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2015年の総括

管理人のにゃらです。いつも拙サイトにお越しいただき、ありがとうございます。年の瀬に差し掛かったこの時期でもありますが、どうぞしばらくお付き合い下さい。

1985年に創刊されたフランス書院文庫が「黒本」としての今の地位を確立し、早くも30年が経ちました。そんなメモリアルイヤーなだけに、「復刊シリーズ」やハード凌辱路線の「フランス書院文庫X」などが出版されています。
(こうした施策は年単位の長いスパンでやられた方が良いですよね…。)

今年2015年に出版されたフランス書院文庫72作品の内、凌辱作品が32作品、誘惑作品が40作品と2014年とは逆転しています。恐らく上で述べた施策が凌辱作品中心であることから、バランス調整をなさったのかなとは思われます。

【官能大賞受賞者の増加】

昨年よりフランス書院文庫官能大賞の選考が年2回となって以来、毎回受賞対象者が出るようになっています。受賞対象者は出版可能レベルであることから、比較的早いペースでデビューに至っていますね。

第12回:七海優さん(新人賞)
第13回:香住一之真さん(特別賞)
第14回:花邑薫さん(新人賞)
第15回:冬木弦堂さん(新人賞)
※第15回は特別賞もいますが、まだデビュー予定は決まっていないようです。

一方で惜しくも次点からデビューに至る方も少なくないですが、個人的には僅か9ヵ月で3作品を刊行と勢いのある香坂燈也さんに来年も注目していきたいと思います。

【2015年は作風が変化?】

恋人やパートナーとひたすらイチャイチャする作品は、ただの恋愛小説でしかない。自らもしくはヒロイン自身に手を出してはいけない要素があるからこそ、官能たる所以と勝手に決めていますが(苦笑)
まぁ道徳に背くから背徳、規範から外れるから倒錯と呼ばれる訳で、今年は特に小日向諒さんが出された二つの作品がそれを象徴しているのではないでしょうか。小日向さんだけでなく、年齢を出しづらい男子が主人公の作品、高い年齢のヒロインが出る作品など全体的に色々と模索している感じはしますが、いかがでしょう。

【レビュー数】

今年出版されたフランス書院文庫72作品中、52作品もレビューしていた事に対し今更のように驚いている次第ですが(苦笑)、2016年は少し数を抑えていこうかと思案中です。ここまで増えると索引を作るのも一苦労なので、申し訳ありませんが検索ツールを使って探してみて下さい。

総括と言ってもあまり深い考察が出来ず、申し訳ありません。来年もマイペース更新でいきたいと考えていますので、どうぞ宜しくお願いします。皆さま良いお年を。

テーマ : 二次元総合 漫画・エロゲー・小説・エロアニメなど
ジャンル : アダルト

絢瀬簾「人妻温泉ホテル【ふたりきり】」

絢瀬簾「人妻温泉ホテル【ふたりきり】」
(フランス書院文庫、2015年12月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

日帰り旅行でハプニングに遭いホテルのフロントで宿泊出来ないかと押し問答を繰り返す舞梨の前に、かつての恋人である拓実が現れあたかも妻であるかのように機転を利かせ一泊出来る事になった。共に未練を抱く男女が同じ部屋でする事は一つとばかりに、朝まで休まずに身体を合わせるのであった。

【登場人物】

斉藤拓実
舞梨と同じ位の年齢?の会社員で、3年前に半年間彼女と爛れた情交三昧の日々を送っていた。互いの素性をよく知らないまま身体を合わせる事に舞梨が恐れを抱き別離に応じたが、実は未練たらたらで恋人も作らずにいたらしい。20cmクラスの巨根。

奥沢舞梨
30歳。拓実との爛れた生活にピリオドを打ち、2年前に一回り年上の夫と結婚した。90cm超の巨乳で一見すると若妻らしい貞淑さと、可愛らしさが同居する美女。

【展開】

日帰り旅行の途中で友人が急病で倒れ、あれこれ手配している内に終電に乗り損ねた舞梨はあるホテルのフロントで当日宿泊出来ないか交渉していたが、そこに拓実が現れ妻として扱いツインルームに宿泊するように告げられる。
夫に連絡し人心地付いた舞梨だが、いきなり拓実に抱き付かれ手首を縛られる。表面上は一泊の対価と装いつつ、元カレの気遣いに感謝した舞梨は無抵抗のまま正常位で貫かれ、身体は忘れていないとばかりに早々と潮を吹いてしまう。そして巨根に口唇奉仕した後で、相互愛撫しながら口内に放たれた精液を受け入れるのであった。

萎えることの無い拓実のペニスに触れていた舞梨は、露天風呂で公衆の面前に晒す訳にはいかないと自ら背面屈曲位で挿入をせがみ久し振りに拓実の精液を膣内で受け止める。そして日付が変わる頃二人で混浴の露天風呂に入るが、再びたぎらせたのを見て対面座位で繋がり始める。そこへ老人が入浴しようと現れ二人は肝を冷やすが、湯煙と老いでよく見えないのを良い事に二人は交わりを解く事もなく相互絶頂に至るのだった。

部屋に戻った舞梨はベッドに横たわり眠っていると一人ぼっちで荒野を歩く悪夢を見てしまい、目を覚まして拓実が部屋にいないのを見て後ろの穴まで使ってオナニーし失神してしまう。ふと意識を取り戻すと拓実に心配され、実はたった10分しか経っていないのを知ってもう離れないで欲しいと願い、喉奥までペニスを受け入れ精液を胃に収める。

深夜3時を回り舞梨はもう寝ないでチェックアウトするまで拓実を離すまいと体位を変えながら二度の射精を受け止め繋がり続けるが、そこへ夫から卑猥なメールが送られて拓実の嫉妬を招く。夫に電話をする羽目に陥り、テレフォンセックス紛いの行為で夫と拓実の二人に貫かれたようで背徳感を得る。

朝を迎えうっかり眠ってしまった舞梨は拓実から食事を取らずに大丈夫かと問われるが、彼女は自分より食事の方が大事なのと拗ねてみせるとまずは口で、更には乳谷に挟んで精液まみれになる。そしてチェックアウトまで残り僅かとなっても、繋がったままで動こうとせずに30分が経ち…。結局一泊で8回の射精と30回のアクメを迎えた二人は、10時前にフロントを出て別れを告げるのであった。

【レビュー】

絢瀬簾名義の作品刊行はデビュー作品の「マンツーマンレッスン 熟妻と青年家庭教師」以来約4年振りという状況で、昨今の売れ行きを見る限り敢えて「新人」として再デビューなさった方が売れる可能性が高いと思われるが、恐らくは本作が作者の独特の文体を活かした舞台設定に他ならないからであろう。
この作者の文体の特徴は登場人物の心理描写となると、まるでポエムのように短文改行と同じワードを繰り返し用いる点にある。例えば舞梨が拓実を受け入れる際に、何度も「三年ぶりの」と数字を出して描写している。流石に同じ頁に多用されると「分かったよ」という感も否めないが、生々しさと臨場感は感じられる。実は一晩だけの逢瀬、この瞬間だけはという本作ならではの舞台設定だと、妙な説得力を持たせているので不思議である。

元々は好き合っていた者同士が何時しか好きモノ同士となり別れを決断したものの、旅先だからこその解放感から一晩交わりまくりの描写が続く。ただ官能小説という属性であまり拘るべきではないかもしれないが、性器のことを卑語でそのまま頭に浮かべるヒロインはそうはいないだろうと思う。
要するに場面によっては、男性人物が二人いるかのような印象を与えるのはちょっと割り引きが必要かもしれないということである。確かに全般に渡って淫猥さは全開で、端的に言えば「いやらしい」ことに違いはないのだが…。何でも明け透けなのは、必ずしもプラスにならないように思える。

tag : 社会人主人公

香坂燈也「故郷の若未亡人vs.幼なじみの姉妹」

香坂燈也「故郷の若未亡人vs.幼なじみの姉妹」
(フランス書院文庫、2015年12月、表紙イラスト:新井田孝、白表紙版:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

体調を崩して前の会社を退職し生家のある田舎に帰郷した良樹は、憧れのお姉ちゃん的な存在だった彩花と再会する。翌日幼馴染みの雪菜・藍姉妹とも再会したが、藍の健気さに負けて関係を結んでしまい、彩花への想いを貫くか迷う事に。

【登場人物】

仁坂良樹
25歳。食品会社に勤めていたが過労で倒れ、退職して郷里に戻って来た。実家は数年前に郷里から離れた所に移り住んでおり、現在は身寄りもいない状況。女性経験はある。

久沢彩花
32歳。高校を卒業し働き始めた造り酒屋の当主に見初められ結婚。小学生の息子がいるが、3年前に夫を亡くしている。かつては仁坂家の隣に住んでいて、憧れのお姉ちゃん的な存在だった。

野中雪菜
27歳。夫は地元信金の課長で出世頭と噂される。子供はいない。かつて仁坂家の近所に住んでいたが、引っ越ししてからは疎遠になっていた。腰まで伸ばした髪に気が強くワガママなお嬢様タイプで、小柄で色白で、凹凸が少なく未成熟な体型。

野中藍
23歳。雪菜の妹で昔から良樹の事を一途に想い続けていた。処女。高校を卒業する前から藍染めに興味を持ち、現在は実家から離れた工房で一人で暮らしている。姉と対照的に日に焼けて背が高く、付くところにはしっかりと肉の付いた魅力的な肢体。髪を短くしている。

【展開】

郷里にある生家に戻る途中で道の駅に寄った良樹は、販売店で酒を売る彩花と再会してその晩に久沢家を訪ねる。和服姿の彩花にそそられ性欲に任せて迫るものの、呆気なく手コキされて果ててしまう。罪悪感を抱き帰宅した良樹を見送ると、彩花は着物に付いた噎せるような精液の臭いを嗅ぎながら、亡き夫から与えられた玩具で熟れた身体を慰めるのであった。

翌朝朝から来客を受けて玄関を開けると、雪菜と藍の好対象な姉妹が姿を現し再会する。数日後良樹は彼女の運転する車で生活必需品を買い出しに行った帰りに工房に寄ると、度々生家の掃除をしていてくれたという藍の気遣いに感謝しつつ、彼氏も作らずに待っていたという告白を受け正常位で抱き破瓜へと導く。更に露天風呂で二回戦に挑んだ良樹は、彩花の事を気に掛けつつも逢う度に藍と関係を続けるのだった。

三週間後の週末に雪菜に連れられて山奥の祠にやって来た良樹は、突然彼女から昔を思わせるような有無を言わさない態度で迫られ、抱き付かれたままボクサーパンツ越しに勃起をしごかれて呆気なく射精してしまう。石段に横になり顔面騎乗されながら言葉責めに遭った良樹は早くも二回戦が可能な状態に回復し、雪菜に跨がられて膣内射精する。
そこへ染料を採りに来た藍と鉢合わせになるが、妹に対して挑発するかのような雪菜に振り回され、良樹はおしめを替えるような格好で尻穴を弄られながら藍の口唇奉仕で再び射精するのであった。

数日後良樹は自宅の回りに猪が現れ怖いからという理由で彩花の呼び出しを受けるが、挨拶もそこそこに居間で抱いて欲しいと迫られて騎乗位で交わる。正常位で二度目を済ませ浴室で洗いっこしていると、ふと彩花が口走った玩具の存在が気になり、仏間で後背位にさせると後ろの穴を玩具で弄りながらペニスを膣内に挿入すると、亡き夫に見せ付けるように繋がり彩花と結ばれたいと願う。

久沢酒造に雇われ彩花の奉仕を受けて帰宅した良樹だが、そこに雪菜と藍の二人が待ち伏せしており関係を見抜かれる。雪菜のレクチャーで藍から汚れたペニスを口唇で清拭され乳谷に挟まれて勃起すると、良樹は正常位で藍を貫く。更に雪菜が妹の顔面を跨いで巨乳の愛撫に専念し、返礼とばかりに藍は姉の秘所を愛撫する倒錯した状況に興奮した良樹は、藍を立て続けに失神絶頂へ導くと膣内に射精する。
相舐めで絡み合う姿勢の姉妹に再びたぎらせた良樹は、しきりに本番は妹としてと懇願する雪菜に挿入するが、狭い膣内の圧迫と藍の尻穴舐めで高められながらも危険日だと告げられ、藍の口内に吐き出すのであった。

翌週末良樹と共に夕刻の久沢家を訪ねた藍は、彩花に対し身体で決着を付けようと決闘を求める。2ラウンドで先に射精させた者勝ちというルールで、先攻の藍は良樹の尻穴に指を挿入して前立腺を刺激しながら口唇奉仕し、後攻の彩花は目隠しと手を縛りながら全身リップで奉仕して射精に導く。
姉と同じように飾り毛を落とした藍が上位になり積極的な相互愛撫を仕掛けられるが、良樹は既に時間は経っている筈だと彩花に尋ねる。自分では敵わないと白旗を上げた藍の求めで二人の愛の証を見せることになるが、彩花は唯一あげられる処女として後ろの穴を差し出し正常位で受け入れる。

来春から正社員として久沢酒造に採用される事が決まった良樹は、広報担当として時には姉妹の誘惑をはね除けつつ愛する人の為に奔走するのであった。

【レビュー】

今年の3月に「隣の独身美母(シングルマザー)」(誘惑路線)でデビューした作者は、8月に2作品目「調教旅行中 新人女教師、熟女教師、兄嫁教師と」(凌辱路線)、そして今回が3作品目で再び誘惑路線と順調に作品を重ねており、2015年デビュー組の中でいち早く抜け出した印象の気鋭の新人である。本作は仕事を辞めて帰郷した主人公が造り酒屋の未亡人、幼馴染みの姉妹の3人と相次いで再会するところから舞台は始まる。

主人公は未亡人と再会した夜に家に招かれ、我慢できずに身体を求め手で触れられ自失してしまうもののその反応は決して悪いものではなく、彼女の方も独り遊びしてしまう位で次に求められたら拒めないと感じる位好感的なのだが、未亡人としての背徳感は物足りず若干の安易さも感じた。
そんな主人公の前に現れるのが幼馴染み姉妹であり、姉に釣られたものの妹も元より好意を寄せていただけに、きっかけを作ると初めてを許してしまう。主人公も未亡人が好きだが、この時点では彼女の気持ちが分からないだけに幼馴染み妹の告白を受け入れる。因みに姉は自分も摘まみ食いしたいし、妹ならそれを許してくれるだろうというスタンスである。

しかし未亡人が自分を好きだと分かり身体の結び付きを得ると、姉妹には誠意を尽くして別れようと試みるが姉に翻弄される。妹は未亡人宅に乗り込んで主人公にどちらかを選ぶように迫り、身体で決着を着けようとするのはお約束である。意外にも複数プレイは姉が妹をけしかける時だけで、終盤も交代制なのである。最後は1人だけにしたのは、同じ月にハーレム要素の作品が多いからかは分からないが、純愛エンドに持って来たのは意外だと感じた。

幼馴染み姉の未成熟な身体付きと淫猥さ、姉に感化されて主人公の尻穴舐めを積極的に行う妹、夫に与えられた玩具と比べて久方ぶりに見た主人公の巨根の逞しさに溺れる未亡人のヒロインたちの乱れっぷりを見る限り、いきなりの終幕というよりはハーレム路線でも良かったのかもしれず、個人的にはありがちな熟女推しパターンだったのが少々不満の残るところである。

tag : 社会人主人公 姉妹丼 処女

宗像倫「てほどき先生 予備校講師、クラスメイト、隣人、そして従姉と…」

宗像倫「てほどき先生 予備校講師、クラスメイト、隣人、そして従姉と…」
(フランス書院文庫、2015年12月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

浪人して伯父が管理するマンションに引っ越して半年ほど経った隆志は、ある晩に隣人の彩乃からロックを外して欲しいと頼まれ、自宅に招かれると筆下ろしされる。更に予備校のクラスメイトや従姉、憧れの女講師とも関係を結んだものの、その関係が発覚してしまう。

【登場人物】

飯島隆志
19歳。現在浪人中の身で、母方の伯父が管理するマンションで独り暮らしを始めた。講師の詩織に一度は告白したが、あえなく撃沈されている。

上山彩乃
33歳。隆志の隣の住人で翻訳を生業としている。仕事を巡り夫と別れ、3年前から今のマンションに住んでいる。陽菜と同じくらいの巨乳。

江藤夏実
19歳。隆志と同じ予備校に通う、ポニーテールの似合う清楚な雰囲気を醸し出す美女。お嬢様学校出身で、第一志望の大学を目指している。男性経験はあるが、実は詩織に対しても憧れに近い感情を抱いている。バストはやや控え目。

及川陽菜
22歳。隆志の従姉で父親が大家というのもあり、隆志の隣で角の部屋に住んでいる。大学4年生で夏実が通っていたお嬢様学校の先輩だが、直接の面識はない。Eカップでスレンダーな美女。

有村詩織
28歳。生物担当の講師。僅かにウェーブの掛かった黒髪で理知的な容貌を持つ美女。男性経験は三人で五回とあまり経験は多くない。

【展開】

ある晩に彩乃が部屋の鍵を忘れたとオートロックの解除を頼まれるが、隆志は鍵が無くてどう部屋を開けるのかが気になって部屋の外へ出ると、単に鍵を掛けずに外に出たと知りお礼に彩乃の部屋へ招かれる。勃起しているのがバレて、彩乃にリードされるままに避妊具を着け挿入したものの呆気なく果ててしまうが、翌晩も忘れられないと部屋を訪ねるとひとしきり口唇愛撫や抽送が出来て満足する。

2日後隆志は夏実と会うと自習室が満員だから図書館へ行こうと誘われるが、その積極さに脈ありと見てラブホテルに連れていく。即尺であえなく射精しお返しにと秘所を舐めようとすると、洗っていないと激しい抵抗を受け避妊具を着けさせられ騎乗位で繋がる。本格的に彼氏彼女が出来るまでセフレになると言われ、隆志は正常位でフィニッシュし彼女もアクメを迎えたのを確認する。

ある日の夜隆志の部屋越しに情交の声を聞いた陽菜は独り遊びに浸った後、退室する女の姿を確認しようとスコープを覗くが彩乃だと知り、数日前にマンションで出会った夏実と二股を掛けている事に気付く。翌日陽菜は隆志を部屋に呼ぶと二股だと詰るが、付き合ってと開き直られ押し倒される。その場は逃げるように立ち去った隆志だが、翌日陽菜の部屋を訪ね謝罪する。そして彼女の曖昧な反応を見て押し切れると判断して押し倒し、避妊具を着け替えながら立て続けに交わるのであった。

ある日隆志は夏実と予備校の女子トイレで行為に及んでいると詩織に見付かるが、数日後夏実を通じて連絡を取り部屋を訪ねると一度だけの約束で生で交わり、膣外に射精する。ここが押し時と判断した夏実は隆志と共に詩織を家に呼ぶと、付き合ってもいないのに関係を持っているのは詩織も同じだからと屁理屈を付け隆志をシェアしようと提案し、四つん這いでの指挿入や騎乗位での交合を彼女に体験させる。

こうして日替わりで四人との関係を続けていた隆志だが、隠し通せる筈もなく彩乃を通じて陽菜に関係が発覚する。二人と話し合った夏実はある日隆志の部屋を訪ねると、シェアする人数が二人から四人に増えただけだと戯れていた詩織を説得し、彼女の見守る前で四つん這いになった三人が並び先ずは夏実が隆志を受け入れる。そこで詩織から自分が一番回数が少ないから譲って欲しいとせがまれ、隆志は避妊具を付けずに生で挿入し中出しする。まだ残り三人がいて、隆志の夜は長くなりそうである。

【レビュー】

「強引な和姦」というやや凌辱要素もはらんだ誘惑路線の作品を刊行して来た作者だが、本作は純粋な誘惑路線で題名からして分かる通りチェリーな浪人生が経験者であるヒロインたちから性の手解きを順に受けてテクニシャンに成長していく流れである。

始めに本番を経験してから次第に女性の愛し方を教わる流れが隣人から従姉までの流れだが、この間クラスメイトが元々主人公に興味を抱いていた事から頻繁に関わる場面が多い。初めは口での愛撫を拒み、付けるものは付けて欲しいというスタンスだったが、次第に積極的に変わっていく。
主人公のお隣さんに当たる二人の出番はそれぞれ1章ずつ使っており、翻訳家とはあっさりとセフレのような関係となるが、従姉は一応近親者だけに初めは力ずくの印象が強いもののいつしか週一の関係を受け入れていてこちらもあっさりした印象である。
主人公の本命である予備校講師に対しては、一転して主人公とクラスメイトの二人で快楽を与えながらレクチャーしていくという流れとなっており、数少ない性経験の持ち主だけに恥じらいながらも教えに従うさまは可愛らしいと言える。

終盤では全員集合と相成るわけだがクラスメイトの言葉を借りるなら、「主人公のことがそれなりに好きで、でも独り占めしたいほどでもない」という三人と次第に主人公に惚れつつある講師との立場の違いもあって、単なるハーレムにしないのがこの作者らしいスタンスである。

一つ指摘すると主人公を相手にするヒロインが一人二人と増えていくと、次第に入り組んだ展開になるのは止むを得ないのだが、従姉とも関係を結ぶようになると時系列としてやや分かりづらいところもあったので、もう少しシンプルに纏めても良かったのかもしれない。クラスメイトが女講師にレズビアン的な感情を抱く部分は、話を少々複雑にしてしまった感もしなくもない。
これまでの作品でもそうだったが、主人公はがつがつしすぎずヒロインたちも肉食的すぎない微妙な繊細さもあってか、読み解いていくと複雑な流れの中にいやらしさを感じさせる部分も沢山見られる。表面的なエロスを求める層には些か物足りない印象を与えるかもしれないが、ひょっとしたら作者は女流の方かなと思う次第である。

tag : 大学生主人公 童貞

神瀬知巳「初めてづくしの家 ふたりのママと妹」

神瀬知巳「初めてづくしの家 ふたりのママと妹」
(フランス書院文庫、2015年12月、表紙イラスト:丹野忍)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

父親と幼なじみの水希の母親・真里子が再婚し家族となった春生は相変わらず義理の母親と義理の妹と関係を維持しているが、真里子は体面を気にして素直に三角関係を受け入れられずにいた。そこである日水希が不在の夜徹底的に真里子へ愛情を注ぐ事になるが…。

【登場人物】

吉野春生
18歳。福祉施設を営む父親に引き取られるも、施設運営を重んじる余りに半ば養育放棄されていた。元々は成績優秀だったが、バイトに励んでいた為現在はそこそこの位置に。父親と真里子の再婚により、水希とは義理の兄妹となり同居生活を始める。

吉野真里子
39歳。6年前に夫を亡くして以来レストランチェーンの社長に就くも、苦しい時期に助けてくれた春生に恩返しをするべく生活費の面倒を見るつもりが性的な関係に陥る。施設運営に困窮している彼の父親の資金的なバックアップを行うため、戸籍上の婚姻関係となり春生とは義理の母子となった。水希に対して割って入ってしまったと罪悪感を抱いている。

吉野水希
18歳。春生の同級生で文武両道の典型的な優等生。更に陸上部のエースで生徒会長も兼務。母親の再婚で義兄になった春生と晴れて恋人同然の関係になったが、真里子の幸せも考えて彼をシェアすることを容認している。

柳田恭子
40歳。春生の産みの母親だが、父親の素行の悪さで婚家にまで迷惑を掛け夫の実家とそりが合わずに12年前に離婚。それ以来米国留学し研究に勤しんでいる。1ヵ月前一時帰国した際に春生と結ばれて以来、日本で再就職の道を探ろうと考えている。

【展開】

客として水希と共に真里子の店にやって来た春生は常連客たちが彼女を口説こうとするのを見て腹を立て、真里子が席に来た時にわざと彼らに聞こえるように母子だと言って見せ付ける。それを見た水希は自分の時はそんな態度を見せないのにと拗ねてみせると、トイレに連れ込み後背位で誘う。トイレの外で母が見張っているとも気付かずに水希は真里子が自分に遠慮しているのではと話し、部活のお別れ会で不在にするから精一杯羽根を伸ばさせてあげてと告げ、彼女を抱くように求める。

その晩春生は勉強をしながら水希と同じユニフォームを真里子に着せると、口唇奉仕されて喉奥に精を放つと、水希と共に並べてしたいと羞恥を与えながら立て続けに正常位で射精する。更に手を後ろ手に縛りながら後ろの穴を弄られ、再び娘との3Pを求められて肛穴に精を放つ。水希との約束を果たそうと休みなく行為を再開すると、真里子に面倒を見てもらって感謝していると言いながら再び射精するのであった。

真里子をトイレに行かせた後で身体を洗おうと春生はマットを敷き彼女の身体を麻縄で縛ると、自分が果てるまでと騎乗位で貫き立て続けに絶頂を味わわせ、やがて失神にまで導く。その間に水希を呼び戻すと、真里子が縛られて動けないのを口実に春生と水希から指で二穴責めされ潮を吹くと、吹っ切れたのか真里子は素直に春生に抱かれて気持ちいいと告げ、水希を組み伏せる形で母娘共々春生に貫かれて膣奥に注がれる。
翌朝水希とすっかり打ち解けた真里子はウェディングドレスを模した服装に着替え、朝勃ちしている春生のペニスを水希が、尻穴を真里子が担当して快感を与え射精させる。春生が水希を抱くのを見て真里子は後ろの穴を慰めていると、いきなり春生に迫られる。一度は絶頂に達した水希もアナル姦に興味を抱き、真里子のアドバイスを受けながら初めての感覚に身を焦がすのであった。

翌週一時帰国した恭子を皆で出迎えると、真里子の友人の別荘で母子水入らずの一夜を明かす事になった。何処か遠慮がちな春生に対し、頻繁にメールをやり取りしている水希から近況を聞いている恭子の方から積極的に春生を求め、水希の気遣いに感謝しながらも何度も中出しを受ける。翌日合流した真里子や水希と共にプライベートプールで際どい水着を披露する三人の恋人に春生は興奮すると、手始めに水中で水希と交わるのであった。

【レビュー】

本作品は2015年4月刊行の『幼なじみの母娘vs.熟母【新しい家族】』の舞台から1ヵ月後、父親と幼馴染みの母親の再婚により新たな家族を形成して間もない状況からスタートする。一応前作を読まなくても分かるように新たな家族を形成するまでの経緯は作中でも描かれているが、やり取りを見ると先に読んでおいた方が理解は深まるのかなと思われる。(根強い人気を誇る作者であることから、本作で初めて読んだという方はあまりいないとは思われるが…。)

そんな後日談を1冊丸々使って描かれているものの新たなヒロイン登場ということはなく、主人公と戸籍上の母親(継母)となったレストラン経営者の【真里子】39歳、その娘(義妹)の【水希】18歳、やむなき事情で息子を手放し渡米している実母の【恭子】40歳の3人のヒロインというのは前作と同じである。
作中でメイン格となるのは継母であり、過去の薄汚れた状況から救ってくれた主人公に恩を感じつつ思ってみない形で主人公と結ばれて、「娘の恋人」でもある彼の愛情を受け入れて良いものかどうか葛藤する。主人公は継母と義妹のどちらか一人なんて選べる訳もなく、母親想いの優しい娘も欲張りな主人公の気持ちを尊重する。そんななかで継母が自分に気を遣って身を退くのではないか、義妹からそう聞いた主人公は彼女が外泊している間にひたすら継母に「愛情を注ぐ」という流れが中盤までを占めている。それがたった一晩でというタフさには感嘆してしまうのだが、ここまでの形は『【彼女の母】別荘で二人きり』とよく似た展開である。
神瀬知巳作品の主人公像は普段真面目で内気な性格だが、情交の時はSっ気を交え淫語を多発してヒロインに辱しめを与えながら繰り返し「愛情を注ぐ」というパターンが最近になって強くなって来ている。前作で物語は一通り完成しているせいもあり、本作では良い意味で物語らしい部分はあまり見られず、部屋で、浴室でとひたすら継母との情交を繰り返しており、個人的にはここまで彼女を言葉で責め立てて良いのかと思うくらいだが、恥じらいつつ次第に堕ちていく彼女の淫猥さは見どころである。

中盤を過ぎてから一晩中に渡って行われてきた継母への責めは義妹も加わっての行為となり、ここでようやく継母も「娘の恋人」としてではなく恋人として主人公を受け入れる。あと残ったのは一時帰国した実母となるわけで、こちらは義母娘が気を利かせて舞台を変え母子水入らずで濃厚な交わりを行うのだが、正直なところ継母との場面の焼き直しでもあり書き分けがちょっと不十分だったかな…と思う次第である。戸籍上は継母と義妹の母娘と別れた実母という組み合わせで個人的には近親相姦による背徳感は物足りない印象であるが、現在の風潮からすると止むを得ない所でもあり全般的にはベテラン作家らしい安定的な出来であったと思う。

※終盤に真里子が友人から別荘を借りるという描写がありますが、「広告会社の社長」、「シングルマザー」とのくだりからこの友人は言うまでもなく『【彼女の母】別荘で二人きり』の伊吹晴実の事を指していると思われます。神瀬知巳作品でのリンクは恐らく初めての事と思いますが、分かる人には分かる程度の仕掛けも面白いですね。

tag : 高校生主人公 母娘丼 母子相姦

2015年12月刊&2016年1月刊情報

遂に2015年も今月を残すのみとなりました。今年も色々とありましたが、最後は笑って過ごせるようにしたいなと感じています。

●フランス書院文庫2015年12月刊情報

「これから出る本」(公式ホームページ)

「本が好き!らぼ」近刊情報サーチ

※フランス書院で検索しているので、美少女文庫作品も出て来ます。各書籍ページからAmazonにリンクしています。


神瀬知巳「初めてづくしの家 二人のママと妹」

「溜まってるんでしょ? ママが優しくイカせてあげる」トロリと唾液を垂らし、白い指で肉茎をしごく義母。
「私、もう我慢できない……挿入(い)れていい?」目を欲情に潤ませ、耳元に吐息を吹きかける美母。
淫らなスキンシップで「母の座」を守ろうとする二人の美熟女。可愛らしい義妹までが僕のベッドに忍び込んできて……


8ヵ月振りの神瀬知巳さんは年末年始商戦に向けた刊行でしょうか、去年に続いてこの時期の出版となりました。本作の登場人物名を見て気になりましたが、

まりこ(39歳)義母 、きょうこ(-歳)実母 、みずき(18歳)妹

これは「幼なじみの母娘vs.熟母【新しい家族】」とヒロインの名前が一緒です。果たして続編?それとも完全版でしょうか。(単に誤植だったり…?)近刊情報を見てもヒロインの名前が伏せられており、詳細は発売間近まで分からずじまいのようです。


御堂乱(著)/向正義(原作)「銀竜の黎明 女剣士&女戦隊長、完墜る」

向正義の伝説のコミックを御堂乱が完全ノベライズ!

10月に新刊を出したばかりの御堂乱さんの新作は、以前から告知のあった「銀竜の黎明」のノベライズ化です。表紙イラストは原作の向正義さんが描かれますが、折角のことなので挿絵も何枚かあると原作のファンの方は喜ぶでしょうね。

「銀竜の黎明」ノベライズ フランス書院文庫・創刊30周年記念(公式ホームページ)


宗像倫「てほどき先生 予備校講師、クラスメイト、隣人、そして従姉と…」

19歳22歳28歳33歳……学校では教えてくれないレッスン!

今年の刊行はもうないかなと思った2013年デビューの宗像倫さんは、5作品目にして誘惑作品の模様です。


香坂燈也「故郷の若未亡人vs.幼なじみの姉妹」

32歳vs..27歳vs.23歳――悩ましすぎる楽園生活!

香坂燈也さんは今年3月デビューでもう3作品目と精力的な出版ですね。(こちらも誘惑作品ですかね?)記憶する限り新人さんでこれだけペースの早い刊行は、近年では無いと思われます。(早くても1年は掛かるのではと)


絢瀬簾「人妻温泉ホテル【ふたりきり】」

湯船での秘姦、ソフトSM、真夜中のアナル調教。貞淑な心とは裏腹に反応してしまう30歳の敏感な女体。結婚二年目の人妻が溺れ狂った、二人きりの獣夜!

絢瀬簾さんはデビュー作品の「マンツーマンレッスン 熟妻と青年家庭教師」以来5年4ヵ月振りの新刊です。何故今になって…?という疑問点(別の新人として出した方が良さそう)もありますが、本作も「1vs.1」の設定で期待しています。因みにこの方は、「第8回フランス書院文庫官能大賞」のファイナリストのお一人です。


冬木弦堂「四姉妹【奴隷相続】」

32歳、28歳、25歳、19歳……淫獄の調教四重奏!

12月もまた新人さんのデビューを控えていますがタイトルに「四姉妹」が入っているので、もしかすると「第15回フランス書院文庫官能大賞」の新人賞受賞作品かもしれませんね。(受賞作品は「名門旅館四姉妹【贅沢奴隷】」です)

「第15回フランス書院官能大賞」結果発表(公式ホームページ)


▼フランス書院文庫X

綺羅光「助教授・沙織【完全版】」

田沼淳一「【暗黒版】性獣家庭教師」

隔月刊行の「フランス書院文庫X」からは綺羅光さんの人気作品と、田沼淳一さんの「黒い」作風の人気作品がチョイスされています。
余談ですが田沼淳一さんの「美姉弟【狂った絆】」を入手して日が経ちますけど、未だに積み本の状態です。見付ける時はあんなに必死だったのに、手に入れると安心してしまうのですよね。電子書籍もディスカウントされた時に纏めて購入しますが、やはり後回し…。こちらは積み本にしていてもダウンロードをしていない分だけまだましですが、リアルな積み本は何とかしたいですね。

※斜体部分はフランス書院公式ホームページ、版元ドットコムからの引用です。

DSKさんが「気になる」12月の官能作品の紹介記事はこちらです。毎年恒例の「特選小説」のお勧め作品記事も楽しみですね(^^)
2015年12月発売予定の官能書籍から「気になる」作品をDSKが独断と偏見でピックアップ!●フランス書院文庫X 2015/12/12 発売助教授・沙織【完全版】(著:綺羅光)→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。知性と教養あふれるキャンパスのマドンナが娼婦に堕とされ、完膚なきまでに辱しめを受ける!緊縛、講義中の調教、裏ビデオ、SMショウ……汚辱の泥沼を彷徨う沙織の行く末にはさらなる悲劇の運命が待ち...
2015年12月の「気になる」官能書籍




▼フランス書院文庫2016年1月刊情報

弓月誠『熟妻(マダム)女教師・三十九歳』

但馬庸太『夜這いぐるい 義母に、美母に、兄嫁に』

小鳥遊葵『四人の熟未亡人と僕【旅行中】』

犬飼龍司『上司の妻、部下の妻、下請けの妻』

草飼晃『人妻女囚【嬲】』

御室悠二『兄嫁の家で居候 さらに美母娘が…』




【12月23日更新】

2016年1月の刊行予定情報が出ました。手堅くベテランと中堅作家さんに、恒例の(?)新人さんを織り混ぜたラインナップです。

2015年も「順調に」作品を重ねた弓月誠さん、「夜這い」のタイトルが気になる但馬庸太さん、すっかり「熟女シリーズ」が定着した小鳥遊葵さん、「他人の妻」を全員奪うかのようなタイトルの犬飼龍司さん、フランス書院文庫では約3年振りの刊行となる草飼晃さんと続きます。

そして新人さんと思われますが、御室悠二さんの作品はどうやら「第15回フランス書院文庫官能大賞」の「特別賞」を受賞された方とは違うみたいですね。



ここまでお付き合いいただき、ありがとうございますm(__)m
12月もマイペースで更新していきますので、宜しくお願いします。

テーマ : 二次元総合 漫画・エロゲー・小説・エロアニメなど
ジャンル : アダルト

巽飛呂彦「密会 未亡人社員・三十五歳」

巽飛呂彦「密会 未亡人社員・三十五歳」
(フランス書院文庫、2003年9月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

40代男の敏行はある日仕事の帰りに酔客にぶつかられ諍いを起こしそうになるが、その場を丸く収めてくれた綺麗なホステスが職場では冴えないOLの佳奈子だと知り、普段とは違う魅力に興味を持ち遂には肉体関係に陥る。やがて彼女の魔性に溺れていき家庭も会社も棄てた敏行だが、二人だけの世界で淫らな毎日を送るように。

【登場人物】

大出敏行
48歳。本社から事実上の左遷という形で、子会社の中堅精密機械メーカーの経理部長に就いている。3歳下の妻との間に今年短大に進学したひとり娘がいる。不倫なんて全く縁もないと思っていたが、佳奈子の魅力に惹かれやがて全てを失うことに。

林佳奈子
35歳。仕事が出来るやり手のOLだが、他人と関わりを持たずに化粧っ気もなく、敢えてEカップという性的魅力を隠しているようである。20代の時に付き合った男が極道の筋の者で一時期は結婚していたが、死別してからは関わりを絶っている。

【展開】

本社での会議と飲み会を終えて帰宅しようとしていた敏行は道端で酔客にぶつかられて口論になるが、その場にいたホステスの女性のとりなしで丸く収めてくれる。そしてこのホステスが実は職場では地味で冴えない佳奈子でアルバイトをしていると知り、敏行はその変貌ぶりに興味を抱く。翌週佳奈子からデートに誘われ脈ありとホテルを予約するが、彼女も全く抵抗する事もなく、ただ灯りは付けないで欲しいと頼まれ久し振りの情交に溺れるのであった。

こうして週一で佳奈子と密会を繰り返すようになったが、ある晩ホテルの部屋で一戦交えた後で佳奈子が翌日に入る前にうっかり照明を点けてしまう。左腕の鳳凰の入れ墨を見られ別れを切り出した佳奈子に対し事情だけでもと敏行が問うと、かつて極道の男の妻であったこと、脱走に失敗して薬漬けにされていたことなど壮絶な過去を打ち明けられる。自分は佳奈子を振った他の男と違うと抱き寄せると、佳奈子もそれに応じ二人の結び付きは深まっていく。

次第に密会が佳奈子の部屋で週二回と増え、更に週末は帰宅もせず入り浸りになった敏行だが、ある日華やかな着物姿で出迎えられ彼女の新たな一面に魅せられる。その内に佳奈子が職場でもおめかしをして親密な様子を隠さずにいると、あっという間に二人が不倫関係だと噂が立つ。そんな噂にも気に掛けず敏行は佳奈子にナース服を着せてコスプレをさせたり、買ってきた玩具を使って後ろの穴を開発したりと益々彼女に溺れていく。

数日後敏行は仲人でもある本社の専務に呼び出され臆する事なく佳奈子との関係を認めると、もう自由になりたいと開き直って立ち去る。そして妻の呼び出しを受けて離婚届に判を押すと、自宅も家族も全てを失ったものの佳奈子だけいれば良いと部屋を写真館のように改造し、着物姿で縛られ欲情した彼女をデジカメで撮影し始める。

ある時はデパートで淫具を着けたままスイッチを入れて悶えさせトイレで交わったり、縄で秘所を括ったまま散歩に連れ出して歩道橋の上で放尿させたりするなど敏行は露出プレイに目覚めて佳奈子に恥辱を与えるが、佳奈子は敏行が撮影した写真が雑誌に投稿され自分の淫らな姿を見て、正体に気付かれるのは嫌だと言いつつも頬を赤らめる。そして自分は敏行のモノだという証しとして、無毛にした下腹部に新たな入れ墨を彫ってもらい、彼の名前が刻まれた事に悦びを覚えるのであった。

【レビュー】

2000年から2005年までは作者が試行錯誤を繰り返し、「緊縛」「(ソフトな)露出プレイ」などこれまでの凌辱作品で培ってきた要素を盛り込んだ形となり、必ずしも誘惑一辺倒ではない部分が垣間見える。主人公の年齢設定が比較的若めな作者にしては本作では40代後半としている点、1対1の形で展開していく点は意外でもあり、興味深いものがある。

ヒロインの未亡人の生い立ちを見ると壮絶なものを窺わせるのだが、良くも悪くも巽飛呂彦作品でありがちの可愛らしい熟女像にそっているので、作中で悲壮感や不倫に走る上での重苦しさを殆ど感じさせない。但し背徳感も無いに等しい為、別に妻子ある男と未亡人でなくても良いだろうというのも否めないが、倒錯的な要素はふんだんに用いられているので淫猥さは保っている。

主人公が全てを捨てて未亡人に走るタイミングがやや早く、残った章は何とか埋めようとシチュエーションを変えるもののコスプレと露出プレイに違いはなく、欲張りすぎた感じもしなくはない。1対1の作風だと何処に山場を持っていくか設定に気を使いそうだし、例えば妻とも性生活があって未亡人と比べてどうなのかという部分をもっと前面に押し出したら印象は違ったかなと思う次第である。

tag : 社会人主人公 単独ヒロイン

巽飛呂彦「二人の隣人・若妻と女子高生」

巽飛呂彦「二人の隣人・若妻と女子高生」
(フランス書院文庫、2004年10月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

浩之は左隣の部屋に住む人妻の由香里が夫が病気で入院中だと知り、ベランダに侵入して彼女の裸を盗撮しようとして見付かってしまう。由香里の懐柔に成功した浩之の要求はエスカレートし、遂には無理やり性的な関係を結び情交を繰り返している内に、右隣の幼馴染みの茜からも抱いてと迫られるが…。

【登場人物】

田名部浩之
16歳。両親と一緒にマンションに暮らす高校1年生。隣人の由香里の夫が入院によりひと月不在にすると知り、彼女に性的な興味を抱くようになるが…。童貞

森本由香里
28歳。3年前から田名部家の左隣に引っ越して来て、夫と二人で暮らす専業主婦。子供はいない。夫は胃潰瘍で市内の病院に入院中。肩まで届くセミロングの髪型に優しげな態度を見せる良妻タイプの美女。Eカップ。

鈴宮茜
16歳。田名部家の右隣の部屋に住んでおり、両親同士が親しくしている関係で引っ越して来ている。クラス委員長でショートカットにし明るく快活で人気があるが、浩之には憎まれ口を叩くのは恋心の現れからである。

【展開】

ある朝由香里と同じエレベーターに乗り合わせた浩之は彼女の夫が入院していると聞き、その晩に彼女の生態を知りたいとベランダから仕切り板を乗り越えて部屋を覗くと、タイミング良くバスタオル姿の由香里がソファに横になりひとり遊びに興じているのを目撃してしまう。

部屋に戻って何度も自慰を繰り返した浩之は翌晩ビデオカメラを持ち込み由香里の裸体の盗撮を試みるが、録画ランプが点灯していて彼女に見付かってしまう。恥ずかしさのあまり涙を浮かべ言い訳を始めた浩之を見て由香里は手で射精に導いてあげるが、結局浩之の我慢は1日しか持たずに毎晩のように部屋へ押し掛けられる羽目に陥る。

日を追う毎に始めは服越しに、更には直に乳房に触りながらの手コキへと次第に浩之の要求は大胆になっていったが、由香里から本番は頑なに断られた上に夫の退院まで1週間しか無いと知り焦りを感じて無理やりにでもと揉み合う内に押し倒し貞操を奪ってしまう。行為の最中の由香里の反応に気を良くした浩之は連日のように彼女の部屋を訪ねると、被虐性を開発しながら次第に日常生活にも変化が見られるようになる。

その変化に気付いた茜の注意に耳を傾けようとしなくなった浩之はその苛立ちを更に由香里に向けるようになり、ある晩行為の最中の深夜2時に思い付きで全裸にした彼女に首輪を付けて公園まで連れて行くと、放尿させたりイラマチオ同然のプレイをした後に後背位で交わる。浩之は露出プレイを終えて自分の部屋に戻ろうとすると隣室の前で茜が立っているのを見付けるが、彼女は何も言わずにそそくさと部屋に入ってしまう。

その週の土曜日に又も浩之の思い付きで一緒に夫の見舞いにやって来た由香里は浩之が中座した折りに夫の全身を拭こうとするものの、下半身に触れようとするとこんな所で破廉恥だと叱られ一眠りすると怒りを買う。由香里は退院が先延ばしになり冷たい態度を見せる夫に失望を抱きつつ浩之に誘われ、空いた隣のベッドのカーテンを閉め眠る夫や不審を抱いた看護師に気付かれるリスクを負いながら行為を拒めずにいるのであった。

数日後のある晩由香里の部屋へ向かおうとした浩之は茜の待ち伏せにあい、部屋に連れ込まれるなり浩之が好きだから抱いて欲しいと告白される。まさかの事態に一瞬戸惑うものの、浩之は直ぐに自分好みの女に仕込もうと考えを切り換え旅行中で両親が不在の茜の部屋を連日訪ねるが、5日目にそろそろ由香里を抱きたいと幼馴染みの制止も聞かずに由香里の部屋へ向かい彼女の秘所を剃り上げて力任せに抱くのだった。

翌晩今度は浩之の両親が不在なのを利用して全裸の由香里を部屋に呼び寄せると壁越しに茜の部屋をノックし、茜がベランダに出て来たのを見計らい由香里が口唇奉仕している物音を聞かせて嫉妬心を煽り立て部屋に来るように仕向ける。我先にと競い合うように口唇奉仕する由香里と茜を四つん這いにして並べると、浩之はどちらから先に挿入しようかと迷いながらも幸せだと感慨を抱く。

【レビュー】

試行錯誤期で作者の刊行ペースが落ちていた本作の概要は、初心な少年らしい主人公が隣人妻の部屋を覗いて見付かり手コキを受けていたのにも関わらず、途中からモノにしようと暴走し力ずくで関係を結んでしまう。その背景に入院していた彼女の夫の退院が近付いていたことと、彼女自身も決して嫌がっていないはずという確信があったのだろうと思われる。途中から暴君に変貌した主人公の振る舞いに関する描写に付いては個人的には受け入れがたいものがあるが、これが作者の試行錯誤を背景にしているのであろう。

隣人妻への辱しめは入院中の夫が眠る側での情交という形で早々とクライマックスを迎え、今度は幼馴染みとの情交から二人を並べてのハーレムへと話が進んでいく。幼馴染みの秘所を剃り上げた後で隣人妻にも同じような行為を求める所は、この後に作者が誘惑路線へ転じていってもよく使われる描写なのだが、本作のようなやや陰のある作風の方がしてはいけない独占欲を促すようである。

後に美少女文庫へ進出する作者だが、近年は単に年齢を若くした誘惑路線ではなく、本作のような試行錯誤期の凌辱路線を混ぜた作風に転換しつつあるのが実に興味深いので、詳しくは下記リンク先の記事を参照していただきたい。

【相互リンク中】

「美少女文庫 レビューブログ」

ドレカノ 生徒会長は脅迫されて…… (美少女文庫えすかれ)posted with amazlet at 15.02.24巽 飛呂彦 フランス書院 Amazon.co.jpで詳細を見る2月発売のえすかれ美少女文庫の新刊です。読み終わったので、レビューです。主人公は、ごく普通の男子学生…ではなく、あまり素行のよろしくない所がある生徒です。ある日、生徒会長である「美菜子」(みなこ)と揉め、彼女に逆恨みをする事に…。そんな彼の取った行動は、彼女の弱みを握って...
えすかれ美少女文庫 ドレカノ 生徒会長は脅迫されて… レビュー


没落お嬢様は言いなりメイド!? (美少女文庫)posted with amazlet at 15.08.30巽 飛呂彦 フランス書院 Amazon.co.jpで詳細を見る8月発売の美少女文庫の新刊です。読み終わったので、レビューです。主人公は、お金持ちの家に生まれながらも残念な顔や卑屈な性格で人気のない男子生徒です。そんな彼とは違い、学園の人気者である名家のお嬢様である「璃々果」(りりか)には、馬鹿にされる始末。…しかし、そんな力関係は仮だったので...
美少女文庫 没落お嬢様は言いなりメイド!? レビュー




DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2004/10/22 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。左隣りには、二十八歳の清楚な若妻・由香里。右隣りには、十六歳の可愛らしい女子高生・茜。百合と薔薇、二つの美花が少年を青狼に変えた!ベランダから侵入し、閨房で人妻の貞操を奪い、美少女の純真さにつけこみ、処女を散らす……ダブルベッドで二人の隣人を抱く最高の愉悦!★★★★☆ 誘惑系で始まり調教で終わる, 2009/1/7こ...
二人の隣人-若妻と女子高生(著:巽飛呂彦、フランス書院文庫)

tag : 高校生主人公 童貞 処女

鏡龍樹「少年と女医と担任女教師」

鏡龍樹「少年と女医と担任女教師」
(フランス書院文庫、2002年5月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

クラスメイトの由香と電車で登校していた祐隆だが、彼女が悪戯されているのを助けてあげられずにいた。心療内科医の奈緒美により犯人は捕ったものの、ショックを受けた由香から昼休みの音楽室で秘所への愛撫を求められる。そして放課後にクラス担任の麻弓に呼び出されると、事件の再現をしながら手で射精に導かれ困惑するのだった。

【登場人物】

藤原祐隆
16歳の高校生。近所に住む幼馴染みの由香と中学時代からずっと同じクラスで、登下校も一緒にしている仲である。彼女のことは幼馴染み以上恋人未満のように感じており、照れ臭さもあって素直に好きだと言えずにいる。童貞。

富永由香
16歳。祐隆のクラスメイトで学年トップクラスの美少女。祐隆に想いを寄せていたが、ある事件をきっかけに急接近する。短めのサラサラの髪で可愛らしい少女。バストはオレンジを半分に切ったぐらいの大きさ。男性経験はない。

秋山奈緒美
34歳。心療内科医のカウンセラーで母性的な印象を与える美女。バストの大きさは大振りな桃くらい。独身で付き合っている男性はいない様子。

中村麻弓
20代後半?祐隆や由香のクラスの担任教師。黒髪のストレートにしたロングヘアで、理知的な顔立ちはクールな印象を与える美女。高校から程近いマンションに独り暮らしをしている。付き合っている男性はいない様子。バストはリンゴくらいの大きさ。

【展開】

放課後に奈緒美の診察室で色香に惑わされ胸が触りたいと告げ乳首に吸い付く祐隆だが、女性経験は初めてではないのに由香や麻弓と誰彼構わず欲情するのに気後れを感じていた。

話は遡って1ヵ月前のある朝祐隆は由香と共に電車に乗って登校していると、突然二の腕に彼女の柔乳が押し付けられ欲情したような表情を浮かべていて戸惑う。よく見てみると由香は他の男にお尻を触られており犯人を突き止めようとするものの、男の手を遮る事も出来ずくずくずしていると、次の駅で奈緒美により男が捕まえられる。それが奈緒美との出会いであった。

その日の昼休みに由香に誘われ音楽室に向かった祐隆は女医から守ってあげなさいと言われたことを思い出し、由香から汚れた部分を綺麗にしてと求められるままに秘所に触れ快感へ導き愛しさを募らせる。放課後祐隆は麻弓の呼び出しで進路相談室へ行くと、事件の経緯を実演する羽目になり女教師のお尻を触る事になる。すかさず勃起した祐隆を咎めるように誰にでも欲情するのと問われるものの、由香を大事にしてあげてと言いつつズボン越しに触れられて射精に導く彼女に戸惑いを抱くのであった。

帰宅しようとした祐隆は由香に呼ばれてハンバーガー店へ向かうと、慰めてくれた返礼とばかりに女子トイレの個室で手だけでなく口も使って奉仕される。更に別の日の昼休みには音楽室で口唇で秘所への愛撫を求められて快感を与え、衝動を抑えられずに本番を行おうとする。彼女が痛がるのを見て祐隆は諦めるが、朝の電車で奈緒美と会った時の彼の反応を見て由香が嫉妬を抱き、精一杯の反応だったとは気付けずにいた。

数日後の下校時にパンプスのヒールが折れて困っている様子の麻弓を見掛けた祐隆は肩を貸し、学校のすぐ近くにある彼女のマンションの部屋までやって来る。部屋に招かれ入るなり汗を流したいとシャワーを浴びる麻弓の誘惑に抗し切れず、下着の匂いを嗅ぎながらオナニーしているのを見付かってしまう。麻弓から本番がしたいのと問われ、女体に触れたり口唇奉仕で射精に導かれたりした後、祐隆は騎乗位で跨がられて童貞を失う。

翌日由香への罪悪感からわざと電車を遅らせて登校する祐隆だが、車内で奈緒美と会い夕方に病院の診察室で個人的な相談に乗ってもらうと約束する。由香から詰られるものの、直ぐに仲直りして昼休みには口唇奉仕を受ける。そして放課後に奈緒美の診察室に向かうと…。奈緒美の胸に顔を寄せていた祐隆は本当に大事なのは由香だと気付き愛撫を中断するが、彼女は男の子なら性的な欲望を抱くのは当然だと優しく微笑みながらしたいようにして良いと告げられ、後背位で交わるのであった。

その週末祐隆は両親が不在の自宅に由香を呼び寄せると初めて好きだと告白すると、本心に気付かせてくれた奈緒美や麻弓の二人に感謝しながら由香の初めてを奪う。三日後に電車で奈緒美と会った祐隆はもう迷わないと決意し、由香の手を強く握るのだった。

【レビュー】

最初から女医の奈緒美の胸に触りたいと主人公が求めた所からフラッシュバックするかのように構成されている本作だが、鏡龍樹作品では度々見られる主人公と第三者(語り手)の俯瞰による視点のみで描かれており、ヒロイン三人の心情は全く伺えない所が特徴的である。

作者としてはいつもと違った手法を取ろうと工夫なさったのであろうが、ヒロインの心情が読めないと結局女医や女教師は主人公を誘惑しただけ、端的に申し上げるなら単にしたかっただけで終わってしまう気がしなくもない。後に「結論は一人を選ぶ」という路線を多用する弓月誠氏が鏡龍樹氏の路線を引き継ぐ形となるが、結論の導き方はなかなか難しいものかなと感じた次第である。

作品自体は一章毎に山場を設けており、ストーリーの進行自体は悪くない。女教師はミステリアスなタイプだから心情は描かれなくても良さそうだが、せめて女医か幼馴染みのいずれかは心情を見せる場面があればなお良かったかなと思う。

tag : 高校生主人公 童貞

櫻木充「ママは僕の寝室を二度訪れる」

櫻木充「ママは僕の寝室を二度訪れる」
(フランス書院文庫、2007年10月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

中学時代の憧れだった教師の佳奈江がまさか自分の継母となり智希は手や口での奉仕を受けていたが、ある日かつて世話になった元家政婦の容子と再会する。佳奈江が嫉妬の表情を浮かべているのを利用しやっと後ろの穴で結ばれた智希だが、ある日両親の交わりを見せ付けられ衝動的に容子の元へ走っていってしまう。

【登場人物】

安原智希
16歳。高校2年生。中学時代に担任だった佳奈江に恋心を抱き告白していたが、父親の再婚に伴って義母となり複雑な心境ながらも同居生活を楽しんでいる。幼い時に実母を亡くしている。童顔で身長160cm位と小柄な童貞少年。

安原佳奈江
31歳。智希の父親と付き合っていたが、彼の卒業後再婚に至り1年近くになる。離婚歴あり。現在は母校の女子高で教鞭を取っている。170cm近い長身でFカップの巨乳熟女。

北岡容子
33歳。智希が小学生の時に通いの家政婦を務めており、密かに想いを寄せていた女性。夫の郷里の北海道で暮らしていたが、昨年離婚し兄夫婦の自宅の離れに住んでいる。身長は155cm位と小柄だが、バストは佳奈江に迫るほど大きくEカップの巨乳熟女。

【展開】

受験勉強を見るという口実で部屋で佳奈江と二人きりになった智希は父親が家にいる状況で脱ぎ立てのパンティの匂いを嗅ぎながら手コキしてもらい、更に彼女のオナニーを見て興奮させられ口唇奉仕で射精に導かれるが、本番だけはダメだと釘を差され体格差もあって押し倒す勇気もなく欲望を募らせる。

その週末に佳奈江と買い物へ出掛けた智希は帰郷した容子と再会し昔話に花を咲かせるが、佳奈江が苛立ちを募らせたのに気付き新たな奉仕の要求を引き出そうと考える。自宅に戻ると口唇奉仕だけでなく相互愛撫で二回目の射精を迎えようとした瞬間、父親が帰宅して中断されこれから夫婦で交わると暗に告げられて焦燥感に駆られるのだった。

翌日容子の従弟と学校で再会し家にやって来た智希は容子と話をするが、わざと佳奈江に叱られるように仕向けると後ろの穴でならと提案され、初めての交わりだと聞かされ喜んで何度も直腸に精液を注ぎ込む。その数日後容子が倒れたと従弟から連絡を受け予備校の帰りに彼女の自宅を訪ねるが、唐突に誘惑を受けて逃げるように帰宅する。

容子と逢っていたと佳奈江に知られて叱られたものの、智希は週末に再び後ろの穴でと約束を引き出させる。土曜日の朝に母子は両親の寝室で交わるが、そこへタイミング悪く父親が帰宅し友人が腰を痛めたからゴルフは中止になったと寝室にやって来る。智希は慌ててクローゼットへ逃げ込むが、彼を喜ばせようとして佳奈江が着ていたボディスーツを見て父親が触発されいきなり性行為を始めてしまう。荒々しい両親の交わりを見せ付けられ、しかも後ろの穴が初めてではないと知った智希は逆上して家出し容子の家に向かう。

容子と結ばれた智希は父親には事情を話さずに単に佳奈江とは一緒に住みたくないとだけ答え、暫く部屋を借りて独り暮らしを始める事になった。数日後部屋に帰った智希は待ち受けていた佳奈江より自身が被虐的な趣味の持ち主で、智希に抱かれたのだろうと父親が口走ったのも単に言葉遊びに過ぎないと聞かされる。智希は薄々そうだろうと頭では理解しつつも、容子とこれから逢う約束もあり追い返そうと冷たい態度を取るが、佳奈江から突然頬を張られ話を聞きなさいと一喝される。
更に佳奈江は単にエッチがしたいだけだろうと下着を脱ぎ股を開くのを見て智希は愛しているからこそ出来ないと告げると、佳奈江から自分も智希の母親になりたいから再婚したのだと返され、頬を張った罰に乱暴にして欲しいと求められる。智希は前後の穴にありったけの精液を注ぎ込むと疲労困憊し大の字になるが、そこへ容子の来訪を告げるベルが鳴らされる。今度は自分が悔しい想いをする番ねと告げ、佳奈江はクローゼットに向かうのであった。

【レビュー】

継母の佳奈江に思慕を寄せる主人公の智希がかつて姉のように慕っていた容子と再会したのをきっかけに、嫉妬に駆られた継母から再婚したばかりで夫婦仲も良好な事もあり、後ろの穴を捧げられるという展開で始まる倒錯性の強い作品である。この時点で主人公は継母がかなり変わった性癖の持ち主であると薄々勘づいてはいるものの、父親に抱かれるのを見て自分がダシに使われたと早とちりしてしまう。
容子の元へ向かったものの、その前提に一度容子の従弟に呼ばれて自宅に向かい彼女のあられもない姿を目にし誘惑されるというハプニングが用いられているので、すんなりと前での初体験となる。(余談だが容子が従弟に対して手や口での奉仕を行う描写も含まれている)独り暮らしを始めた主人公の前に現れた継母に対して容子から教わった技巧を駆使して抱くものの、結局継母の被虐性に終始圧倒されっ放しの主人公なのである。

櫻木充作品らしい補整下着フェチな主人公と被虐趣味な継母、まだ男になりきっていない主人公にショタコンめいた倒錯的な愛情を抱く元家政婦と三者三様の思惑が交差する形で話自体は良かったが、終盤に継母が趣味全開になり後ろの穴に黄金水を注入されたり、中のものを排出する描写は個人的な許容を超えてしまったので、そこは個々の好みで評価は分かれるだろうと思う。

tag : 童貞 高校生主人公 母子相姦

楠木悠「人・妻・教・室 僕は四度、誘われる」

楠木悠「人・妻・教・室 僕は四度誘われる」
(フランス書院文庫、2008年1月、表紙イラスト:小玉秀章)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

パソコン教室を営む栄一は大家の琴乃に想いを抱きつつも叶わぬものと教え子の美江子や優梨子と関係を持っていたが、ある事件をきっかけに琴乃と付き合うことに。そして他の熟女たちと関係を清算しようとした矢先に、第四の誘惑者が現れる。

【登場人物】

川本栄一
28歳。IT企業を退職し、現在はプログラム開発をしながらパソコン教室を開いている。教室の家主である琴乃に惹かれつつも、出張ホスト紛いに美江子や優梨子らと関係を結ぶ日々を送る。一回り下の従弟と同居中。

桜田琴乃
34歳。東京郊外の閑静な住宅街にある3階建ての邸宅に一人で住んでいる。3年前に学習塾を営む夫を事故で亡くし未練を残しながらも、次第に栄一に惹かれていく。夫との性生活は充実していたようで、かつては教壇に立つ身ながら教え子たちの目の前で淫らな姿を晒したいと歪んだ願望を抱き、夜な夜な夢遊病者のように夫の教室に出入りしては淫らな一人遊びに興じている。

谷口美江子
36歳。5年前に地元の名士で不動産業を営む二回り年上の男性と結婚し、不自由ない生活を送っている。夫の会社のセキュリティ関連の相談に乗ってもらっていた栄一と知り合い、パソコン教室を薦めた仲でもあるが、実際は性的な欲求不満の解消目的である。ややきつめの顔立ちながらもグラマラスで栄一好みの熟女。夫の連れ子とギクシャクした関係に悩んでいる。

小野優梨子
31歳。やや細身で癒し系のようなおっとりとした顔立ちの女性で、現在は夫が単身赴任中という事もあり、パソコン教室に通い栄一にモーションを掛ける。性的には被虐的な一面を持ち、栄一に後ろでの交わりやその先のプレイを望んでいるが、結婚生活を破綻させようとまでは考えていない。

村谷祥子
29歳。優梨子の斜め前が祥子の実家で夫と数ヵ月前から別居中の様子。背が高くスタイルの良い美女だが、栄一自身は鼻持ちならないタイプと敬遠している。優梨子の紹介で初心者クラスのパソコン教室に通っているが、ふとした事から栄一の甥と知り合い興味を抱くように。

【展開】

優梨子との先約がありながらも教室の終わりに美江子に誘われた栄一は慌ただしく彼女を抱くと、優梨子と待ち合わせしているホテルへ向かう。彼女が後ろの穴に悪戯されたという過去の話を切り出し予め準備まで整えて来たと知って望み通り肛交に及ぶものの、次はエネマプレイをと所望され栄一はかなりの変態だと感嘆するのであった。

翌週の月曜日に栄一は琴乃からパソコンの不具合を見て欲しいと頼まれ邸宅に向かい、彼女と良い雰囲気になりキスや抱擁の最中に突然琴乃から拒まれてしまいやり切れない思いを抱く。そんなある日美江子から密会写真を送り付けられたと相談を受け栄一は義息の盗撮の証拠を突き止めると、美江子の反応を見て関係を清算する潮時だと考える。
そこへ優梨子より連絡が入り自宅へ向かうと尊大な態度の祥子に不倫関係が発覚したと知り、彼女から口止めとして優梨子と共に抱くよう求められる。栄一は優梨子とのプレイに使おうと忘れ物を届けさせに甥を呼び付けていたが、祥子が好色な反応を示してひとまず帰ったのを見ると、用意した全身ゴムづくめの衣装を着させて後ろで交わるのだった。

翌日授業を終えた栄一は琴乃の部屋を訪ね鍵を返すがつれない反応にがっかりして帰宅するが、直後に彼女がやって来て自分の回りで降りかかる怪現象について打ち明けられ2日後に真相を確かめたいと桜田邸に泊まりたいと約束する。かつて琴乃の夫が使っていた教室に張り込んでいた栄一は、日付けも変わる頃に琴乃が取り憑かれた様子でやって来ると授業を進めながら、教え子に見せ付けるかのようにいやらしい行為をして絶頂に至る姿を目撃するのであった。

翌朝琴乃に真相を明かし両想いとなり激しい肉交を済ませた栄一は熟女たちとの関係を清算すべく、土曜日に美江子の自宅を訪ねる。義息が家にいてベランダから覗いているのを知りながらわざと肉交を見せ付けた栄一は、彼女の携帯電話で義息に連絡し後は任せたとばかりに邸宅を去る。通話状態にした美江子の電話から二人が愛し合う声を聞いた栄一は電話を切ると、次は優梨子と祥子を纏めて清算する番だと決意する。
翌日栄一は優梨子に別れを切り出そうと自宅を訪ねるが、同席していた祥子から3Pで良いからと執拗に迫られ勝手に帰っていくのを唖然として見届ける。表面上は友達付き合いはしているが祥子には一矢報いたいからと優梨子の提案に乗った栄一は、別れる前に試してみたかったエネマプレイで彼女に立て続けに快感を与え失神絶頂へ導くのだった。

数日後の夜ホテルの部屋に着いた栄一は、まずは祥子と激しいプレイで騎乗位のまま絶頂に導き、優梨子はその間にシャワーを浴びる振りをして物陰から肉交をビデオに収め、万が一の時は栄一の甥に見せるつもりで切り札を手に入れる。更に彼女は鬱憤を晴らそうとペニバンを装着し祥子の後ろに挿入すると、栄一と示し合わせて腰を遣い二穴責めで失神させる。秘薬の効果もあり萎える事のない栄一は今度は優梨子の後ろの穴で交わるが、意識を取り戻した祥子も参戦して乱れた一夜を明かす。

熟女たちとの関係の清算を終えた栄一は誰も顔見知りのいない別の町に引っ越そうと琴乃に提案すると、自宅を引き払う前に亡き夫の願望を叶えるべく淫辱にまみれた授業がしたいと申し出を受け了承する。引っ越しの段取りも済ませたある日小学生たちを前にパソコンの授業を始めたものの、琴乃は全身に取り付けられた淫具で身をよじらせてしまう。次第に淫らな雰囲気が教室に漂う中で、栄一は彼女や子供たちの異変に気付くが、いつしか自分の意識も遠のいていき…。気が付くと琴乃と二人きりの中で再び肉交を求められた栄一はずっとそばにいて欲しいと告白し行為の続きを始めるのだった。

【レビュー】

作者のキャリアの中で最もページ数の多い作品であるが、この時期はどの作品もゆうに300ページを超えるボリュームなので本作だけが突出している訳ではない。ただ読んでみると個人的には350ページを超えると、途中で一段落したい気分になって来るので、最近は消費増税云々の影響もあるだろうが、300ページ程度が妥当な範囲なのかもしれない。

楠木悠作品はタフネスな20代主人公が熟女たちと次々に関係を持ち、一時期はあちらこちらと手を出すものの、最後は本命の女性と一緒になろうと決意するがしかし…という流れがお約束とされている。前作「人妻ロマンス 汗蜜のフィットクラブ」から約2年振りの刊行となったもののこの路線は変わっておらず、相変わらずの抜かずの連戦とややハードな主人公の攻めが特徴的である。

始めからセレブ夫人の美江子とは肉体関係にあり補整下着を来たままの激しい交わりを見せるものの、彼女の主題は義息に慕われているのに気付き、自分も決して悪い気はせずに主人公の導きによって相姦に発展していく点である。元から主人公とは火遊びの範囲でもあった事からそれほど関係に拘る様子が無いだけに、逆に情交場面は激しく淫猥さが出ていたと思う。

夫には自らの性癖を言い出せず主人公には始めからアブノーマル全開の優梨子はほぼ後ろの穴がメインで、全身ゴムづくめの衣装を着たりしまいにはエネマプレイまで易々と受け入れてしまう倒錯した性描写がメインである。(流石にエネマプレイの具体的な部分に触れられると個人的には退いてしまうが、本作の描写の範囲なら個人的にはギリギリ受け入れられるので、本格的なものは期待なさらない方が良いかもしれない…。)

三人目に現れるのが主人公の目線で述べると、鼻持ちならないタイプの30歳間近の祥子である。自己顕示欲が強くてワガママな性格であり、自ら不倫を申し出ているが相手の浮気も口にしかねず、やむなく応じた3Pの為の登場とも言えるだろう。本命とサブの魅力の濃淡をはっきりと表すのが楠木悠作品の特徴の一つでもある。

最後にメイン格である琴乃は表面的には淑やかなタイプだが亡き夫にかなり仕込まれたのか、他の3人に負けず劣らずの個性的な熟女である。夫の亡霊が見えたり、居ない筈の教室に人の痕跡がと騒いだ割には、実は自分自身が夫への未練が絶ち切れないが為に夢うつつの中で起こったことと分かる。最後には夫の願望を叶えようと淫辱にまみれた授業を行うが、いつしか妖しげな雰囲気に巻き込まれ…というのは作者の既刊である「叔母と三人の熟夫人 いたずらな午後」の終盤で用いられた手法でもあり、本作は作者の持てる総合力を駆使した作品だなと感じた次第である。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2008/1/23 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。→ 【honto】の電子書籍はコチラ。「自分から誘うなんてはしたない女とお思いになる?」34歳の熟夫人は頬を染め、腰から薄布を下ろしていく。洋なしのような乳房、ピンクの乳輪、濃密に茂った翳り。寝室に漂う、年上の女のしっとりとした柔らかい色気。青年教師を巡って、熟妻たちが競い合う淫らな挑発。美江子、優梨子、祥子、...
人・妻・教・室-僕は四度、誘われる(著:楠木悠、フランス書院文庫)

tag : 社会人主人公 熟女限定

イズミエゴタ「ハーレム学園演劇部 放課後の禁断レッスン」

イズミエゴタ「ハーレム学園演劇部 放課後の禁断レッスン」
(マドンナメイト文庫、2015年12月、表紙イラスト:大柴宗平)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

高校に入学した太一はクラスメイトの果純を追って演劇部に入部したものの、何と男子部員は自分一人という状況に嬉しさと戸惑いの入り交じった心境に。ある朝部長の美帆と登校の折に混雑したバスの中で身体を密着させた事から次々と先輩部員に誘われ、遂には憧れの果純とも…。

【登場人物】

横山太一
この春電車とバスを乗り継ぎ、自宅から2時間近く離れた友人が一人もいない進学校へ入学した。身長162cmで、進学を機に白ブリーフからボクサーに変えたばかりの何かと背伸びしたがりな普通の少年。女の子との付き合いは全く無い。同じクラスの果純に一目惚れして後を追うかのように演劇部に入部。

松井果純
太一のクラスメイトで席も隣同士というセミロングにした黒髪の似合う美少女。1年生は雑用というのが演劇部の慣例だったが、容姿と素質を買われて早くも舞台に立つことになる。後に部のショートムービーに太一と一緒に出演したことで、人生を大きく変えるきっかけに。男性経験はない。

坂本美帆
高校3年生の演劇部部長で、ポニーテールにしていて快活な印象を与える美少女。身長は太一と同じくらいで巨乳。男性経験はあり現在付き合っている彼氏がいるが、実は由貴とも性的な関係にある様子。3つ下の妹と両親の4人で暮らしている。

鳥居由貴
高校3年生の演劇部員で、学年トップクラスの優秀な成績を収めながらも舞台の脚本を担当する才女。ショートカットでボーイッシュな印象を与え、男女問わず後輩を名前で呼ぶざっくばらんな性格。美帆に負けないほどの巨乳で彼氏もいるが、美帆とも付き合っている。

佐久間栞
高校2年生。次期演劇部部長候補で、日本人形のように色白で清楚な印象を与える黒髪ボブの美少女。当初不倫妻の役を与えられて悩み、由貴を通じて役作りの為に太一と際どい事をするが、夏休みを機に同級生に告白されロストヴァージンに至る。

【展開】

高校に入学した太一はクラスメイトの果純を追って演劇部に入部したものの、何と男子部員は自分一人という状況に嬉しさと戸惑いの入り交じった心境に。ある日部長の美帆と電車で会い一緒に登校する事になったが、混雑するバスの中で彼女のYゾーンに握り拳が嵌まって動かせなくなり秘所に微妙な刺激を与えてしまう。
翌日も美帆とバスに乗り合わせるがお返しとばかりにズボン越しに勃起に触れられ、更に昼休みに部室に呼び出されるとキスをしながら密着し手で射精に導かれる。そして放課後に再び美帆に誘われ部室で口唇奉仕を受けたり、帰りのバスの後部座席では濡れた秘所に導かれて指を挿入したりするなど次第に関係が深まっていく。

それでも来年は卒業する身だからと本番だけは自制し触りっこに留められていたが、ゴールデンウィーク中の休日に美帆からマンションの部屋に呼び付けられた太一は遂に童貞を失う機会を得る。正常位で呆気なく果てるものの、次は彼女が上になって跨がり射精するが、更に三度目に挑もうとして外出していたはずの彼女の家族が帰宅すると知りお預けを食らうのだった。
美帆と三回の経験を積んだ太一はある日舞台稽古の最中に対面に座った由貴からパンチラを見せ付けられ、稽古が終わると居残りを命じられる。前の日にバッグに見覚えのないパンティが入っていたのが彼女の仕業と分かり、それをオカズにオナニーしたと白状させられた太一は、お仕置きとばかりに全裸にされベンチに四肢を縛られた状態で全身を愛撫され寸止めを繰り返される。そして秘所を見せ付けるかのような体勢の由貴と背面座位で交わると、今度からは自分も慰めてと誘われてしまう。

六月を迎えSっ気の強い由貴は演技指導と称して栞に居残りさせ、彼女が舞台で演じる不倫妻の心理を理解させようと太一に壁ドンの状態で身体を密着させながらキスを奪うように命じられるが、由貴に見せ付けようと栞の秘所に直接触れて喘がせる。少々キレ気味になった彼女は由貴を帰宅させると、自ら立ちバックの体勢を取り太一を受け入れる。
こうして期末試験を挟みつつ美帆と由貴の間を行き来していた太一は、ある夏休みの日に由貴に連れられて化学実験室にやって来るなり実験と称して四つん這いでアナルに指を挿入され前立腺に刺激を受けながら立て続けに射精に導かれたり、しまいには勃起の先端を擦られ潮吹きさせられ新たな快感に目覚めるが、これをきっかけに太一も女子に同じようにしたらどうなのかと関心を強めていく。

そして夏休みも終わりに近付き太一は軽井沢で行われる部の合宿に参加するが、夕食を終えて先輩二人が居ないのに不審を抱きつつ自室へ戻る。するとペニバンを装着した美帆に由貴が奉仕した後、正常位で身体を重ね合わせている姿を目撃する。太一の姿を認めた美帆は見せ付けるかのように由貴を四つん這いに変えて激しく貫くと、今度は攻守を交代して盛大に潮を吹かせる。再びお仕置きを受け全身を愛撫された太一は、二人に求められるままタンデムのように四つん這いに並べて交互に出し入れし、空いた指で後ろの穴も攻め立てるのであった。

九月に入り栞から役作りの仕上げにと二年の教室に誘われた太一は既に彼女に彼氏がいると知って驚くものの、求められた通りに後輩社員に扮して言葉なぶりにしながら口唇愛撫やアナル弄りをした後に立ちバックで交わる。更に栞の自宅で裸エプロンにして交わったり、太一に脅される設定でノーパンノーブラで離れの女子トイレに連れ込まれて倒錯的なプレイに興じるなど役作りに協力するのであった。
コンクールを無事終え新部長に就いた栞からショートムービーの台本を果純と共に受け取った太一は、主演の二人だけに特別に書き加えられた設定にあらゆる性行為が含まれていて驚くが、いざ撮影が始まると果純は顔を赤らめながらもキスには応じてくれる。調子に乗った太一はいきなり秘所に触れてしまい流石に果純に突き飛ばされるが、それでも役を全うしようと台本通りに二回目はキスしながらの指入れを許される。
撮影が進んでいく中で果純からマンションの部屋に誘われた太一だが、シャワーを浴びる間も与えずに押し倒し全身の匂いを嗅いでいると、果純から役作りなんてもう良いから太一自身として抱いて欲しいと求められる。寝室のベッドで処女喪失へ導き夕飯をご馳走になるが、再び欲情した太一は果純をリビングに押し倒すと、口唇奉仕や指挿入をしながらアナルに悪戯してから後背位で貫く。その10日後自宅に果純を招いた太一は再び愛情を交わし、撮影が終わる頃にはすっかり恋人同士になっていた。

ショートムービーが好評で大手芸能事務所にスカウトされた果純は上京してしまうが、2年に進級し未だに男子部員が一人のままの太一は遠距離恋愛を続けている。栞からは付き合っている彼氏とは順調だがことある度に3Pを求められ、上京し同居生活を始めた美帆と由貴からは長い休みを利用してまた楽しもうと誘われる日々を送っていた。そんなある日登校するバスの車内で新入部員でもある美帆の妹にしがみ付かれ、新たな出会いの予感を抱くのだった。

【レビュー】

「イズミエゴタ」という新人作家によるデビュー作品…という訳ではなく、実はこれはご自身が公表されているので触れて構わないのだろうが、官能作家の常盤準氏の別ペンネームによるものである。

常盤準氏のブログ記事その1

常盤準氏のブログ記事その2

ご本人曰く「いくら書いても、あまりばっとしないから」という理由らしいが、本作のタイトルがそのまま舞台設定を指し示している通り、今までとは違う作風で書いてみようとしたからではないのかと推測するがいかかであろう。

題名にズバリ「ハーレム」を盛り込んだ以上は、やはりヒロインは複数存在する。高校1年生の主人公のクラスメイトが一応のメイン格で純情可憐な印象、3年生の演劇部部長が筆下ろし、もう1人がSっ気が強くて主人公を支配し、次期部長候補の2年生が逆に主人公に翻弄される役割である。全部で4人と関係を持つが、3年生の2人との複数プレイはあるものの、他は全て単独である。
クラスメイトを除いては彼氏がいる身でありながらも主人公を誘い、主人公だってクラスメイトに好意を抱きつつも美味しい所はちゃっかり頂いている。しかし前半で3年生2人から求められた時点で、実は官能描写としてはかなり「積み」な状態だなと感じた次第である。それだけ演劇部員としての生活自体は必要最低限に抑えつつ後はひたすらヒロインから仕掛けるエッチな場面に注力したからであろうか、個人的には主人公が攻めに転じてからの後半のパターンが、2人とも同じように感じるのは少々気掛かりだった。
どのヒロインも豊乳か巨乳クラスなので、出来れば1人くらいは乳戯があっても良かったのかもしれない。前の穴に指挿入→口唇愛撫→バックで交わりながらの後ろの穴への指挿入が4人の着地点だったので工夫が欲しい所である。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2015/12/11 発売ハーレム学園演劇部-放課後の禁断レッスン著:イズミエゴタ、マドンナメイト文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。いつのまにか女子だらけの演劇部に入っていた太一は、美少女部員たちからエッチな演技指導を受けることに……高校に入学した太一は、同じクラスの美少女につられてひょんなことから演劇部に入ってしまった。だが、そこは女子だらけのクラブで男子は太一ひとり。しかも、部...
ハーレム学園演劇部-放課後の禁断レッスン(著:イズミエゴタ、マドンナメイト文庫)

tag : 高校生主人公 童貞 デビュー作品 処女

宗像倫「隣罠(わな) 成宮家の三姉妹と狼」

宗像倫「隣罠(わな) 成宮家の三姉妹と狼」
(フランス書院文庫、2013年12月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。2015年12月10日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

隣家の三姉妹にかねてから興味を抱いていた太一は、妻の長期不在もあり展示会の写真を撮りたいと言葉巧みに近付き、それぞれと結ばれる。一方三姉妹もそれぞれの事情で彼と割り切った関係を受け入れるが…。

【登場人物】

大谷太一
32歳。成宮家の隣人で妻と美里が友人の為、割と親しくしている。4歳年下の妻は仕事で1年間海外出張中。しがないサラリーマンだが、写真を撮るのが趣味で言葉巧みに三姉妹に言い寄り、関係を持とうとする。

成宮美里
28歳。地元の富豪の一族の分家で生まれ育ち、実家は地元で有名なホテルを経営する男性を婿に迎えている。太一の妻と友人で趣味と実業を兼ねて絵を描いている。愛らしい顔立ちに人妻らしい落ち着きを伴った魅力的な女性。Cカップ。

成宮理穂
19歳。大学に通い、付き合っている彼氏が居るらしいが他の男性にも興味が有り、積極的に太一にモーションを掛けて来る。他の2人とは異なった清楚な印象の女性。Cカップ。

成宮歩実
17歳。陸上部に所属する高校2年生。三姉妹の父を幼くして亡くした為かファザコン気味で太一を「おじさん」と呼び、父親のように慕っている。数週間前から足を痛めている。処女

【展開】

展覧会に出展する為と言葉巧みに三姉妹を撮影する機会を得た太一は理穂の部屋を訪れるが、彼女は彼がアダルトビデオを借りたのを見たと言い手で性欲処理をしてあげると提案され、要求をエスカレートさせ彼女にフェラチオさせた所で口内射精する。
次に歩実のユニフォーム姿を撮りたいとドライブに連れ出した太一は公園に到着するも途中で通り雨に降られプランを変更し、車内で彼女に愛撫しながらペニスをしごかせ、クリトリス絶頂を与えると共に全身に精を浴びせる。

撮影の為太一の自宅を訪れた美里だったが妹2人の様子がおかしいと不審を抱き問い質すと、逆に太一からまだ本番には至っていないがいずれは手を出すかもと開き直られて、セックスに応じざるを得なくなる。後背位で貫かれ快感の余り失禁するまでに至るものの意外に嫌ではないことに気付き、立場を考えると複雑な心境に陥いるのであった。

お盆を迎え理穂や歩実は美里に同行せず、帰省を断り自宅に残る。理穂は積極的に太一にアプローチを掛けラブホテルに誘い再び口唇奉仕するが、興味本位で素股に応じるとそのまま騎乗位で挿入され中出しを受け入れてしまう。
一方歩実は自宅で制服姿で撮影に応じるが再びキスやクンニリングスで快感に導かれ、帰宅した理穂と鉢合わせになる。咎めるどころか積極的に太一に跨がる姉に触発された歩実は大き過ぎる生ぺニスに痛みを覚えつつ、抜くに抜けず膣内へ射精される。

数日後歩実の歩様がおかしいと違和感を覚えた美里は自宅に太一を招き、関係を持ったと知ると妹たちの身代わりになると期間限定の関係を切り出さざるを得なくなり、寝室で再び太一と交わりを持つと背面騎乗位で一度アクメを迎えた後で二度目は手首を縛り上げられたまま屈曲位になって射精を受け入れてしまう。
8月も終わりに近付いたある土曜日に歩実にせがまれて太一は急遽三姉妹で一泊二日の旅行を企画し理穂から彼女たちの部屋の鍵を受け取ると、その晩に夜這い同然にまずは理穂と交わる。絶頂を迎えた彼女に続き聞き耳を立てていた歩実の秘所を舐め回し嬌声を上げさせると、美里がそれに気付かぬ筈もなく目覚めたのを良い事に目の前で末妹を貫く。しかし未だに彼女が挿入に痛がるのを見て太一は美里に手を伸ばし激しく腰を遣うが、歩実は複雑な面持ちで見守るのだった。

こうして妻が帰国するまでと割り切った関係を楽しんでいた太一は年末も近付いたある日、自宅のリビングで歩実と対面座位で交わり初めての膣内絶頂を迎えさせて満足していたが、そこへ部屋のドアを開ける音がして…。

【レビュー】

2014年2月デビューの作者の2作品目となるが、それぞれの事情で隣人である三姉妹に対して好意を持つ主人公は表面上は色々と悪ぶってはいるものの、30歳代の既婚者らしくある時は優しく見せたり、或いは激しく責めたりと変幻自在な点がいわゆる「強引な和姦」路線の肝となるのかもしれない。

人妻で立場のある美里はともかく、理穂や歩実はそれぞれ主人公を慕っているせいもあり端から無理矢理な展開になりずらいし、美里に至っても友人の夫で有る主人公に対して概ね好意的で、確かに始めは妹たちをネタに脅されたとは言え、夫に無い逞しさを感じて被虐性を開発されるのを許している為やはりこれは和姦に近いと思うのだが…。

しかしデビュー作の時から読んでいて気になったのはヒロインの反応が終始「いやっ」「ダメっ」ばかりで、折角年齢や背景の違うヒロインが3人居るのだから少し表現を変えた方が違う味わいを感じられたのではという事である。そこはまだ2作品目だからとも言えるのだが、あまりダメダメと言われるのも味気無いので、もう少し工夫は欲しかった。

主人公にしても3人それぞれに対し願望が抱くのは分かるもののいまいちパンチが乏しく見えてしまうのは、歳のせいなのか無駄に持続性があってヒロインが絶頂を迎えるのが早いのかなと感じさせる。これが「強引」だけど和姦だという曖昧さが招いているのかなと思われるのだが、作者はひょっとすると女性の方ではないだろうか。読んでいて色々とそう感じる描写が少し気になった次第である。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2013/12/24 発売隣罠(わな)-成宮家の三姉妹と狼著:宗像倫、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。→ 総合電子書籍ストアBookLive!はコチラ。(あの高嶺の花だった隣りの三姉妹を…狂わせてやる!)若妻らしい濃厚なフェロモンをふりまく美里。女子大生の瑞々しさがあふれんばかりの理穂。交際経験もない清楚な制服姿が愛らしい歩実。超絶フェラ、強制騎乗位、ア...
隣罠(わな)-成宮家の三姉妹と狼(著:宗像倫、フランス書院文庫)

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tag : 社会人主人公 姉妹丼 処女

勝手に凍結、何もせずに解凍(苦笑)

こんばんは。管理人のにゃらです。

この度は当ブログの凍結で色々とお騒がせいたしまして、誠に申し訳ありませんでした。

昨晩寝る前にTwitterを見ていたら、DSKさんのブログが凍結されていると知り、これはと思ってバックアップ(エクスポート)をした10分後に凍結と相なりまして…。

他の相互リンクさんや作家さんのブログも拝見しましたが、時既に遅しという話ですね。まぁ後の話は改めて私から申し上げる事ではないでしょう。
ただ凍結の間に来訪者様が不愉快な思いをなさったかもしれず、結局意図しない事とはいえこういう事態を招いたのはお詫びしなくてはなりません。

それで今後の方針ですが当ブログをメインとしつつも、別ブログを開設しました。

「にゃらの官能小説読書録」

現状は当ブログと全く同じ(苦笑)ですが、その内に内容を変えていければと考えています。今のところはFC2を退会する予定はありませんので、ご心配なく。

取り急ぎ管理人からはこれでご挨拶としたいと思います。

秋川泉「運命の熟女 二人だけの同窓会」

秋川泉「運命の熟女 二人だけの同窓会」
(フランス書院文庫、2004年5月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

一年間札幌に単身赴任する事になった岩田だったが、怪我の介抱をした女子大生の奈美に関係を迫られ抱いてしまう。そんな中生保レディの陽子が気掛かりで助けたのをきっかけに彼女とも肉体関係となるが、何と岩田の中学時代からの憧れの人だと知り関係を深めていく。しかしそこへ部下の里香からも一方的に求められ、事態は思わぬ方向へ進んでいく。

【登場人物】

岩田
37歳。化学メーカーの技術者で、新設工場に技術指導の為単身赴任で一年間札幌にやって来た。妻と娘は東京に残しているが、期間限定の独り暮らしだと喜んでいる。中学時代に一時期母校に在籍していた美術部の先輩の陽子に一目惚れし、今もその面影を求めている。

高島陽子
38歳。生命保険会社のセールスレディ。かつて岩田と同じ中学校にいたが、父親の仕事の関係で転校を繰り返す学校生活だった。高校生の時からは札幌市在住。19歳の時に初婚し娘をもうけたが夫は3年で死別、教職に就いて3年前に再婚したが間もなく性格の不一致で離婚している。

高島奈美
19歳。陽子と親同士が従兄弟の間柄で、教職時代の彼女の教え子でもある。通学中に岩田のアパートの前で通り掛かりの自転車と接触し、怪我をしたところを彼に介抱されたのをきっかけに親しい関係に。男性経験はある様子。

松井里香
23歳。岩田の転勤先の職場の部下にあたるOLだが、思い込みが激しくマイペース、しかもコケティッシュな性的魅力に溢れている。突然岩田に接近し押しの強さで破滅に導いていくが、本人は意図してやっている訳ではなく欲望に忠実なだけである。

【展開】

怪我をした奈美を部屋に連れ込み介抱してあげた事から親しい関係になった岩田は、ある日彼女から抱いて欲しいと告げられ一度は躊躇うが、瑞々しい身体に魅了され肉体関係を結ぶ事になる。
そんな折営業で度々職場を訪ねていた陽子が押しの弱さから苦戦しているのを気に掛けていた岩田だったが、その晩偶々夕食をとっていた飲食店で上司に関係を迫られ困っている彼女を見掛けると、その男を殴って彼女を連れ出す。ホテルに向かおうとする岩田に対し、意外にも拒む素振りを見せない陽子を見て奈美に何処か似ているなと感じながらも抱くのであった。

数日後の昼休みに里香から突然手作り弁当を手渡された岩田は困惑しつつも、用事があるから後で食べると断り奈美と会っていたが、暫く会うのを避けていた負い目から会社を早退してデートに付き合わされる羽目になる。その週末突然部屋に押し掛けて来た里香から赤いロープを渡された岩田は、縛って犯して欲しいと言われ蠱惑的な魅力に抗し切れずに彼女とも関係を結んでしまう。
ある日陽子から次の就職先が決まったと連絡を受けた岩田は、逢う約束を取り付けると夕食を共にした後彼女の部屋に招かれる。何気なしに彼女のアルバムを見て初恋の人が陽子だとやっと気付いた岩田に対し、陽子もあの時に好きだったと打ち明けられ身体を合わせるが、情事を終えて再びアルバムを見ると奈美が別の写真に写っているのを発見し母娘だと早合点し罪悪感を抱くのであった。

翌朝部屋を訪ねて来た奈美に誘われ会社をズル休みして遊園地でデートをした岩田は彼女の部屋まで送って行くが、自分を避けているようだと痛いところを付かれる。更に会社では里香が露骨に態度を露わにし始めた事で危機感を抱きつつも、就業中に屋上で交わる事に拒めずにいるのであった。
奈美や里香の誘惑に抗し切れずにいた岩田はある日陽子と公園で逢っていると奈美と鉢合わせになり、更に数日後には部屋に押し掛けて来た里香の口唇奉仕を受けていた現場も奈美に見られてしまう。追い返そうと取り繕う岩田をよそに、里香に挑発された奈美は女同士のまぐわいや口唇奉仕を競わされる羽目になる。

里香との関係が職場で持ち切りになり立場が危うくなった岩田はトイレに行こうとすると、里香に迫られて女子トイレで交わる事になるが、他の女子社員が来ても彼女の喘ぎ声を抑えられずに行為を続けてしまう。最早これまでだと会社を抜け出した岩田は奈美と陽子の二人と出会うが、恐れていた通り奈美が告げ口し関係を陽子に知られる。
奈美を送る途中で岩田のアパートの前を通り過ぎようとした時彼女からもう一度だけと求められ、岩田はこれで奈美とは最後にしようと決意する。そして1ヵ月後本社に戻ることになった岩田は、陽子に対して家庭を捨ててでもと賭けに出るが、穏やかな口調でたしなめられてしまい失敗に終わってしまう。

東京に戻り元の生活を送る筈だった岩田だったが、休暇を取った里香に押し掛けられてしまい、妻に嘘をつき連日のように外泊を繰り返し彼女との情交に溺れるのであった…。

【レビュー】

秋川泉名義としては本作のみの刊行であるが、話の組み立ては綿密な割りには肝心の情交描写は前戯も本番もあっさりとし過ぎている事から、個人的には他の作家の別名義というよりは燃え尽き型のワンポイントなのではないかと感じた次第である。この「あっさり感」は2004年という時期を見れば及第点ながらも、頁数を考えるとヒロイン三人が多過ぎた面も否めない。

「運命の熟女」である陽子との再会で主人公が不倫関係に溺れていくという大筋の流れは間違っていないのだが、女子大生の奈美や職場の部下である里香にも関係を迫られ同時進行な訳なので、題名の通りには話が進まないのである。そのモヤモヤ感が個人的には読後のイマイチさに繋がっているような気がする。

陽子と奈美は遠縁の関係であるが、どうせなら年齢差からして母娘丼という流れも出来ただろうし、何より里香に関しては緊縛や奈美との百合プレイ、社内の女子トイレでの情交といった賑やかな描写に比べても二人を押し出すような出しゃばり感が鼻に付いてしまったのは残念である。母娘で主人公を巡る嫉妬の応酬を挟みながらの流れの方がスッキリと纏まり、一回の描写に掛けられる頁数も多く出来たのではと思う。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
運命の熟女 (フランス書院文庫)(2004/05/31)秋川 泉商品詳細を見る★★★★☆ 単身赴任中に勃発したモテ期は女性陣が一枚上手, 2012/9/24目下のところ「秋川泉」名義で唯一の作品。サブタイトルの『二人だけの同窓会』から主人公とヒロインの1対1をイメージするが、実際は1人ではなく、冒頭から女子大生が出てきたり、中盤からは勤務先の若い女子社員も出てきたりと賑やかである。そして、37歳の会社員主人公が長年想いを募らせて...
運命の熟女-二人だけの同窓会(著:秋川泉、フランス書院文庫)

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絢瀬簾「マンツーマンレッスン 熟妻と青年家庭教師」

絢瀬簾「マンツーマンレッスン 熟妻と青年家庭教師」
(フランス書院文庫、2010年8月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。2015年12月6日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

最愛の夫がフランスに赴任し寂しさを感じている真理子に取っての楽しみは、毎週水曜日にやって来る若い家庭教師の慎一と過ごす時間だった。次第にエスカレートする彼女の誘惑に耐え切れずに慎一は関係を持ってしまうが…。

【登場人物】

響野真理子
35歳。5年前に夫と結婚したが、2年前にフランスへ赴任して以来寂しさを感じている。95cmのIカップとグラマラスな身体。夫が勤める会社のパーティーで慎一を見掛けて気に入り、フランス語の家庭教師を依頼する。

伊東慎一
28歳。真理子の夫が勤める会社と提携先の企業で働いており、始めは業務の一貫としてやって来たが次第に彼女に惹かれていく。名前は純和風だがフランスで生まれ育ったクオーターで、母国に恋人を置いて来ており欲求不満気味。無類の巨乳好きで真理子から乳戯されるのを夢想している。

【展開】

6度目のレッスンとなった水曜日、慎一を想いながらオナニーした後に出迎えた真理子の妖しい雰囲気をみた慎一はついいつもの通り妄想の中で彼女とのエッチな事を想像しながらも、何とか理性を保ちレッスン後の食事の誘いを断ってしまう。
翌週何とか食事だけでもと可愛らしく焦らして誘う真理子に期待した慎一は酒に付き合う内に彼女が狸寝入りしているとは思わずに欲情し自慰を始める。真理子は起きるきっかけを失い薄目を開けてその様子を眺め、彼が帰ると一人で激しく悶え初めて後ろの穴まで駆使してオナニーに浸るのであった。

次のレッスンで先を期待し露出の多い服装に着替えた真理子は映画を観ながら再び狸寝入りして慎一が手を出すのを待ち受けていると、彼に股の間を覗かれ匂いを嗅ぎながら下腹部に精を放たれて性感を高めていく。更に巨乳にぺニスを擦り付けながら2度目をしようとする慎一に対し真理子は我慢の限界を迎えて目を覚ましたまでは良かったが、踏ん切りが付かずに次こそはと約束しオナニーの見せ合いに留める。

翌週済ました顔でレッスンを続けようとする慎一に焦れた真理子は誘いつつも彼から手を出して欲しいと頼み寝た振りをして状況を再現しようとするが、やはり我慢出来ずに口唇奉仕を仕掛けて精を受け止める。四つん這いで情交をねだる真理子を見た慎一は、真理子が狸寝入りした罰として卑猥な言葉を用いて挿入願望を口にさせ遂に結ばれるが、巨乳を汚したいと願い膣中に出さずに射精した後3度目は乳間挿入で顔まで汚すのであった。

翌週真理子に肌が透けた服装で出迎えられた慎一はレッスンをそっちのけにして玄関でうつ伏せにして押し倒して交わり、繋がったままリビングに移動して射精する。更に慎一は休まずにソファーで馬乗りになりパイズリで射精した後、返礼とばかりに真理子を四つん這いにして意外と尻穴付近が毛深いと言葉なぶりにしながら指を挿入させると、彼女の口から慎一にならとアナル処女を捧げられ2度も中出しする。

しかし夫の帰国と入れ替わるように慎一が母国へ配置転換となり後ろの穴を捧げた交わりが最後となった真理子は、2年後のある日夫からフランス行きを提案されて消せずにいた慎一のメールアドレスを削除し想い出に留めておこうと決意するのであった。

【レビュー】

絢瀬簾名義でのデビュー作品は第8回(2009年募集分)フランス書院文庫官能大賞の最終選考作品の中の1つで、35歳の割には独白する場面では意外に生娘のような若々しい(というか可愛らしい)ヒロインや10代の少年のような主人公の言い回し、短文での改行や同じ言葉を多用するなど型に捕らわれない文体が特徴的である。

夫の長期海外赴任に伴い日本に残ったヒロインの真理子がパーティーで見掛けた慎一に興味を抱き、2人だけの世界の中で次第に距離が縮まっていくプロセスと唐突な別れまでを描いた作風は至ってシンプルな作りであり、かつての誘惑官能作品を思い起こさせる。
30日間で逢瀬は5回しかない中、前半の2回は互いの妄想に終始し3回目も自慰の見せ合いと我慢が続いたせいか4回目と5回目は官能描写の連続で一気に盛り上がるものの、アナル処女を捧げた辺りからあまりの拙速さに呆気ないなと感じさせたのは残念である。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2010/8/23 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「お願い、見て……ねえ、私の裸を見せてあげるわ」真理子が背中に手を回した刹那、ゆっくり落ちる黒下着。ミルク色の膨らみの中央で淡い桃色の乳首が震え勃つ。「たまらない、こんなにいやらしい身体をしてるなんて」単身赴任中の夫の眼を盗んでつづく〈大人の個人授業〉1vs1――35歳熟女と28歳青年が溺れた濃密な30日間。★★★★☆ 独創的な文体に好みが分...
マンツーマン レッスン-熟妻と青年家庭教師(著:絢瀬簾、フランス書院文庫)

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相馬哲生「力ずくの秘書室【三匹の専属奴隷】」

相馬哲生「力ずくの秘書室【三匹の専属奴隷】」
(フランス書院文庫、2015年11月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

秘書室長補佐という肩書きながらも閑職に追い込まれ、生意気な秘書たちに弄ばれていた中年男の高野はある日若手秘書の弥生の秘密を握り力ずくの関係を結ぶ。これをきっかけとして高野はお局様の千里やクール系の紗英の二人に対し、肉体関係を結ばざるを得なくなるように仕向けていく。

【登場人物】

高野弘志
38歳の独身。商社に勤めて16年になるが、今春より秘書室長補佐の肩書きを得た。表面上は秘書たちの業務を管理する立場だが、秘書室の男性社員の実態は上層意識の強い女性たちにより、使い走りにされており左遷扱いである。

広瀬弥生
21歳。短大卒の2年目の秘書で可憐で清楚な印象を与える。Eカップの瑞々しい身体付きだが、営業統括部長に迫られ身体を縛られて社内で情交に及んでいるのを高野に目撃され脅される。生来のマゾであっさりと高野になびいてしまう。

樫村千里
42歳の社長秘書。弘志の教育係で秘書室でのお局様的な存在。かつて部下だった若い男との不倫が発覚し左遷させたのを気にしている。夫と結婚して15年になるが、表面上は上手くいっているように見られている。

北河紗英
31歳の社長秘書で役員たちからの受けは良いが、自分に絶対の自信を抱くモデル体型をしたクール系美女で、その一方で秘書室の女性たちからは近寄りがたいと敬遠されている。

【展開】

秘書室に配属され、今日も千里から満足にお茶も淹れられないのかと叱責され頭からお茶を浴びせられる屈辱を味わう高野は給湯室で弥生に優しく話し掛けられるが、彼女の手首に縛られた痕を発見し彼女の残業の日を狙って後を付けて行動を探る。誰もいない会議室で後ろ手に縛られ口唇奉仕したり、立ちバックで犯されるのをスマホで隠し撮りすると、あくる日彼女を脅して資料室で部長がしていた事を再現し、真性のマゾだと納得する。

数日後弥生からかつて千里が社内不倫していたという情報を元に堕とす手筈を整えた高野は、残業で二人きりになった際に職権で千里をプロジェクトから外すと切り札を出す。プライドを傷付けられた千里は自ら性的な奉仕をすると言わざるを得ず、更に夫との仲を執拗に聞き出され言外に夫には知られたくないと弱味を見せる。デスクに押し倒し繋がったまま駅弁スタイルで千里を抱えた高野は、立ちバックに体位を変えると彼女に奴隷宣言をさせ自分の女になったと確信するのであった。

弥生と千里の間を渡り歩いていた高野はある日千里に勘付かれ、かねてから所望していた3Pをしようと彼女と食事に誘い、後から弥生を店に来させて挑発に乗せられたのを見てからラブホテルへ移動する。高野は弥生に命じて千里の秘所を舌で愛撫させてアクメに導くと、彼女への対抗意識を剥き出しにした千里から初めて中出しを求められる。千里が返礼とばかりに弥生に愛撫し潮を吹かせたのを見ると、高野は威厳を見せようと奮い立たせ二回戦に臨む。

紗英を新たな標的とした高野に対し露骨に嫌な顔を見せるものの、弥生と千里は彼女の弱味を握ろうと身辺を探る。再び職権を活かしてわざと紗英にだけ業務を押し付け、ミスをすると周囲に聞こえるように叱責してプライドをズタズタにする。そこへ彼女と仲の良い弥生にレストランでフォローさせつつも、高野は偶然を装い千里を連れて同席する。
想定した以上に嫉妬を剥き出しにする二人の奴隷に口撃を受け、更に常務との関係を暴かれた紗英は高野に連れられ、近くのホテルの部屋にやって来る。自分のクンニに15分耐えられたらもう手出しをしないと高野に念書を書かせたものの、呆気なく絶頂に導かれた紗英は貫かれ、口に出すぞと意地悪を言われると膣内射精を受け入れる。

秘書室で弥生と千里が牽制し合う日々に刺激を与えようと高野は備品倉庫に二人を連れ込み競い合わせるが、そろそろ紗英も含めた複数プレイもと思い立ち金曜の晩にホテルの部屋に呼び付ける。二人の秘書も部屋に居る事に紗英は嫌な表情を浮かべるものの、高野から3人で絡み合う姿を見ながらオナニーしろと命じられ指で慰めていると、弥生や千里に絡まれて辛抱出来なくなる。
二人の指が紗英の膣内を弄っているのを確かめた高野は後ろの穴に照準を定めて挿入すると、薄い膜越しに女たちの指による刺激をぺニスに受けて射精するが、休む間もなく弥生と千里に奉仕を受け苦笑いを浮かべるのであった。

【レビュー】

今年でデビュー10周年という作者は息の長い活躍で本作が19作品目となるのだが、年2作品ペースの中で「力ずく」シリーズとしてはこれが10作品目の刊行となる。

「編集部発」(公式ホームページ)

「力ずく」第一作目から実はこの作風は殆ど変わってはおらず、冴えない中年男が屁理屈紛いの言動でヒロインたちに迫り、自慢の巨根でたちまちメロメロにしてしまう。凌辱作品でありがちな精力自慢の悪魔青年(少年)だったり、50歳近いのに逞しい凌辱者が力任せにモノにする(あまり現実的ではない)というのとは些か流れが違うのが特徴であり、現実的で何処にでもいそうな主人公像が読者の共感を得やすくロングランシリーズの一因なのではと思われる。

本作も基本的に主人公の目線での描写は多い反面、ヒロインたちの心の内はあまり覗くことが出来ない。この作者の意図した心理描写の偏りと見られるが、時には「堕ちたと言っても身体の表面的な反応で、心の内は全くなびいていないのでは」という疑念を抱かせる。本番より前戯重視の情交描写も相まって、何処か物足りないと思わせる。しかしこれからも変わらないのだろうという気がしなくもない。

それでも本作では同じ女秘書として、弥生は憧れと嫉妬、千里は不倫を置かした過去の過ちや若い二人への妬み、紗英に付いては孤高な故の脆さがヒロイン同士のやり取りから垣間見えて来て、女性たちのこういう応酬は怖いものだなあという気もしているのだが…(苦笑)

tag : 社会人主人公

早瀬真人「ハーレム・キャンパス 新入生と人妻女子大生と美人准教授と」

早瀬真人「ハーレム・キャンパス 新入生と人妻女子大生と美人准教授と」
(フランス書院文庫、2015年11月、表紙イラスト:ゴトウヒロシ)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

就職活動に失敗したものの、恩師の知人の准教授・紗貴子の助手として働き口が見付かった潤平は、彼女に筆下ろしされた後でゼミ生の愛子ともいい関係となる。ところが紗貴子との関係が愛子に知られて気まずくなる中合宿に向かうと、ゼミ長の美保や新入生の恵里菜とも関係を持ってしまう。

【登場人物】

山口潤平
22歳今春大学を卒業し、紗貴子の助手として働き始めている。生真面目で女性との付き合いは全く無いままだが、2年前に通学の列車で見掛けた愛子に対し一目惚れ同然に好きになった。

水沢愛子
26歳。大学4年生。母子家庭で育ち一度は進学を諦め夫と結婚したものの、母親の死後に社会復帰を念頭に入れて女子大に入学した。真面目な性格で嫌々ながらも夫に開発され淫らな体質になったが、夫の浮気性に嫌悪感を持ち半年近く関係を絶っている。紗貴子が主催するゼミに美保と共に所属する。

友田紗貴子
35歳。女子大の准教授で学長の娘。優しいだけが取り柄の夫が浮気をしていると知り、自らも奔放になろうと潤平に目を付けて関係を持つ。ゴージャスな雰囲気を漂わせウェーブの掛かったマロンブラウンの髪に、グラマラスな肢体を持つ美女。

咲田美保
23歳。大学4年生のゼミ長。ショートボブの髪型に、黒ずくめの衣装を纏い独特の雰囲気を漂わせる。複雑な家庭環境で育ち義父に処女を奪われ、その愛人に性戯を仕込まれた。そのせいか同性愛に目覚め、4年間同級生の愛子に興味を抱いている。

木本恵里菜
18歳。大学1年のゼミ生。良家のお嬢さんらしいが何処か天然な節があり、変わり者扱いされている。性体験は16歳と早く、巨乳でパイパンとロリータめいた雰囲気を漂わせる。

【展開】

5月を迎えたある日潤平は紗貴子から恋人の存在を尋ねられいないと答えると、いきなり口唇奉仕してもらい更に騎乗位で跨がられて童貞を失なう。講義の前の慌ただしい行為に彼女の真意を図りかねるものの、潤平が愛子に惚れているとバレてしまい自分も楽しみたいからテクニックを身に付けなさいと告げられ、割り切った関係なんだと納得する。

数日後美保がセッティングしたゼミコンパの場で愛子と隣り合わせに座った潤平だが、緊張のあまり思ったほど話は弾まなかったものの、紗貴子の勧めで彼女を部屋まで送るとお茶でもと部屋に入る事に成功する。単刀直入に好きだと告白すると愛子もキスに応じるが、生理中もあって口唇奉仕に留められ次の機会を約束される。

ところが潤平は紗貴子とホテルから出て来る所を他のゼミ生に目撃され、噂を聞いた愛子から手のひらを返したかのようにあしらわれる。それでも紗貴子の別荘で行われる合宿には美保や恵里菜と一緒に参加すると知り、同行した潤平は何とか関係修復を果たそうと意気込むものの、初日の夜酔い潰れてソファーで寝込んでいる所に紗貴子に襲われる。そしてその情交はゼミ生三人の知るところとなり、翌朝愛子からは冷たい態度で拒絶されてしまう。

愛子とのやり取りを見ていた美保から仲介してあげると提案を受けた潤平は、別荘から程近い広場に連れて来られるなり自慰をして見せてと命じられる。勃起する筈もないペニスを口唇奉仕され寸止めを繰り返された潤平はやり返そうと美保と繋がるが、アクメを見せるものの一向に尽きない彼女の性欲に押し切られ騎乗位で跨がられると、すんでの所でペニスを抜かれちんぐり返しにされてセルフ顔射させられて弄ばれるのだった。

潤平は自分で何とかしようと講義の休憩時間に紗貴子に関係の清算を切り出すが、午後の講義が始まる10分間で舌で満足させられたらと条件を出され机の下に潜り必死に舌で秘所を愛撫する。しかしあと少しという所でゼミ生三人が紗貴子の部屋に来てしまい時間切れとなるものの、始めから仕組まれていたと気付き指も駆使し絶頂へ導く。紗貴子もその気ではないと落胆し部屋を出た潤平は皆で外出する前に恵里菜の部屋に連れ込まれ、魅力的な肢体に翻弄され遂に全員と関係を持ってしまう。

最終日の晩バーベキューの片付けを終えた潤平の前に美保が現れ、約束した通り愛子と話を付けるからその間に身体を洗うように告げられ浴室に向かうが、直後に美保がやって来て入浴しながら愛子と話をするからとサウナ室に追いやられる。以前から愛子に興味を抱いていた美保はここぞとばかりに熟れた女体に悪戯し、遂には四つん這いにして秘所を攻め立てて彼女に挿入願望を口にさせる。ここで選手交替とばかりに潤平が乗り込むとようやく美保と結ばれ、部屋に戻ると二回も情交を求めるのだった。

翌朝合宿の最終日に紗貴子たちと顔を合わせた潤平は前夜のあの声が聞こえたと冷やかしを受けるが、愛子が今すぐ離婚する気もないのだから気楽に楽しんではと提案を受ける。つまり自分たち三人もセフレにという厚かましさに辟易しながらも、潤平は断れずに乱交を受け入れる。
美保は愛子を奪うと貝合わせで絶頂へ導くと、すかさずディルドーを持ち出して休み無く疑似情交を始め、潤平は紗貴子や恵里菜と相次いで交わりながらも美保のテクニックに嫉妬を覚える。相次ぐ絶頂でおぼろ気な目をした愛子が見ている前で、潤平はかしずく三人の女たちの顔面に向けて盛大に精を放つのであった。

合宿から終えた数日後潤平の部屋に呼ばれた愛子は、自分の立場では責められないが潤平にはあの時きっぱりと乱交や浮気を断って欲しかったと不満を漏らす。謝罪の印だと何でも言う事を聞くと潤平に言わせると、用意したロープで手足を縛って身体のあちこちを嘗め回し快感を与える。更に求められるままに飲尿やアナル性交に応じた愛子に、潤平は実は他の三人よりもエッチなのではと戦慄を覚えるのだった。

【レビュー】

リアルドリーム文庫を始めとして他レーベルで活躍する作者が最も得意とする作風に沿う形で、本作も端的に述べるならば「男子が精を絞り取られる」展開をはらんだハーレム誘惑官能作品と言えるだろう。主人公に取ってはメインの人妻女子大生の愛子に対してはアプローチを掛ける側、後の三人は掛けられる側でもあり、総じて美味しいポジションである。

愛子は結婚した後で進学を決意した意志の強い性格でプレイボーイな夫の浮気を許さない一方で、性的にかなり仕込まれていて物語の終盤ではSっ気を見せたりもするし、主人公との愛を貫くため夫とは別れるという訳でもないようである。
そんな前提からか主人公の筆下ろしをする准教授の紗貴子も人妻ながらも浮気を楽しんでいるし、性的に偏った仕込まれ方を受けたゼミ生の美保、天然奔放な新入生の恵里菜も概ね同じ方向を示している。

唯一生真面目な主人公だけが空回りしているだけでなく、何だかマシーンのような扱いにも見えてしまうのがこの手の作風を読んでいつも気に掛かる点である。誰か一人でも処女だったり、性的にウブだったりすると見方も変わって来るのだが…。

tag : 社会人主人公 童貞

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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