが、義姉は男の子の生理現象だからと受け止めてくれただけでなく、唇を奪われながら手扱きで射精させてもらうのだった。

一週間後広海は下校途中で真琴に誘われバイクに跨がってファッションホテルにやって来ると、これから起こることは夢の中のことだと言い聞かせるかのような雰囲気の真琴と初体験を迎える。少しだけ大人になった気がしてつい伊織に余裕をかました態度を見せてしまい、それがクラスメイトの疑惑を招くことになるとは気付く訳もなく、真琴と頻繁に身体を重ねていく。意外にも初心な真琴の一面を知って、更に深みにはまってしまう。

二週間後広海は真琴から男性不信に陥って彼氏ができないある人物と逢って欲しいと頼まれシティホテルへ来ると、部屋にいたのは何と長女のあずさだった。真琴に一杯食わされたと苦笑いするものの、広海はあずさのことを考えたら逃げるわけにもいかないとセックスしたいと求め了承を得る。真琴に教えてもらったように女体を蕩けさせるほどに愛撫をするが、肝心の逸物は萎えて焦るものの、あずさから口唇奉仕を受けると復活し破瓜へ導くのだった。

今度はあずさとだけ頻繁に密会を重ねていく広海だったが、真琴から誘われなくなったり伊織から避けられたりされてもその原因には気付かない。そんなある日あずさから真琴の本心を聞かされて納得するが、伊織のことは遠回しにいずれ分かることだからとはぐらかされる。
そしてインターハイを二日後に控え所用で夕方まで残った広海は伊織に声を掛けようと屋外プールへやって来るが、当の本人からは覇気のない返事ばかりでその内に倒れてしまい保健室におぶって連れていく。ひとまず姉たちにメール連絡した後で高熱にうなされる伊織を介抱しようと水着を脱がせると、思い掛けず綺麗な裸体に目を奪われる。ところが伊織が目覚めると初めは甘えてきたのに、意識がハッキリしてきたのか突然広海を罵倒し始め、駆け付けた姉たちにも大嫌いだと告げてしまう。

インターハイは棄権せざるを得ず失意に陥った伊織は熱が下がってもまる二週間部屋に引きこもり、そこであずさは既に自分たちの関係には気付いているはずだからと夜中に伊織が部屋を抜け出すころを見計らい、睦み合う姿を見せてショック療法を与えようと提案する。入浴を済ませた伊織はあずさと広海が絡み合うのを見て思わず秘所に指を這わせていると、真琴に現場を確保され服を脱がされて広海に処女を奪われてしまう。中出しされても表面上はツンツンしたままで抵抗をみせるものの、伊織はやっと吹っ切れた様子で復学する。

放課後に保健室の合鍵を使って広海にセックスを迫る伊織は、姉たちに負けないと同じ回数だけ抱くように求めるようになるが、ある休日にあずさの提案でシティホテルに連れて来られると未成熟な身体を見せるのは嫌だと拒んでしまう。するとあずさと真琴は無毛になった姿を披露し妹のコンプレックスを拭うと、あとは広海に選んでもらおうと告げる。年の順に一回ずつ中出しをした広海は、三人揃ってベッドに四つん這いになったのを見ると初めに伊織を抱き、夢のようだと歓喜するのだった。


【レビュー】

巽飛呂彦作品の黄金パターンである幼馴染みと義理の肉親要素を混ぜた本作は、良くも悪くも前作に似ており実は本作以降の作品でもよく見られる流れである。

主人公自身が内気で大人しめな性格というのもあって、幼馴染み三姉妹との同居生活に戸惑いを見せつつも本質はやはり男である。彼女たちの身体に興味を抱き、洗濯物の匂いに興奮していたところを次姉の真琴に知られてしまうのがきっかけとなる。彼女自身もまた姉のあずさも妹の伊織も実は主人公に対して単なる弟としては見ていないのは同じ立場だけに理解し、エッチなお姉さん役を振る舞いながら二人とも関係を結ばせる役割である。

主人公と8つ離れた長姉のあずさはおっとり天然型で、ストーカーに付きまとわれて傷付いた過去を持つけれども、主人公を想うと他の男なんて興味ない。それを真琴に見抜かれて純潔を捧げると、あとはいちばん年長らしい熟れた身体で誘惑を繰り返すのである。そして末姉の伊織は典型的なツンデレヒロインで、巽飛呂彦作品では「おっとりお母さんとツンデレ娘」としてよく使われるようになるタイプである。姉たちにコンプレックスを抱き、主人公も彼女たちに興味を持つだけになかなか素直に話は進まないものの、彼女のターンに入るとツンデレらしい変化を見せている。全体的に読みやすく、明るく楽しい官能作品と言えるだろう。



DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2007/9/25 発売僕と年上三姉妹-甘い同居生活著:巽飛呂彦、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。〈電子書籍〉→ ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉→ 総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。「ビクビクしないで、寝室へ入ってきなさい」ドア越しの挑発が、少年に一線を越えさせた。家族の目を盗んで次姉と溺れる「射精儀式」。秘密を知られた長姉、末姉...
僕と年上三姉妹-甘い同居生活(著:巽飛呂彦、フランス書院文庫)


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星悠輝「義母vs.同級生の母娘」

星悠輝「義母vs.同級生の母娘」
(フランス書院文庫、2014年5月、表紙イラスト:喜多啓介)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年9月7日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

義母vs.同級生の母娘
星 悠輝
フランス書院
2015-01-09



【あらすじ】

クラスメイトの由姫との初体験が失敗に終わった紀雄は、娘を思う亜紗美の手解きを受けるが、一方で義母の裕美子への想いが募り…。

【登場人物】

紀雄
高校2年生。産みの母親は紀雄が幼い時に亡くなっている。義母の裕美子を密かに慕っていたものの、由姫に優しくするうちに恋人として付き合い始めたばかり。童貞

裕美子
29歳。紀雄の父親と結婚したが、3年前に亡くなっている。在宅の事務の仕事に就きながら、紀雄の成長を見守る事に幸せを感じている。雪国出身の色白で豊満な肢体を持った女性。バスト98cmの巨乳。

由姫
紀雄のクラスメイトで黒髪の3つ編みをお下げにし、縁なしのメガネを掛けた才媛でクラス一の美少女。紀雄と付き合い出してからひと月になる。小柄で華奢な体つきだが、紀雄に可愛いと褒められ自信を付け始めた。処女

阿紗美
35歳。由姫の母親だが、会社経営者の夫は不在がちでセックスレスが続いている。結婚する前は海外でモデルをしていただけにスタイルが良く、由姫とは姉妹のような仲の良さ。

【展開】

誕生日の日に紀雄は由姫との初体験に失敗し失意のまま自宅に帰ると、父の三回忌というのもあって酔った裕美子を寝室までお姫さま抱っこしてベッドに寝かせると我慢出来ずにトイレに駆け込み、彼女の尿臭をオカズに精を放つ。一方で紀雄の逞しさに触れた裕美子も、亡き夫を想いながら久々にオナニーに浸ってしまう。

一方亜紗美は奥手な由姫に彼氏ができたことに素直に喜び、紀雄の誕生会の日に気を利かせて外出し頃合いを見て帰宅したが、娘の言動からどうやら初体験に失敗したと察し自分が一肌脱ごうと決意する。有名ホテルの最上階の部屋を予約し落ち着きのない紀雄にペッティングの仕方を教えたものの、避妊具を付けてあげただけで呆気なく果ててしまい、それでも復活する十代の少年の性欲の強さに圧倒されながら筆下ろしを果たす。しかし亜紗美も一度だけでおしまいにするのには名残惜しく、お掃除フェラでペニスをたぎらせると二度目の性交では軽いエクスタシーを感じるくらいまで高められる。

翌週学校から下校途中に由姫の自宅に寄った紀雄は、亜紗美とのレッスンの成果か落ち着いて破瓜に導くことに成功する。しかし紀雄の脳裏には別の女性の姿がちらつき、由姫もその違和感に気付いてしまう。次第に裕美子への想いを抑え切れなくなりある日泥酔し眠り込んだ彼女を寝室へ連れていくと目の前で自慰に浸るが、彼女が狸寝入りしていたのに気付き慌てて逃げた際に階段から転落し手足を骨折する。

退院し自宅療養となった紀雄の生活は裕美子に頼らざるを得なくなり、トイレで介添えを受けて尿の排出を手伝ってもらったり、包帯を交換する際に尻穴を清拭されただけで立て続けに射精してしまう。終いにはペニスの包皮を剥かれて恥垢まみれの亀頭を見られて恥をかきながらも、口で掃除してと難癖を付けると奉仕を受けて三度目の絶頂へ導かれてしまう。

紀雄の療養生活で何とか奉仕の姿勢を保っていた裕美子だが、彼が復学して帰宅するなり性戯を求められ、自ら尻穴を舐めてあげるからとバックして射精に導いてしまう。その晩喘ぎ声を聞かれているとは知らずに裕美子はオナニーしてしまうが、紀雄に見付かると申し開きが出来ずに禁断の関係に陥いる。正常位で呆気なく射精しても勃起したままの義理の息子の逞しさに逆らえず、繋がったまま四つん這いになって二度目を受け止める。避妊具を着けた交わりと安堵しつつも、翌朝裕美子は呼び名を「ママ」から「母さん」に戻すと、苦悩を浮かべながら由姫と付き合うべきだと諭し突き放すのだった。

紀雄の気持ちが離れつつあるのを感じた由姫は亜紗美の協力を得て自宅に泊まっていくように説得し、紀雄を挟むように露骨に母娘で身体を密着させて映画を観た後で入浴を勧める。紀雄は水着姿で乱入する母娘に唖然とするが、亜紗美から声を潜めて娘の大勝負を受け入れてあげてと懇願される。母のレクチャーを受けて口での愛し方を学んだ由姫は精を受け止めると、屈曲位で深く貫かれて失神する。次は亜紗美をバックから貫くと目覚めた由姫から責めるような視線を向けられるが、公認するわと微笑まれ最後は重ね餅にした母娘を交互に貫き射精する。

由姫や亜紗美との関係が充実するほどに罪悪感も否定できなくなった紀雄は、ある晩に裕美子が入浴している間に結婚指輪を取り上げると、由姫に連絡して別離を告げて相姦の覚悟を見せる。裕美子も息子の想いに応えるように避妊具を着けないでと求め、孕むことを望み生で繋がる。…数年後南の島で大学へ進学し裕美子と新たな生活を始めた紀雄は、帰宅すると前より豊かになった裕美子の乳谷にペニスを挟んでもらい愉悦の声をあげる。交わりを終えた紀雄は届いた荷物を開けると、かつて自分の誕生日には当たり前のように届いていた祖母からの贈り物だと知り、赦しを得られたのだと喜ぶのだった。


【レビュー】

2013年に 「罪母【つみはは】」 でデビューした作者の1年振りの新作で、実母や養母の2人と結ばれるハーレムエンドの前作と異なり、本作では最終的に義母の裕美子を選ぶ事になる。題名にあげた両者の対立の構図は決して交わることはなく、二者択一ということから同級生の由姫に取っては報われぬ結果になってしまっている。その母の亜紗美は積極的なヒロインとされているが、勿論娘想いの優しい母親に違いはなく、このまま押し切っても良かったのかもと思う次第である。

義母の裕美子へは普段は父からの躾けもあり、「母さん」と呼ぶようにされてはいるが、関係が進んでいくようになると「ママ」と呼ぶようになる。この呼び方の違いが二人の関係性でもあり母子相姦ものの肝でもあるのだが、残念ながら個人的には由姫と亜紗美母娘に対抗しうるだけの魅力を見いだせなかったように思える。至って現代的でポップな印象のデビュー作品を書いただけに、二作品目はクラシカルな展開を試みたのかもしれないが、ここはストレートに三人で主人公を愛する展開でも良かったのかな…という感想である。



DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2014/5/23 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「おばさんの身体、あなたのママより魅力がない?」バスローブからのぞく同級生の母親の豊かな乳房。太ももの付け根には漆黒の翳りと大人への肉扉が!熟女の魅力に抗えず、美母娘の躯に溺れていく少年。若義母・裕美子は最後の一線を越える決意をするが……35歳vs.29歳vs.女子高生……三つ巴の女の競い合い!★★★★★ 対抗機軸に芽生え生まれる義母への想い, ...
義母vs.同級生の母娘(著:星悠輝、フランス書院文庫)








2016年9月には約1年振りとなる五作品目の新刊が刊行されます。




お風呂もベッドもいつも一緒、過保護な華怜ママ。
柔らかいオッパイで微笑むモデル系の沙良ママン。
和服の下に熟れた肉体を隠し持つ美母・多江。
喉奥フェラ、巨乳パイズリ、手ほどき性交……
「今夜の相手は誰?」「淋しいわ」「慎也としたいの」
朝から晩まで僕を狂わせる淫らすぎるママたち!



「ママ」と「ママン」と「母」。相姦に拘った作品になりそうで、楽しみにしたいと思います。

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青橋由高「初恋の女の娘」

青橋由高「初恋の女(ひと)の娘」
(フランス書院文庫、2013年2月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

初恋の女の娘
青橋 由高
フランス書院
2014-07-29




【あらすじ】

教師の龍弘は憧れの先輩に瓜二つの凛々花に目を奪われていた。彼女は龍弘が視線を向ける理由を知り処女を捧げたが、間も無く母の依子を交えた3者面談の日を迎え…。

【登場人物】

須郷龍弘
35歳。独身。地歴科担当の教師。未だに初恋相手の依子の事を引きずっている。依子に瓜二つの凛々花に興味を持っているが、当初は母娘で有る事を知らない。酒に弱く母娘にその点を付かれてしまい、ペースを握られることも。一応女性経験は有る模様。

二ノ宮依子
36歳。龍弘の先輩。結婚してはいるが、夫は外に愛人を作っており帰って来ない。入学式の時には高熱を出して休んでいたので、三者面談で初めて龍弘が娘の担任だと知り、積極的に彼にアプローチして来る。少女時代から龍弘に目を向けられるくらい豊かな胸乳の持ち主。

二ノ宮凛々花(りりか)
16歳。依子の娘で母に瓜二つ。自分に熱い視線を投げ掛ける龍弘に興味を持ち、積極的にアプローチして来た。黒く長い髪で清純さを感じさせる少女。彼が視線を向ける理由を知って実力行使に打って出るなど計算高い所も有るが、随所に意地らしさも見せる処女。

【展開】

風邪をひいて体調を崩した龍弘のために自宅に押し掛けた凛々花だったが、彼に卵酒を飲ませて熟睡させた後で部屋の中を探ると、高校時代のアルバムに母の依子とともに写っている写真を見付ける。自分が母と瓜二つなのが原因で龍弘から見られていたのでは都合が悪い、母も交えた三者面談を前にして凛々花は再び龍弘の自宅を訪ねる。強壮剤を混ぜた日本酒入りのチョコを食べさせられ酩酊した龍弘に凛々花は精一杯の誘惑を仕掛けると、分別めいたことを言っていた彼も我慢の限界とばかりに教え子を四つん這いにさせて処女を奪ってしまう。

そして三者面談を迎えた当日凛々花が危惧していた通りに、依子との再会を喜ぶ龍弘が面談そっちのけで昔話に花を咲かせていることに嫉妬し、凛々花は足を伸ばして龍弘の股間に悪戯を仕掛ける。そして母を先に帰すとネチネチと言葉で龍弘を責め立てるが、並べた机に横たわるように命じられるとセーラー服を着たままタイツのシームを破っての情交を求められ、中出しを受け入れる。そしてお掃除フェラのつもりで龍弘のペニスに口唇奉仕をすると、搾り取らんとするばかりに二度目の射精へ導いてしまう。

龍弘と再会して数日が経ち、依子は真面目なはずの凛々花の行動の変化をみて龍弘に原因があると睨み、彼を飲みに誘うと先輩の威厳で日本酒を飲ませてしまう。それでも口を割る様子が無いと見るやラブホテルに誘うと、早くも龍弘が股間をたぎらせているのを見てズボンを下ろし唾液を垂らして手扱きし、これ以上を望むなら白状なさいと告げる。凛々花の身代わりを言い訳にしつつ誘惑された龍弘は、依子の未処理の腋の下に興奮した様子を見せて荒々しく抱き締めたものの、二度の膣内射精を済ませてもまだ情交を求められたじろぐ他になかった。

数日が経ち四度目の逢瀬は龍弘の提案で夜間の学校の中で、しかも高校時代に属したクラブの部室にて依子にノーパンノーブラで制服に着替えさせ、あの頃に戻っての校内デートの後で激しい交わりを繰り返す。そして夜も更けて自宅に戻ると、凛々花がたいそうご立腹な様子なのを見て依子との関係に気付いていると観念するが、凛々花に口移しで精力剤を飲まされ手首を拘束されて逆凌辱の形で交わりを強制されてしまうのであった。

翌日携帯を校内へ忘れて来た依子は龍弘と連絡を取ろうとするが繋がらず、学校へ電話すると龍弘だけでなく娘も早退したと聞かされる。その頃疲れもあって眠りこけていた龍弘が目覚めると、裸エプロン姿の凛々花が甲斐甲斐しく料理を作っている姿を目にする。無駄に賢い教え子にネチネチと嫌味を言われた龍弘は、流石に母娘揃っての付き合いはまずいから猶予が欲しいと帰るように説得するが、ここで凛々花が泣き出してしまう。どうにか彼女の機嫌を直させたものの、そこへ依子が乗り込んでくる。

劣勢に立たされていると察知し、依子は若い娘なんてその内他の男に興味を持つのだからとなりふり構わぬ反撃に打って出ると、凛々花は口では勝てないと悟りならば龍弘に決めてもらおうと提案する。龍弘は先に四つん這いにした凛々花に挿入すると依子にキスを求められながら、逆に依子と正常位で交わっている際には凛々花にタマを握られてと女同士で取り合いになり二回も射精に導かれバテてしまう。当初の目的と違う方向で張り合う母娘を見て龍弘は別れを告げようとする…ものの、そうはさせじと二人からキスを求められてしまい、彼の望む3Pに雪崩れ込む。依子と上に重なった凛々花の穴比べで龍弘は交互に挿入すると人生で一番幸せな瞬間だと確信し、依子の夫と対峙する時には頑張ってと二人に勇気付けられるのであった。


【レビュー】

「美少女文庫のメイドの人」というポジションがすっかり固まった作者の黒本四作目は、元は「特選小説」(綜合図書)の短編をベースとして書き直したものとのことである。典型的な母娘丼であり当時の黒本では際立って多く見られた設定に乗ったものと考えられるが、他の作品と異なるのは主人公が高校に通う少年ではなく30代の独身男で、ヒロインが高校時代の先輩とその娘というところが大きな違いである。これによりちょっとした哀愁もミックスされており、同級生がいるのに年上ヒロインに惹かれる少年という違和感のある設定は無くなっていると言えるだろう。

初めに教え子の凛々花に迫られて処女を奪うまでの流れとなるが、彼女自身がああ言えばこう言うタイプの「賢すぎる」娘であり、二回り年上である主人公とのやり取りが特徴的である。こうしたヒロイン像は作者の美少女文庫での作品に頻出されている「毒舌系ヒロイン」と相通じるものがあるが、もちろん美少女文庫の作品を読まなくても楽しめるのではと思われる。単に面倒くさいこじらせ娘と感じたのなら、凛々花の魅力は半減である。

次に凛々花の母親が憧れの先輩の依子だと知り、主人公と娘との良からぬ関係に知った彼女が娘の防波堤になるという口実で関係を持ち始める。こちらも娘と似たこじらせ系と言えば違いはないが、腋フェチの主人公に未処理だと指摘されて恥じらいを見せる描写は、やはり作者らしいマニアックさの一環でもある。

そして終盤ではなりふり構わぬ依子の攻勢に凛々花が味比べを提案し、主人公のネガティブな決断を否定して3Pに雪崩れ込むという流れもやはり作者のお得意とする展開ではある。全般的に手堅く纏めたのかなという印象であるが、だからこその良さが窺える作品といえよう。



DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2013/2/25 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。自分の教え子が、初恋の女性の娘だったなんて!高校教師・龍弘の人生を変えた運命の三者面談。「あの時」の記憶のように清楚で可憐な16歳・凛々花。胸乳も腰回りも「あの時」より成熟した36歳の依子。今、教室で、想い出とともに甘美な興奮がよみがえる。交わす蜜会の先に待っている、時を越えた最高の初体験!★★★★☆ がっぷり四つに主人公を奪い合う母...
初恋の女の娘(著:青橋由高、フランス書院文庫)







ここ最近の青橋由高氏の黒本作品は、元々が「特選小説」で発表した短編をきっかけとしていることが多いように思います。

・「特選小説」で発表した短編にリンクさせる新作を繋いだ短編集

七人のおいしい人妻
青橋 由高
フランス書院
2015-04-30




・「特選小説」のフォトノベルス「甘すぎる帰省」をモチーフとした作品





・「特選小説」で発表した短編プラスアルファ?の短編集




と強引にこじつけてしまいましたが、6月に長編を出したばかりなのに9月には短編集とはかなりヘビーなローテーションのような気もします。(因みに美少女文庫でも8月に新刊が出たばかりです)楽しみでありますが、ここら辺で一休み?いやいや多分年末には美少女文庫の新刊が刊行予定なのではと推察します。

tag : 社会人主人公 母娘丼 処女

黒沢淳「秘書室【三姉妹奴隷・女社長奴隷】」

黒沢淳「秘書室【三姉妹奴隷・女社長奴隷】」
(フランス書院文庫、2010年3月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

かつて出世頭として期待されていた倉橋は、前専務の娘の美樹に勝手に付きまとったあげくに凌辱しようとして左遷される。そして5年が経ち新社長に就任した緋紗絵に呼び戻されるが、倉橋の鬱屈した思いは美樹の結婚により増長しており、回りの女たちを堕としてやろうと決意する。

【登場人物】

倉橋恭介
35歳の独身男。ジュネス化粧品の秘書室長で社長専属の秘書。社内でも出世頭だったが、5年前に美樹に恋して手を出そうとしたために海外工場へ左遷させられていた。緋紗絵の社長就任に伴い、実績を買われて呼び戻されている。美樹に対する感情は今も変わっていない。典型的なサディストで海外赴任時に独自の媚薬を作り、美樹に復讐しようとしていた。外見は長身のイケメンだが、完璧な容姿と悪魔のように射るような視線に美樹は恐怖を覚えていた。

富島緋紗絵
38歳。元は女優兼モデルとして活躍していたが、コスメ関連の会社を立ち上げて化粧品会社の創業者社長と結婚。彼の急死にともなって二代目社長に就任している。社内の重役たちとは上手くいっていないらしく、恭介を使って自分流の改革を進めようとするのだが…。Jカップで巨臀の熟れた未亡人。

水原美樹
27歳。亡くなった時任前専務のひとり娘で、水原専務の長男と2年前に結婚し、秘書として働いている。大学院に通っていた時に倉橋から一方的に迫られ、ストーキングの末に凌辱未遂に遭っている。母方には外国人の血が混ざっており、透き通るほどの白肌に綺麗な双眸で、Eカップのバランスの良い身体付き。

篠宮由梨
26歳。水原専務のひとり娘で元から年上願望が強く、二回り歳上の篠宮部長と結婚したばかり。フランス語に堪能な実務派の秘書。義姉に当たる美樹や義姉に当たる桜子に対しては秘かにライバル心を抱くが、社長夫人の緋紗絵に対しては会社を乗っ取られたとの思いが強く、倉橋に利用される。乳房の大きさは美樹と同じくらい。

篠宮桜子
22歳。篠宮部長の腹違いの妹で独身、受付担当の秘書。美少女といった趣で細身の割には、乳房だけは大きくGカップとアンバランスなところが魅力。結婚して間もない兄が浮気をしていて、更に会社の裏金を横領している事実を倉橋に掴まれ、凌辱されてしまう。


【展開】

海外工場の副主任として左遷させられていた倉橋は、夫の急死に伴って社長に就いた緋紗絵に呼び戻され、わざわざ土曜日にも関わらず社長室で出迎えを受ける。緋紗絵が水原専務一派を排除したいとの思いで自分を手駒にしようとしているのを知り、倉橋はただ利用されるだけでは済まないとばかりに秘書室長に就任して間もなく、帰社する途中のリムジンの車内で緋紗絵を誘惑する。予め飲み物に仕込んだ酩酊薬の効果で緋紗絵が倉橋の股間に触れて来たのを確かめると、喉奥まで奉仕させながら秘所がびしょ濡れなのをなじりながら口内射精する。
そして社長室に戻りクスリの効き目で呂律が回らないほどになった緋紗絵に対し、倉橋は肥大した乳突起を散々弄り抜いてから後ろ手に縛ってバックから巨根を貫く。二度目の射精だけで収まる訳もなく、更にもう一度精を注ぎ込むが、倉橋は社長室と秘書室を繋ぐ窓から灯りが漏れているのを見付け、立ち去る人影を追うと桜子だと気付き自ら罠に飛び込んでくれたとほくそ笑むのだった。

社長室での情事を覗いてから一週間後桜子は美樹にだけはと倉橋の行状を打ち明けるが、その週末に美樹は役員と同行し九州へ出張しなくてはならない。倉橋は美樹の態度から桜子から話を聞いたと察し、彼女が不在の折りを狙って資料室で会議の準備をする桜子に声を掛ける。恥ずかしいことを見られたから桜子も同じことを見せてと迫り、切り札とばかりに兄の篠宮部長が由梨に隠れて浮気していたり、裏金を横領していたという事実を突き付ける。
倉橋と共に興信所の社員と話を聞いた桜子は不安を抱くが、彼が仕込んだ催眠薬で眠らされ自宅マンションに連れ込まれてしまう。倉橋は塗り込まれた媚薬の効果で乳房や秘所を弄り回し、桜子に水原専務一派の一掃と美樹への復讐が目的だと告げるが、当の彼女からセフレではなく恋人にしてと懇願される。端からそのつもりはない倉橋は桜子の口唇に一発、処女穴へも体位を変えながら交わり最後は駅弁で二発目を放ち気絶させるほどの快楽を与える。

十一月に入り社の屋上で桜子が倉橋と抱き合っているのを見た由梨は、義妹が直前にお見合い話を断ったのもあり怒り心頭となるが、倉橋は飄々として夕方になったら説明するからとかわしてしまう。美樹も同席すると桜子から聞いた倉橋は事前の準備を怠らず、秘書室に戻ると内鍵を掛けて美樹と由梨にはクスリを仕込み、更に会議室を盗撮出来るようにカメラを立ち上げてから話を始める。クスリが効くまでの時間稼ぎをしている間に美樹と由梨に攻撃を受けるものの、倉橋は効き目で動けなくなった二人の自由を奪うと由梨の身体を嬲り始め、美樹に貞操を奪われたくなければ自分に愛の言葉をと要求する。
次第に美樹が酩酊し始めると、倉橋は桜子に服を脱がせて秘所を露わにし眠らないようにクンニしろと命じる。一方義姉にはもう期待できないと絶望に陥った由梨は四つん這いで倉橋に貫かれただけでトランス状態に陥り、中出しを受けると失神してしまう。意識を取り戻した美樹は、椅子に縛られたまま由梨の元へ移動し慰めようとするが既にラリってる状態で、そんな美樹を見て倉橋は別の媚薬を用意すると剥き出しの秘所に薬を塗り込む。美樹は犯される由梨や桜子を見て悶々としていたが、倉橋はマーキングだと告げて砲身を美樹の美貌に向けると、大量の精を浴びせるのであった。

盗撮していた淫らな画像をネタに美樹を脅し、社内の至るところで由梨と桜子を抱くが、当の二人の牝奴隷たちから美樹だけお預けのはズルいと不満を突き付けられ、ならば恥辱を与える機会をとバイブ付きの下着を美樹に穿かせたまま会議に参加させる。昼休みにトイレに行かせてもらっていなかっただけに、会議の最中にお漏らししてしまった美樹は慌ててトイレへ駆け込もうとするが、そこまでの間に複数の社員に行状を見られてしまいフラフラになったところを倉橋に確保される。
地下に停めた車の中で口移しに睡眠薬を仕込まれた美樹が目を覚ますと会議室におり、既に午前0時を迎えた中で何と夫が全裸で椅子に拘束され、更にペニスはたぎらせたままの状況に混乱を隠せない。そして倉橋が緋紗絵たちを連れて現れるが、既にクスリで催淫状況に陥っている緋紗絵が有無を言わさずに夫に跨がりセックスを始めてしまう。由梨と桜子も夫に絡み付くのを見た美樹は、倉橋の身勝手な論理に反論する間も与えられず巨根で貫かれ中出しされるが、二度目とばかりに口唇奉仕を求められる。夫は桜子の次に実妹の由梨との性交を強いられている中で、倉橋からは後ろの穴をローションで解されペニスを挿入されると初めてにも関わらずその倒錯した状況で絶頂を迎えてしまう。

そして翌春になり水原専務を解任し会社は緋紗絵のものとなったが、実権は倉橋が握り相変わらずクスリを使った性交を繰り返していた。水原の息子と離婚した美樹は会社を辞められるはずもなく、緋紗絵や由梨から激しい嫉妬を受けながらも奴隷の一員として奉仕を求められる。異国のリゾートホテルでさながら王のように振る舞う倉橋は、美樹を嫉妬させようと若い秘書を仲間に入れるからとお披露目する。美樹は若い娘や緋紗絵たちになんか負けないという気持ちが沸き上がるのを感じながら、倉橋に後ろの穴を貫かれるのであった。


【レビュー】

いわゆる巨根主義を地でいく主人公の倉橋が左遷の憂き目に遭ったものの、元はいうと専務の娘である美樹に手を出したのが原因で、相手の気持ちなど一切考えずに迫ったのだから自業自得といえばそれまでと言えるだろう。そんな彼が5年の時を経て社長に就任した緋紗絵により本社の秘書室長として呼び戻されているが、彼女に取っては社内を牛耳る別の専務一派の力に対抗する必要があってのこと。主人公もそれを熟知した上で、初めに狙われるのがこの女社長である。

本作の特徴としては主人公の巨根という要素は、ヒロインたちに口唇奉仕させる時に嘔吐く(えずく)ほどのいう描写に使われるが、何よりも目立つのはほぼ全編に渡って彼が調合した酩酊薬や睡眠薬などのいわゆる「クスリ」の類いを使ったヒロインたちの乱れっぷりが多用されている点である。緋紗絵の段階からアクセル全開で描写を繰り返しているせいもあって、巨根でイケメンなはずなのにクスリに頼りきりの主人公が単に卑怯にしか思えず個人的な好みに沿わないので、「そうなんだ」という感想を抱いた次第である。

題名にあるように「女社長」と「三姉妹」に関して別々にしているのは、社長夫人として亡き夫の後を継いだ緋紗絵と、義理の三姉妹に当たる美樹・由梨・桜子との間に確執があり、特に社内で実務を執る専務の愛娘の由梨にその思いは強く主人公に上手く利用されることになる。 彼女の夫の妹に当たるのが桜子で主人公と緋紗絵の性交を見てしまい「クスリ」を使った交わりであっという間に奴隷と化し、そんな義妹の淫らな様子に不審を抱いた由梨も巻き込まれ、美樹も縛られたまま主人公に犯されるのを見守るしかない状態にされてしまう。

そして美樹の全てを奪うための儀式として彼女の夫で専務の息子でもある男の目の前で主人公は彼女を抱くだけでなく、美樹の夫には逆凌辱の形で緋紗絵や桜子だけでなく実妹の由梨とも性交を強いられるという流れはもはや破滅的ですらある。そしてエンディングでは全てを奪われた美樹が諦念を抱きながら奉仕するのと、ヒロインたちを侍らせる主人公との対比が何とも皮肉なもので、この段階でも「クスリ」に頼る主人公に残念なものを感じてしまった。






2010年3月の本作を最後に刊行が途絶えていましたが、2016年9月に約6年半振りに五作目となる新刊が刊行されます。

隣人狩り (フランス書院文庫)
黒沢 淳
フランス書院
2016-09-26



熟女らしい濃厚なフェロモンを振りまく雪乃(39)
哀しげな喪服姿が男心をくすぐる未亡人・亜矢子(31)
瑞々しさがあふれんばかりの若叔母・紗耶香(25)
いつも優しく微笑み挨拶してくれる隣家の美女たちの、
豊尻を晒し並べ、僕の肉茎で嬲りたい、冒したい!
豪介が抱く「隣人狩り」の欲望が、ついに弾ける瞬間が!



※あらすじはAmazonより引用しています。

若叔母25歳が出てきますから主人公の年齢が若いのは察しが付きますが、これまでの黒沢淳作品では「凌色の家 義母と三姉妹」の印象に近いように感じます。少年主人公がクスリだのなんだのは使わずに、自らの精力でヒロインをメロメロにしていくなら良いなとは思いますが、どうでしょうか。

tag : 社会人主人公 姉妹丼 処女

巽飛呂彦「魔獄弓道場 引き裂かれた胴衣 」

巽飛呂彦「魔獄弓道場 引き裂かれた胴衣」
(フランス書院文庫、2013年7月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年9月3日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

魔獄弓道場 引き裂かれた胴衣
巽 飛呂彦
フランス書院
2014-08-19




【あらすじ】

生活苦の為弓道場を売り払う事に決めた未亡人の志乃は不動産業を営む啓児に貞操を奪われ、一方娘の聖來も啓児の甥の夏彦に狙われ処女を奪われる。

【登場人物】

高槻大(まさる)
高等部の2年生。幼馴染みの聖來や志乃に想いを寄せている。童貞。オナニーシーンのみ。

吉岡志乃
36歳。聖來の母。生活苦の為先祖から受け継いでいる弓道場を閉鎖し売却する事に決めた。10年前に教師だった夫と死別。外に出て働いた事が無く、世間知らず。Fカップ。

吉岡聖來(せいら)
高等部の2年生。志乃の娘。テニス部に所属しており、密かに大に想いを寄せている。Cカップの処女。

江藤夏彦
大や聖來の同級生で、テニス部に所属する大の親友。サラサラの髪に甘いマスクで、表面上は大とつるむ悪友で特定の女性と付き合っている様子は無い。父は不動産会社の社長で邸宅に住んでおり、メイド兼父の愛人を宛がわれている為女には事欠かない。父のお下がりでなく魅力的な聖來を堕とそうと、色々と彼女に屈辱的な調教を仕掛ける事に。

藤原啓児
夏彦の父方の弟(叔父)で不動産業を営む。普段は派手な色の服に金の装飾物を付けるなど、あまりマトモとは思えない男。偶々兄から紹介された物件が志乃のものと知ると、自慢のシリコン入りの長大な逸物を駆使して彼女を堕とそうとする。


【概略】

始めは大の視線で志乃と聖來への想いが描かれるものの舞台は暗転し、聖來は夏彦とのデートの最中に、志乃は啓児との契約の後で薬を盛られ無理矢理貞操を奪われてしまう。

大に関係をバラすと脅された聖來は夏彦に学校の中で露出調教させられ、志乃は資金援助をエサに啓児に弓道場で何度も調教されてしまう。夏彦と啓児は元々ゲーム感覚でどちらが先に堕とすかを競っていたが、弓道場で母娘を対面させ仕上げとばかりに代わる代わる二人を犯し抜いて完堕ちさせてしまう。

大は母娘の異変に気付いて何とかしようと思うものの、その都度夏彦が差し向けた人間に邪魔をされてしまう。その内に登校しても全く目を合わさない聖來の様子に不審に感じ、久々に吉岡家を訪れると二人の凌辱男に犯されているというよりは、情を寄せているようにしか見えない母娘を目にし敗北感を抱くのだった。

【レビュー】

巽飛呂彦氏の黒本48作品目でかつデビュー20周年に刊行された作品で、誘惑作品にシフトしてからはR文庫にて『女侠客傳・お京無惨』を刊行して以来の本格的な凌辱作風である。タイトルから想像すると胴衣を着る母の志乃がメイン格かと思われるが、実際は聖來が夏彦に調教される部分が主軸になっており、志乃と啓児の部分はおまけと言った方が良いかもしれない。

聖來は大に対して幼馴染み以上の感情を持っており夏彦に処女を奪われても気持ちがすぐ彼になびく訳ではないし、女の扱いに慣れすぎている夏彦もそうした彼女の反応を見て楽しんでいるように見える。彼による責めは典型的な調教パターンで、一度関係したのをきっかけに学園内でローターを使わせたり、授業中に外で露出させたりと作者の過去の作品でも見られたシーンである。

志乃の凌辱場面は啓児の自慢の逸物に頼る部分が多く、情操を奪われて夫や娘に詫びる部分があまり感じられなかったが、2人の男に命じられて母娘がレズ絶頂するシーンはやはり巽飛呂彦作品らしいところであろう。聖來に想いを寄せる大は聖來との折角のデートを夏彦の差し金で邪魔され、気付くと母娘とも奪われてしまっている。個人的にはその要素は馴染めず、二竿にするなら寧ろ志乃が好きな大と聖來を堕としたい夏彦の2人で攻略する流れの方がまだ良かったかもしれない。

最初に述べたようにデビュー20周年の作品とはいえ、シンプルな作りの帯からしても分かるように作者自身は記念のつもりではないようだし、これからも書きたい作品を書いていくという決意なのではないかと思われる。(2016年現在)美少女文庫では「異世界転生」を題材にしたり、「脅迫調教」を思わせる作品を出したり精力的な反面で、黒本では刊行ペースが落ちてきているのがやや心配ではあるが…。

tag : 母娘丼

一柳和也「完全支配 彼女の母、彼女の姉、先生の奥さんを…」

一柳和也「完全支配 彼女の母、彼女の姉、先生の奥さんを…」
(フランス書院文庫、2016年7月、表紙イラスト:丹野忍)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)






【あらすじ】

素行の悪さで有名だった石野は父親を亡くしたこともあり、保護者会でメンバーの中心となって自分を虚仮にして来た志穂を毒牙に掛ける。そして彼女の長女の紗季も犯し次女で恋人の香澄とも関係を結ぶが、香澄が石野の性欲の強さに辟易して担任教師の有岡の妻の奈美に相談したことから、彼女も巻き添えとしてしまう。


【登場人物】

石野翔太
高校3年生?父親は貸金業を営み、病弱な実母をよそに愛人を作っており、憎しみを抱きつつも権力欲に惹かれている面も。その父が亡くなったばかりで後継者となり、これまで愛情に恵まれずに育ったせいか、常に傲岸で厚かましい口調で応対する。女性経験は豊富。

村山志穂
38歳。実家は代々医師を務めている名家だが、志穂自身が病弱なこともあって婿に迎え総合病院の院長にさせている。夫との間に娘が二人いるが、元来の理知的な性格もあって現在はセックスレスの状態。石野の父親の悪行の噂を聞いて保護者会の中心として、排斥運動を繰り広げていた。

村山香澄
今年石野の通う学園の高等部へ進学したばかり。母や姉に似て真面目で貞操観念が強く、ショートボブの似合う可憐な印象の美少女。中等部の時から翔太に目を付けられており、3ヵ月前から恋人関係になったものの、翔太の性欲の強さに辟易して奈美の元に身を寄せることに。

村山紗季
19歳。今年医大に進学し実家から離れ、一人暮らしを始めたばかり。高校時代には陸上部のエースで生徒会長も務めているほどの才色兼備な美女。実家に戻って来た際に志穂の異変に気付いてラブホテルまで尾行し、巻き込まれてしまう。

有岡奈美
28歳。香澄の中等部時代の担任教師で、3年前に10歳上である石野の担任教師と結婚したが、子どもが出来ずに悩んでいる。ショートボブの似合う美女で、Cカップ。


【展開】

石野に呼び付けられて彼の自宅へやって来た志穂だったが睡眠薬を仕込まれ、目を覚ますと全裸で拘束されていることに気が付く。なす術もなく秘所の熟れ具合を批評され、正常位で犯されて中出しされるが、石野の桁外れの性欲に愚弄され三連発で犯されることに。それから石野は志穂の自宅を訪ねて来ては毎日のように調教を与え続けるが、ある日香澄を抱いた後志穂の自宅に来ると、処女血の付いたペニスをくわえさせる。娘の防波堤になるという拠り所を失った彼女は、石野に命じられるままご主人様として従うようになってしまう。

数日後実家に帰省した紗季は母の異変に気付き後を尾行すると、忌み嫌っていたはずの石野とラブホテルへ入っていくのを目にする。石野は当然彼女がつけていたことに気付き志穂を見送ると、紗季に声を掛けて居酒屋で睡眠薬入りの酒を飲ませてしまう。自宅へ連れていき二週間に渡って監禁調教した石野は、母親と同じように全裸拘束したまま紗季の処女を奪い、その仕上げとして志穂の自宅で母娘を対面させる。
同じ奴隷でも紗季が上、志穂が下と位置付けさせると、紗季に母親の秘所をクンニさせたり、双頭ディルドゥを付けさせて志穂の後ろの穴を貫かせたりする。こうして志穂と紗季は理性を失ってしまい、二人は口付けを交わしながらご主人様の子を身籠ろうと約束する。

村山家の女たちとそれぞれに関係を結んでいた石野だったが、何故か香澄だけは肉交を避けて逃げるようになったことに疑問を抱く。調べた結果奈美に相談するため身を寄せていると知った石野は、有岡に近付くと睡眠薬入りのビールを飲ませて介抱を口実に家に侵入する。奈美は石野を追い出すと性欲を持て余し寝室でオナニーを始めるが、石野が部屋に乱入し弱味を握られてしまう。指愛撫だけで二度も絶頂した奈美の反応を楽しみながら石野はペニスを挿入すると、一晩中眠りこける有岡の側で彼女を犯し続けるのだった。

石野は二週間に渡って有岡家に居座り、夜になれば有岡に睡眠薬を飲ませて眠らせると、志穂や紗季にしたように奈美に粗相をさせたり、朝から口唇奉仕させたりして彼女を奴隷としてしまう。奈美の妊娠を検査薬で確認した石野は、総仕上げとして奈美を使って香澄を呼び出すと、又もや睡眠薬を使って眠らせると全裸にして拘束する。香澄は人の変わった奈美にいきなり秘所を舐められて動揺を隠せずにいたが、更に志穂と紗季まで現れて二人がレズだと知ってすっかり混乱に陥ってしまう。
女三人でレズプレイを仕掛けさせ香澄の理性を崩壊させた石野は胤付けを済ませると、帰宅した有岡が状況を飲み込めずにいるのを見て、機は熟したとばかりに担任教師へ女遊びの事実を突き付ける。父母のこともあり奈美を差し出すことを承服させ、石野は女たちを連れて別の集合住宅へやって来ると、そこで村山が見知らぬ母子の家に入り浸っていると糾弾する。志穂にかつて家政婦として雇っていたその女と子供まで作っていたと教えると、話は付いたとばかりに自宅へ戻るのだった。


【レビュー】

「暴走の貴公子」と銘打たれた新人作家で、官能大賞にの選考落ちの作品をブラッシュアップさせたものと思われる。「圧倒的な濃度」を訴えているだけに、確かに出だしの20頁弱で早くも本番(凌辱)描写が始まっているのでそのアピールの通りには違いない。

主人公は高等部に通う少年だが、後輩である【香澄】(1年生)に興味を抱き恋人として付き合ってはいるものの、元来持ち合わせている獣性を抑えて振る舞っている。しかし彼女の母親の【志穂】(38歳)は知的で貞操観念が強く、保護者会の中心として父が悪名高い高利貸しとのことで主人公を排除しようとしていたのもあって、彼の最初の標的とされてしまう。知的な割には主人公の巨根にあっさりと堕ちていくのはお約束の範囲だが、それでも粗相をさせたりクスコを使って覗いて恥辱を与えたりとネチネチとした責めが続く。

続く標的は香澄の姉【紗季】19歳だが、こちらは破瓜の描写がある点を除いては基本的に志穂と同じ責めが続くものの、その後はヒロイン同士の交わりを強制される場面もある。ここまでなら彼女の母姉を堕とす展開だが、そこで香澄が主人公の性欲の強さに辟易し逃げ込む先が中等部時代の担任教師の【奈美】28歳である。当然ながら主人公の毒牙に掛かってしまうのだが、母娘たちとは違って当初はソフトな流れで始まり、しかしながら後で完堕ちさせていくまではやはり似た展開である。

終盤は香澄も交えての乱交という流れだが、志穂や奈美の夫それぞれに不義の事実が主人公の手により発覚し、彼女たちがその現実を目の当たりにして主人公に付いていく形となっている。孕ませに拘る主人公の本心は明らかにはならないが、表面上は家庭を壊さずにいるのは恐らくは家庭環境に恵まれなかった彼なりの配慮とも思われる。

新人さんということだが、デビュー作品からこの濃度の濃さだと次作品のハードルはかなり高くなるように感じられる。また主人公の口調の切り出しで「ふふふ」などの多用、またヒロインたちへの調教の仕方がワンパターン過ぎており、この辺りは工夫の余地があるのかなと感じた次第である。

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tag : 高校生主人公 姉妹丼 デビュー作品

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

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